訪問日:令和5(2023)11月5日(日)
私の好きなテレビ番組、NHKの『ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅』で放映された、尾道市御調町の柿農家の伝説の干し柿のカーテン。旬の頃になったらぜひ訪ねてみたいと心待ちにしていました。
場所の確認のため10月末ごろ一度訪ねましたが、想像以上の山の中で、びっくりしました。
そして、11月に入り状況確認のため電話を入れると、現在、3分の1ほど掛かっているとか。ちょっと早いかもと思いながらも待ちきれず出かけたのが、2日後の11月の5日でした。
菅野地区は小さな小さな山里です
6世帯ほどの小さな集落です
柿の林が斜面いっぱいに広がっています。一帯にある柿の木は3000本とか
熟した柿もありました
山をくねくね上った先に突然姿を現します
柿のカーテン 柿棚の半分が完成。まさに皮むきの最盛期です。
秋晴れで気持ちの良い朝でした。
標高300mの山の頂き付近に、軒を連ねる民家。青い空と、オレンジのカーテンの柿棚が実に絵になります。この風景が撮りたかったのです。伝説の柿農家は企業を立ち上げ、株式会社尾道農園となっています。
尾道柿園へは、途中に案内板が出ているので迷うことはありませんが、道が狭いので注意が必要です。
専用の駐車場はありませんが、「無断駐車OK」と書かれた看板付近に数台、停めることができます。正面に大きな民家がありますが、尾道柿園は奥側のお宅。緩い坂道を歩くと軒先に吊るされた干し柿が見えてきます。その奥に作業場、4~5人のスタッフの方が皮むきの作業中でした。
軒先に陽光を受けて熟成中。白壁にシルエットが映っています。
柿の里みつぎ町と書かれた幟。無断駐車OKの案内板。車はここに停めます。
柿の老木。樹齢250年のものもあるそうです。
斜面にキクの花がありました。
いよいよオレンジのカーテン・柿棚へ
「写真を撮らせていただいていいですか?」と声を掛けると、
「どうぞ!」と、こころよい返事。
尾道柿園の入り口です
手前右側が作業場。4~5人の皆さんが皮むきの真っ最中でした。西条柿は縦に4つの溝があるため、機械では剥けません。
左手前が小さくなっているのは一番早くかかった柿と思われます
見事なボリューム。竹串で二重になって掛かっています。
整然と並ぶ吊るし柿。尾道柿園では日本でも少ない完全天日乾燥を行っています。
間はこのようになっています。光を十分に受けるため柿棚の間隔は十分にとってあり、傾斜を利用して高さをも計算されて効率のよい配置となっています。
青空とオレンジ色のカーテン。整然と並ぶさまが実に美しい
陽光に輝くむいたばかりの西条柿。西条柿は、広島県東広島市発祥の渋柿ですが、そのほとんどが中国地方で生産されており、栽培面積では島根県が日本一となっています。
完成品ではありませんが、甘さが伝わってくるようです。
反対側からみたところ
どこから見ても絵になります
まさに秋の風物詩です
かわいいヤギが2頭いました
尾道柿渋工房
しばし撮影のあと、立ち寄ったのが、柿渋工房。コーヒーをお願いしましたが、「干し柿とのセットもありますよ!」とのことだったので、じゃ、それでと注文すると、その干し柿の何と甘いこと。
そこでいろんなお話をさせていただきながら、まったりした時間を過ごさせていただきました。眺めが良くて、静か、心地よいBGMが流れ、ゆっくりとした時間が流れています。
工房の前はご覧のような山並み 眼下には雲海が広がることも
柿渋工房の全景。入り口が分かりにくいのですが、右にぐるっと回り込んだところにあります
柿渋、柿酢や柿渋染めの商品の購入や、カフェとして景色を眺めながら干し柿やドリンクを味わうこともできます。
センスのいい店内
ディスププレイ用の大きな熟した柿
レトロなアイテムがいろいろ
デッキでも味わえます
ウクレレも
こちらは薪ストーブ この建物は、クラウドファンディングで資金(目標額:500万円)を得て、築50年の民家をリノベーションしたもの。もともとは2階建でしたが、ストーブの煙突を設けるため平屋にしたそうです。
ピザの窯もありました
こちらは柿酢。西条柿と、上丸柿(じょうがんがき)の2種類があります。
コーヒーと干し柿のセット。まったりとした時間が過ごせます。
西条柿の干し柿。その甘さにびっくり。
柿渋で塗られた天井。見た目もきれいです。
柿渋は、防虫、抗菌、防水、防腐に効果があると言われています。
串柿。御調町(みつぎちょう)は370年の歴史をもつ串柿の一大産地でしたが
近年は生産者の高齢化とお正月の重ねもちのお飾りとしての需要も減り、生産量は減少していました。
串柿の生産が減少しても地域に多く残る柿を生かし、干柿・柿酢・柿渋の製造販売が本格的に行われています。
400年受け継がれてきた歴史と風土の上に、故郷への思いによって蘇った〝柿の里〟。
ここで育った柿を使い、干し柿、柿酢、柿渋など、この里山に伝わる柿の実の製品を、誠実に、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。
尾道柿園 ホームページ
私の好きなテレビ番組、NHKの『ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅』で放映された、尾道市御調町の柿農家の伝説の干し柿のカーテン。旬の頃になったらぜひ訪ねてみたいと心待ちにしていました。
場所の確認のため10月末ごろ一度訪ねましたが、想像以上の山の中で、びっくりしました。
そして、11月に入り状況確認のため電話を入れると、現在、3分の1ほど掛かっているとか。ちょっと早いかもと思いながらも待ちきれず出かけたのが、2日後の11月の5日でした。
菅野地区は小さな小さな山里です
6世帯ほどの小さな集落です
柿の林が斜面いっぱいに広がっています。一帯にある柿の木は3000本とか
熟した柿もありました
山をくねくね上った先に突然姿を現します
柿のカーテン 柿棚の半分が完成。まさに皮むきの最盛期です。
秋晴れで気持ちの良い朝でした。
標高300mの山の頂き付近に、軒を連ねる民家。青い空と、オレンジのカーテンの柿棚が実に絵になります。この風景が撮りたかったのです。伝説の柿農家は企業を立ち上げ、株式会社尾道農園となっています。
尾道柿園へは、途中に案内板が出ているので迷うことはありませんが、道が狭いので注意が必要です。
専用の駐車場はありませんが、「無断駐車OK」と書かれた看板付近に数台、停めることができます。正面に大きな民家がありますが、尾道柿園は奥側のお宅。緩い坂道を歩くと軒先に吊るされた干し柿が見えてきます。その奥に作業場、4~5人のスタッフの方が皮むきの作業中でした。
軒先に陽光を受けて熟成中。白壁にシルエットが映っています。
柿の里みつぎ町と書かれた幟。無断駐車OKの案内板。車はここに停めます。
柿の老木。樹齢250年のものもあるそうです。
斜面にキクの花がありました。
いよいよオレンジのカーテン・柿棚へ
「写真を撮らせていただいていいですか?」と声を掛けると、
「どうぞ!」と、こころよい返事。
尾道柿園の入り口です
手前右側が作業場。4~5人の皆さんが皮むきの真っ最中でした。西条柿は縦に4つの溝があるため、機械では剥けません。
左手前が小さくなっているのは一番早くかかった柿と思われます
見事なボリューム。竹串で二重になって掛かっています。
整然と並ぶ吊るし柿。尾道柿園では日本でも少ない完全天日乾燥を行っています。
間はこのようになっています。光を十分に受けるため柿棚の間隔は十分にとってあり、傾斜を利用して高さをも計算されて効率のよい配置となっています。
青空とオレンジ色のカーテン。整然と並ぶさまが実に美しい
陽光に輝くむいたばかりの西条柿。西条柿は、広島県東広島市発祥の渋柿ですが、そのほとんどが中国地方で生産されており、栽培面積では島根県が日本一となっています。
完成品ではありませんが、甘さが伝わってくるようです。
反対側からみたところ
どこから見ても絵になります
まさに秋の風物詩です
かわいいヤギが2頭いました
尾道柿渋工房
しばし撮影のあと、立ち寄ったのが、柿渋工房。コーヒーをお願いしましたが、「干し柿とのセットもありますよ!」とのことだったので、じゃ、それでと注文すると、その干し柿の何と甘いこと。
そこでいろんなお話をさせていただきながら、まったりした時間を過ごさせていただきました。眺めが良くて、静か、心地よいBGMが流れ、ゆっくりとした時間が流れています。
工房の前はご覧のような山並み 眼下には雲海が広がることも
柿渋工房の全景。入り口が分かりにくいのですが、右にぐるっと回り込んだところにあります
柿渋、柿酢や柿渋染めの商品の購入や、カフェとして景色を眺めながら干し柿やドリンクを味わうこともできます。
センスのいい店内
ディスププレイ用の大きな熟した柿
レトロなアイテムがいろいろ
デッキでも味わえます
ウクレレも
こちらは薪ストーブ この建物は、クラウドファンディングで資金(目標額:500万円)を得て、築50年の民家をリノベーションしたもの。もともとは2階建でしたが、ストーブの煙突を設けるため平屋にしたそうです。
ピザの窯もありました
こちらは柿酢。西条柿と、上丸柿(じょうがんがき)の2種類があります。
コーヒーと干し柿のセット。まったりとした時間が過ごせます。
西条柿の干し柿。その甘さにびっくり。
柿渋で塗られた天井。見た目もきれいです。
柿渋は、防虫、抗菌、防水、防腐に効果があると言われています。
串柿。御調町(みつぎちょう)は370年の歴史をもつ串柿の一大産地でしたが
近年は生産者の高齢化とお正月の重ねもちのお飾りとしての需要も減り、生産量は減少していました。
串柿の生産が減少しても地域に多く残る柿を生かし、干柿・柿酢・柿渋の製造販売が本格的に行われています。
400年受け継がれてきた歴史と風土の上に、故郷への思いによって蘇った〝柿の里〟。
ここで育った柿を使い、干し柿、柿酢、柿渋など、この里山に伝わる柿の実の製品を、誠実に、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。
尾道柿園 ホームページ