おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

200円の攻防

2016年03月22日 | 日記
話題にするには、些か時期を逸した気が
しないでもないが、あえて

「爆買い」

の話題を書き殴りたい

昨日、暇を持て余した午後
買い物でもしようかと近くのショッピングモールへ
車を走らせる

柄に似合わないウインドウショッピングというよりも
特段買うものもなかったので、
ブラブラと店内を彷徨うつもりでいたが、
イベント広場に駄菓子屋が出店していることに
気づいた

「思い出横丁」

暖簾が掛かった簡易的な店舗に
昔懐かしい駄菓子やオモチャがならんでいる

出掛けたのが午後というよりは若干夜に近く、
家族連れはフードコートに詰めていたり、
すでに家路についた後だったと推測するが
賑わいはさほどなかった

しかしその少ない人の中には
小さな買い物かごを手に
目を光らせている子どもたちがいた

『懐かしくはないよね?』

呟いてみる

久しく駄菓子屋に足を運んではいないが、
その駄菓子が今も売っているようには
見受けられない

駄菓子屋自体が少ない昨今、
コンビニでは並んでいないような
それこそ、僕が幼い頃に「主役」だったお菓子が
並んでいるのだ

姉妹がいろいろ吟味しながら
そんな駄菓子の山を前に、迷っている

「これは、いらない」

値段をみれば、10円の値札

そうか

金額が決まってるんかな?

自分勝手に想像してみると同時に、
そうだ、これが醍醐味だな!と、小学生当時を思い出した

ひとつひとつ、

「これ、なんぼ?」

駄菓子屋のおばちゃんに聞きながら
遠足のおやつ代「200円」の中でやりくりしたものだ

今でも時折、
嫁さんと値段設定を300円ほどにして
駄菓子屋での買い物を楽しむ時があるが
一度だけ、値段を気にすることなく買う

「大人買い」

をしたことがあったが、
その買い物がいつもと同じような興奮を
覚えなかったことを覚えている

今の財力なら、
駄菓子程度の金額、気にせずに買い物できるし、
なんなら、開封されていない予備の箱ごと
すべての味のガムを買うことだって
出来なくもない

あの姉妹の前でその行為におよべば
まさに「爆買い」をする、オッサン!ということ
なるだろう

それがたとえ羨望の眼差しであったとしても
僕に充実感はないだろう

駄菓子を爆買い!

本家・爆買いとは、まったく異なるレベルなれど、
やっぱり駄菓子は、自分の欲しい物を
決められた金額の中で買うことこそが、
醍醐味であり、正解だと
改めて思った

ちなみに僕が使った金額は
パラシュートソルジャー100円、ソフトグライダー200円
小石チョコ250円だった






コメント
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