おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

スイーツは甘いけれど

2016年03月24日 | 日記
餅は餅屋と言うけれど、
まさにそんな体験をしてきた

所属している某団体で、
町の活性化を狙って、地元産スイーツの開発に
取り組み始めたのは、一年ほど前

会議に会議を重ね、
ようやく昨年の11月にコンテストを開催し、
年が開けた今年1月、ついにその主力となる
スイーツが完成した

しかし

それを販売・展開するノウハウを持たない僕らは
町の飲食店に声を掛けた

主に喫茶店で、取り扱って欲しいと思いながらも、
町内のすべての店舗に声を掛けた

素人考えの企画ながら、
その趣旨をご理解いただき
今日の説明会にご出席いただき、
コンテスト入賞作品の試食もしていただいた

結果は

「・・・・・・」

プロの目と言うのは、やはり厳しかった

そりゃ、そうだ

僕たちの目の前にあるスイーツは
小さなものであるが、
それを新商品としてメニューの乗せれば
当然原価がかかり、
それを作る人件費にも跳ね返る

スイーツ一個とは、言えない重みが出てくる

「町をあげてのキャンペーンとして・・・・」

今後の展開を力説しても
やはり慎重になるだろう

説明会、試食会と和やかな雰囲気のまま
すべての段取りを終えたあとでも、
今後商品化するための障壁をひとつひとつお聞きした

「なるほど!」

その一言一言に頷いていると、
委員のひとりが呟いた

「商品として完成すれば、売れると思ってた」

スイーツコンテストを企画・開催するにあたって
少なからず、プロからの助言もいただいていたが、
それはコンテスト開催についてのアドバイスであって、
商品化すること前提としてものではなかったと
今更ながら、気付かされた

カフェでスイーツ

僕らから思えば、ケーキをメニューに加えてください!という
簡単なお願いに思えたが、まだまだ乗り越えるべき壁は
残されていると実感した

餅は餅屋

スイーツは喫茶店

プロの目は、そんなに甘く無い