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2006年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム
以前から気になっている事がある。

「男って嘘が下手なのよねぇ~、女にそんな嘘は通用しないわよぉ!」

嘘がどうのこうのって話じゃない。
どうもこの“一括り感”に違和感を感じる。

まぁ、「こうだ!」と断定しているわけじゃなく、
傾向の話なんだろうけど、

“男とは”“女とは”

と一定の法則で言われても、

“「なんだかなぁ~」by 阿藤快”

ってな感じだ。

タニムラシンジが言っていた。

「僕は、女性、男性だけじゃなく、男男、男女、女男、女女の性別があると思う」

面白い発想だと思う。

テレビなんかで、それぞれの立場で言い争いをしている場面に遭遇するが、

(ほんとうに、そうかぁ?)

と思う。
どちらも自分に不都合な立場になると、巧妙な言い訳をしている。

血液型にしてもそうだ。

人間、四種類に分別なんて出来ないだろうと思う。
まぁ、これは話の“ネタ”としては、使えるし、
同じ血液型なら、盛り上げる事も出来るだろう。

ネットでの血液型診断が出来るらしい。

まずはインスピレーションで三枚の絵の一つを選ぶ。
そして、自分の血液型を入力。
すると、2枚の絵が表れるので、もう一度、印象に残る絵を選ぶ。

画面に自分の性格判断が表示される。
それを読んだ人の内、85パーセントが

「当たっている」

と解答したそうだ。

これには裏があって、表示される性格は、どの血液型を選んでも
同じモノが表示される。

同じモノなのに、

「当たっている」

と感じるらしい。

占いでもよくあるじゃないですか。

「あなたの家のには、古く大きな木が植えてありませんか?」

YESと答えれば

「やっぱり・・・・・」

NOと答えれば

「無くて良かった!」

と。

血液型にしても、性別にしても、
曖昧な部分を残しておくと、自分にとって耳障りの良い情報だけを
選んでいるだけではないかと思う。

結婚後も仕事をする女性も増えたし、主夫もまだまだ市民権を得たとは
言い難いが、抵抗感はなくなりつつある。

そんな状況でいつまでも

「女はこうなの!」「男はこうなんだぁ!」

と言われても、説得力は徐々になくなりつつあると思うんだけどな。


ただ、女性が嘘を見抜く力は改めて凄いとは思う。


(えぇー!? なんでわかったん?)


女性の才能と言うよりは、

ただ単に男が単純だと言う意見はこの際・・・