色の好みは、男女差、年齢差、地域差、人類差、民族差などによって、違いが有るといわれています。
1) 男女差について
① 成人の男女については、世界的に同じ様な傾向が、見られます。
一般的に、赤系統と青系統が、好まれています。
② 我が国では、赤、青の他に、白、黒の無彩色が加わります。
③ 女性は一般に、淡い明るい色を好み、男性は暗くて濃い色を好むのが、世界的に共通の様です。
又、女性は、ピンク系の色に、魅せられます。
④ この好みの差は、人類の進化の過程で、作られたものと、言われています。
即ち、男性が狩猟に従事し、女性が果実などの採取に従事した結果、赤く熟した果実に、敏感に
反応する必要が生じ、女性に好まれる色と、成ったとの説です。
⑤ 現在では、「男らしさ」、「女らしさ」の男女差が、ほとんど無くなって来ています。
その為、男女の好みも、接近し明確に、区別出来なく成っています。
2) 年齢差について
年齢差による、色の好みの研究も、色々な国で行われ、その報告も有ります。
① 生後6ヵ月の乳児でも、色の好みがあると言う、報告も有ります。
即ち、黄色(白)、ピンク、赤、橙(だいだい)の順で、好まれているそうです。
② 幼児(5~6歳児)では、純色を好む傾向に有ります。
男児では、青又は緑、黒を好み、女児では、赤、赤紫を好み、黄、橙、ピンクは、男女共通して
好まれています。成長と共に、男女差は、小さく成っていきます。
尚、幼児の好む色の順位は、黄、白、ピンク、赤、橙、青、緑、菫(すみれ)と成ります。
③ 50歳以降の人は、純色よりも、淡い明るい色を、好む様に成ります。
又、年配者は、渋い色(やや暗い色)を、好む様にも成ります。
成人の、嗜好色の順位は、青、赤、緑、白、ピンク、菫、橙、黄との事です。
3) 地域差について
我が国でも、関西と関東では、色の好みが違うと、言われています。
特に、ファッション関係の色では、同じブランド品でも、色によって関東、関西では、売れる色の
違いが、あるそうです。
以下次回に、続きます。
参考文献: 「色彩心理がすべてわかる本」山脇恵子著 (株)ナツメ社発行
色の好み 男女差 地域差
1) 男女差について
① 成人の男女については、世界的に同じ様な傾向が、見られます。
一般的に、赤系統と青系統が、好まれています。
② 我が国では、赤、青の他に、白、黒の無彩色が加わります。
③ 女性は一般に、淡い明るい色を好み、男性は暗くて濃い色を好むのが、世界的に共通の様です。
又、女性は、ピンク系の色に、魅せられます。
④ この好みの差は、人類の進化の過程で、作られたものと、言われています。
即ち、男性が狩猟に従事し、女性が果実などの採取に従事した結果、赤く熟した果実に、敏感に
反応する必要が生じ、女性に好まれる色と、成ったとの説です。
⑤ 現在では、「男らしさ」、「女らしさ」の男女差が、ほとんど無くなって来ています。
その為、男女の好みも、接近し明確に、区別出来なく成っています。
2) 年齢差について
年齢差による、色の好みの研究も、色々な国で行われ、その報告も有ります。
① 生後6ヵ月の乳児でも、色の好みがあると言う、報告も有ります。
即ち、黄色(白)、ピンク、赤、橙(だいだい)の順で、好まれているそうです。
② 幼児(5~6歳児)では、純色を好む傾向に有ります。
男児では、青又は緑、黒を好み、女児では、赤、赤紫を好み、黄、橙、ピンクは、男女共通して
好まれています。成長と共に、男女差は、小さく成っていきます。
尚、幼児の好む色の順位は、黄、白、ピンク、赤、橙、青、緑、菫(すみれ)と成ります。
③ 50歳以降の人は、純色よりも、淡い明るい色を、好む様に成ります。
又、年配者は、渋い色(やや暗い色)を、好む様にも成ります。
成人の、嗜好色の順位は、青、赤、緑、白、ピンク、菫、橙、黄との事です。
3) 地域差について
我が国でも、関西と関東では、色の好みが違うと、言われています。
特に、ファッション関係の色では、同じブランド品でも、色によって関東、関西では、売れる色の
違いが、あるそうです。
以下次回に、続きます。
参考文献: 「色彩心理がすべてわかる本」山脇恵子著 (株)ナツメ社発行
色の好み 男女差 地域差