ゴンドラと神戸の街並み
日曜日、いつもの調子でどこかカメラを持って訪ねたいと思いましたが、アジサイは三景園などすでに数箇所を訪ねたので意欲がわかず、他にどこか近場でと、地図やネットで検索してもこれはというところが、なかなか見つかりません。
それではと、少し遠出になりますが、以前から気になっていた神戸の布引ハーブ園を訪ねることにしました。自宅から片道2時間半ですが、ひとつの不安材料がありました。都会の雑踏の中、無事に駐車場に車を入れることができるのだろうかということですが、あとはナビだけが頼りです。
駐車場は、タイムズ新神戸オリエンタルシティに決め、何とか無事に駐車することができました。駐車場を出ると、すぐに布引ハーブ園への遊歩道が設置してありました。布引ハーブ園へはロープウエイを利用するしかありません。山麓駅では切符を買い求めるひとで幾重もの列ができていました。ゴンドラは6人乗りで、相乗りをお願いされました。近年新しくなったようで、まるで遊園地の乗り物のようです。
展望プラザのウエルカムガーデン 中世のヨーロッパの趣きがあります。
グリーンのパラソルがとても印象的です。
往復1400円と少々高めですが、入園料込みなので仕方ありません。動き出してからすぐ眼下に神戸の街並みと海が見えてきます。素晴らしい眺望です。想像以上の傾斜で、ゴンドラからは布引の滝や、重要文化財の五本松堰堤なども望むことができます。相乗りとなった中年の女性二人の内1人が、怖くて目を開けていられないと、ずっと話をしているのが面白く感じられました。途中、風の丘中間駅があり、ここから乗ることもできます。所要時間10分ほどでハーブ園山頂駅に到着です。
到着すると、ヨーロッパ中世の城をデザインした建物があり、デッキからの眺めは素晴らしいものでした。空は晴れ間も見えて日が差し、まるであたりは中世のヨーロッパの趣です。展望プラザにはいくつものグリーンのパラソルが開き、まさにハーブの旬の季節なのでしょう。大勢の入園客で賑わっていました。せっかくなのでハーブマルシェの野外フードコートで、イベリコ豚のグリルとハーブパンを注文し、ベンチで小休止です。車の運転がないならドイツビールでもいただきたいところですが、そうはいきません。
イングリッシュガーデンで香りを楽しむ人々
このあと、森のホールのローズシンフォニーガーデンで散策。少し高地のためでしょうか、イングリッシュローズを主としたバラは見ごろとなっていました。周辺ではベンチに座って休憩をする人や、熱心にバラの写真を撮る人、カップルで仲良く散策する人の姿がありました。麓からハイキングコースを歩いてきた人たちでしょうか、リュックを背負ったグループもたくさん見かけました。(つづく)