わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

陶芸家を目指す 23 (陶芸教室を開く8)

2010-12-08 22:07:23 | 陶芸家を目指す
前回に引き続き、陶芸教室を、開く方法(準備)について、お話致します。

 ③ 教室の「システム」について

  ) 教室開催日時、教室の規約

   c) クラス(組)分け

     会員の技術によって、クラス分けする場合も有ります。規模の大きな教室では、並行して

     複数の、クラス持つ事が出来ますが、小さな教室では、時間帯や、曜日を変えて、幾つかの組を

     作る事も有ります。

   イ) 初級者、中級者、上級者の様に、技術のレベルによって、クラスを分ける場合もあります。

      教える側からすると、レベルが同じ様なので、教えや易いとも言えます。

      (但し、レベルの判定は、年数によるものか、自己申告なのか、教える側で、指定するのか、

      難しい問題とも言えます。)

     ・  初心者は、やや短い時間とし、上級者は時間を長くする方法も、有ります。

   ロ) 手捻りコースと電動轆轤コースに、分ける

      手捻りでは、一度に、割合多くの生徒を見る事が、出来ますが、電動轆轤の場合は、少人数

      (4~5人程度)の生徒を、見るのが精一杯です。(得に、初心者が多い場合・・)

   以上の様に、コースを分けた場合、曜日、時間、コースの組み合わせが、生じますので、或る意味

   複雑になり、面倒かも知れません。

 d) 規約について

   教室を運営していくと、色々な問題に、直面します。予め、規約などを、設けておけば、解決出来る

   事も多いです。主な問題として、欠席の処置、金銭的な物、その他が有ります。

  イ) 欠席の扱い

    振り替え出席を、認めるのか?

    ・ クラス分けされている場合: 無理な事(認めない)が多いです。

      この場合、振り替えとは、違うクラスに、出席する事に成ります。勿論、空きが有れば、

      可能ですが、

    ・ フリータイム制の場合: かなり融通が利きます。

      尚、振り替えの回数を、制限している所も、有ります。

    欠席した授業の代金は、返してもらえるのか? 月謝制の場合、返却は原則ありません。

      チケット制の場合には、この様な問題は、起こりません。

  ロ)当月を全休した場合: 

    月謝の半額を、受け取る所も有りますし、小額(千円程度)を、受け取る所や、前月までに、

    申し出れば、全額無料の所、無断欠席の場合には、月謝の全額を、支払う所等、色々有ります。

  ハ) 長期欠席者の処置(退会など)

    入会金は、半永久的な場合が、多いですが、長期(1年以上)欠席者は、退会と見なす所も、

    多いです。再入会の入学金は、正規の入学金の半額に、設定する場合も、有ります。

  ニ) 欠席者の作品の処置

    焼成済みの作品や、素焼の作品など、作品がそのまま、残って居る場合が、多いです。

    その作品をどうするかと言う事ですが、

   ・ 或る期間(例、6ヵ月)過ぎたら、廃棄処分にする。

   ・ 本人に、宅急便の着払いで送る。(素焼の物は、私の好みで施釉し、焼成する)

    などの方法があり、規約に盛り込んでおきます。

  ホ) 金銭的な規約は、前回までにお話した様に、授業料の納入方法や、焼き代を別にした時の、
   
    大きさ(寸法)と、金額を決めておく事です。

  その他、教室での決まり事は、教室内に貼り出して、周知徹底を図ります。

 ④ 募集広告

   人(会員、生徒)を集めるには、どうしても、広告宣伝が必要に成ります。

 以下次回に続きます。

 規約を作る
コメント
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