染付けとは、呉須(コバルトを主にした、顔料)で、下絵を描き、施釉後、焼成し、藍色、青、または青紫に
発色させた、磁器のことです。
中国では、元代に盛んになり、青花(せいか)・釉裏青(ゆうりせい)と言います。
日本では、『染付け』と呼び、藍一色で、描かれた食器の、総称になっています。
どんな料理にも合い、使い易く、現在でも、多くの人に好まれています。
日本では、江戸初期の伊万里焼に、始まります。
(現在では、手描きは少なく、転写紙を使った、作品が多いです。)
・ 古染付けは、1620~1627年まで、中国の明の時代の景徳鎮で、製作された、磁器の器の事です。
(年号が、器に記されている為、確認できます。)
1) 日本からの注文品
古染付けは、大量生産の、碗や皿の他、茶人による、我が国からの、注文品で、懐石道具が有り、
後者が、人気の高い作品と成っています。現在でも、多くの名品が、伝わっています。
① 古染付けの、向付の特徴
) 陶器をモデルとした、発注品なので、磁器としては、かなりの厚手と、成ります。
) 形は、型抜きで、成形されています。
但し、型を外した後、作品を、一個一個手で、歪ませている為、揃いの器でも、若干形が
異なります。又、染付けの、絵付けも、各々変えている為、同じ物は、見受けられません。
② 古染付け、向付の形
向付の形は、実に多様で、変化に富みます。背の高い物、低い物から、蓋の付いた物や、
動物、植物などを、型取った物など、色々な形をしています。
) 動物では、獅子、鳳凰、象、馬、牛、兎、猿、鶏、蝉、蛍、蝶などで、
魚貝類では、魚、海老、法螺貝など
植物では、 筍(竹の子)、木の葉(一葉向付)、菊花、牡丹、茄子(なす)、蓮の葉、
桃果などで、その他、器物などでは、扇面(開扇、半開扇)、琵琶(びわ)などが、有ります。
) 古染付けの文様
人物、花鳥、山水などで、獅子、鳳凰、龍、鶴、千鳥、鷹、鹿、猿などが、モチーフになって
います。
) 手描きによる、絵付けで、濃淡を付けて、描いています。
又、吹墨(ふくずみ)と言う、技法を使った、作品も作られています。
以下次回に続きます。
発色させた、磁器のことです。
中国では、元代に盛んになり、青花(せいか)・釉裏青(ゆうりせい)と言います。
日本では、『染付け』と呼び、藍一色で、描かれた食器の、総称になっています。
どんな料理にも合い、使い易く、現在でも、多くの人に好まれています。
日本では、江戸初期の伊万里焼に、始まります。
(現在では、手描きは少なく、転写紙を使った、作品が多いです。)
・ 古染付けは、1620~1627年まで、中国の明の時代の景徳鎮で、製作された、磁器の器の事です。
(年号が、器に記されている為、確認できます。)
1) 日本からの注文品
古染付けは、大量生産の、碗や皿の他、茶人による、我が国からの、注文品で、懐石道具が有り、
後者が、人気の高い作品と成っています。現在でも、多くの名品が、伝わっています。
① 古染付けの、向付の特徴
) 陶器をモデルとした、発注品なので、磁器としては、かなりの厚手と、成ります。
) 形は、型抜きで、成形されています。
但し、型を外した後、作品を、一個一個手で、歪ませている為、揃いの器でも、若干形が
異なります。又、染付けの、絵付けも、各々変えている為、同じ物は、見受けられません。
② 古染付け、向付の形
向付の形は、実に多様で、変化に富みます。背の高い物、低い物から、蓋の付いた物や、
動物、植物などを、型取った物など、色々な形をしています。
) 動物では、獅子、鳳凰、象、馬、牛、兎、猿、鶏、蝉、蛍、蝶などで、
魚貝類では、魚、海老、法螺貝など
植物では、 筍(竹の子)、木の葉(一葉向付)、菊花、牡丹、茄子(なす)、蓮の葉、
桃果などで、その他、器物などでは、扇面(開扇、半開扇)、琵琶(びわ)などが、有ります。
) 古染付けの文様
人物、花鳥、山水などで、獅子、鳳凰、龍、鶴、千鳥、鷹、鹿、猿などが、モチーフになって
います。
) 手描きによる、絵付けで、濃淡を付けて、描いています。
又、吹墨(ふくずみ)と言う、技法を使った、作品も作られています。
以下次回に続きます。