未熟なカメラマン さてものひとりごと

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大腸内視鏡検査 あのとき受診しておけばと、あとで後悔しないために

2015-02-25 00:30:13 | 健康

ニューレオマワールド(2月21日)本文とは関係ありません。

市内の病院で大腸内視鏡検査をついに受診しました。実は最近、下痢を伴う下血がありそのことがずっと気になっていました。今回、病院に行った直接のきっかけは、タンが絡む咳でした。インフルエンザが周りではやっていたので念のためと重い腰をあげ、病院に行ったのですが、幸いにも検査では異常ありませんでした。血液検査、尿検査、レントゲン検査などのあと、最後の診察で先日の下血の話になりました。

腫瘍マーカー(CEA)で異常は見られず、特に症状が出ていなければ、腸炎かなにかだったのでしょう。との先生の話でした。心配なら大腸の検査を受けられると安心ですよ!という言葉をいただき、「あのとき受診しておけば!」と後で後悔しないためにも、ついに内視鏡検査を受けることを決断したのでした。

思い返せば、先月の終わり、私が加入しているサークルのイベント開催の日。朝、起きてトイレで用を足しているとき、生温かいものが、後ろから出そうな気配がありました。いつもとは違う感触に違和感を覚えていると、下痢と共に真っ赤な大量の出血があったのです。血は便器のフタの裏まで跳ね返り、あまりのことにうろたえました。その後、何とか我慢できそうだったので、イベントに参加したのです。

しかしイベントが始まって、1時間もすると気分が悪くなり、お腹の調子も悪くなって、二度三度トイレに駆け込みました。症状は朝と同じでした。その後めまいも伴うようになって立っていられなくなり1時間程、車の後部座席で横になっていました。おそらく貧血状態だったのでしょう。幸いにもこれ以上悪くなることもなく症状は快方に向かいました。しかしこれは大腸がんの兆候かもしれないと思いました。早いうちに病院に行って検査をしなくてはと思っていたのです。しかしなかなか決心がつきませんでした。

検査は次の週末と決まりました。前日の食事は、売店で専用の検査食を購入してくださいとありました。水分はいくらとってもよいとのことでした。実は、大腸検査は初めではありません。若いとき、健康診断の便潜血で一度受診したことがあります。飲みにくい下剤を飲みトイレを往復したこと思い出します。このとき異常はありませんでした。

さて、当日の朝、病院に行き、処置室で説明を受けました。幸いにもトイレがすぐ横にあり殆ど利用する人はありません。2リットルの水を、時間をかけて飲みます。専用のボトルに印があって、30分単位で時計を見ながら少しずつ飲んで行きます。一度に大量に飲んでは効果がないそうです。薄い塩水のような味ですが、思ったより飲みやすく感じました。事前に、便がこの色くらいになったら検査が受けられますと、色見本を渡されました。備え付けの雑誌を読みながら下剤をすべて飲み終わった頃から、予想通りトイレに何度も直行です。

治まった頃、係の方が検査室まで案内してくれました。中に入ると、後ろに穴の開いた紙のパンツに着替えさせられ、診察台の上に移動します。別の看護師さんから受診での注意がありました。点滴が打たれいよいよ開始です。専任の先生が入室、良かったら画面を見てください、といわれましたが、とても見る勇気はありません。ゼリーが塗られ内視鏡が挿入されます。奥の奥まで挿入し、抜きながら撮影をしているようです。あまりシャッター音がすると悪いところがあるのかと気になります。途中で横向きから上向きに態勢を変えさせられました。ぐりぐり突かれる感じはありますが、決して痛いことはありません。

20分ほどでやっと診察が終わりました。直後先生から「がんやポリープはありませんでしたよ」と告げられ、「よかった」と一気に力が抜けてしまいました。あとで内科の先生から検査結果の画像を見ながら説明をしてもらいました。何か所か憩室のようなものが見受けられるが心配するほどのものでもない、とのことでした。正直、寿命が10年延びたと思いました。

先日のテレビで、偶然にも大腸がんの特集をしていました。女性の死亡原因の1位は大腸がんで、男性も近いうちに1位になると説明がありました。多くの症状は、下痢と便秘の繰り返しだそうです。特に女性の場合、便秘体質の人が多いのでわかりにくいのだそうです。
がんは1㎝大になるまで3年はかかるそうですが、そこから一気に大きくなるとか。この状態で1年間放置すると命があぶなくなるそうです。ポリープががんになっているものは初期だと内視鏡で切除できるし、1㎝程度のステージ0なら、腹こうきょう手術で切除も可能とのことでした。これだと一週間で退院も可能のようです。また健康診断の便検査で異常がなくても大腸がんになっているケースもあるからやっかいです。

検査に時間はかかり、一日は覚悟しなければなりませんが、下剤も飲みやすく、検査自体もぐりぐり感はあるものの昔に比べて、随分楽になった感じがします。恥ずかしいのは一時のこと。眠っている間に、胃と腸を一日で済ませる病院もあるようです。とにかく自覚症状を感じたら迷う前に一度検査を受けられることをお勧めします。あとで後悔しないためにも。



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大三島を訪ねて その2 大山祇神社の国宝と尾道のネコ

2015-02-24 00:56:51 | 観光名所

大三島海事博物館

前回の続き
しまなみ海道大三島・大山祇神社の境内を散策したあと、折角なので宝物館を見て帰ることにしました。受付は、巫女さんでしたので、他の美術館・博物館とは雰囲気が随分異なります。
かねてから、日本一の武具館としてよく耳にしていましたが、何と全国の国宝・重要文化財の指定を受けた武具類の8割がこの大三島にあるそうです。

平安の時代から日本総鎮守としてあがめられ、義経や頼朝奉納の鎧を初め、刀剣類など館内には奉納された宝物がずらりとならんでいます。とくに鎧はショーケースに整然と並べられ、それらがすべて、国宝、重要文化財と朱書きされている様は、実に圧巻です。

私が特に興味を持ったのが、大太刀です。その長さは2m以上、さすがに腰に差すのは無理があるでしょう。巌流島の決闘で有名な佐々木小次郎のように背中に背負ったのでしょうか。宝物館には、海事博物館があり入口付近におおきな船のプロペラが飾ってありました。
最初は、戦艦か何か軍事関連のものかと思いましたが、展示品は実に平和的、純粋な瀬戸内海の動植物の標本が展示されていました。

昭和天皇が実際に観察に使用された白い船が館内の中央部分に置かれています。ひととおり見たあと駐車場に戻ることにしましたが、なんと外はいつのまにか時雨もよう。傘もないので小走りで帰りました。
大三島をあとにして、次に向かったのが坂の町尾道です。事前に調べておいた2号線沿いのカキ小屋で焼きガキを食べ、そのあと千光寺付近のネコを撮影して帰ろうと思いました。初めて訪ねたカキ小屋は、時間も午後2時を過ぎていたのでさほど混んでいませんでしたが、となりのテーブルで食べていた3人家族のそのカキの量には圧倒されました。



尾道浪漫珈琲のワッフル


海岸沿いの市営の駐車場に車を停め、商店街を目指します。千光寺への坂道を上がる前にお茶にしようと思いました。お店は、尾道に来たらかならず利用する「尾道浪漫珈琲」、このお店のワッフルがとてもおいしいのです。注文したのが、カスタードワッフルと紅茶、量も多いのでお腹も随分膨れます。

このあといざ散策開始です。ルートは天寧寺の境内を抜ける急坂コースです。五重塔が高々とそびえ、徐々に眼下に広がる尾道の町、すぐ向こうに尾道水道や尾道大橋も塔越しに見えて絶好のロケーションです。すぐそばを小さなロープウエイのゴンドラが通っていきます。さらに少し坂道を進むと、左手に公園があり、いました。ネコちゃんが数匹。どれも野良猫なのか、飼い猫なのかわかりませんが、それなりにふくよかな体型をしています。



猫たちに癒される

ベンチに座っている観光客の横に体をすりよせている様子が何ともかわいいことか。なにかやろうと、ごそごそしていると周辺から猫たちが寄ってきます。よく見て観ると、それぞれに顔が違ってかわいいものです。このあと千光寺まで歩きお参りをして、絶景を堪能し帰路に着きました。


千光寺からの眺望
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2014(平成26年度)高校女子駅伝その結果を検証する その1

2015-02-14 00:04:29 | 駅伝

優勝争いは最終区に持ち込まれる。

駅伝シーズンも終わりました。例年になく波乱に富んだ1年でした。最後に結果を検証してみたいと思います。
例によって敬称略、過去の駅伝記事は、カテゴリーから「駅伝」を選択ください。

1.もっとも輝いた高校・薫英女学院高校
何といっても大阪薫英女学院高校です。ついに全国制覇を成し遂げました。
全国大会:タイム 1.07.26 1位
県予選 :タイム 1.10.02 1位
地区大会:タイム 1.09.26 2位
くらよし:タイム 1.08.57 2位

全国大会での勝因、一番の功労者は。何といっても1区の嵯峨山佳菜未です。1年生ながら、常磐高校の最強ランナー岡本春美と最後までデッドヒートを演じました。166㎝の長身と美しいフォームは駅伝ファンをくぎ付けにしました。そしてもう一人の功労者は、前田梨乃です。テレビのアナウンサーは、彼女のことをスピードランナーと評していましたが、冷静沈着な走り、終わってみれば、区間1位(5区)は見事でした。実力はありながらなぜか、本番では力を発揮できない高松望ムセンビでしたが、調子が悪いながらもあきらめることなく走り切りました。
そして、加賀山姉妹、妹の恵奈の優勝インタビューは、とてもさわやかで好感のもてるものでした。

また、故障者を出さなかったのも勝因の一つです。控えに森京香、田中綾乃がおり、万全の態勢でした。
1月11日の全国都道府県大会でも大阪の優勝に大きく貢献し、最後の駅伝・選抜女子駅伝北九州大会でも優勝しました。
今年の高校女子駅伝は、大阪薫英女学院高校に始まり、そして終わったという感じでした。
来年は、どのような活躍を見せてくれるのか、楽しみです。


2.やはり強い総合力の立命館宇治高校
大阪薫英女学院高校に最終区で敗れはしましたが、堂々の2位は見事でした。名将・荻野由信監督のレース前のインタビューでは、やれるだけやった、という優勝への自信のような言葉もありました。

中盤では、TOPを独走し、監督の作戦は見事に的中、すでに勝敗はあった、と思わせましたが、ここからの大阪薫英女学院の怒涛の追い上げに屈する形となりました。
それにしても、大会に合わせ、調子を合わせてくるのは見事という他ありません。
地元の利を生かし、歩道の応援も背中を強く押してくれたことでしょう。主力の関紅葉が、埼玉栄中学/埼玉県、安藤富貴子が大久保中/兵庫県の出身ということはあまり知られていません。前出の嵯峨山佳菜未も、実は兵庫県の出身でした。こうしてみると、兵庫県の層の厚さを感じます。

今年の立命館宇治高校、一番の功労者はやはり安藤富貴子でしょう。ヒタヒタと走るさまは、まるでキャタピラーのよう、確実な力強さを感じました。前の選手を追い抜こうとするその根性、これには高松望ムセンビも到底叶いません。



順位変動 NHKテレビより

3.新しい波、常磐高校と山梨学院大付属高校
例年、表彰台を飾る2校がついに姿を消しました。豊川高校と興譲館高校です。両校とも監督が交代した年でした。前監督はともに上のステップを目指したいと社会人チームにその舞台を移し、新監督で臨んだ両校でした。
過去6年間、優勝4回と実績を持ち、連覇を狙う豊川高校は、1区に1年生の猿見田裕香を抜てき。中盤までは首位グループにいたものの、後半脱落し区間26位という残念な結果に終わってしまいました。3000m、9.08の記録を持つ彼女にいったい何が起こったのでしょう。中心メンバーのひとりだった堀優花をケガで欠き、山田日菜野、田中美帆、鷲見梓沙の必死の追い上げもかなわず、結果6位という信じられない結果となってしまいました。

興譲館高校も、豊川高校と同じく1区の大森巴菜が不調でまさかの区間27位。トップの常磐高校とは、実に1分10秒もの差がついていました。全体的に覇気が感じられず、3区の宗廣閑那が区間3位と健闘したものの最終的に15位に終わってしまいました。大森巴菜、高橋彩良、寶田彩香の3名が、故障明けで本来の力をまったく発揮することはできませんでした。国体で回復の兆しが見えていた寶田彩香が5区でゴールに飛び込んだとき、ゴメンナサイと両手を合わせるシーンがすべてを物語っていました。ずばり調整の失敗だと思います。27年度の大会は、まず入賞を目標に頑張ってもらいたいと思います。

そんな中、光ったのが予想通り、常磐高校と山梨学院大附属高校でした。
(つづく)
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しまなみ海道を訪ねる 大三島・大山祇神社 その1

2015-02-12 00:24:10 | 神社・仏閣

道の駅「多々羅しまなみ公園」から見る多々羅大橋は美しい。

久しぶりの更新です、
2月8日(日)、体調も概ね回復し、気力も少しだけ戻って、久しぶりに出かけることにしました。
お目当てはカキ小屋ですが、日生、室津方面や廿日市方面まで出かける元気もなくて、結局、尾道の2号線沿いにあるお店にしました。そのまえに、おいしい柑橘類も買い求めたいと、まず飛ばした行き先は、県境を越えた愛媛県今治市大三島でした。  

このICを降りて美しい斜長橋多々羅大橋の見える道の駅「多々羅しまなみ公園」には、たくさん柑橘類が置いてあります。数種類を買い求めたあと、折角なので大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)に寄って帰ることにしました。一本道の山道を進むと、神社周辺は多くの観光客の姿が目立ち、一気ににぎやかになってきます。もうお昼はだいぶ過ぎていましたが、海鮮丼で有名なお店には、まだまだ行列ができていました。

大山祇神社の隣にある「せとうち茶屋大三島」に駐車して出発です。この施設は瀬戸内海汽船が運営するドライブインです。何台もの観光バスが駐車し、レストランは大賑わいでした。神社の参道から石の鳥居をくぐると、左右に二匹の狛犬、そしてその向こうに真新しい総門が見えています。ここで何といっても有名なのが、国の天然記念物に指定されている境内の楠群です。(以下、クスノキ)



2010年造営の総門

すでに枯れていますが、樹齢3,000年の日本最古と説明があるクスノキの幹、そして樹齢2,600年とある御神木は、周りを石柱の柵で囲まれています。それにしても大きい。幹周りはいったいどのくらいあるのでしょう。つい、縄文杉を思い出してしまいました。もともと、クスノキは非常に寿命の長い木で、しかも日本の巨木ランキングもほぼ独占しています。

そこで日本で樹齢の長いクスノキは、どうなのか調べてみました。
樹齢3000年 柞原八幡の大クス 幹回り18.5m (大分県大分市八幡)
樹齢3000年 川古のクス 幹回り21.0m (佐賀県武雄市若木町川古 日子神社)
樹齢2000年 武雄のクス(佐賀県武雄市花島)幹回り20.0m
樹齢2000年 老松神社のクス(山口県防府市お茶屋町老松神社)
樹齢2000年 阿豆佐和気神社のクス(静岡県熱海市木宮木の宮神社)
樹齢1500年 蒲生の大クス(鹿児島県姶良郡蒲生町八幡神社) 幹回り24.2m

何ともアバウトな樹齢ですが、不思議なことに、国の天然記念物に指定されているこの神社の御神木「小千命御手植えの楠」を紹介しているものはありませんでした。
とある方のブログに、クスノキの各名所について「数年経過してから再訪問すると解説版の樹齢が増えていることもままあり、樹齢の数値の伸びだけは驚異的すらある」と興味深いコメントもありました。

いずれにしても正確な樹齢は、幹を切ってみないとわかりませんが、中が空洞になっているものもありそれもなかなか難しいような気がします。紀元前300年以前の時代は縄文時代であり、その悠久の時を繋いでその姿を今に見せていること自体、奇跡としか思えないのです。(つづく



巨大な幹に圧倒される

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