おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

4年生の時だけでした

2024年06月06日 | 日記・エッセイ・コラム
それは四年生の時の話

授業中、一人の児童が手を挙げ、
「先生、オシッコ行ってもいいですか?」
と、確認をした

小学校入学以来、そう教わってきたから、
その児童は同じように先生に申し出た

しかし、その時の担任の返答は違った

「私がダメと言ったら貴方は我慢するんですか?」

言われた児童はもちろん、
周りの僕たちも困惑した

授業中にトイレに行かせてもらえない?
プチパニックになっていると、担任が続けた

「トイレに行ってきます!だけでいいですよ」

目から鱗だった

判断を相手に委ねるのではなく、
自分の行動を決めて報告すればいい

当時、そこまでの思慮はなかったが、
とにかく、確認しなくても
報告をすればいいんだと思った

そして月日は流れ1年後

「先生!トイレに行ってきます!」

と言った同級生は先生に

「行ってもいいですか?でしょ?」

と、注意された

もちろん、その担任、4年の時の担任とは違う

目から再び鱗

あぁ、常識ってのは、人によって違うんだと、
学ばせてもらった