愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

有松界隈(2) 名古屋市緑区

2015年05月02日 07時13分15秒 | 名古屋市緑区

有松町の町並み

有松町は、その古い町並みが名古屋市都市景観条例で守られています。有松町で保護の対象となったものは、以下のようです。
岡家住宅、小塚家住宅、竹田家住宅、西町山車倉、服部家住宅、服部家土蔵(1992年指定)


服部幸平家の倉 絞問屋服部家から分家した家柄。明治時代中期。


こちらの建物が棚橋家住宅です。文化財の看板がありました。

棚橋家住宅主屋(旧 絞り問屋 大井桁 服部家の遺構 建築年代明治8年上棟)と記してありました。

こちらの建物は有松絞り井桁屋ですが、屋根に「うだつ」がありました。服部邸(愛知県指定文化財)


こちらは山車倉です。


以前、鳴海の宿ということで鳴海町を訪れたことがありましたが、雰囲気的にはこの有松町界隈が昔の面影をよく残していました。古都を散歩している感じでよかったです。

有松町界隈(1) 名古屋市緑区

2015年05月02日 00時02分53秒 | 名古屋市緑区

インターネット「楽天ICIBA」で売られている有松絞

4月26日、よく晴れた日曜日になりました。近くに散歩がてら出かけました。例によって「灯台下暗し」で、近くにすばらしい歴史遺跡がありました。「有松町」です。
有松町は、名古屋市緑区の一角です。

近くに、桶狭間古戦場跡があります。また西のほうに行けば、鳴海小作争議の場所があります。

「有松・鳴海絞会館」でもらったパンフレットによれば、有松町は慶長13年(1608年)絞開祖竹田庄九郎らによって誕生したそうです。尾張藩が有松絞を藩の特産品として保護し、竹田庄九郎を御用商人に取り立てたところから始まったそうです。

有松・鳴海絞会館

有松・鳴海絞会館の中にはいると、さっそく有松絞のいろいろなグッズが販売されていました。

2階へ上がるとビデオ視聴コーナー、資料館がありました。
絞のいろいろな模様を展示していました。

また、地域の方が絞をしている工程を実演してくれていました。たいへん細かい作業を、一日に10時間近く行っているとのことでした。また、手よりも足がしびれると、本音を明るく語ってくれました。

実演していただけた方は、玄関に名前がありました。