訪問日:令和2(2020)年9月28日
勝山の町並み保存地区を訪ねたあと次に向かったのが、国の重要文化財で映画やTVドラマのロケ地として知られる、旧遷喬尋常小学校校舎です。ナビをセットしていたので、難なく行けると思っていましたが、‘目的地付近です’とアナウンスがあってもわかりませんでした。奥に控えて建てられているので、道路からは見えにくかったのです。小学校校舎の隣では、エスパスランドの屋根の改修工事が行われているようで特に条件がよくありませんでした。後続の車が続いていたので、少々あせりもしました。こちらにはかなり以前に一度だけ訪ねたことがありました。
道路側から見る校舎
シンメトリーの美しい建物 建てられたのは、明治40年7月20日
運営するのは、公益財団法人間庭エスパス文化振興財団 正面に掲げられた校章、設計者の江川三郎八が「久世」の文字を高瀬舟でデザインしている
右側から見たところ 平成11年に国指定重要文化財となった
石碑「幽谷より出でて、喬木に遷る(ゆうこくよりいでて、きょうぼくにのぼる)」中国の古典、詩経の一節。ウグイスが深山の暗い谷間から飛び立ち、高い木に移ることに例えて、学問に励み立身出世するという意味。ここから2文字をとって「遷喬」と名付けた。命名したのは、備中聖人の山田方谷
昔懐かしい時計台
左側から見たところ
シンメントリーの美しい建物。空には青空もののぞき、まずまずの条件でした。
玄関先でスリッパに履き替えていると、係りの方が気軽に声を掛けてくれます。
上り口のところに男女の学生服がハンガーにかけられていました。何か、こちらでの特産物紹介かなと思いましたが、そうではないようです。
係りの方いわく「昔を懐かしんで着替えて楽しむ団体さんも多いですよ!」とのことでした。このイベント、残念ながらコロナの関係で現在では休止となっているようでした。
校舎内にある、学校の説明文
男女の学生服。
こちらで行われたロケの話をしたあと「どちらからお出でになりましたか?」と尋ねられたので、井原市というと、「この校舎を設計したのは、江川三郎八ですが、興譲館の講堂を設計したのも江川三郎八ですよ!」と力説されました。何とあの旧吹屋小学校や、中国銀行倉敷本館もそうだそうで、大いに感心しました。
1階と2階には、教室がいくつもあり懐かしく感じましたが、特に2階の真ん中にある講堂は特に素晴らしいものでした。
これだけの空間を柱なしで構成する技術、天井は格天井でしたが、二段に競りあがるようにつくられており、それは豪華でした。
校舎の模型。設計は、岡山県の多くの公共物の設計をした江川三郎八
この建物は、倉敷美観地区にある旧町役場。現在は、「倉敷館観光案内所」として使用されている。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」やNHK連続テレビ小説などTVドラマの撮影に使用された。
幅広く分厚いマツ材を使用している廊下。木のぬくもりが伝わってくるよう。
教室、教壇から見たところ
みんなの目標。
窓から暖かい日差しが入ってくる。校内ガラスの一部は、角度によって景色が変わる貴重な手造りガラス。
螺旋階段
講堂 広い空間
天井は、折り上げの格天井(ごうてんじょう)となっている
この時間の観光客は、他に二人だけでした。こちらでは、学校給食を体験できるメニューも用意されていますが、コロナ禍の関係でこれまた休止になっているようです。最後に、またまた外観を撮ろうとカメラを構えましたが、ちょうど玄関の向こう側の駐車場に停まっている車が視界に入り、正面からの撮影はあきらめました。
この日、一番気になったのは、やはり設計者の、江川三郎八という人のことでした。機会があればぜひ、詳しく調べてみたいと思いました。
(旧遷喬尋常小学校校舎紹介 岡山県観光WEB)
旧遷喬尋常小学校校舎は、岡山県真庭市にある歴史的建築物。日本の学校建築の設計基準が確立した明治後期における独特な擬洋風校舎として国の重要文化財に指定されている。江川三郎八の設計。
写真日記 勝山・久世を訪ねて NO.1 JR姫新線・月田駅
写真日記 勝山・久世を訪ねて NO.2 三浦邸
写真日記 勝山・久世を訪ねて NO.3 勝山町並み保存地区
勝山の町並み保存地区を訪ねたあと次に向かったのが、国の重要文化財で映画やTVドラマのロケ地として知られる、旧遷喬尋常小学校校舎です。ナビをセットしていたので、難なく行けると思っていましたが、‘目的地付近です’とアナウンスがあってもわかりませんでした。奥に控えて建てられているので、道路からは見えにくかったのです。小学校校舎の隣では、エスパスランドの屋根の改修工事が行われているようで特に条件がよくありませんでした。後続の車が続いていたので、少々あせりもしました。こちらにはかなり以前に一度だけ訪ねたことがありました。
道路側から見る校舎
シンメトリーの美しい建物 建てられたのは、明治40年7月20日
運営するのは、公益財団法人間庭エスパス文化振興財団 正面に掲げられた校章、設計者の江川三郎八が「久世」の文字を高瀬舟でデザインしている
右側から見たところ 平成11年に国指定重要文化財となった
石碑「幽谷より出でて、喬木に遷る(ゆうこくよりいでて、きょうぼくにのぼる)」中国の古典、詩経の一節。ウグイスが深山の暗い谷間から飛び立ち、高い木に移ることに例えて、学問に励み立身出世するという意味。ここから2文字をとって「遷喬」と名付けた。命名したのは、備中聖人の山田方谷
昔懐かしい時計台
左側から見たところ
シンメントリーの美しい建物。空には青空もののぞき、まずまずの条件でした。
玄関先でスリッパに履き替えていると、係りの方が気軽に声を掛けてくれます。
上り口のところに男女の学生服がハンガーにかけられていました。何か、こちらでの特産物紹介かなと思いましたが、そうではないようです。
係りの方いわく「昔を懐かしんで着替えて楽しむ団体さんも多いですよ!」とのことでした。このイベント、残念ながらコロナの関係で現在では休止となっているようでした。
校舎内にある、学校の説明文
男女の学生服。
こちらで行われたロケの話をしたあと「どちらからお出でになりましたか?」と尋ねられたので、井原市というと、「この校舎を設計したのは、江川三郎八ですが、興譲館の講堂を設計したのも江川三郎八ですよ!」と力説されました。何とあの旧吹屋小学校や、中国銀行倉敷本館もそうだそうで、大いに感心しました。
1階と2階には、教室がいくつもあり懐かしく感じましたが、特に2階の真ん中にある講堂は特に素晴らしいものでした。
これだけの空間を柱なしで構成する技術、天井は格天井でしたが、二段に競りあがるようにつくられており、それは豪華でした。
校舎の模型。設計は、岡山県の多くの公共物の設計をした江川三郎八
この建物は、倉敷美観地区にある旧町役場。現在は、「倉敷館観光案内所」として使用されている。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日」やNHK連続テレビ小説などTVドラマの撮影に使用された。
幅広く分厚いマツ材を使用している廊下。木のぬくもりが伝わってくるよう。
教室、教壇から見たところ
みんなの目標。
窓から暖かい日差しが入ってくる。校内ガラスの一部は、角度によって景色が変わる貴重な手造りガラス。
螺旋階段
講堂 広い空間
天井は、折り上げの格天井(ごうてんじょう)となっている
この時間の観光客は、他に二人だけでした。こちらでは、学校給食を体験できるメニューも用意されていますが、コロナ禍の関係でこれまた休止になっているようです。最後に、またまた外観を撮ろうとカメラを構えましたが、ちょうど玄関の向こう側の駐車場に停まっている車が視界に入り、正面からの撮影はあきらめました。
この日、一番気になったのは、やはり設計者の、江川三郎八という人のことでした。機会があればぜひ、詳しく調べてみたいと思いました。
(旧遷喬尋常小学校校舎紹介 岡山県観光WEB)
旧遷喬尋常小学校校舎は、岡山県真庭市にある歴史的建築物。日本の学校建築の設計基準が確立した明治後期における独特な擬洋風校舎として国の重要文化財に指定されている。江川三郎八の設計。
写真日記 勝山・久世を訪ねて NO.1 JR姫新線・月田駅
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