出来上がった作品の、重さについて、述べます。
陶磁器類の、作品の重みは、重要な要素の一つです。
・ 必要以上に、重たい作品は、取り扱い、づらいです。又、陶器の場合、口縁が、薄過ぎると、
貧弱に見えますし、強度的にも、弱く成ります。(磁器の場合には、薄く造るのが、普通です。)
・ 重い又は、軽いと感じるのは、個人差も有りますが、その作品を見た瞬間、無意識に、その重さを
予想して仕舞い、実際に手に持った時と、予想値が、一致した場合、違和感は、ありません。
・ 予想値より、重いと、数値(目方)以上に、すごく重く感じます。
逆に、予想値より、若干軽くても、すごく軽く感じて仕舞います。
・ 公表されている、作品(国宝、重文、有名な作品、展覧会の入選作など)の紹介では、
縦、横(径)、高さは、表示されますが、重さが、表示されている物を、見た事も有りません。
手に取る事が出来ない、作品も、重さの表示が有れば、感覚的に、実感出来るのではないかと、
思います。重さの表示がない事が、大変残念な事です。
1) 予想値は、どうして決まるか?
重さは、作品の大きさ(体積)と、肉厚で決まります。(素地の種類も、若干関係します。)
大きさは、見れば解かりますが、肉厚の判断は、口縁の厚さで、全体の厚さを、判断する事に
成ります。(口縁の厚みが、作品全体の厚みと、同じならば、予想値との差は、出ません。)
2) 予想値と違う、結果と成るのは、口縁の厚さに、惑わされた結果です。
即ち、口縁が、薄造りの場合、全体が、薄いと判断します。厚造りの場合には、全体が厚いと
判断しがちです。
3) 作品の用途によっては、重い方が良い場合と、軽い方が良いが、有ります。
① 一般に、手に持って、移動しない作品(置物、飾り壷など)は、重くても、さほど問題に成りません。
花瓶など、水を入れて使う物は、水の重さも、加味されますので、若干軽い方が、喜ばれます。
② 食器類でも、肉厚を厚くして、豪華に見せる、皿や、ぐい呑み、なども有りますが、
一般的には、軽い方が、好まれます。
③ 口縁のみを、厚く造り、全体を薄く作ると、軽くて豪華に見せる事が、出来ます。
・ 特に、ご飯茶碗の様に、常に手に持つ物は、軽い事が、要求されます。
ご飯茶碗の重さは、大小が有りますが、底削りの終わった状態で、200g以内に、収める様に
したい物です。(尚、抹茶々碗の場合は、300gが、一つの目安に成ります。)
但し、手に持つ、湯飲み茶碗では、軽くて薄い物は、熱を通して、熱くなりますので、やや肉厚に
造る場合も有ります。
4) 初心者の作品が、重い訳。
以下次回に続きます。
陶磁器類の、作品の重みは、重要な要素の一つです。
・ 必要以上に、重たい作品は、取り扱い、づらいです。又、陶器の場合、口縁が、薄過ぎると、
貧弱に見えますし、強度的にも、弱く成ります。(磁器の場合には、薄く造るのが、普通です。)
・ 重い又は、軽いと感じるのは、個人差も有りますが、その作品を見た瞬間、無意識に、その重さを
予想して仕舞い、実際に手に持った時と、予想値が、一致した場合、違和感は、ありません。
・ 予想値より、重いと、数値(目方)以上に、すごく重く感じます。
逆に、予想値より、若干軽くても、すごく軽く感じて仕舞います。
・ 公表されている、作品(国宝、重文、有名な作品、展覧会の入選作など)の紹介では、
縦、横(径)、高さは、表示されますが、重さが、表示されている物を、見た事も有りません。
手に取る事が出来ない、作品も、重さの表示が有れば、感覚的に、実感出来るのではないかと、
思います。重さの表示がない事が、大変残念な事です。
1) 予想値は、どうして決まるか?
重さは、作品の大きさ(体積)と、肉厚で決まります。(素地の種類も、若干関係します。)
大きさは、見れば解かりますが、肉厚の判断は、口縁の厚さで、全体の厚さを、判断する事に
成ります。(口縁の厚みが、作品全体の厚みと、同じならば、予想値との差は、出ません。)
2) 予想値と違う、結果と成るのは、口縁の厚さに、惑わされた結果です。
即ち、口縁が、薄造りの場合、全体が、薄いと判断します。厚造りの場合には、全体が厚いと
判断しがちです。
3) 作品の用途によっては、重い方が良い場合と、軽い方が良いが、有ります。
① 一般に、手に持って、移動しない作品(置物、飾り壷など)は、重くても、さほど問題に成りません。
花瓶など、水を入れて使う物は、水の重さも、加味されますので、若干軽い方が、喜ばれます。
② 食器類でも、肉厚を厚くして、豪華に見せる、皿や、ぐい呑み、なども有りますが、
一般的には、軽い方が、好まれます。
③ 口縁のみを、厚く造り、全体を薄く作ると、軽くて豪華に見せる事が、出来ます。
・ 特に、ご飯茶碗の様に、常に手に持つ物は、軽い事が、要求されます。
ご飯茶碗の重さは、大小が有りますが、底削りの終わった状態で、200g以内に、収める様に
したい物です。(尚、抹茶々碗の場合は、300gが、一つの目安に成ります。)
但し、手に持つ、湯飲み茶碗では、軽くて薄い物は、熱を通して、熱くなりますので、やや肉厚に
造る場合も有ります。
4) 初心者の作品が、重い訳。
以下次回に続きます。
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