陶芸では、一般的に粘土を使います。(陶器、土物とも言います。)
粘土以外に、磁器土を使う磁器が有ります。(石物と言われます。)
粘土には、紙粘土や、油粘土、樹脂粘土、銀粘土などの、種類が有りますが、陶芸では、
自然界に存在する、天然素材である粘土を使い、他の粘土は、置物、アクセサリー、遊び用に
使われ、焼き物の原料とは、区別します。
陶芸用の粘土や磁器土で、手(肌)が荒れる事は、ありません。
肌理の細かい粒子で、出来ている為、手触りが良く、水を含ませると、すべすべして、滑らかです。
粘土は、化粧品の中にも、微量含まれて居ます。それだけ安全と言う事です。
大抵の方は、陶器と磁器との差が、何処にあるのか、考えても居ないかも知れません。
1) 陶器と磁器の違い
前記の様に、原料の違いがあり、作品の性格や、焼成温度などに、差が有ります。
粘土は、質はともかく、色々な場所(普通の場所)に存在します。
磁器土は、陶石と言う特別な石を、砕き、粉にして、粘土状にした物です。
(勿論、陶芸材料店では、両方の土が、市販されています。)
① 可塑性(かそせい)
作品を作る際、粘りが有り、ひび割れしにくく、加工し易い性質を、可塑性といいます。
粘土は、磁土に対して、可塑性が大きいです。
即ち、作り易い事に成ります。
② 耐火温度
粘土は、1250℃程度で焼成する事が多いですが、磁土は、1300℃前後で、焼成します。
③ 作品の肉厚
磁器は、原料が石である為、粘土より強く、且つ高い温度で、焼成している為、
肉厚を薄く(軽く)作る事が出来ます。
(薄く作ると言うより、成形した作品を、削って薄くします。)
④ 粘土で作った作品は、磁器製より、保温効果が大きい。
粘土で作った作品は、肉が厚い為と、粘土中に微小な隙間が出来る為、熱を通し難くなります。
それ故、土鍋の様な作品には、向いています。
⑤ 磁器は白さが命です。
粘土は色々な不純物を、含んでいる為、なんらかの色が付きます。
それ故、作品を作る際、粘土に異物が入っていても、さほど問題に成りません。
一方、磁器の肌は、真っ白です。異物が入ると、一目で斑点として、表れます。
それ故、作品を作る際には、異物が入らない、環境を作らなければ成りません。
特に、鉄分を嫌いますので、鉄製の「かんな」などは、使えません。
又、色が白い為、絵が映えます。有田焼や、九谷焼が代表的な物です。
⑥ 磁器を扱う、陶芸教室等の、教えてくれる所は、ほとんど見受けられません。
それ故、磁器を作る人は、限られた人達とも、いえます。
陶器と磁器
粘土以外に、磁器土を使う磁器が有ります。(石物と言われます。)
粘土には、紙粘土や、油粘土、樹脂粘土、銀粘土などの、種類が有りますが、陶芸では、
自然界に存在する、天然素材である粘土を使い、他の粘土は、置物、アクセサリー、遊び用に
使われ、焼き物の原料とは、区別します。
陶芸用の粘土や磁器土で、手(肌)が荒れる事は、ありません。
肌理の細かい粒子で、出来ている為、手触りが良く、水を含ませると、すべすべして、滑らかです。
粘土は、化粧品の中にも、微量含まれて居ます。それだけ安全と言う事です。
大抵の方は、陶器と磁器との差が、何処にあるのか、考えても居ないかも知れません。
1) 陶器と磁器の違い
前記の様に、原料の違いがあり、作品の性格や、焼成温度などに、差が有ります。
粘土は、質はともかく、色々な場所(普通の場所)に存在します。
磁器土は、陶石と言う特別な石を、砕き、粉にして、粘土状にした物です。
(勿論、陶芸材料店では、両方の土が、市販されています。)
① 可塑性(かそせい)
作品を作る際、粘りが有り、ひび割れしにくく、加工し易い性質を、可塑性といいます。
粘土は、磁土に対して、可塑性が大きいです。
即ち、作り易い事に成ります。
② 耐火温度
粘土は、1250℃程度で焼成する事が多いですが、磁土は、1300℃前後で、焼成します。
③ 作品の肉厚
磁器は、原料が石である為、粘土より強く、且つ高い温度で、焼成している為、
肉厚を薄く(軽く)作る事が出来ます。
(薄く作ると言うより、成形した作品を、削って薄くします。)
④ 粘土で作った作品は、磁器製より、保温効果が大きい。
粘土で作った作品は、肉が厚い為と、粘土中に微小な隙間が出来る為、熱を通し難くなります。
それ故、土鍋の様な作品には、向いています。
⑤ 磁器は白さが命です。
粘土は色々な不純物を、含んでいる為、なんらかの色が付きます。
それ故、作品を作る際、粘土に異物が入っていても、さほど問題に成りません。
一方、磁器の肌は、真っ白です。異物が入ると、一目で斑点として、表れます。
それ故、作品を作る際には、異物が入らない、環境を作らなければ成りません。
特に、鉄分を嫌いますので、鉄製の「かんな」などは、使えません。
又、色が白い為、絵が映えます。有田焼や、九谷焼が代表的な物です。
⑥ 磁器を扱う、陶芸教室等の、教えてくれる所は、ほとんど見受けられません。
それ故、磁器を作る人は、限られた人達とも、いえます。
陶器と磁器