未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

青い空と美しい町並みを撮りたくて!  吹屋ふるさと村 岡山県高梁市成羽町

2024-06-24 20:25:51 | 古い町並み
訪問日:令和6(2024)年6月8日(金)

朝起きると、何ともきれいな青空でした。ふとこの青い空と吹屋の町並み、絵になるのではないかと思いつき、車を走らせました。目的地までは50分ほどです。
千枚駐車場で小学生の団体と遭遇しました。おそらく社会見学の授業なのでしょう。ボランティアと思われる案内の方の大きな声が伝わってきます。
生徒や先生たちが、次々と挨拶をしてくれます。ちょっぴり清々しい気持ちになりました。時刻は9時半ごろでしたが、観光客の姿はもちろん、どのお店も開いていません。概ね11時から営業のようでした。

駐車場からの、ゆるい下り坂と少しカーブした町並みは、とても趣があり私の大好きな景観です。この吹屋の町並みがどうしてこのように一体感があるのかというと、それには理由があります。江戸時代から明治にかけて、形成された町並みですが、銅山やベンガラで財をなした旦那衆が、石州から宮大工の棟梁たちを招き、統一されたコンセプトのもとに築かれた町並みなのです。

私が、最初に吹屋を訪ねたのは、数十年も前のことです。当時はバイパスのようなものはなく、つづら折りの細い山道をくねくねと走ったあと、突如として目の前に姿を見せる町並みは、感動した覚えがあります。山の上のこのような統一感のある町並みを見て、すぐに連想したのが「マチュピチュ」でした。随分大げさな、と思われるかもしれませんが、まさにそうなのです。

さて、撮影ですが、朝の早いこの時間の駐車場からの町並みは、逆光になり撮影には不向きでした。それならといったん町の先まで行って引き返し撮影することにしました。
それにしても、お店の数が随分増えたように感じます。以前は空き家が目立ちましたが、個性のあるお店が入店し、町並みの保存に貢献しています。やはり生きた活気が伝わらないとそれはもう町とはいえません。
町家を利用した店内は、モダンな内装に変わりつつありますが、外観だけでも維持されればこの美しい町並みは今後も存続していくのではないでしょうか。

吹屋小学校を訪ねると、あの小学生たちが見学に訪れていました。



千枚駐車場前から見る趣きのある町並み


郷土館 まだ開いていませんでした


喫茶「かえで」


長尾酒店


吹屋郵便局


右は吹屋小学校方面


新しいカレーの店


美しい中町の町並み


プランターのペチュニア






眠たそうなネコちゃん


ゲストハウス ELEVEN VILLAGE


石州瓦の甍

吹屋小学校


吹屋小学校


シンメントリーの美しい建物


小学生がやってきた


タニウツギの白いボリュームのある花


丸い水槽のメダカ


タチアオイ


マーガレット


下町の美しい町並み




望遠で一部を見ると


きれいに整備されています


はずれの一軒家


趣きのある茅葺屋根 紅や


さらに歩くと


下町駐車場の案内看板

千枚の町並み


左の建物も元そば屋さん


山神社


三菱・岩崎弥太郎が寄進した玉垣


静かな町並みです

子どもたちが校舎の前の石段に順番に座って並び、記念撮影をしています。かつては、このようにたくさんの生徒が在籍して賑わっていたはずです。当時の様子を想像しながら感慨深く眺めていました。

小学校からの帰りの坂道、太陽の光を受けて石州瓦の甍の町並みが輝いて見えます。そしてジャパンレッドと称されるベンガラの朱色の建物は、とてもきれいに見えました。ずっとこの町が残り続けてほしいと思いながら吹屋をあとにしました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 美しかった “エミール・ガレ... | トップ | 未熟なカメラマンのホタル撮... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

古い町並み」カテゴリの最新記事