未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県のアジサイの名所 倉敷市・安養寺を訪ねて 令和2年6月15日

2020-06-28 17:16:41 | 花の名所

安養寺多宝塔

吉備津神社のあじさい園でアジサイを堪能した帰り、倉敷市の安養寺を初めて訪ねました。安養寺というと、今年の1月、800年の歴史を持つ会陽(裸祭り)で有名な、美作市の安養寺を訪ねたばかりでした。
県内に2か所、同じお寺の名前があるということは、ひょっとして全国にはもっとあるはずと調べてみることにしました。(参考・ウイキペディア)

東北地方8、関東地方21、中部地方12、近畿地方19、中国地方3、九州地方3
ざっと数えただけでも、66カ寺、宗派もいろいろで特に繋がりもないようでした。
では、この「安養」にはどのような意味があるのでしょう?

安養浄土(あんにょう、あんよう)という世界があり、阿弥陀仏の極楽浄土のことを指しているようです。「往生した者は、心を安んじ、身を養う」ところから来ており、とてもありがたい言葉だということがわかりました。


駐車場付近のアジサイ






さて、この倉敷市の安養寺、宗派は高野山真言宗で、あじさい寺としても有名のようです。駐車場周辺にもアジサイがたくさん植えられていて、期待は膨らむばかり。
まず、参拝者がまず驚かされるのが、参道の石段の上の四脚門に鎮座する巨大な、毘沙門天です。
このような景観は見た記憶がありません。そし巨大な釣鐘もありました。



四脚門の上に巨大な毘沙門天



参道のアジサイ





梵鐘は11トン、中四国一の大きさだとか


前の池に浮かぶ六角の弁天堂

大黒天





庫裏に続く石段は歴史を感じさせる


鐘楼門に通じる参道








境内周辺のアジサイ



鐘楼門、綱がぶら下がっており、引っ張ると鐘を突くことができます。





鐘楼門を過ぎると、その先に本堂が見えています。
そこで、どこから出て来たのか、かわいいプードルが行ったり来たりと愛嬌を振りまいていました。
どうやらお寺で飼われているようですが、つい先日亡くなった我が家の愛犬のことを思い出し、とてもかわいらしく、いじらしく思えました。





朱色の多宝塔は高さ26m


なぜか栄西国師の像


茶室がありました


三十三観音様

境内の西にあるのが、宝物殿(成願堂)です。拝観者の方から「自由に入れますよ!」と教えていただき、せっかくなので入ってみることにしました。
国の重要文化財の2体を含め、平安時代の一木彫等身大の毘沙門天像36体がずらりと並び、厳かでかつ実に壮観です。
また境内で、特に目を引くのが、高さ26mの朱色の多宝塔です。年に数回公開されるそうですが、この種のものでこれだけ大きいものは、国内でもめずらしいそうです。



福山城跡の山道を進むと、目新しい建物がありました。


中を覗くと十数体の羅漢像


自由に拝観できる宝物殿、平安時代の毘沙門天像がずらり(撮影禁止)


狛犬の代わりでしょうか?







境内のいたるところに、アジサイが見え隠れします。
倉敷観光WEBによりますと、何と2000株とか。これは、吉備津神社のあじさい園1500株を上回っています。
吉備津神社のあじさい園のような、壮観さはありませんが、広い境内でお気に入りのアジサイを探してみるのも楽しいかもしれません。

(倉敷市内のアジサイの名所は、種松山公園西園地、住心院、安養寺 倉敷観光WEBより)
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岡山県のアジサイの名所 吉備津神社あじさい園を訪ねて 令和2年6月15日(月)

2020-06-25 23:10:37 | 花の名所

駐車場から回廊を望む


人影がない回廊


下ったところに人の塊が見える

昨年に引き続き、岡山市の吉備津神社を訪ねました。広い駐車場の回廊に一番近い場所に車を停めました。

重要文化財の回廊に人の姿はほとんどありませんでしたが、アジサイが咲く斜面の前あたりには、カメラ教室のお年寄りでしょうか。10人ほどの人の姿がありました。
実は、度々訪ねる吉備津神社にこのようなアジサイ園があるとは、昨年まで、つゆ知りませんでした。

回廊の脇にある石の鳥居の前の山の斜面、岩山宮へと続く急な勾配の参道の両側は、びっしりとアジサイで埋め尽くされています。
淡い紫色、ブルーや白が中心ですが、回廊の前には、やや濃い目の赤紫のものもあって、
それら全体が遠目に見るとハーモニーとなり美しいアジサイ園となっています。



石の鳥居が目印


岩山宮に通じる急な参道


一目1000株


密度がすごい

















あじさい園から本殿に向かう


回廊の起点


回廊が伸びる

散策には、傾斜のゆるやかな遊歩道もあって、周囲を気にせず、ゆっくり鑑賞することもできます。一番上の岩山宮から、参道を見下ろすと、カメラマンがカメラを構えて人がいなくなるのをじっと待っている様子が伺えます。
こちらのアジサイ、約1500株で、他と比べるとそれほど多い本数ではありませんが、傾斜に植栽されているところから、回廊からの眺めは、ひとめ1000株状態、圧巻となるのです。


国宝 本殿・拝殿

アジサイの撮影が終わったあと、せっかくなので、お参りして帰ろうと本殿に向かいました。
この本殿と拝殿は、1425年(室町時代)に再建され、国宝に指定されています。
この建築様式はわが国唯一のもので、「比翼入母屋造」または「吉備津造」ともいわれます。
また、この吉備津神社は、桃太郎伝説のモデルとなっており、全国的に有名な神社のひとつです。

境内には、樹齢約600年の大イチョウがあり、本殿・拝殿とセットで撮影されるところが多いようです。
また、意外と知られていないのですが、祈祷受付の建物の後ろに、山の斜面を取り込んだ、本格的な日本庭園もあり、みどころ十分です。



授与所


国宝・本殿は吉備津造


拝殿


日本庭園


池のコイ

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イングリッシュローズ 世羅高原花の森を訪ねて 広島県世羅町 令和2年6月9日

2020-06-19 22:00:22 | 花の名所








今年も世羅町のそらの花畑・世羅高原花の森を訪ねました。一昨年から連続3回目になります。
世羅ICからは、「ローズフェスタ」と書かれた看板が要所、要所に設置されているので、迷うことはありません。
当日の天気ですが、昨日に続き30度以上の真夏日でした。
バラは満開見ごろでしたが、この陽射しで少々ぐったりしているように思えました。
車の登録№を見ると、広島県、岡山県はともかく、島根県、鳥取県の車も随分目にしました。












この花の森、中国・四国地方では初のイングリッシュローズのバラ園です。
イングリッシュローズとは、1970年代に入ってから注目されるようになった、比較的新しいブランドです。
オールドローズと、モダンローズであるハイブリット・ティーやフロリバンダを交配することによって生まれました。 オールドローズの可憐な魅力と香り、モダンローズの豊富な色と四季咲き性、両方の良さを併せ持つのが魅力です。
そして、この魅力は「株元からこんもりと優しく茂るシュラブ樹形」「丘に満ち溢れる華やかな香り」「風にそよぐように咲く優しいロゼット咲き」の三つに代表されます。

この日は、平日の火曜日、私は、たまたまお休みがとれたので訪問可能となったのですが、この日の入園者は高齢の方が目立ちました。
世羅町でも最も標高の高い場所に位置し、ゆるやかな斜面に、135種7150本のイングリッシュローズと、100種類以上の宿根草と紅葉樹木のハーモニーは圧巻です。



















株式会社世羅高原農場は、この世羅高原花の森を含め3つの花観光農園を運営しています。
(世羅高原農場)世羅町別迫1224-11

 春には800本の枝垂れ桜、日本最大級300品種75万本のチューリップ、夏には、60品種100万本のひまわり、秋には30品種1万2000株のダリアと西日本最大級のガーデンマム

(Flower Village花夢の里)世羅町上津田3-3

 西日本最大級45万株の芝桜と100万本のネモフィラ

(そらの花畑 世羅高原花の森)世羅町戸張空口1405

135品種7,100株のイングリッシュローズ


カメラマンには、有難い花の被写体の宝庫です。冬を除く各シーズンに西日本各地から訪れる客は、年間30万人、全国でも最大級の規模となっています。
一度訪ねてみませんか?











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ひるぜん・大山 絶景スポットを巡る 令和2年6月8日(月)

2020-06-15 07:46:21 | 撮影
梅雨入り前の、目の覚めるような素晴らしい青空でした。これは出かけるしかないと、被写体を求めて、久しぶりに県北方面に遠出をすることにしました。
今回は、蒜山、大山の絶景を巡る旅です。最初に向かったのが蒜山(ひるぜん)です。


岡山県「蒜山高原」

□三木ヶ原の白樺の丘

白樺の木が立ち並ぶ小高い丘からは開放感ある高原風景を望むことができます。
この日もお弁当を広げながらのんびり、ゆったりとした時間を過ごす人々がいました。




□ひるぜんワイナリー

ヨーロッパにはない、日本固有の種、ヤマブドウのワインを中心に展開する、ひるぜんワイナリー。



□ひるぜんジャージーランド

新型コロナウイルスの影響で休止していた“ひるぜんジャージーランド”が再開され、広々とした牧草地でジャージー牛が草をはむのどかな光景を観光客が楽しめるようになりました。
 牧草地では生後20カ月前後の妊娠中の雌7頭が心地よさそうに寝そべったり、のんびりと草を食べたりしていました。








□鬼女台(きめんだい)展望台

鳥取県と岡山県の県境に立つ絶景スポット。蒜山大山スカイラインの途中、標高900mの高台にあります。
北を見れば雄大にそびえる鳥取県の名峰・大山を軸にした烏ヶ山、象山、擬宝珠山などの山並みが広がり、振り向けば緑の高原地帯に描き出される蒜山一帯を一望できます。





こちらは蒜山方面

鳥取県 江府町、伯耆町、大山町

江府町(奥大山)と大山

□鏡ヶ成 休暇村・奥大山と烏ケ山(からすがせん)

烏ヶ山を望みながらの新緑の高原美を楽しめます。駐車場側の高台からの撮影がベストポイント。
春は芽吹き、涼しい夏はキャンプ、秋はトレッキング、冬はスキーを楽しめます。
標高920mに位置する休暇村奥大山の園地はまさに大自然の宝庫。カタクリやマツムシソウ、その他希少な湿原植物に出会う事が出来ます。





草原の木陰で憩う人々

□茅葺き屋根と大山南壁

御机地区にある茅葺き屋根の小屋は田舎風景の象徴。田植え風景とのコラボは初夏の風物詩です。









□木谷沢渓流

エバーランド奥大山から県道をはさんだ森の奥、ひっそりとした散策道を進むこと数分、耳に届けられるせせらぎの瀬音、そして森に住む小鳥たちの鳴き声。目の前に広がる時間はまさに別世界です。





□大山一の絶景スポット 鍵掛峠

徐々にブナの葉が芽吹きはじめ、鮮やかなグリーンに染まるのがこの時期。
江府町側、南壁を眺める一番の絶景ポイントが標高約910mに位置する「鍵掛峠」。
手前に大山のシンボル・ブナ林の絨毯が広がり、その奥に壁のように立ちはだかる大スケールの南壁。露出する山肌と中腹から続く新緑とのコントラストは大山でも屈指の絶景ポイントです。








「伯耆町と大山」

□桝水高原

大山の西麓に広がる高原が桝水高原(ますみずこうげん)。北壁が印象的な大山寺周辺、南壁が立ちはだかる鍵掛峠とは異なり、富士のような裾野を美しく広げる大山を間近に仰ぐことができる絶景の地です。昆虫や野鳥、植物の宝庫で、お花畑やブナ林のハイキング、山菜摘みなど大自然を満喫できます。6月初めには、渡りをするチョウで知られるアサギマダラを目にすることができます。





□伯耆富士

南壁、北壁の険しい表情とは対照的に、桝水高原を中心とする西側斜面は比較的なだらかで、火山の面影を残して美しく、やさしいフォルムを構築。
大山の名は、別名“伯耆富士”。その名前にピッタリと当てはまる場所こそ、この西側の山容ではないでしょうか。
米子自動車道の溝口インターチェンジから車で近い場所に位置しています。





□地蔵滝の泉

「平成の名水百選」にも選ばれた大山の恵みの水。
佐陀川ほとりにある名水の里「地蔵滝の泉」。この湧水は、平成20年環境省「平成の名水百選」に選ばれました。 かつては昼でもうす暗い森林に覆われ、5メートルほどの滝でしたが、昭和34年の伊勢湾台風に伴う豪雨等で崩壊し、現在の状態となっています。

 地蔵滝から湧き出る水は、年間を通じて11度に保たれ、日量19.4万トンにもなります。八郷水道(370世帯)に供給されるほか、約200ヘクタールの灌漑用水としても利用され、ここで生産される八郷米は良食味米として極めて高い評価を得ています。

地蔵滝の泉は、大山道(丸山道)沿いにあって、古くから参詣者や博労、牛馬が立ち寄って喉を潤し、気力回復して大山寺をめざす憩いの場として知られた名泉です。






「大山町と大山」

□大山・駐車場から見る大山北壁

大山レジャーの拠点とも言える場所。バスの停留所、一般駐車場も兼ね備え、ココから大山レジャーがスタート。
古くは徳川八代将軍吉宗(享保15年)の頃、大山の祭日を期して牛馬市を開いたのが大山牛馬市の起源で、その最盛期の明治36年頃には年5回も市が開催され、売買された頭数は1万頭に及んだそうです。
現在この場所は駐車場や様々なイベントやお祭りに使われています。





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