人間は、五感を通して、外からの情報を、得ています。
特に視覚による情報量は、全体の8割以上と、言われています。視覚の他、聴覚11%、嗅覚3.5%
触覚1.5%、味覚が1%程度と、されています。
陶磁器では、視覚と触覚が重要で、一部、焼きの加減を、指で弾きその音色で、判断しますので、聴覚も
使用します。
・ 陶磁器の、出来の良し悪しを、判断する方法も、色々有りますが、なんと言っても、色の良し悪しで
評価される事も多いです。勿論、使い勝手の良い作品も、大事ですが、使い勝手は、使ってみて
初めて判る物で、一目見て判るとは、限りません。
一目で判断すると成ると、形よりも、やはり色の良し悪しと、成ります。
・ 色の好みは、十人十色で、一概に良い色、悪い色と、区別する事は出来ません。
今回の「テーマ」は、その色について、お話したいと、思います。
1) 同じ色でも、人によって、見える色が違う(見え方が違う)
同じ色、例えば赤ならば、万人が同じ赤に、見える訳では有りません。
鮮明に赤く見える人、茶色がっかった赤に見える人、グレーを含んだ赤に見える人、黒っぽい赤に
見える人など、個人差が大きいそうです。それ故、貴方の見ている赤が、他の人も、同じ赤と
認識する事は、誤りともいえます。
① 色はどの様にして感じるのか?
人の目は、明るい所でしか、色を感じる事が出来ます。暗い場所では、明暗は判りますが、色は、
判別できません。明るい光の下で、色が感じられます。
) 色を感じる細胞が、目の網膜上の「中央か」に存在し、光に刺激され、脳に伝達されます。
) この細胞を、視細胞と呼び、600万~700万個あります。
赤色を感知する「L 錐体」、緑色を感知する「M 錐体」、青色を感知する「S 錐体}の三種の
視細胞が、有ります。割合は、6:3:1で、存在します。
尚、「R 錐体」「G 錐体」「B 錐体」と呼ぶ、呼び方も有ります。
) この三種類の組み合わせで、全ての色を、見分ける事が出来ます。
人は、1000万~750万種の異なった色を、見分けられると、言われています。
) この細胞は、生まれながらに、個人差があり、「L 錐体」が少ない場合には、赤をはっきり見る
事は、出来ません。又、全く無ければ、赤色を感知できません。逆に、他の人より視細胞が多い
場合には、赤の中にも、他の人より、多くの色々な赤を見る事が、出来るそうです。
同様に、緑色や、青色を感知する、視細胞の強弱により、緑色や青色がよく見えたり、
見えなかったりする様です。
) 尚、昔はこの様に、色が他の人と、大きく異なって見える人を、「色弱」と呼んでいましたが、
現在では、余り使われていません。
この様な方は、人種、民族、男女差によって、その割合が、若干異なります。我が国では、男子で
全体の5%(20人に一人)程度、女子で0.2%(500人に一人)の頻度で、発生するそ
うです。 又「色弱」の程度によっては、本人も気ずかない場合も有ります。それ故、同じ色が、
少々違って見えている事も、十分考えられる事です。
) 加齢や病気によっても、見える色が、変わる事が有ります。
加齢による白内障の為、目の水晶体が、黄変したり、白濁し、青系統の色が抜け落ち、赤っぽく
見えたり、黄色と白が、判別できなくなる事も有ります。
又、糖尿病網膜症などによる、網膜の病気にかかると、網膜の錐体の機能が、損なわれます。
特に、元々少ない青を感知する錐体は、被害が出やすく、青系の色が、感知できなく成ります。
以下次回に続きます。
色の見え方
特に視覚による情報量は、全体の8割以上と、言われています。視覚の他、聴覚11%、嗅覚3.5%
触覚1.5%、味覚が1%程度と、されています。
陶磁器では、視覚と触覚が重要で、一部、焼きの加減を、指で弾きその音色で、判断しますので、聴覚も
使用します。
・ 陶磁器の、出来の良し悪しを、判断する方法も、色々有りますが、なんと言っても、色の良し悪しで
評価される事も多いです。勿論、使い勝手の良い作品も、大事ですが、使い勝手は、使ってみて
初めて判る物で、一目見て判るとは、限りません。
一目で判断すると成ると、形よりも、やはり色の良し悪しと、成ります。
・ 色の好みは、十人十色で、一概に良い色、悪い色と、区別する事は出来ません。
今回の「テーマ」は、その色について、お話したいと、思います。
1) 同じ色でも、人によって、見える色が違う(見え方が違う)
同じ色、例えば赤ならば、万人が同じ赤に、見える訳では有りません。
鮮明に赤く見える人、茶色がっかった赤に見える人、グレーを含んだ赤に見える人、黒っぽい赤に
見える人など、個人差が大きいそうです。それ故、貴方の見ている赤が、他の人も、同じ赤と
認識する事は、誤りともいえます。
① 色はどの様にして感じるのか?
人の目は、明るい所でしか、色を感じる事が出来ます。暗い場所では、明暗は判りますが、色は、
判別できません。明るい光の下で、色が感じられます。
) 色を感じる細胞が、目の網膜上の「中央か」に存在し、光に刺激され、脳に伝達されます。
) この細胞を、視細胞と呼び、600万~700万個あります。
赤色を感知する「L 錐体」、緑色を感知する「M 錐体」、青色を感知する「S 錐体}の三種の
視細胞が、有ります。割合は、6:3:1で、存在します。
尚、「R 錐体」「G 錐体」「B 錐体」と呼ぶ、呼び方も有ります。
) この三種類の組み合わせで、全ての色を、見分ける事が出来ます。
人は、1000万~750万種の異なった色を、見分けられると、言われています。
) この細胞は、生まれながらに、個人差があり、「L 錐体」が少ない場合には、赤をはっきり見る
事は、出来ません。又、全く無ければ、赤色を感知できません。逆に、他の人より視細胞が多い
場合には、赤の中にも、他の人より、多くの色々な赤を見る事が、出来るそうです。
同様に、緑色や、青色を感知する、視細胞の強弱により、緑色や青色がよく見えたり、
見えなかったりする様です。
) 尚、昔はこの様に、色が他の人と、大きく異なって見える人を、「色弱」と呼んでいましたが、
現在では、余り使われていません。
この様な方は、人種、民族、男女差によって、その割合が、若干異なります。我が国では、男子で
全体の5%(20人に一人)程度、女子で0.2%(500人に一人)の頻度で、発生するそ
うです。 又「色弱」の程度によっては、本人も気ずかない場合も有ります。それ故、同じ色が、
少々違って見えている事も、十分考えられる事です。
) 加齢や病気によっても、見える色が、変わる事が有ります。
加齢による白内障の為、目の水晶体が、黄変したり、白濁し、青系統の色が抜け落ち、赤っぽく
見えたり、黄色と白が、判別できなくなる事も有ります。
又、糖尿病網膜症などによる、網膜の病気にかかると、網膜の錐体の機能が、損なわれます。
特に、元々少ない青を感知する錐体は、被害が出やすく、青系の色が、感知できなく成ります。
以下次回に続きます。
色の見え方
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