京都に住む愚息に二人目の孫が生まれ、孫に会うため京都に来る機会が増えました。
来るたびに半日ほど時間をこしらえ、京都散策をすると、門外漢の関東野郎も京都に興味を持つようになります。
2010年3月末は南禅寺かいわいの散策です。
新幹線を下り、地下鉄に乗って東西線に乗り換えて蹴上駅で下車しました。
荷物をコインロッカーに入れて地上に出て、南禅寺方面の看板に従うと、煉瓦造りのトンネルがありました。
(雄観奇想の扁額のあるトンネル)
雄観奇想という字はそのときは読めず、南禅寺方面はどう行くのかの看板もなかったのですが、このトンネルをくぐれば南禅寺方面に行けると直感しトンネルに入りました。
(あとで解ったのですが、これはインクラインをくぐるトンネルだったのですね。)
(さらにこれもあとから解ったのですが、このトンネルの煉瓦積の工法は、「ねじりまんぽ」という独特のレンガ構造だったのですね。撮った写真はそれが表現されているでしょうか?)
(トンネル内部)
トンネルを出ると右側に坂道があり、何となく上ると、上は公園になっていて噴水があり銅像がありました。
(噴水)
(田辺朔博士の銅像)
この銅像は田辺朔博士の像で、この道をたどったのは大正解で、ここで琵琶湖疎水のことを学ぶことが出来たのです。
(田辺朔顕彰碑)
今日以降そのにわか勉強の結果を綴ります。
琵琶湖疎水の事を何も知らない関東野郎は、学ぶうちにその壮大さに魅せられてきました。
「雄観奇想」の書は琵琶湖疎水建設に尽力した京都府知事・北垣国道の揮毫で、美しい景色は優れたアイデアから生まれると解釈されるとネットの検索で知ることが出来ました。
北垣知事と田辺博士の出会いはどんなだったのでしょうか?。
下記のホームページも併せてご覧下さい。京都を語るほど知識が無いので写真集です。
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