未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

兵庫県朝来市の観光スポットを巡る 竹田城跡と生野銀山 

2024-11-21 20:17:49 | 城郭
訪問日:令和6(2024)年11月9日(土)

社会保険委員会井原地区協議会主催の健康ウオークに今年も参加しました。年金事務所、社保協会関係者や協議会の顧問を加え総勢28名の参加でした。
一週間前には、雨予想の天気が当日には、なんと晴れマーク、気温も20度を上回る夏日の予想で、絶好のウオーキング日和となりました。大型バスのため車内では、とてもゆったりと過ごせました。
まず向かったのが、竹田城跡です。個人的には二度目の訪問です。到着までに要した時間は、1回のトイレ休憩を含めて2時間半でした。自分が運転して行く分には何ということはないのですが、バスだと随分待ち遠しく感じました。それでも車窓から見る景色は、バス旅行ならではですね。


(竹田城跡)兵庫県朝来市和田山町竹田
バスは、ほぼ定刻の10時20分に起点となる竹田城址の駐車場「山城の郷」に到着しました。ここからは、中間点まで運航している有料のバスを利用するか、入城口まで全行程を歩いて行くか二者択一になります。ただバスの本数も1時間に数本しかなく、待っても全員一度に乗れる保証もないので、結局全員歩いて目指すことになりました。おおよその所要時間は40分。ずっと続く坂道は正直堪えますが、歩くために参加したのですから文句は言っておれません。


駐車場(山城の郷)から見る竹田城跡


山城の郷 登城の起点です


竹田城跡まで2.2kmとあります


最初は緩やかですが


段々きつくなります


中間点に山の店がありました


落ちそうで落ちない石 合格祈願でお参りに来る人もいるとか。確かに縁に立って不安定です。


ちょっと一休み。素晴らしい眺望です。眼下に町が見えます。


あと300m。もう少しの頑張りです。


やっと入り口に到着

やっとのことでお城に到着すると、そこは素晴らしい眺望でした。桜の大きな木もあり、春の咲くころには、絵になる景観を愛でることができるでしょう。そうこうしているうちに、今度は帰りの時間が気になり始めました。往復の所要時間は70分から80分、駐車場の集合時間は12時でしたから、見学時間はたった20~30分しかありません。
ポイントのみ撮影し、一通り順路を巡ったのち、すぐに引き返すことにしました。お城では、混雑を避けるために一方通行になっていましたが、諸事情により来た道を引き返すことになりました。
一目散に坂を下りやっとのことで駐車場の集合場所に待機しているバスに乗り込むと、すでに半分の人が帰っていたではありませんか。実は一番だと思っていたので、これにはびっくりするとともに、少々残念な気もしました。皆さんお元気で若い!
途中まで後方を歩いていた人たちもすぐに帰ってきました。どうやら、タクシーを利用されたようでした。



もう少し歩きます


やっと見えてきた


見事な石垣です


大手虎口


北千畳です。眺めも良いし開放感いっぱいです


いかにも竹田城


竹田城の石垣は、穴太積みと算木積みで造られています


本丸の天守台が見えます


南千畳が見えます


来るときに通った橋が見えました


本丸・天守台です


素晴らしい眺望です


望遠レンズ見る市街地



南千畳です


下り専用の石段


やっと駐車場に帰ってきました


バスを待つ行列ができていました

愉しみにしていた昼食です

道の駅ようか 但馬蔵(たじまのくら)のレストラン


(生野銅山)兵庫県朝来市生野町

おいしい昼食をいただいたあと、バスは最後の目的地・生野銀山に向かいました。ちょうど竹田城址から帰路の途中にあるので、訪ねやすい観光地です。個人的には以前から訪ねてみたいと思っていたので、今回の訪問は、渡りに船でした。
駐車場に着いたのは14時半頃でしたが、山間にあるためか、すでに陽が陰ってきていました。気温も低く肌寒く感じました。まずガイドさんの説明がありました。わかりやすく要点だけを説明され、経験を感じました。
それよりも、正面に見える大きな滝が気になってしょうがありませんでした。その名も不動滝というのだそうです。



生野銀山 入り口


山神宮分社 奥に神様が祀ってありました


ガイドさんの説明がありました


鉱山資料館


こちらは吹屋資料館  吹屋とは、銀を精錬することだそうです


坑道内の模型(断面図)まるでアリの巣のようです


地下水の汲み上げ排水作業


坑道に向かう


明治政府は近代化を推し進めるため、「お雇い外国人第1号」のフランス人技師ジャン・フランソワ・コアニエを鉱山師兼鉱学教師として雇いました。HPより


坑道横に大きな滝(不動滝)がありました


金香瀬坑道入口


カボチャがたくさんありました。保存と熟成でしょうか


ふいごです。坑内に新鮮な風を送ります


江戸時代の手掘り穴を利用してワインの熟成を行っています


坑内の作業の様子


上向きに掘削しています


江戸時代に彫り上げられた穴


ダイナマイトを使用


長い坑道 1km40分の所要時間


江戸時代の採掘の様子


坑道を出たところにある池にきれいな鯉がいました


吹屋資料館の作業の様子です


超スーパー地下アイドル GINZANBOYS

資料館では、垂直に800mも下ったところまで掘ったとか、総延長が350㎞も及んだということなどが模型などを使って詳しく紹介されていました。特に江戸時代以前においては、狭い空間を掘って進む過酷な労働を強いられていたことがよくわかりました。
石見銀山では、30歳まで現役であれば、大変めでたいと祝い膳がでたと聞いた事があります。こちらも同じような状況だったのでしょうか。
時代が変わるごとに大きな資本が投入され、設備や掘削方法も随分変わってきたことがよくわかりました。
最後に坑内を巡りましたが、当時の労働の様子を再現したマネキンがたくさんあり、特に男性マネキンについては、銀山ボーイズとして売り出しているようでした。
坑内は結構な距離があり竹田城址とのダブルでどっと疲れが出ました。携帯の歩数計を見ると、13,000歩を超えていました。久しぶりの本格的ウオーキングとなりました。


吉備SAでトイレ休憩をし、井原には、ほぼ予定時間の18時に到着。お世話をいただいた役員の皆さま、バスの運転手さんには、いい思いをさせていただき感謝しかありません。
次年度もどうぞよろしくお願いします。
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猫城主“さんじゅーろー”に会いに行ってきました。 備中松山城 岡山県高梁市

2024-11-10 20:39:54 | 城郭
訪問日:令和6年10月21日(日)

(頼久寺)小堀遠州作庭の日本を代表する日本庭園


傾斜地に堂々と建つ頼久寺の門構え

来月参加予定のウオーキングイベントの足慣らしに、久しぶりに備中松山城を訪ねることにしました。備中松山城のある高梁市は、井原市の北隣にあたり、井原市内の我が家からは車で1時間もかかりません。
まず向かったのが、小堀遠州作庭の頼久寺です。
寺院は傾斜地の中腹にありますが、駐車場があり直接訪ねることができます。駐車場下の道路から見る頼久寺の門構えは実に見ごたえがあります。その時間、他に参拝者はなく独り占め状態でした。
建物内の受付の呼び鈴を押すと、「はーい!」と元気の良いお寺の方が出てきました。拝観料400円を払い、庭園の見える和室の広間に案内されました。自動的に、庭園を紹介する音声が流れます。



境内の様子


こじんまりとした枯山水庭園


見事なサツキの刈込は青海波(せいがいは)と呼ばれています。 縁起の良い吉祥文様の一つです。


座敷から庭園を見る


愛宕山を借景にしています


高さ148 cmの石灯籠は市指定文化財。異なる部品を集めた寄せ灯籠で、火袋・中台・竿は南北朝時代のもの。


丸窓からの一枚

小堀遠州は、作庭家として有名ですが、この頼久寺庭園が初期のころの代表作と言われています。広さはそれほどでもなく、こじんまりとしていますが、愛宕山を借景にして、サツキの大刈込で知られる青海波、鶴島、亀島を配置した枯山水の庭園は、日本を代表する庭園のひとつとして広く紹介されています。
帰りに声を掛けると、姿は見えませんでしたが「ありがとうございました。お気をつけて」と大きな声が返ってきました。



石火矢町ふるさと村 松山城に向かう途中で一枚撮影しました。

(備中松山城)日本一の山城 重要文化財

次にやってきたのが本日の目的地備中松山城です。駐車場の城見橋公園の駐車場に着くと、係の方から説明を受けました。平日はバスの運行はないとのことでした。おまけに駐車場横の観光案内所も締まっていました。トイレに行きたかったのですが、仕方ありません。
このまま車で“ふいご峠”まで行きたいのですが、満車のため、空くのを待って順次、通されているようです。待機の車が3台停まっていました。車の登録番号を見ると、長崎、山口でした。まさに全国区、少しうれしい気がしました。
歩くと、ふいご峠まで1.3キロ、そこから天守閣まで700m、とのことでした。待ってもよかったのですが、そもそも待ち時間がわからず、時間がもったいない感じがして、歩くことにしました。
速足で30分ほど歩くとふいご峠に到着です。奥のベンチで5分ほど小休止し、山道を歩いて本丸に向かいました。
20分ほどかけて何とか二の丸に到着です。このあたりから見る天守閣はほんとうに美しく感じました。
小さな天守ですが、なかなか見ごたえがあります。



あと500mがきつい


秋の草花の紹介 なかなか楽しむ余裕はありません


本日の登城、大儀であった


大手門跡 天然の岩盤の上に石垣が築かれている NHK大河「真田丸」のオープニングで使用されたのは有名な話


三の丸に向かう坂道 土塀は国の重要文化財。一部が現存で残りは復元されたもの。狭間(さま)は弓用と鉄砲用があり交互に並ぶが、たまたまガイドさんの話によると、復元されたものは向きが一定でなく、「サマになっていない」とのこと。


木々の向こうに青空 ほっとする空間


お城の周辺に咲いていた濃いピンクの八重のシュウメイギク


やっと天守が見えてきた


二の丸から見る天守 本当に美しい


石垣も見事


二の丸の隅に雪隠(せっちん)がありました。

(猫城主:さんじゅーろー

本丸への受付を済ませた後、広場にはすぐに“さんじゅうろー”の姿が見えました。場内を巡回中のようです。長い紐の先は、スケートボードに繋がれています。これだと負担はかからず広範囲にわたって歩くことができます。
天守閣下の草を食べていたようでした。石に引っかかって動けなくなったので、はずしてやりました。平成30年に猫城主として迎えられたとき3歳と聞いていたので、今年で9歳になります。人間でいうと56歳ぐらいでしょうか。やや肥満体型のように見受けられました。しばらくすると、ゆっくり歩いて、遮光ネットのベッドでお休み。寝顔はまさに平和そのものです。



入場料を払って本丸にやってきました。最初に迎えてくれるのが、この看板。


巡回中の猫城主:さんじゅーろー


長いリードの先は、スケートボードに繋がれていました


凛々しいお顔

天守に入る


固い岩盤の上に建つ二層二階の典型的な山城。三層に見えるようにデザインされている。現存12天守の一つで最も高い所に現存する山城(標高430m)


天守の入り口


中から入り口を見たところ


内部 囲炉裏があるのが珍しい


以前使用されていた取り換え前の懸魚(けぎょ)


こちらは破風(はふ)


天守から見る二重櫓(国の重要文化財)


天守から戻ると猫城主はお休み中のようでした


遮光ネットで造られたハンモックでお昼寝中

二の丸に戻る


美しい石垣


秋の紅葉は美しいかも


こちらは石のさんじゅーろー


素晴らしい眺望。爽快さ抜群、感心するご夫婦


印象的な石垣と樹木 いかにも古城といった風情

(備中松山城展望台)

松山城天守を一気に下って城見橋公園駐車場まで戻りました。最後に松山城雲海展望台からお城を眺めてみようと思いました。車で走ること30分(313号線経由16.2㎞)。直線ではほんの2.、3㎞ですが、どの道を通っても30分はかかるようです。駐車場には山口№の軽自動車が一台のみ停まっていました。展望台は木造で2階建てです。はるか眼下に高梁市の市街地と、遠くに松山城を望むことができます。



展望台 見晴らし抜群です


展望台から見る景色


望遠で見る備中松山城


高梁市の市街地

天空の城と言われるお城は、越前大野城、竹田城跡、津和野城、岐阜城などが知られていますが、雲海の中で見ることのできる確率はこの備中松山城が一番高いと思われます。
松山城の撮影は、望遠レンズの撮影となりますが、1点、残念なことが。天守閣が樹々に覆われてしっかり見ることができないのです。
紅葉が終わるころには、落葉樹が葉を落とし、幾分見やすくなるでしょう。現存12天守の中で唯一の山城。一度訪ねてみませんか。
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愛媛県松山市を訪ねて・その2 現存12天守・松山城は江戸時代最後の城郭建築だった!

2021-06-19 21:00:27 | 城郭
松山市・前回 とべ動物園のホッキョクグマピースに会いに行ってきました!

訪問日:令和3年3月14日

とべ動物園に白くまピースを訪ね、癒されたというか安心した気持ちで次の目的地・松山城に向かいました。時間にして20分ほど、距離にして11km、難なく目的地に到着しましたが、何と当てにしていた駐車場が満車で慌てました。周辺をぐるぐる回り、何とか小さなコイン駐車場に1台空きがあるのを発見、やっと駐めることができました。

ロープウエイ乗り場では、マドンナ衣装の若い女性の係りの方が、フェイスシールドでお出迎え。天守までは20、30分かけて山道を歩いて行くことができますが、時間がないのでロープウエイを利用することにしました。しかしリフトも並行して運行されておりこちらは待つ必要はありません。
値段は均一でしたが、ロープウエイの10分毎が待てず、天気もよかったこともあり、結局リフトを利用しました。松山城は、個人的には2度目の訪問です。随分以前のことでまったく当時の記憶はありません。

松山城は連立式天守を構え、現存12天守の中では姫路城に次ぐ本格的なお城です。このお城は黒船来航の翌年に完成した江戸時代最後の城郭建築となっています。
岡山県高梁市にも、現存12天守のひとつ、山城で有名な備中松山城があり、その他にも各地に松山城が存在するため、場合によっては伊予松山城と呼ばれることもありますが、通常、松山城というとこちらを指します。



ロープウエイ乗り場に向かう途中にあった加藤嘉明の銅像。松山城は、賤ヶ岳(しずがたけ)の合戦で有名な七本槍の1人、加藤嘉明が築き始めたお城です。


東雲駅舎1階ロープウエイ乗り場 若い女性がマドンナ衣装でお出迎え、自動販売機でチケットを購入、ここからエレベータやエスカレータで3階乗り場へ


ロープウエイとリフトが並行して運行。頂上駅までロープウエイ3分、リフト6分


徐々に姿を現す松山城、小天守を構えた堂々たる佇まい。天守の標高は約161m。これは「現存12天守」の平山城の中では最も高い城郭です


一ノ門手前より天守を見上げる。天守、小天守、隅櫓を渡櫓で互いに結び、武備に徹したこの天守建造物群は、わが国の代表的な連立式天守を備えた城郭といわれています


千鳥破風と唐破風が見事に重なる


一の門


一の門を過ぎるといよいよ天守閣へ入城です


天守閣内の展示 加藤嘉明の甲冑です


天守閣内の展示、大工の落書きです。江戸時代に下見板の裏面へ墨で描いたと思われる侍の似顔絵です


長い廊下


現存天守、お決まりの急な階段


最上階の様子 


天守からの眺め(西:遠くに瀬戸内海が見える)


天守からの眺め(南:本丸広場が一望できます)


天守からの眺め(東:道後温泉方面)




卯歳櫓 全国的にあまり例のない寺社建築の正面扉(しとみど)を有する櫓


早くも咲いていた1本の桜。城内には約200本の桜の木があります


広い本丸広場 


南北2つの峰を埋め立てて本丸の敷地を作った際、谷底にあった泉を井戸として残したといい伝えられています。井戸の直径2m深さ44.2mで当時の技術では、通常、掘ることができない深さがあります。NHKブラタモリで井戸の底を披露していましたが、上から見ると点にしか見えません


城の防備を固める上で、最も重要堅固な意味合いを持つ筒井門


何と瓦で作られた水路


ロープウエイ駅を降りたところで、ブロンズの坊ちゃんとマドンナの像がありました

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回は、「道後温泉界隈と石手寺」です
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歴史と文化の香る町 備中の小京都・高梁市を訪ねて その2 天空の山城・備中松山城 と猫城主・さんじゅーろー 令和元年(2019)5月7日(月)

2019-05-23 21:13:17 | 城郭
前回:頼久寺周辺を歩く のつづき
頼久寺と石火矢町の武家屋敷を訪ねたあと、明治22年県下最古の教会である高梁基督教会堂に行こうかどうしようかと迷いましたが、早く松山城に行きたいと思う気持ちが勝り、今回、教会堂は断念することにしました。
ナビに従って進むと、山あいに鯉のぼりが見えました。田んぼには田植えの準備でしょうか、水が張られ、とても癒される里山の景色が広がっています。



田植えの準備でしょうか。田んぼに水が張られています。


山あいで泳ぐ鯉のぼり

車はすぐに、城見橋公園駐車場に到着。係りの人が誘導してくれます。ここから、マイカーでは進めません。代わりにマイクロバスがピストン運行しています。運賃は往復400円です。連休中はすごい人出だったと思いますが、当日のこの時間、バスに乗ったのは10人弱でした。
細い坂道を進むと、すぐに‘ふいご峠’に到着です。
実は、ここからが大変なのです。舗装されていない山道を徒歩で歩かなければなりません。距離にしてたったの700m、時間にして20~30分程度ですが、これがなかなかの勾配なのです。峠に備えてある竹製の杖は遠慮なく使用すべきかと思います。



中腹から見る高梁市街


石垣が見えてきました


美しい石垣、NHK大河・真田丸のオープニング映像でも使用されました


ツツジにチョウ


息を切らしながら登ると、天守まであと何百メートルと標識が教えてくれます。この松山城の標高は430m、現存12天守の中では一番高いところにある唯一の山城です。秋の雲海はテレビ放送されるほど有名です。
登るにつれて山並みが広がり、眼下には高梁市の市街地が見えて、なかなかの眺望です。
そして、大手門跡に到着。天然石の上に築かれたみごとな石垣群です。NHK大河ドラマ「真田丸」のオープニング映像にも使用されたことで知られています。
本丸に近づくにつれて、満開のツツジの生垣が迎えてくれます。



美しい天守


美しい城郭です


いざ、本丸へ 入城料300円


固い岩の上に建つ天守


別角度で見る天守


見事な梁です

そして、やっとのこと、二の丸に到着です。木陰にテーブル付きのベンチが用意されています。水分の補給をし持参のおにぎりを食べて小休止です。

ここから見る天守は、快晴の青空に映えてとても美しく見えます。そして本丸へ、入城料は300円でした。一見すると三層に見えますが、実は二層です。現存12天守の中では、高さ11mと一番小さな天守ですが、固い岩盤の上に建てられているのと、半地下のように付櫓が附属しているので、なかなかの存在感があります。



抱かれてもおとなしいさんじゅーろー


なかなかのイケメンです


すぐに眠ってしまいました

天守から、場内を覗くと、猫城主・さんじゅーろーの姿が見えました。数奇な運命からこの城にたどり着き、住み着いた猫ですが、今や全国区で注目の的。集客アップに大いに貢献しています。
とてもおとなしく、愛らしい猫です。抱かれても抵抗することなく体を預け、まったく嫌がる様子もありません。お城とセットで撮影しようと思いましたが、なかなかうまくいきませんでした。
そのうち椅子に置かれた厚めの座布団の上に飛び乗り、眠ってしまいました。



やはり美しい天守


天守の後につづく二重櫓


素晴らしい眺望です


備中松山城の遠景


さらにアップで。雲海の頃は、天空の山城と表現されます。



帰りの駐車場で見る高梁市街


こうして、本日の目的を終え、帰途につきました。
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丸岡城のあり得ない階段?? 福井県坂井市丸岡町  平成30年4月18日

2018-04-29 22:17:22 | 城郭
和倉温泉から、自宅に帰る道すがら、現存12天守のひとつ、国の重要文化財・福井県の丸岡城を訪ねました。
その姿は、行き帰りの北陸道からも確認できました。丸岡ICから車で10分もかからない、非常にアクセスのよいところにあります。
お城のある霞ヶ城公園の駐車場に着くと、こちらもちょうど桜が終わったところのようでした、満開の頃は多いに賑わったことでしょう。(日本のさくら名所100選)



織ネームの入場券450円(平成29年4月より料金改定) 坂井市は織ネームの一大産地です


駐車場横の一筆啓上茶屋


桜まつり 丸岡城のある霞ヶ城公園は日本のさくら名所100選に推薦されています

セット券を購入し、霞ヶ城公園の石段を上がると天守が見えてきます。野づら乱積みで築きあげられた石垣、その上に3層の天守(概観は2層)がそびえたっています。
資料によりますと、当時は五角形の堀に囲まれた敷地内に二の丸、各種門、石垣などもあったようですが、明治の排城令により天守以外はすべて取り壊されたようです。
この丸岡城、現存12天守の中で最古の様式を持つ平山城で、北陸で唯一の現存天守です。どちらかというと小振りで、簡素なイメージ、屋根は石瓦で葺かれています。



丸岡城天守閣 石垣は野面乱積み(のづらみだれづみ)石段から直接入り口にはいります この傾斜もすごい

まず、驚くのが天守への石階段の角度です。約29度あるそうです。一直線に上がる石段はそれのみでとてもシンプル、あまりにも殺風景な感じもします。
そして天守へ。右側に受付、左に靴ぬぎ場があり、正面に階段があります。スリッパに履き替え、順路に従ってまず、1階を見学、そして階段を上がり2階へ上がりますが、この階段がとてつもない急勾配なのです。
その角度は60度以上もあり、まるで垂直に立っているようです。通常は両側に手すりがあるだけですが、あまりにも急勾配のためか、他では見ることのない、結び目のついたロープが左右にぶら下がっているではありませんか。
おまけに、一段あたりの段差が相当あり(27cm)、踏み面も奥行きが非常に狭く(12.5cm)足の半分ほどしかかかりません。これでは、お年寄りには無理かもしれませんね。



傾斜と段差と奥行きが、すごい階段


最上階からの眺望は抜群です


模型で再現されていました


敷地内にある資料館


桜の頃は絵になるでしょうね


石段の下りもこの角度、注意が必要です

登山の経験から、安易にロープに頼ってはいけません。ここはしっかり手すりを持ってあがるべきです。3階への階段はさらに急勾配です。一説には65度以上あるとか。日本のお城の中では一番の勾配だそうです。
最上階からは、丸岡の町が360度、眼下に広がります。石瓦で葺かれた屋根は、素朴で独特です。全体では相当な重量がかかっていることでしょう。(計、120トンとか)
このあと、資料館を見学して、霞ヶ城公園をあとにしました。

私事ですが、まだ訪問できていない現存天守は、犬山城と宇和島城だけとなりました。
(追記)
入場券が、織ネームになっていました。文庫本のしおりにも使えそうです。
福岡県坂井市は、織ネーム(越前織)の一大産地です。

日本一短い手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」も有名です。
また越前竹人形の里としても知られています。
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