愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

城の会研修会(愛知県)1日目

2016年12月02日 14時01分23秒 | 日記
11月は、紅葉も美しく、城めぐりにはとてもいい季節です。私が入会している城の会では毎年秋11月に県外研修として2泊3日の旅行を行っています。

2016年度は愛知県に行きました。テーマは大きく3つあります。
①名古屋城の本丸御殿を見よう
②有名な古戦場を訪ねよう
③松平氏の故郷を訪ねよう

主な日程
11月18日(金)小牧山城、長久手古戦場、名古屋城
11月19日(土)桶狭間古戦場、松平郷、岡崎城
11月20日(日)東条城、西尾城、本光寺、長篠城、設楽原古戦場

愛知県には他に犬山城や吉田城、田原城さらに大給城、小原市場城、古宮城など見たいところ(見てほしいところ)は、いっぱいあるわけですが、きりがないのでテーマに沿って上記の見学地に絞ったそうです。

1日目
小牧山城
はじめに小牧山城に行きました。ところが、とんだハプニングがありました。沿道に、小旗を持った人たちがいっぱい並んでいるのです。まさか私たちを迎えてくれているわけではありません。天皇が小牧市に来られたそうです。小牧市役所やメナード美術館を訪問したそうです。小牧山城はちょうどその場所にあります。しかも時間帯も一致して、交通規制までありました。それで予定の時間がずいぶん狂ってしまいました。

天皇が来るのを待つ人々

予定では山頂にある模擬天守閣内の資料館を見学することになっていましたが、時間が取れなくなりました。

しかし、小牧山城の現在が分かりました。それは発掘調査をしているということです。直線的な大手道から天守に近づくと途中でジグザグな道になりますがその道の途中で「通行止め」がありました。理由がいいですね。「発掘調査のため」
石垣の調査でしょうか、なんにしても、小牧山城は今後新しい発見が期待されるということで、素晴らしいと思いました。

発掘現場の塀

さらに実際に発掘をしている現場もありました。

小牧山城の発掘現場。きっと石垣の調査だと思います。

また、小牧山全体を巡るように掘られた横堀も見ることができました。

小牧山城中腹の横堀

長久手古戦場
小牧長久手の戦いは地味ですが、家康にとっては重要な戦いだったようです。なんと言っても豊臣秀吉に負けなかった、そればかりか局地戦では勝っていた戦いだったのです。
秀吉死後、この負けなかったということが家康の権威付けに大きく作用しました。その負けなかった局地的戦いが長久手の戦いです。

長久手の戦いの石碑(2014年4月撮影)

名古屋城
次は名古屋城です

名古屋城天守閣

名古屋城ではまず本丸御殿を見学しました。相変わらずきれいな襖絵に圧倒されました。前回来たときは部屋の中に入れませんでしたが、部屋の中に入って見学できるように工夫されていました。おかげでより近くで襖絵を見ることができました。

今回はあえて二の丸の庭園に行きました。紅葉を見るためです。

二の丸庭園の紅葉①


二の丸庭園の紅葉②

名古屋城で整備してほしいところは二の丸庭園です。ここを整備すれば紅葉はもっときれいになると思いました。