未熟なカメラマン さてものひとりごと

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撮影日記:岡山市撫川・庭瀬を訪ねる

2013-02-19 22:24:55 | 撮影

RSKバラ園の冬ボタン 花の少ない季節には有難い存在です。

2月16日(土)岡山市の撫川・庭瀬を訪ねました。趣味で毎週1回の撮影を楽しみにしていますが、基本的には土曜日、天気が悪ければ日曜日になることもあります。月曜日から勤務のことを考えると、どうしても日曜日は家でゆっくりしたい、というのが本音です。
さて、被写体の少ないこの時期、各地の梅の名所が見ごろとなるのはまだまだ先で、場所の選定には苦労します。

 結局、今回は、岡山市撫川(なつかわ)のRSKバラ園の冬ボタンと、庭瀬の町並み、時間があれば吉備津神社を訪ねることにしました。RSKバラ園には、梅林に40株の冬ボタンが植えられています。それはそうと、寒ボタンと冬ボタンの違いをご存知でしょうか。ボタンの中には、二期咲き(早春と初冬)の性質を持つものがあり、このうち、低音で開花したものが寒ボタンです。きびしい冬を乗り越え、その開花率はわずか2割程度といわれています。一方、花の少ない冬に抑制栽培の技術を駆使して開花させたものが冬ボタンです。春夏に寒冷地で開花を抑制し、秋に温度調節をして冬に備える作業に丸2年を要します。ということで、冬ボタンはすべて人工的に咲かせているものなのです。

寒ボタンは、茎が細くて葉もほとんど出ていません。一方、冬ボタンは、青い長い茎とこの時季には不釣り合いな大きな緑の葉が特徴です。温室から取り出し、鉢ごと埋め込まれています。それでも、藁囲いがあれば、それらしい雰囲気も出るというものです。被写体としては冬ボタンですが、きびしい冬にひっそりと花を咲かせる寒ボタンにはどこか魅かれるものがあります。(といっても実際に見たことはありません)

梅林の梅は、まだ数輪しか開花していませんでした。撮影をしているとメジロの群れがやってきました。これはいいと思いましたが、密を吸う梅の花も開花していないせいか、カメラを構える前に、すぐ飛んで行ってしまいました。バラ園、他に入園者の姿は2組ほど、ドッグランの利用者も2組と、とてもさみしい園内です。出口付近で、中年の男性に声を掛けられました。「何か写すものがありましたか?」の問いに「冬ボタンと数輪開花した梅ですね」と答えましたが不思議そうな表情をされていました。このあと、車で庭瀬方面に向かいました。(つづく)



梅林では、わずか数輪しか咲いていませんでした。
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撮影日記 岡山後楽園の幻想庭園と笠岡湾干拓地のヒマワリ

2012-08-29 20:59:30 | 撮影

大勢の人で賑う展望台

撮影日記 笠岡湾干拓地のヒマワリ畑 8月16日(木)

8月の残暑きびしい中、折角の休日もなかなか出かける気力もなく家でじっとしていました。しかしHPもこのところ更新できていなくて、それなら近いところでと、笠岡湾干拓地の100万本のヒマワリ畑を撮影してくることにしました。井原の自宅から30分ほどの距離です。
例年なら、思い切り花を咲かせ一斉に同じ方向を向いている百万本のヒマワリ、青い空に映えて真夏の花にぴったりという印象ですが、当分の間、雨も降っておらず、時刻はお昼前頃のこの炎天下、あまり期待できないかもというのが正直なところでした。

 道の駅ベイファームの駐車場は、予想に反して満車状態でした。15日を過ぎて人出も少なくなっていると思ったのですが、なかなかそうではないようです。
 さて肝心のヒマワリですが、案の上ほとんどが頭を垂れていました。種をつけるとその重みで姿勢を維持できなくなるということもあるでしょう。すでに見ごろは過ぎていたようです。それでも折角なので、畑の中に入り、なんとか被写体となりそうな花を選んで撮影しました。
 花の中心部の種を意図的にとって、笑っている顔、怒っている顔を表現する、よく見る光景ですが、なかなか力作もあって楽しいものです。来年はもう少し早めに来ようと大いに反省した一日でした。




後楽園のビアガーデンで涼をとる人々

撮影日記 岡山後楽園幻想庭園(夜間特別開園)8月7日(火曜日)

岡山市へ出張に出た帰り、後楽園で幻想庭園をやっていることを思い出し、寄ってみることにしました。時刻は、夕方の7時頃、季節的に陽はまだまだ高く、灯りがともるまでには、もう少し時間がかかりそうでした。この幻想庭園、今や岡山の夏の風物詩になった感がありますが、始まったのは、2000年で、今年で早や13回目になるそうです。今年の日程を見ると、7月28日(土)から8月15日(水)で、夜の9時半頃まで開園しているようです。
入園口で、幻想庭園のうちわをもらいました。そのうちわに「年々去来の夏を忘るべからず」と小さく書いてありました。まだまだ明るいのでそれほどの人出はありませんが、中国や韓国の団体の観光客の姿が目立ちました。涼を楽しもうと浴衣や甚平姿の入園者も多く見受けられました。金曜日に浴衣姿で入園すると、入園料(大人400円)がタダになるそうです。いずれにしても涼しげで見ているだけでも気持ちいいですね。

お目当ては、庭園ビアガーデンのみという人もいて、ひたすら目的地に向かって歩いているひとの姿もあります。また、芝生の上にシートを敷いてお弁当を広げるファミリーなど、思い思いに、暑い夏の夕暮れの涼を楽しんでします。不思議なのは、蚊がいないことです。これは随分、助かりますね。
 さて、撮影ですが、この幻想庭園の一番の醍醐味は、幽玄の美といわれるLEDでライトアップされた庭園や、照明、蝋燭の明かりということになりますが、残念ながら三脚を持参していなかったので、逆に言えば明るいうちしか撮影できません。さらに最近、望遠レンズの調子が悪く、ピントが合いにくい状況です。そうこうしているうちに、照明が入り、いい感じになってきたところで、後楽園をあとにしました。


その他の画像はHPをご覧ください。
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やまびこ農園の花ハスは素晴らしい!(撮影日記7月22日)

2012-07-28 00:29:59 | 撮影

朝陽を受けて鮮明さが増す花ハス

今年も広島県世羅のやまびこ農園に花ハスの撮影に行ってきました。5時に起床、5時半に家を出発しました。日曜日の早朝、さすがにこの時間の交通量は少なく、いつもは渋滞にかかる府中市内もなんなく通過しました。それでも出発前からずっと気になっていることがありました。車のガソリンがあまりなかったことです。目盛はあと二つになっていました。走行可能距離は120キロと表示されていました。当初120キロもあれば十分に行って帰れるだろうという読みは、だんだん心細くなってきました。

途中に24時間営業のセルフ式ガソリンスタンドは、いくつかありましたが、ハス畑に朝陽が射しこむようになると撮影はかなり難しくなってくるので、少しでも早く現地に着きたいという思いがそれに勝っていたのです。それでも府中市内を過ぎるころには、走行可能距離は70キロになっていました。目盛はあと一つです。こうなると、この車も4年目になるけれども、ここまで少なくなって乗ったことは過去になく、果たしてこの数字は信用できるのだろうか、という疑心暗鬼にも陥って、最後には、いざとなればJAFか自動車保険のロードサービスでも呼べばいいやと居直る始末。おまけに、うっかりナビのとおり進むと、車が一台やっと通れる山道にも入ってしまいました。まさに踏んだり蹴ったりでしたが、何とか目的地に到着することができ、まずは一安心です。
そもそも焦りがいけないのだ、ここは撮影に集中して落ち着こうと思いました。

やまびこ農園は、今年で4年連続4回目になります。さすがに1.2年目ほどの感動はありませんが、無垢で大きな花を見ていると心が癒される感じがします。すでに車が5.6台停まっており、7.8人の先客がいました。カメラ教室の方々でしょうか。皆さん一列に並ぶ感じで三脚を構え、先生と思われる人からレクチャーを受けていました。このハス畑には、ハスが種類ごとに区分けして植えられていますが、全体的につぼみが目立ち、昨年に比べると少し開花が遅れているようでした。傾斜地にハスの大きな水田が4つ並んでいます。主に中の二つの畑に開花が見られました。いつも朝梅雨で靴やズボンのすそが濡れてしまうのですが、今回は長靴を用意していたのでその心配もありません。一番のお気に入りは、ミセスローカムという品種で、咲き始めの美しさは、まるで白桃のようです。

鳥の鳴き声が聞こえ、トノサマガエルが人の気配に驚き田んぼに飛び込んで「ポチャン!」と音がします。そばでウシガエルが「ゲーゲー」と低い声で鳴き、トンボが音もなく飛び交う、里山のなんだか懐かしい風景がそこにありました。
じっくり三脚もいいのですが、今回は心の余裕もなく手持ち撮影にしました。40枚ほど撮るとついに朝陽が射しみ始めました。射し込み始めのやわらかい光は、その瞬間しか味わえないようないい感じなのですが、朝陽がのぼってしまうとこれはいけません。コントラストが強すぎて撮影は難しくなってしまいます。気温も一気に上昇し始め、汗がじわっと出てきます。まさに、ジ・エンド。早々に引き揚げ帰ることにしました。
さて、心配なのは車のガス欠。まっすぐ家路を目指しますが、走行可能距離は見る間に少なくなって、府中市内に入ることには、30キロを切っていました。でも、ここまで来ると一安心、最初に出会ったセルフのガソリンスタンドで、とりもなおさず給油しました。あー、何とか間に合ったと、ほっとすると、自宅までのドライブは何と気持ちのいいことか。何事も事前の準備が大事。大いに反省のあった今日の一日でした。



熱心に撮影をするカメラマン
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北房のホタルはすごい!(岡山県真庭市北房地区、備中川のホタル))

2012-06-21 21:17:35 | 撮影

どこでもホタルを見ることができる備中川周辺

6月9日(土)、岡山県真庭市北房のホタルの撮影に出かけました。数日前のテレビの番組で、高梁市落合町福部のホタルが乱舞して見ごろと放送していたので、北房もそろそろではないかと思ったわけです。北房は、昨年に続き2度目の訪問です。昨年のあの感動は忘れることができません。いや、なんとすごかったことか。自宅を夕方の6時頃出発し、北房には7時半頃に着きました。指定の駐車場に誘導され、カメラと三脚、折りたたみイスを持って、ポイントまで歩いていきます。
駐車場からの所要時間は、約10分ほどです。このホタルの時季に合わせて、北房の町が主催する「ホタルの夕べin北房」は、次の週の6月16日でしたが、雨天の日には、ホタルは飛ばないそうで、もし来週天気が崩れれば、この日がラストチャンスかもと思い出かけました。(しがない会社勤めの身、週末しか休めません。実際に16日は大雨でした)

ホタルは、備中川のどこでも見ることができますが、私のポイントは橋を渡った対岸の山裾です。カメラをセットし、いすに座って、時を待ちます。ホタルの姿は、明るいので当然のことながらまったく見えません。ほんとに飛ぶのかな?と半信半疑にもなります。対岸の遊歩道は、そぞろ歩く大勢の見物客の姿が目立ち始めましたが、こちら側には、私の他には誰一人いません。
肝心の撮影ですが、昨年の反省を踏まえ、バルブモードにし、リモートスイッチをセットし、ピントを固定してスタンバイです。
最初のホタルの光を見つけたのが、7時45分頃。まだまだ周囲が明るいのではっきりとは見えませんが、目を凝らして、よくよく見ると、小さな灯りがゆっくり明滅しています。陽が完全に落ちた8時頃になるとその数が、次第に増えて行き、8時半頃になってやっとホタルが飛び始めました。
山裾にある山から流れ込む疎水(川と平行に土手の横にあり)周辺の草むらの中にも明滅が見られ、近くの木々にはホタルが停まり、まるでクリスマスツリーのように見えます。このころから、私の周辺にはわっと大勢の人がやってくるようになりました。足元が暗いので仕方ないといえば、そうなのですが、懐中電灯を照らす人、携帯電話で、停まっているホタルを撮影する人。どうもゆっくり撮影できる状態ではありません。今回は、30分ぐらい解放でじっくり撮ろうかと思っていましたが、このような余分な光が入るとなかなかそうも行きません。対岸の駐車場のヘッドライトがなかなか消えず、そのたびにレンズをかぶっていた帽子で覆いますが、うまくいったかどうか。

ホタルの数は、まだまだ増えていき、私の肩にも停まるほどに。正面の山にはエリアごとに集団で明滅する様子も見られました。結局、長時間のバルブ撮影はあきらめ、10数秒単位ぐらいで、何枚も撮る方法に変更しましたが、うまく撮れているかどうか。成果は、帰って見てみないとわかりません。気が付けばもう9時をとっくに過ぎていました。
明日は、美術館友の会の旅行で、早朝7時出発の予定です。いつまでも撮影をしているわけにはいきません。こうして、ホタルの乱舞が最高潮に続く中、北房をあとにしました。(肝心の撮影結果ですが、ほぼ全滅といっていいぐらい残念な結果でした。来年は、何とか時間を調整し、平日の人の少ないときを狙ってチャレンジしてみようと思います。)



撮影結果はほとんど全滅。残念な結果となりました。
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蕎麦の刈り取り作業と芳井地区の紅葉

2011-11-24 21:53:24 | 撮影

蕎麦の刈り取り作業

11月23日(水)私が加入している蕎麦オーナーの「いでたに」で蕎麦の収穫作業があり参加しました。天気予報は、午前中曇り、午後から一時雨の予報で、午後からの降水確率は50%でした。作業は午前中に終了の予定でした。“雨が降る前に終わればいいな”、と思った矢先、そろそろ着こうかというところで、無情にもフロントガラスにぽつぽつと雨が落ちてきました。“これでは中止かも”、と思いましたが、取りあえず現地に行ってみることにしました。
現地に到着したのが予定の10時ごろ、なんと代表のあいさつが終わり、小雨もなんのその、もう刈取り作業が始まっていました。私もマイ鎌で挑戦です。蕎麦の背丈はせいぜい30センチから40センチ。小さい頃、稲刈りを手伝ったときのことを思えば、“どうってことはない!”という感じですが、少し傾斜しているのと、先日来の雨で土が湿り、運動靴にべったり赤土が付いたりして、少し作業に手間取りました。
刈った蕎麦は、イネわらでくくり、竿にかけて干します。時間内に予定の刈取りは終了し、「向こうの畑も刈りましょうか!」と、余裕の会員たちでしたが、「いやいや、あとは自分でやりますから」と代表も遠慮気味。「会員の方には、農業体験を味わっていただき、収穫の喜びを感じとっていただければ、それだけで結構」というのが代表の思いなのでしょう。そういえば、種まきのときも、前日の大雨で作業ができず、焼き肉パーティだけで帰ったのでした。
さて、このあと全員でお昼の準備にとりかかりました。といってもほとんど用意はできており、軽トラから荷物を運ぶ程度です。本日は、代表も含めて13人。ぐるりと炉を取り囲んで鍋をいただきます。自家製のキノコをはじめ、いろんな材料を入れてあるので味は抜群。おにぎりやワインもあったりしてすぐにお腹も膨らみました。このあとは、大きな松の木の焚き木を囲んでワイワイガヤガヤ。10人以上集まれば、おもしろい話や情報交換、武勇伝も飛び交います。あっという間に1時間以上が経過し、このたび新しく蕎麦工房を立ち上げられた、先生の「お知らせのしるし」の打ち立てのそばをおみやげにいただいて、「いでたに」をあとにしました。次回はいよいよ蕎麦打ちの体験、上達に期待したいところです。



糸崎八幡神社の見事な紅葉

帰りに、三原地区・糸崎八幡神社の見事な紅葉が目に留まりました。この神社は渡り拍子で有名ですが、気にはなるものの一度も行ったことがありませんでした。道路から橋を渡りますが、その先、神社への道がありません。本当は参道があるのでしょうが、近道をしてしまいました。カエデは数本あり、そのうちの何本かが、紅く色づいていました。今年の紅葉は、今一つと撮影に出かける気力もなかったのですが、予定外の収穫に随分、得をした気分です。聞くところによると、この神社、その昔、広島県三原市からの落ち武者が住みつき、地名も三原に変えてしまったとか、三原には糸崎神社があり、この糸崎八幡神社も何か関係があるのかもしれません。


天神峡の紅葉

このあと、芳井の天神峡にも、帰り道なので寄ってみました。橋のたもとの、例年、紅く染まる二本のカエデですが、今年はさすがに発色がよくないようです。それでもせっかくだからと、車の往来を気にしながら道路側から覗きこむと、たった1本だけ紅いカエデがありました。これもうれしい予想外の収穫でした。このところ連日、夜の番組「ニュースステーション」でも京都の紅葉を放送していますが、どうも今一つのようです。今年の紅葉はこれで打ち止めにし、来年に期待することにしました。
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