色は、人の心に働きかけ、色々な感情を、引き起こします。
人を和ませたり、安心させたりする色もあれば、人に嫌悪感を与えたり、「イライラ」と、不安にさせる
色も有ります。又、同じ色であっても、その時の気分で、受け取り方が、大きく異なる場合も有ります。
この様な、色と人との関りを、研究し解明する学問に、「色彩心理学」と言う分野が有ります。
この様な話も、追々、述べたいと、思っております。
先ずは、色についての基本的な事から、お話します。
2) 色は三つの要素で成り立っています。この要素を、属性といいます。
① 色み(色相): 赤、黄、緑、青、紫など、色そのものの事です。
② 明度: 色の明るさを表します。明度が、一番高いのは白で、一番低いのは黒です。
③ 彩度: 色相の鮮やかさです。彩度の高い色は、その色に他の色が、混入していない色で、他の色が
混じるに従い、彩度は低く成ります。
3) 有彩色と無彩色
上記、色の三属性の内、「明度」のみを持ち、他の「色相」と「彩度」を、持たないもので、白、
灰色、黒がそれです。
4) 色に名前を付ける(ここでは、陶芸に限定せずに、一般的に使用されている、色の名前です。)
名前の付け方には、大きく分けて、慣用色名と、系統色名が有ります。
① 慣用色名: 茜色(あかねいろ)、朱色、藍色(あいいろ)、象牙色、セピア、エメラルドグリーン、
空色など、日常で良く耳にする言葉で、動物、植物、染料、顔料、地名、人物、自然現象など
から、取り入れ、名付けたものです。
・ JIS(日本工業規格)では、「JIS慣用色名」として、147色の和名と、122色の外来語の
色名の、計269色を指定しています。
② 系統色名
基本色名10色(赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫)と、3種類の無彩色
(白、灰、黒)を基本とし、更に、明度や彩度を表す修飾語(薄い、濃い、明るい、暗い、
鮮やかな等)を、付け加えて全色を、表す方法で、JIS規格にも、有彩色260色、無彩色
90色、計350色が、設定されています。
例: 明るい赤、くすんだ青みの黄、等と表します。
* 参考資料として、陶芸に関係ありそうな、JIS慣用色名(和名のみ)を、以下に表記します。
紅赤、 えんじ(臙脂)、 茜(あかね)色 、 赤 、朱色、 鉛丹(えんたん)色 、とび(鳶)色
小豆(あずき)色、 弁柄(べんがら)色 、 海老茶 、 金赤、 赤茶 、 赤錆(あかさび)色 、赤橙
柿色 、 れんが(煉瓦)色 、 錆(さび)色、 桧皮(ひわだ)色 、 栗色 、 黄赤 、 橙色、茶色
焦(こげ)茶 、 褐色 、 土色、 小麦色 、 金茶 、 黄土色、 朽葉色 、 芥子(からし)色
黄色 、 ひわ(鶸)色 、 鶯(うぐいす)色 、 抹茶色 、黄緑 、 若草色、 萌黄(もえぎ)
草色 、 若葉色 、松葉色 、 白緑(びゃくろく)、 緑 、 緑青(りょくしょう)色 、 深緑
もえぎ(萌葱)色 、 若竹色 、 青磁色 、 鉄色、 青緑 、 錆浅葱(さびあさぎ)、 浅葱(あさぎ)色
水色 、 空色 、 青 、 濃藍(こいあい)、 露草色 、 紺青(こんじょう)、るり(瑠璃)色
紺色 、 藤色 、 藤紫 、 青紫 、 菫(すみれ)色 、 しょうぶ(菖蒲)色 、 江戸紫、 古代紫
なす(茄子)、 紫紺(しこん)、 あやめ(菖蒲)色 、 赤紫 、 胡粉(ごふん)色 、 象牙色
銀鼠(ぎんねず)、 茶鼠(ちゃねずみ)、鼠色 、利休鼠(りきゅうねずみ)、 鉛色 、 黒茶
墨 、 黒 、 鉄黒(てつぐろ)、 金色 、 銀色
以下次回に続きます。
色の三属性(要素) JIS慣用色名
人を和ませたり、安心させたりする色もあれば、人に嫌悪感を与えたり、「イライラ」と、不安にさせる
色も有ります。又、同じ色であっても、その時の気分で、受け取り方が、大きく異なる場合も有ります。
この様な、色と人との関りを、研究し解明する学問に、「色彩心理学」と言う分野が有ります。
この様な話も、追々、述べたいと、思っております。
先ずは、色についての基本的な事から、お話します。
2) 色は三つの要素で成り立っています。この要素を、属性といいます。
① 色み(色相): 赤、黄、緑、青、紫など、色そのものの事です。
② 明度: 色の明るさを表します。明度が、一番高いのは白で、一番低いのは黒です。
③ 彩度: 色相の鮮やかさです。彩度の高い色は、その色に他の色が、混入していない色で、他の色が
混じるに従い、彩度は低く成ります。
3) 有彩色と無彩色
上記、色の三属性の内、「明度」のみを持ち、他の「色相」と「彩度」を、持たないもので、白、
灰色、黒がそれです。
4) 色に名前を付ける(ここでは、陶芸に限定せずに、一般的に使用されている、色の名前です。)
名前の付け方には、大きく分けて、慣用色名と、系統色名が有ります。
① 慣用色名: 茜色(あかねいろ)、朱色、藍色(あいいろ)、象牙色、セピア、エメラルドグリーン、
空色など、日常で良く耳にする言葉で、動物、植物、染料、顔料、地名、人物、自然現象など
から、取り入れ、名付けたものです。
・ JIS(日本工業規格)では、「JIS慣用色名」として、147色の和名と、122色の外来語の
色名の、計269色を指定しています。
② 系統色名
基本色名10色(赤、黄赤、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫)と、3種類の無彩色
(白、灰、黒)を基本とし、更に、明度や彩度を表す修飾語(薄い、濃い、明るい、暗い、
鮮やかな等)を、付け加えて全色を、表す方法で、JIS規格にも、有彩色260色、無彩色
90色、計350色が、設定されています。
例: 明るい赤、くすんだ青みの黄、等と表します。
* 参考資料として、陶芸に関係ありそうな、JIS慣用色名(和名のみ)を、以下に表記します。
紅赤、 えんじ(臙脂)、 茜(あかね)色 、 赤 、朱色、 鉛丹(えんたん)色 、とび(鳶)色
小豆(あずき)色、 弁柄(べんがら)色 、 海老茶 、 金赤、 赤茶 、 赤錆(あかさび)色 、赤橙
柿色 、 れんが(煉瓦)色 、 錆(さび)色、 桧皮(ひわだ)色 、 栗色 、 黄赤 、 橙色、茶色
焦(こげ)茶 、 褐色 、 土色、 小麦色 、 金茶 、 黄土色、 朽葉色 、 芥子(からし)色
黄色 、 ひわ(鶸)色 、 鶯(うぐいす)色 、 抹茶色 、黄緑 、 若草色、 萌黄(もえぎ)
草色 、 若葉色 、松葉色 、 白緑(びゃくろく)、 緑 、 緑青(りょくしょう)色 、 深緑
もえぎ(萌葱)色 、 若竹色 、 青磁色 、 鉄色、 青緑 、 錆浅葱(さびあさぎ)、 浅葱(あさぎ)色
水色 、 空色 、 青 、 濃藍(こいあい)、 露草色 、 紺青(こんじょう)、るり(瑠璃)色
紺色 、 藤色 、 藤紫 、 青紫 、 菫(すみれ)色 、 しょうぶ(菖蒲)色 、 江戸紫、 古代紫
なす(茄子)、 紫紺(しこん)、 あやめ(菖蒲)色 、 赤紫 、 胡粉(ごふん)色 、 象牙色
銀鼠(ぎんねず)、 茶鼠(ちゃねずみ)、鼠色 、利休鼠(りきゅうねずみ)、 鉛色 、 黒茶
墨 、 黒 、 鉄黒(てつぐろ)、 金色 、 銀色
以下次回に続きます。
色の三属性(要素) JIS慣用色名
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