話が、横道にそれ、茶道具とは、直接関係無いのですが、茶香炉に付いて、お話致します。
近頃、茶香炉と言う言葉を、良く耳にし、私の教室でも、茶香炉を、ご自分で作る人が、増えています。
1) 茶香炉とは、茶の葉を、加熱する事で、発生する芳香により、心をリフレッシュさせる、
アロマ、リラクゼーション、グッズです。又、部屋の消臭にも、最適との事です。
① 茶を焙(ほう)じた時の、香ばしい芳香は、ピラジン系の香気成分(ピラジン、フラン、ピロール系)
ですが、青葉アルコールや、リナロールという名の、花香芳香成分と、作用して、これら成分は、
リラックス効果を、発揮します。
② 茶の種類は、普通の煎茶、又は、茎(くき)茶が良いそうです。(新茶なら更に、良い様です。)
勿論、茶香炉用の、お茶も販売されています。(茶香炉用は、飲用に適さない、お茶も有ります。)
) 茎茶を、少々湿らせ、アルミ箔をのせた受け皿に、置くと、青々とした新芽の香します。
茶の香りを、楽しみたい場合には、煎茶(新茶)を、 青々とした、芳醇な香りなら茎茶を 、
高い消臭効果を、得たい場合には、焙茶 (ほうじちゃ)を使うと、効果的です。
) 紅茶、挽いたコーヒー豆、ハーブ、ヒノキのチップや、柿の葉、ドクダミなど、代用茶として
用いられる葉は、どれも、それぞれ独特な、芳香があります。
) 焙じたお茶は、焙じ茶として、飲む事ができます。胃に優しいお茶です。
2) 茶香炉の構造
① 形は筒型、太鼓型、ドーム型、四角、その他、動物の形など、色々有り、各地の陶器の産地などで、
作られ、販売さています。
② 上部に、茶葉を入れる、小さな、浅い皿が有ります。
皿の大きさは、茶さじ1杯の茶葉を、薄く拡げる程度の、大きさです。
・ 取り外し可能な物と、本体と一体に成っている物が、あります。
③ 本体は、キャンドルを入れる、やや大きな孔と、炎が良く燃える用に、空気の対流を考え、数箇所に、
孔(透かし彫り)を開けます。自作で茶香炉を、作る際には、装飾の役目も有りますので、
好みの孔にします。又夜など、他の明かりを消すと、この孔から、光が漏れて来ますから、
その効果も考えて、孔を開けます。
・ 尚 火を使わずに、電熱で暖める、茶香炉も市販されています。安全面に優れていますので、
電熱式を、使われる方も、います。
3) 茶香炉を造る
① 全体の形を、決めます。
) 底はベタ、又は、脚付きにします。(ベタが多いです)
) 上部の皿は、本体と一体にするか、別にするかを、決めます。
) 香炉の側面に、透かしの孔を、開けますので、その模様を決めておきます。
② 香炉の大きさを、決める。
一般に市販されている、茶香炉の高さは、上皿まで、11~12cmの物が、多いです。
) 大切な事は、熱源(キャンドルなど)と、上皿との距離です。
遠いと、お茶が十分、熱せられず、香りが出ません。逆に、近過ぎると、お茶が焦げて
しまい、更に、皿の底に、煤(すす)が残り、火事の恐れもあります。
) キャンドルは、ホームセンターや、100円ショップで、茶香炉用として、市販されています。
(大きさは、径が4、高さ2cm程度で、アルミのッカプに、入っています。
10個で200円位です。)
・ アロマポット、タイプのアロマテラピーや、ティーライト、キャンドルなどの名前で、
市販されてもいます。
③ 電動轆轤でも、手捻りでも作る事が、出来ます。
) 本体を造り、更に、上皿を造り、キャンドルを載せる、柄の付いた容器を造ります。
本体は、キャンドルが、楽々入り、安定して置ける様に、底を広く取ります。
) 本体の側面に、孔を開けます。
火の付いた、キャンドルを入れるので、ドーム型の孔を、開けます。
使用する、キャンドルの大きさにも、よりますが、最低でも横幅6、高さも6cm位は、
必要です。
更に、空気が良く循環して、火が燃える用に、数箇所孔を開けます。
(熱が、本体内に、こもらない様にします。)
) 上皿は、底が平らで、立ち上げ部は、1~2cm程度で、別体で造る際には、
皿が動かない様に、本体にスッポリ嵌る凸(又は凹み)部を、設ける必要が有ります。
) キャンドルを載せる台も、市販されていますが、ご自分で、簡単に造れます。(手ひねり)
持ち易い様に、柄を付けます。
4) 茶香炉の使い方
① 茶匙1杯程度の、お茶を、上皿に置き、万遍無く、薄く拡げます。
② 台に載せた、キャンドルに、火を灯し、香炉の中に入れます。
火が遠い様でしたら、台の下に、スペーサーを置き、高さを調節します。
③ 5~6分すると、香りが、発生します。茶の色が、茶色に変色すると、香りは、少なく成ります。
新しい、お茶と交換して下さい。
④ 最後に、火を使いますので、ロウの蒸発で、異常燃焼が、起きない様に、十分注意して下さい。
以下次回に続きます。
近頃、茶香炉と言う言葉を、良く耳にし、私の教室でも、茶香炉を、ご自分で作る人が、増えています。
1) 茶香炉とは、茶の葉を、加熱する事で、発生する芳香により、心をリフレッシュさせる、
アロマ、リラクゼーション、グッズです。又、部屋の消臭にも、最適との事です。
① 茶を焙(ほう)じた時の、香ばしい芳香は、ピラジン系の香気成分(ピラジン、フラン、ピロール系)
ですが、青葉アルコールや、リナロールという名の、花香芳香成分と、作用して、これら成分は、
リラックス効果を、発揮します。
② 茶の種類は、普通の煎茶、又は、茎(くき)茶が良いそうです。(新茶なら更に、良い様です。)
勿論、茶香炉用の、お茶も販売されています。(茶香炉用は、飲用に適さない、お茶も有ります。)
) 茎茶を、少々湿らせ、アルミ箔をのせた受け皿に、置くと、青々とした新芽の香します。
茶の香りを、楽しみたい場合には、煎茶(新茶)を、 青々とした、芳醇な香りなら茎茶を 、
高い消臭効果を、得たい場合には、焙茶 (ほうじちゃ)を使うと、効果的です。
) 紅茶、挽いたコーヒー豆、ハーブ、ヒノキのチップや、柿の葉、ドクダミなど、代用茶として
用いられる葉は、どれも、それぞれ独特な、芳香があります。
) 焙じたお茶は、焙じ茶として、飲む事ができます。胃に優しいお茶です。
2) 茶香炉の構造
① 形は筒型、太鼓型、ドーム型、四角、その他、動物の形など、色々有り、各地の陶器の産地などで、
作られ、販売さています。
② 上部に、茶葉を入れる、小さな、浅い皿が有ります。
皿の大きさは、茶さじ1杯の茶葉を、薄く拡げる程度の、大きさです。
・ 取り外し可能な物と、本体と一体に成っている物が、あります。
③ 本体は、キャンドルを入れる、やや大きな孔と、炎が良く燃える用に、空気の対流を考え、数箇所に、
孔(透かし彫り)を開けます。自作で茶香炉を、作る際には、装飾の役目も有りますので、
好みの孔にします。又夜など、他の明かりを消すと、この孔から、光が漏れて来ますから、
その効果も考えて、孔を開けます。
・ 尚 火を使わずに、電熱で暖める、茶香炉も市販されています。安全面に優れていますので、
電熱式を、使われる方も、います。
3) 茶香炉を造る
① 全体の形を、決めます。
) 底はベタ、又は、脚付きにします。(ベタが多いです)
) 上部の皿は、本体と一体にするか、別にするかを、決めます。
) 香炉の側面に、透かしの孔を、開けますので、その模様を決めておきます。
② 香炉の大きさを、決める。
一般に市販されている、茶香炉の高さは、上皿まで、11~12cmの物が、多いです。
) 大切な事は、熱源(キャンドルなど)と、上皿との距離です。
遠いと、お茶が十分、熱せられず、香りが出ません。逆に、近過ぎると、お茶が焦げて
しまい、更に、皿の底に、煤(すす)が残り、火事の恐れもあります。
) キャンドルは、ホームセンターや、100円ショップで、茶香炉用として、市販されています。
(大きさは、径が4、高さ2cm程度で、アルミのッカプに、入っています。
10個で200円位です。)
・ アロマポット、タイプのアロマテラピーや、ティーライト、キャンドルなどの名前で、
市販されてもいます。
③ 電動轆轤でも、手捻りでも作る事が、出来ます。
) 本体を造り、更に、上皿を造り、キャンドルを載せる、柄の付いた容器を造ります。
本体は、キャンドルが、楽々入り、安定して置ける様に、底を広く取ります。
) 本体の側面に、孔を開けます。
火の付いた、キャンドルを入れるので、ドーム型の孔を、開けます。
使用する、キャンドルの大きさにも、よりますが、最低でも横幅6、高さも6cm位は、
必要です。
更に、空気が良く循環して、火が燃える用に、数箇所孔を開けます。
(熱が、本体内に、こもらない様にします。)
) 上皿は、底が平らで、立ち上げ部は、1~2cm程度で、別体で造る際には、
皿が動かない様に、本体にスッポリ嵌る凸(又は凹み)部を、設ける必要が有ります。
) キャンドルを載せる台も、市販されていますが、ご自分で、簡単に造れます。(手ひねり)
持ち易い様に、柄を付けます。
4) 茶香炉の使い方
① 茶匙1杯程度の、お茶を、上皿に置き、万遍無く、薄く拡げます。
② 台に載せた、キャンドルに、火を灯し、香炉の中に入れます。
火が遠い様でしたら、台の下に、スペーサーを置き、高さを調節します。
③ 5~6分すると、香りが、発生します。茶の色が、茶色に変色すると、香りは、少なく成ります。
新しい、お茶と交換して下さい。
④ 最後に、火を使いますので、ロウの蒸発で、異常燃焼が、起きない様に、十分注意して下さい。
以下次回に続きます。