愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

木戸城(3) 安城市

2019年09月18日 06時07分36秒 | 安城市
神社境内に入り南東の端に高まりがありました。調査報告書では発掘で確認された土塁との連続性がみられるとしたが、「明らかにできない」としています。土塁の跡だろうなあと思いました。


神社境内南東端の高まり

この高まりの奥はきれいな切岸になっていました。

神社西側の切岸

圧巻はこの神社の北側にある空堀です。結構深く良好な感じで残っていました。

北側の空堀(1)


北側の空堀(2)

この堀を見ただけでも来てよかったと思いました。

さて、上記概要図を見ると、神社の建物がちょうど堀の間に建っています。調査報告書では、神社の建物を建てるときに土盛りをしたのではなく、神社の建物の下は土橋だったのではないかと推測しています。なるほどなと思いました。

また、発掘で、建物跡(掘っ立て柱の穴)や柵跡が見つかったそうですが、埋め戻されていて、現場はどこかよく分かりませんでした。残念。

今回、発掘調査報告書を偶然見つけたおかげでおもしろい見学ができました。最初に書いたようにセトモノの知識を得ることに努力したいと思いました。

木戸城 おしまい
コメント
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