未熟なカメラマン さてものひとりごと

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ひるぜん・大山 絶景スポットを巡る 令和2年6月8日(月)

2020-06-15 07:46:21 | 撮影
梅雨入り前の、目の覚めるような素晴らしい青空でした。これは出かけるしかないと、被写体を求めて、久しぶりに県北方面に遠出をすることにしました。
今回は、蒜山、大山の絶景を巡る旅です。最初に向かったのが蒜山(ひるぜん)です。


岡山県「蒜山高原」

□三木ヶ原の白樺の丘

白樺の木が立ち並ぶ小高い丘からは開放感ある高原風景を望むことができます。
この日もお弁当を広げながらのんびり、ゆったりとした時間を過ごす人々がいました。




□ひるぜんワイナリー

ヨーロッパにはない、日本固有の種、ヤマブドウのワインを中心に展開する、ひるぜんワイナリー。



□ひるぜんジャージーランド

新型コロナウイルスの影響で休止していた“ひるぜんジャージーランド”が再開され、広々とした牧草地でジャージー牛が草をはむのどかな光景を観光客が楽しめるようになりました。
 牧草地では生後20カ月前後の妊娠中の雌7頭が心地よさそうに寝そべったり、のんびりと草を食べたりしていました。








□鬼女台(きめんだい)展望台

鳥取県と岡山県の県境に立つ絶景スポット。蒜山大山スカイラインの途中、標高900mの高台にあります。
北を見れば雄大にそびえる鳥取県の名峰・大山を軸にした烏ヶ山、象山、擬宝珠山などの山並みが広がり、振り向けば緑の高原地帯に描き出される蒜山一帯を一望できます。





こちらは蒜山方面

鳥取県 江府町、伯耆町、大山町

江府町(奥大山)と大山

□鏡ヶ成 休暇村・奥大山と烏ケ山(からすがせん)

烏ヶ山を望みながらの新緑の高原美を楽しめます。駐車場側の高台からの撮影がベストポイント。
春は芽吹き、涼しい夏はキャンプ、秋はトレッキング、冬はスキーを楽しめます。
標高920mに位置する休暇村奥大山の園地はまさに大自然の宝庫。カタクリやマツムシソウ、その他希少な湿原植物に出会う事が出来ます。





草原の木陰で憩う人々

□茅葺き屋根と大山南壁

御机地区にある茅葺き屋根の小屋は田舎風景の象徴。田植え風景とのコラボは初夏の風物詩です。









□木谷沢渓流

エバーランド奥大山から県道をはさんだ森の奥、ひっそりとした散策道を進むこと数分、耳に届けられるせせらぎの瀬音、そして森に住む小鳥たちの鳴き声。目の前に広がる時間はまさに別世界です。





□大山一の絶景スポット 鍵掛峠

徐々にブナの葉が芽吹きはじめ、鮮やかなグリーンに染まるのがこの時期。
江府町側、南壁を眺める一番の絶景ポイントが標高約910mに位置する「鍵掛峠」。
手前に大山のシンボル・ブナ林の絨毯が広がり、その奥に壁のように立ちはだかる大スケールの南壁。露出する山肌と中腹から続く新緑とのコントラストは大山でも屈指の絶景ポイントです。








「伯耆町と大山」

□桝水高原

大山の西麓に広がる高原が桝水高原(ますみずこうげん)。北壁が印象的な大山寺周辺、南壁が立ちはだかる鍵掛峠とは異なり、富士のような裾野を美しく広げる大山を間近に仰ぐことができる絶景の地です。昆虫や野鳥、植物の宝庫で、お花畑やブナ林のハイキング、山菜摘みなど大自然を満喫できます。6月初めには、渡りをするチョウで知られるアサギマダラを目にすることができます。





□伯耆富士

南壁、北壁の険しい表情とは対照的に、桝水高原を中心とする西側斜面は比較的なだらかで、火山の面影を残して美しく、やさしいフォルムを構築。
大山の名は、別名“伯耆富士”。その名前にピッタリと当てはまる場所こそ、この西側の山容ではないでしょうか。
米子自動車道の溝口インターチェンジから車で近い場所に位置しています。





□地蔵滝の泉

「平成の名水百選」にも選ばれた大山の恵みの水。
佐陀川ほとりにある名水の里「地蔵滝の泉」。この湧水は、平成20年環境省「平成の名水百選」に選ばれました。 かつては昼でもうす暗い森林に覆われ、5メートルほどの滝でしたが、昭和34年の伊勢湾台風に伴う豪雨等で崩壊し、現在の状態となっています。

 地蔵滝から湧き出る水は、年間を通じて11度に保たれ、日量19.4万トンにもなります。八郷水道(370世帯)に供給されるほか、約200ヘクタールの灌漑用水としても利用され、ここで生産される八郷米は良食味米として極めて高い評価を得ています。

地蔵滝の泉は、大山道(丸山道)沿いにあって、古くから参詣者や博労、牛馬が立ち寄って喉を潤し、気力回復して大山寺をめざす憩いの場として知られた名泉です。






「大山町と大山」

□大山・駐車場から見る大山北壁

大山レジャーの拠点とも言える場所。バスの停留所、一般駐車場も兼ね備え、ココから大山レジャーがスタート。
古くは徳川八代将軍吉宗(享保15年)の頃、大山の祭日を期して牛馬市を開いたのが大山牛馬市の起源で、その最盛期の明治36年頃には年5回も市が開催され、売買された頭数は1万頭に及んだそうです。
現在この場所は駐車場や様々なイベントやお祭りに使われています。





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星の町 美星町の天の川まつり 令和元年(2019)8月10日(土)

2019-08-15 10:09:14 | 撮影
毎年、岡山県井原市美星町の“星の郷青空市”周辺で開催される天の川まつり(今年は第21回)に久しぶりに出かけることにしました。少しカーブし、緩い傾斜のある通称“星の郷街道”に天の川に見立てて並べられる無数の灯ろうの幻想的な灯りを撮りたいと思ったからです。
思えば、昨年は西日本豪雨の関係で止む無く中止となりました。灯ろうの数ですが、過去のデータでは、2532個、来場者は約8000人ということです。

当日は、三脚持参の多くのカメラマンの姿が目立ちました。
まつりは、夜の6時からとなっていますが、私が到着したのは7時ごろ、駐車場は美星中学校南側グラウンドに誘導されました。

会場では、すでに盆踊りが行われていて、夜店には、食べ物、飲み物を買い求める人の行列ができていました。
星の郷街道には、すでに願いが書かれた灯ろうが無数に並ばれていました。蝋燭には火がつけられていたようですが、まだ明るかったので、被写体とはなりえません。

時間が来るまで、焼きおにぎり、牛串などを買って腹ごしらえをし、時を待ちます。
青空市建物内では、子ども神楽が行われ、北側の空き地では、女性ユニットのライブが行われていました。
そうこうしているうちに、陽が沈みかけ、西の空に美しい夕焼けも見えて、とても幻想的でした。
すっかり、陽が落ちたので、お待ちかね灯ろうの並んでいる“星の郷街道”へ移動です。
実はここでの撮影でとても難しいことがあります。会場内に自由に立ち入ることができるため、それらの人が障害となって、なかなかいいアングルで写真を撮ることができないのです。
その時が来るまでひたすら待つしかないのですが、それも限界があります。
また、気づかないうちに、自分自身が邪魔をしていることもありました。

もうひとつ残念なのは、灯ろうが無造作に並べられていることです。一定の条件のもとで並べられ、通行は側道に限定すると、さらに美しい天の川が見られるのではないでしょうか。
カメラマンにとっても、ストレスなくさらに美しい天の川の写真が撮れるに違いないと思うのです。

会場では、灯ろうの焚き上げ、打上花火と9時半まで行事が続きますが、目的を終えたので8時半ごろ会場をあとにしました。



午後7時ごろ、いざまつり会場へ 道路にはすでに灯ろうが並べられています。


西側から見た会場。美星らしい空がきれいです。踊り連に市長の姿が見えました。


歩道の縁に座ってまつりを楽しむ人たち


東の空にお月さまが見えました。


夜店には長い行列ができていました。


西の空には美しい夕焼けが見えました。


夕焼けに盆踊りの櫓が幻想的です。


ライブ会場の向こうにくっきり天の川


福山市からやってきた女性ユニット


星の郷青空市の建物内では、子ども神楽が行われていました。


灯ろうを天の川に見立てています。下り方面の様子です。


登り方面(北)の様子です。


灯ろうだけを撮るのは至難の技です。障害物(人)が無くなるのをじっと待ちます。


まるで灯ろうが川を流れているようです。


右側のドームは中から照明が当てられていて色が変化します。
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君田町のヒマワリ畑 広島県三次市君田町 平成27年7月20日(月)

2015-07-26 22:21:13 | 撮影

君田町最大のヒマワリ畑 藤兼地区

世羅町・やまびこ農園の花ハスを見たあと、君田町のヒマワリ畑に向かいました。ありがたいことに空は真っ青なブルーでまさに夏空、ヒマワリとの組み合わせは期待できそうです。

この君田町のヒマワリ、もともと休耕田を利用し町の活性化にと始められたもので、町内の各地に植えられました。規模は毎年拡大し、現在では合わせて100万本、中国地方を代表するヒマワリ畑になりました。中でも一番広いのが、藤兼地区です。
ナビをセットし、あたりをきょろきょろしながら車を走らせていると、左の眼下に一面の黄色い畑が見えました。

迷うことなく、駐車場に到着です。時刻はちょうど8時ごろでした。駐車場にひとつの田んぼが割り当てられ、架設のトイレも2基設置されていました。
駐車場には約10台の車がとまっており、見物人はざっと見回したところ20人ほどでしょうか。農道のむこうに植木剪定用の高い脚立がひとつぽつんとあり、今何かと話題のドローンを飛ばす人もいます。
ヒマワリは整然と植えられ、名前のとおり一様に西を向いているから不思議です。

駐車場入り口付近に樽のようなものが置かれ、ハサミと新聞紙が一緒に置いてありました。
樽は、種子採取のための協力金収集箱で、ハサミはヒマワリの剪定用です。そうなんです。
こちらの畑では、無料でヒマワリを持って帰れるのです。何と気前のよいことでしょう。
ということで、農道に近いところのヒマワリは多くが刈り取られていました。



美しいヒマワリ 青空に映えます。


広い広いヒマワリ畑です。

さて、撮影ですが被写体としては、最高の条件です。あぜ道を歩いたり、青空をバックにアップで撮影したりといろいろ試みました。ひとつ残念なのは、生育の関係で大小はあるものの、すべて同じ品種のようで、バリエーションに欠けるというところでしょうか。

そうこうしている内にも次々と見物客がやってきます。私も30分ほど滞在のうち30枚ほど撮影し、せっかくなので5本ほどいただいて君田町をあとにしました。先の花ハスが今ひとつだったので、少し救われた気がしました。

藤兼地区のヒマワリの観賞期間は、7月26日までで、7月27日から鋤き込み、そば畑に変身するそうなので、ご注意を。石原会場や西入君会場,沖の原会場は引き続き,ヒマワリが散るまでそのままにしてあるので,最後まで楽しめるようです。



ヒマワリは自由に摘んで持って帰ることができます。
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世羅高原の花ハス やまびこ農園(広島県世羅町) 平成27年7月20日(月)

2015-07-24 00:26:21 | 撮影
今年も世羅町にあるやまびこ農園を訪ねることにしました。自宅を早朝5時過ぎに出発。ちょうど1時間後の6時過ぎに現地に到着することができました。昨年訪ねたのは、7月27日だったのでちょうど1週間早いことになります。

先客がすでにあると思っていましたが、どういうことでしょう。ほかに誰一人の姿もありません。いつもなら駐車場所に苦労するところですが、皮肉にもその心配はまったくありませんでした。
はやる気持ちを抑えて、三脚を立て、長靴に履き替えてハス畑に向かいます。畑の周りは電気柵が張り巡らされています。

するとどうでしょう。ひと目見た瞬間、今年は勢いが無く状態がよくないのがわかります。花の茎の首の部分が折れたり、中途半端に開花して傷んでいるのもたくさんありました。
やはり全体的に早いというのもありますが、このような状態の花ハスを見るのは初めてで、正直がっかりしました。
それでも、私が大好きな「ミセススローカム」の、まるで岡山名産の白桃のような丸いつぼみはいくつかみることができました。あとは白いハスの花をところどころに見る程度です。ピンク系の大型の品種はほとんど目にすることはありませんでした。



















このやまびこ農園の花ハスですが、生産者のハス畑なのでいろんな種類のハスを見ることができる、とても有難い存在なのです。山奥の中にあるので場所を聞かなければなかなか一人で来ることはできない、知る人ぞ知る秘密の場所なのです。

1時間ほどして、やっと1人のカメラマンがやってきました。私の方を見て開口一番。
「おはようございます。今年はだめですね」と。
「昨年より1週間早くきましたが、状態はよくないですね」と私。
「これなら1週間後にきても、おそらくだめでしょう」とカメラマン。
「生産者の方から聞いたのですが、対策は講じているけど、毎年だんだん花が小さくなっているらしいです。」とカメラマン。

一番いい状態で撮影できれば最高なのですが、なかなか満足のいく好条件に出くわすことが少なく、そんな中で奇跡的に感動するような美しい場面に出会えるというのが、これが撮影の醍醐味でしょうか。
そうこうしているうちに、西から山間の里にも暑い陽が差し始めたので、当日は断念し止む無く引き上げることにしました。
駐車場で入れ違いに一組の夫婦がやってきました。

花ハスはあきらめたものの、このまま帰るのももったいないので、先日テレビで放映していた三次市君田町のヒマワリ畑を見て帰ることにしました。
(君田町のひまわり畑に続く)
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宿場町やかげの“流しびな行列”平成27年3月22日(日)

2015-04-03 23:07:35 | 撮影

使い姫

笠岡湾干拓地の菜の花畑をみたあと、一度帰宅し、午後から宿場町矢掛の“流しびな行列”を見に行ってきました。自宅から20分ほどの距離です。到着したのは午後1時ごろでしたが、観光駐車場はすでにいっぱい。今年は例年に増して盛況のようです。それでもなんとか駐車でき、急いで会場の町並みに向かいました。

すでに行列は始まっていて、通りの西の方から、あの懐かしい「ひなまつり」のBGMとともに一団がやってきました。最初に人力車に乗った女雛さま、そのあとに続く祭司様と淡嶋様のお使い姫と侍女たち、最後に小さな子どもたちが演じる、姫に救われた雛の化身である雛魂(ひなだま)たちの数十人の行列が続きます。



踊りの主役は若い高校生たち

それにしてもなんとカメラマンの多いことでしょう。踊りが披露されるポイントの前には、行列の到着を待って、早くもカメラマンの列が幾重にもできています。行列自体の撮影はそれほど難しくありませんが、うっかり被写体の近くにいると、遠慮なく大勢のカメラマンから、邪魔と注意されます。
撮影の楽しみは、女雛、お使い姫などの配役です。最も重要な被写体でもあるわけですから、今年はどんな人がなっているだろうと興味津津です。踊りの撮影は、困難を極めます。人垣の背後から隙間を狙っての望遠での撮影がやっとでした。踊りには、中学生、高校生も参加していています。
休憩タイムには、踊りの途中には決してみることができない笑顔を、見ることができます。

この催し、近年、全国で始めてと銘打ってはじめられたものですが、江戸時代からつづく町並みにうまく溶け込んで、矢掛では秋の大名行列に続く大きな催しとなっています。
古民家を再生しての宿泊施設や交流施設もオープンしました。それを記念する行事も行われていて、町は大いに盛り上がっています。



カメラマンがすごい
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