未熟なカメラマン さてものひとりごと

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ツツジの名所 鳥取県日野町 滝山公園(たきさんこうえん)平成28年4月16日(土)

2016-04-19 00:31:34 | 公園
ネットでツツジの名所を探していたところ、鳥取県日野町の滝山公園を見つけました。ミツバツツジ3万本とありこれは期待できると思いました。ただ、開花状況は前日で5分咲きとなっていましたので唯一その点が気がかりでした。ところで岡山県でツツジといえば、雲海で有名な岡山県高梁市の弥高山公園ですが、改めてその本数を確認すると、10万本となっていました。その単位には驚きますね。

ナビをセットしようと思いましたが、残念なことにヒットできず、とにかくホームページにあった日野町の観光協会を目指して進むことにしました。米子自動車道江府ICを降りて日野町に向かいますがその距離約20kmでとにかく観光協会で道を聞こうと思いました。しかし週末ということもあってか、役所内の扉は堅く閉まっていました。お隣の図書館2階の建物に人影が見えたので訪ねたところ、わざわざ鍵を開けて応対していただきました。場所を聞くと、図書館までパンフレットを取りに行ってくださいました。滝山公園は、「たきさんこうえん」、と読み、今更ながらナビがセットできない理由がわかりました。



公園周辺の様子 若葉とコバノミツバツツジ この季節ならではの組み合わせです。

ここからまだ8キロほど先と口頭で説明をいただきましたが、途中道路に案内板があるので迷うことはありません。公園周辺は山々が若葉に生え変わり、全体が薄黄緑色でその中に、紫色のコバノミツバツツジが点在しています。
駐車場は広く、見ごろはまだ先からのためか、停まっていた車は10台程度でした。案内板によると駐車場の横に滝山神社があり、その奥に有名な滝もあるようでした。せっかくなのでまず神社にお参りしようと思いました。石段を登ること500m、やがて滝からの水の流れるせせらぎが聞こえ、神社に到着です。絶壁の岩肌を落ちる滝はなかなかの清涼感です。手前にかなり幹の太さがある杉がありました。神社にお参りし、別の道を通り公園側に降りていくことにしました。



小泉八雲の怪談にも登場する滝



滝にかかるカエデの新緑がとてもきれいです。

東屋周辺では、コバノミツバツツジがたくさん咲いていました。シートを広げお弁当を食べている人や休憩している人たちを何組か目にしました。今日は天気もよく青空が広がり、アウトドアとしては最高の一日でしょう。下るにつれてツツジはあちらこちらにあり、若葉が映えるこの時季は、特に鮮烈に映ります。道路あたりに下りてくると、立派な木製の休憩所もありました。あらためて麓から山を見上げると、中腹から頂上に掛けて、ツツジが多く植栽されていることがわかります。山の上の方にも遊歩道があるようでした。



山はピンクで覆われます。

春には桜、ツツジ、秋にはモミジとして町民の憩いの場になっているようです。こうして1時間ほど滞在して滝山公園をあとにし、次の目的地「とっとり花回廊」に向かいました。
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京都の枝垂れ桜を訪ねて その3 祇園白川 平成28年4月5日(火)

2016-04-16 00:46:30 | 観光名所
前回の続きです。
⑤ 祇園白川 
⑥ 錦市場

⑤ 【祇園白川】満開、一部見ごろ過ぎ



癒される白川と桜



若葉が美しい枝垂れ柳

平安神宮から東山駅まで戻り、さらに白川沿いを歩くこと20分、途中、若葉の枝垂れ柳が川面に垂れ下がり、さらに西日を受けて輝き、とても印象的でした。時刻はすでに午後2時を過ぎていました。お腹がすいたので、いつものおいしい蕎麦の店と思っていましたが、お目当てのお店は残念なことに店じまいをしたところでした。暖簾がかかっていなかったので、もしかしてと思いつつ戸を開けると、「すいません。今日はそばがなくなったので終わりにさせてもらいました。」
と残念なお言葉。

しかたなく歩いていると、はや祇園に到着です。白川方面に進むとそこは、祇園の真只中、新橋通の両側には立派な看板がかかるお店が続き、場所が場所だけに入るのを躊躇してしまいます。
しかし、これも話の種、勇気を出して、えい!と「常磐」と書かれた老舗らしきお店に入ると、先客が2組あり、何ともほっとするような落ち着いた佇まいではありませんか。女性の店員さんから「お好きな席にどうぞ!」と声が掛かったので、奥の方の席に座りました。



常盤は有名な老舗のそば屋さん

注文したのが、入り口に張り紙の出ていた、‘つけ鴨のせいろそば’、少し時間はかかりましたが、鴨の味が良く出ていて最高、そばもなかなかのものでした。お値段もそれほどなく、次回も近くに来たらぜひ寄りたいと思いました。ふと上を見上げると有名人の色紙がずらりと並んでいました。



辰巳橋からの一枚


枝垂れ桜も散り始めていました。

さて、再び散策開始です。まもなくお馴染みの神社・辰巳大明神が見えてきました。白川にかかる桜も見事ですが残念なことに散り始めでした。この川沿いのソメイヨシノや枝垂れ桜は、対岸の料亭を借景に実に絵になり、京都情緒を楽しめる一番のスポットとなっています。それにしても何と観光客の多いことでしょう。欧米人と思われる人たちや、アジア系の人たちも目立ちます。カップルで着物を着た若者たちは、ほとんどが、中国や台湾の人たちのようでした。思い思いにポーズをとり、記念写真をとっていました。

その中に、舞妓さんが登場しました。振袖やかんざしをつけているので、どうみても舞妓さんなのですが、失礼ながらお歳は、50歳以上に見てとれました。おそらく海外の方の舞妓体験なのでしょう。すると、「あ!舞妓さんだ!」とばかり一斉に写真撮影となります。できるものなら、本物の舞妓さんと勘違いしないでと思うのはわたしだけではないでしょう。



舞妓体験の人たち、まるでスターのようです。


混雑する祇園白川

舞妓体験者には、どこか体験中と書かれた何か、目印を付けていただきたいと思うのです。こうして、祇園白川をあとにし、最後に京都の台所、「錦市場」で買い物をして、京都をあとにしました。この日の歩数は、なんと26,000歩にもなりました。実によく歩いたものです。
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宿場町やかげ・圀勝寺のツバキと野上町・花桃の里 平成28年4月9日(土)

2016-04-14 00:06:58 | 神社・仏閣
この日は、11時からお花見の予定でしたが、その前にどうしても訪ねたいところがありました。お隣の町、宿場町矢掛・圀勝寺のツバキです。数日前に新聞に見ごろと紹介され、またしても先を越されてしまいましたが、それなら早朝にと、自宅を7時半に出発しました。
国道から、案内板にしたがって、山道を進むこと5分、幸いにも対向車に出会うことなく駐車場に到着しました。この日は朝霧が出てあたりは霧に包まれ、どこか幻想的な趣を漂わせていました。
駐車場から、降りる感じで山門に向かうと、とてもきれいなカイドウがあります。ほとんど散りそうな桜とのコントラストがとても味わいがありました。



朝霧の中の圀勝寺 手前のピンクがカイドウです。


カイドウのアップ。愛らしくて華やかな花です。

さてお寺は、朝早くから、地元の人がテントの下で接待の準備をあわただしくしています。
カメラマンはいないかと見渡すと、幸いにも二人だけでした。ツバキはまさに見ごろで、木の下は、落ちた花弁で赤く染まり、まるでじゅうたんが敷かれたように見えます。



深紅のビロードのようなツバキのじゅうたん

樹齢300年とも350年ともいわれるツバキは大きく枝を伸ばし、土塀の中と外に張り出しています。花は八重で大きく光沢があります。いったいこのツバキはどれだけの花芽をつけるのでしょう。何千でしょうか、何万でしょうか。静かな山里にウグイスの鳴き声がひびき、とてもさわやかな気分になります。
そうこうしているうちにも、数分感覚で、ポトン、ポトンと花弁が落ちてきます。
他に2人いたカメラマンも1人が帰り、残された老カメラマンに声をかけてみました。
「今日はどちらから来られましたか?」
すると、「姫路からです。朝5時から来ています」とのこと。
こちらは、有名で過去何度も来た事があるそうです。いったい家を何時に出たのでしょう。
失礼ながら、80歳ぐらいに見えましたが、そのパワーには驚くばかりです。



ツバキとカイドウと桜

こうして、30分ほど滞在し、圀勝寺をあとにしました。
帰りに寄るのが、井原市野上町の花桃の里です。国道から井原ゴルフ倶楽部に近いところにある花桃の里ですが、こちらもちょうど見ごろでした。
菜の花と、花桃のコントラストは実に鮮明で美しいのです。この里の花桃は、ある個人の方が熱心に育てられ、ご自宅を取り囲む感じで植えられた花桃は、まるで桃源郷のようです。
昨年、その苦労話をお聞きしましたが、白とピンクがうまく融合し、1本の木でその変化を楽しめるのが、ポイントですが、今年は、白の木とピンクの木がはっきり分かれているような感じがしました。



井原ゴルフ倶楽部への途中にある花桃の里


花桃(源平枝垂れ桃)のアップ


菜の花と花桃の組み合わせはとても華やかです。

このあと、見ごろを過ぎた井原堤を見たあと、自宅に帰り少し休憩した後、嫁入らず観音の花見の会場に向かいました。とにかく忙しい一日となりました。



散り始めた井原堤


嫁入らず観音院の桜、もう少し楽しめそうです。


大勢の花見客で賑わっています。
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京都の枝垂れ桜を訪ねて その2 平成28年4月5日(火)

2016-04-13 22:59:39 | 観光名所
前回の続きです。
③ 京都御苑 地下鉄烏丸線 今出川駅 徒歩5分
④ 平安神宮 地下鉄東西線 東山駅 徒歩15分

③ 【京都御苑】満開、一部見ごろ過ぎ
半木の道を散策し、少し癒された気分で次に向かったのが、京都御苑です。地下鉄烏丸線北大路駅まで戻り、今出川駅で降りて約5分。すでに見ごろは過ぎていると思いつつ、昨年のリベンジと、ここはどうしても訪れたかったのです。
昨年は、3月末でまさに見ごろでしたが、早朝ホテルから一番に向かう頃、まさに土砂降りの雨となりました。
足元を、滝のように水が流れ早々に引上げました。しかしその桜の見事さにもう一度来てみたいと思っていたのです。この日、天気はよかったのですが、やはり大半が見ごろを過ぎていました。
それでも、園内を散策すると、あちらこちらで見事な枝垂れが目を楽しませてくれます。
ここでも多くの外国人観光客の姿を目にしましたが、あちらこちらにシートを敷いて桜を愛で談笑している地元の人々の姿も数多くありました。
この京都御苑の一番の特徴は、その木の大きさです。その多くが枝垂れ桜でその迫力には圧倒されます。無料ということで市民の憩いの場所にもなっています。公園で遊ぶ子どもたちの歓声が響いていました。
次に向かったのが、平安神宮です。










④ 【平安神宮】5分~7分咲き
地下鉄烏丸線から東西線に乗り換え東山駅で降り、白川沿いを歩き平安神宮に向かいました。途中、白川にかかる見事なソメイヨシノがありとても風情がありました。さらに歩くと大きなお馴染みの赤い鳥居が見えてきました。岡崎公園に到着です。疎水を行きかう船は、大勢の観光客を乗せています。両岸には満開のソメイヨシノがあり、まさに‘春うらら’平和な日本を有り難いと思いました。こちらも絶好の撮影ポイントとなっています。






平安神宮は京都を代表する観光地で、あまり気乗りはしなかったのですが、こちらの紅枝垂れ桜は、やはり欠かすことはできません。神苑に入ると、見事な紅枝垂れ桜の遊歩道が延々と続きます。但し、見ごろはもう少し先のようでした。そしていよいよ東神苑、大きな池と泰平閣、そして見事な枝垂れ桜との組み合わせは、素晴らしい景観となっています。それにしてもなんという観光客の多さでしょう。こうして白川沿いを歩いて戻り、祇園白川方面に向かいました。













(つづく)
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京都の枝垂れ桜を訪ねて その1 平成28年4月5日(火)

2016-04-07 23:21:59 | 観光名所
強引にも代休をいただいて、京都の桜の名所を訪ねました。この時季、毎年訪れている京都ですが、あまり観光客の多いところは避け、枝垂れの美しいところ限定、というとことで今回は以下のコースを設定しました。

① 妙心寺退蔵院 JR花園駅 徒歩5分
② 半木の道 地下鉄烏丸線 北大路駅 徒歩10分
③ 京都御苑 地下鉄烏丸線 今出川駅 徒歩5分
④ 平安神宮 地下鉄東西線 東山駅 徒歩15分
⑤ 祇園白川 平安神宮から白川沿いに歩いて20分
⑥ 最後に京都の台所・錦市場でお買い物

① 【妙心寺塔中・退蔵院】5分咲き


門を潜ると枝垂れ桜が迎えてくれます。


余香苑 昭和の名庭といわれています。


蹲踞に椿の花弁が添えられていました。

最初に訪れたのが妙心寺退蔵院です。実は、近くの法金剛院というお寺にも見事な枝垂れ桜があるのですが、情報では数日前に満開とありましたので、今回は時間がないこともありパスしました。
さて、妙心寺の境内はとても静かでしたが、退蔵院前には受付を行う仮設のテントが設置され万全の態勢でした。しかし残念なことに現在5分咲きとの張り紙がありました。こちらには、大きな枝垂れ桜が4本ありますが、特に庭園内の2本は満開ともなれば、ため息が出るほど美しいのです。しかし見ごろはもう少し先のようでした。一番の撮影スポットは、少し下がった庭園の一番奥の池のあたりから振り返る感じで見る庭園の全景です。

マンサクやツバキ、レンギョウが咲き、お茶席も設けられていてコンパクトですが完成された日本庭園(余香苑)は実に素晴らしいものがあります。


【半木の道】5分咲き 


800m、74本の枝垂れ桜


種類もいろいろあるようです。


おなじみの紅枝垂れ桜


JRの花園駅に戻り、二条駅で地下鉄烏丸線に乗り換えます。降りるのは北大路駅でも北山駅でもどちらでも構いません。
半木は「なからぎ」と読みます。加茂川の流れに沿った岸辺の土手に、枝垂れ桜の並木が続き、なかなか壮観です。少し疲れたら河川敷のベンチで休憩をし、川を横切る飛び石を渡るのも一興です。ちょうど保存活動をしているみなさん(京都鴨川ライオンズクラブ)が寄附を募っていました。確かに無料なので、保存維持するには経費もかかることでしょう。枝垂れ桜の種類もいろいろあるようで、楽しめます。



飛び石で川を横断できます。


川面に映る桜の並木

とにかくまだ余り知られていないので、観光客も少なく、場所が場所だけに開放的でゆったり過ごせます。お弁当なら、川を渡った対岸がいいでしょう。周囲の目を気にする必要もありません。しかし、この半木の道もまだ5分咲きでした。府立植物園に隣接していますが、昨年の秋に来たばかりで時間もないので今回はパスしました。   (つづく)

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