愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

鳴海宿(1) 名古屋市緑区

2013年05月23日 19時41分51秒 | 名古屋市緑区
5月20日(日)、仕事の関係で休みになったので、鳴海宿を訪ねることにしました。
鳴海宿は、緑区が「史跡めぐりコース」を紹介しているので、それに従がって回ってみることにしました。

浅間社は、一の鳥居が横向き?
はじめに訪れたのは浅間社。この神社は一の鳥居と二の鳥居が90度に折れ曲がっていました。一の鳥居からは二の鳥居に行くことができません。不思議でした。

火に関係する神の集まり
「秋葉神社」「浅間神社」と柱に書いてありました。

「秋葉神社」は、火伏せの神だそうです。また、「浅間神社」とは富士山信仰の神社だそうです。祭神は木花咲耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)だそうです。富士山と木花咲耶姫命がなぜ結びつくかといえば、木花咲耶姫命は、ニニギノ命の妻で出産するときに館に火をつけて出産したという話が古事記にあります。富士山は昔から活火山で知られています。両方とも「火」に関係が深いのです。「秋葉神社」も火の神様なので、「秋葉」「富士山」「木花咲耶姫命」の3つがうまく結びつきました。
扇川と手越川に囲まれた中島砦
不思議な浅間神社を後にして、扇川を南東に登っていきました。扇川と手越川が合流する地点付近に「中島砦跡」がありました。



とても小さなところで、中に石碑が一つ建てられていました。木の陰でよく分からなかったです。私有地のようで、「所有者のご好意で自由に見学ができます。」とのことでしたが、鍵がかけられていて、中に入ることはできませんでした。

しかし、地図で見ると扇川と手越川の合流点に位置しており、西側を川で守ることができるように考えられているなと思いました。