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忘れてましたよ

2008年11月08日 | 日記・エッセイ・コラム
『明日行ってきます。』
 
仕事帰り
雨が心細く降る中、帰路についた
いつも思うのだが、雨よ
降るならふる、降らないなら一滴もこぼさない
どっちかにして欲しいと思う 
 
とまぁ、空を睨みながら愚痴をこぼしていると
携帯が鳴った
郵便局に勤めるTYからの電話だった
毎年、年賀状を買っているが
今年もよろしく!って言う内容の電話だった
雨が降っていたから、早めに切って
ふたたびペダルを漕ぐ
少しでも濡れないようにと
フルスピードで飛ばしていると
またまた携帯がなった
今度はメールだ
 
緊急性はないと判断して、そのままペダルを漕ぐ
少し気になりかけた時、いつものスーパーが
見えたので、ビールでも買うついでに
メールの確認をしよと思いついた
すべりこむ自転車
颯爽と飛び降り、携帯を取り出してチェーック!
 
おぉ!ユキちゃんではないか
もしや、忘年会の確認かな?
受信ホルダーを開けてみると冒頭の言葉
 
(明日?どこへ?いくの?)
 
てっきり誰かと間違って送信したんだな察知
 
「どこへ?行くの?」
 
すぐに返信すると、たちまち返事が返ってきた
 
『TYと・・・』
 
とだけ書かれた短い文章が返ってきた
あぁ、なるほど
全ての謎がとけた
TYとユキちゃんは、よく二人で遊びに出かける
ふたりの豪遊は、馬鹿会の小旅行の
データとなって活かされる
 
「了解!行ってらっしゃい!」
 
気持ちよく送り出すメールを返すと
またまた間を空けずに返信が返ってきた
 
「誘ってくれって、前言ってたから・・・」
 
どうも、お誘いのメールだったようだ
そういえばそんな会話、したことがあった
ただ
 
『明日行ってきます。』
 
だけで全てを把握できるほど
僕も暇じゃないんだよね、これが
 
 


コメント
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