未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

平成30年12月16日(日)牡蠣を求めて再び室津を訪ねました。

2018-12-19 22:30:28 | 食事
海のミルクといわれる牡蠣のおいしい季節になりましたね。ということで、今年も、贈答用の牡蠣を求めて、1年ぶりに兵庫県たつの市室津漁港を訪ねました。
山陽自動車、龍野西ICから室津漁港は、約20分(15km)の距離です。国道250号線の海岸線に出ると、「道の駅みつ」の駐車場は、いつもながら満車状態でした。
ここから室津漁港はすぐです。この日は曇天でしたが、風も無く、波はとても穏やかでした。
湾内には、牡蠣筏がたくさん浮かんでいます。
早速、お目当ての吉田水産へ。日曜祝日は、どこの店頭でも牡蠣の無料試食があり、大勢の人が列をつくっていました。
焼いているのは、中国人実習生のようです。「いらっしゃいませ」と焼きながら呼びかけます。
試食後、店内で発送と持ち帰りの牡蠣を注文します。値段は昨年と変わらないようでした。
こちらの牡蠣は、二度洗いをしているので、とてもきれいです。時季的にまだ小さめのようですが、それでも昨年よりは、大きいとのこと。
若いお姉さんの何と意気のよいこと。気持ちがいいですね。


牡蠣の直売店が並ぶ室津漁港 日・祝には試食もあります。


漁船が整然と並ぶ穏やかな漁港


室津の古い町並み


室津の古い町並み

ところで全国の牡蠣の生産高ですが、1位がダントツで広島県(シェア60%)2位宮城県、3位岡山県で、兵庫県は5位のようです。
この室津から、国道250線を、西に進むと、相生、赤穂坂越、日生と牡蠣の生産業者や焼ガキの店が点々と続きます。まさに、オイスターロードです。

買い物が終わったところで、久しぶりに室津の古い町並みを歩いてみようと思いました。
漁港には、たくさんの漁船が整然と並んでいます。
町筋はとても静かです。
ほとんど人の姿はありません。
こうして何枚か撮影したあと、室津をあとにしました。

このあと、赤穂市立田淵記念館に寄ろうと思っていたので、赤穂で昼食をと、人気店をスマフォで検索すると、坂越(さこし)に、焼きガキと海鮮料理のお店を発見。室津漁から18km、時間にして30分ほどです。
坂越の町並みを通り抜け、海岸線を東に1.5kmほど進んだ所に目的地の「くいどうらく」という店がありました。駐車場は満車状態で大盛況です。
店内に入ると、焼きガキの食べ放題の順番を待つ人の姿で混雑していました。
座敷のある海鮮料理の方は、待ち時間も少ないようで、迷うことなくそちらにしました。お刺身の何とおいしいこと。まさに絶品でした。


海の駅しおさい市場 こちらは瀬戸内海海鮮直売のお店


バーベキューハウス(くいどうらく)食事処

お腹を満たしたあとは、本日、2番目の目的地、田淵記念館です。特別展の最終日でしたが、小雨の天気で館内の他のお客さんは、1組の夫婦だけでした。
展示室は、1フロアだけで、規模は小さめですが、職員の方の対応は素晴らしく、館内も清潔に管理されていて感心しました。展示されていたのは、日本画家・絵本作家の後藤仁の日本画と絵本の原画でした。
絵本はとても微細に描かれていて、絵本画家らしい繊細なタッチです。描かれているのは、どれもアイラインのくっきりとした若い女性ばかりでした。
以前訪ねたときは、お隣の田淵家の日本庭園を訪ねましたが、その豪華さは今でもはっきり覚えています。

こうして、本日の予定を終了し、赤穂をあとにしました。夕食の焼きガキが楽しみです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

室津の牡蠣と日生のカキオコ 平成27年12月13日(日)

2015-12-27 23:05:06 | 食事

室津港のカキのお店 カキの試食に並ぶ人々

毎年この時季のことですが、贈答用にと室津(兵庫県たつの市室津)に牡蠣(以下、カキ)を求めて行ってきました。山陽自動車道龍野西ICを降りて南下し、海岸線に出るとそこは播州灘です。あちこちに牡蠣筏が浮かんでいます。目的の室津港は、海岸線の国道250号を西に進み、道の駅「みつ」を通過して、もう少し先のループ橋を下ったところにあります。  

室津港の一角には、いくつもの水産業者直営のカキのお店が並び、店頭では焼きたてのカキを無料で試食できます。店をはしごする人も多くいます。お店の人に聞くと、昨年は成長が遅く小ぶりでしたが、今年は問題ないとのこと。私が利用しているのが、「吉田水産」のお店で、若い女性の店員さんが、しゃきしゃきと店を切り盛りしています。

こちらのカキはいったん海からあげたあと、ひとつずつにバラして、ごみを取り除き、再度、海に2週間つけて身を太らせるのだそうです。ということでカキはとてもきれいです。このひと手間をかけることによって火を通しても縮みにくい、おいしいかきができあがるのだとか。1kgのカキをおまけでいただき、気をよくして、次に向かったのが日生(ひなせ・岡山県)です。

お昼を過ぎていたので、名物のカキオコを有名店で食べてみたいと思ったからです。目指したのは、以前、中南米美術館の森下さんから一番と聞いていた「お好み焼もりした」というお店です。車の駐車には少々苦労しましたが、なんとか停めることができて、店内へ。



意外なほどきれいな店内

鉄板が並ぶカウンター席が9つ、順番待ちのテーブルが3つありましたが、満席でした。通常、お好み焼きのお店は、油でねとねとしているイメージがあるのですが、店内はまったくそのような感じはなく、とてもきれい管理され感心しました。カウンター内にいるのは3人、ご主人夫婦と娘さんのようです。

結局、店に入って約40分、テーブル席で待たされ、やっとカウンター席に移動できました。注文したのは、ソース味としょうゆ味が半分ずつのカキオコです。
見ていると、この季節ならではのカキの剥き身がどーんと乗り、香ばしい香りと音が食欲を誘います。

ご主人から「こちらのお店は初めてですか」と聞かれ、「そうです」と答えると、こだわりがあるのか、
「ソースは、まず半分は何もかけずに食べてください。もう半分は一味をかけてください」
「しょうゆも、まず半分を食べてください。もう半分は山椒をかけてください」
「そうすることで4つの味が楽しめますよ」とのこと。
へーと、いわれたとおり食べてみると、なるほど味がそれぞれ違って面白い。それにしても焼きたて、熱々のお好み焼きは、なんとおいしいことでしょう。

ご主人は、娘さんから「おじいちゃん」とよばれているのでお孫さんがいるのでしょう。カメラが趣味のようで、備北丘陵公園のイルミネーションを撮影した動く写真が壁際に展示されていました。とてもきれいでなかなかの腕前です。

奥さんは、言葉は少なめですがとても気品があって美人。娘さんは一番活発に動いていて一番の働き者。それぞれが分担して、てきぱきと作業をこなし、次々と焼き上げていきます。なかなかのコンビネーションです。
そうこうしていているうちに次々に、新しいお客さんがやってきます。男性ばかりの12人という団体客は一時間待ちといわれ、それでも辛抱強く待っていました。


食事後、室津で買ったカキを届けないといけないので、早々に店をあとにしました。


カキオコ タレはソースと醤油 山椒と一味で一味違った味になります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

野菜バイキングのお店 道の駅メルヘンの里新庄(岡山県)平成27年19日(日)

2015-07-21 21:02:24 | 食事

道の駅・メルヘンの里新庄

天気は今ひとつでしたが、久しぶりに出かけることにしました。行き先は、テレビの情報番組で見た、新庄村の道の駅の食事処です。野菜バイキングがとてもおいしそうに見えてぜひ食べてみたいと思ったのです。

新庄村へは、岡山自動車道・賀陽ICから中国道へ、米子自動車・湯原ICを経由し2時間ほどで到着。何といっても鳥取県との県境に位置しているので、県南の井原からは時間もかかるわけです。
時刻は11時ごろでしたが、道の駅駐車場はすでにいっぱいでした。それほど広くない店内ははや満席状態です。自動販売機で食券を購入し、何とか駐車場側のカウンター席を確保しました。野菜バンキングの料金はおとな1千円です。
反対側の窓際には、地元の食材で作られたメニューがずらり20種類以上並んでいます。
大きなお皿に、できるだけいろんな種類のものを取り、ご飯と味噌汁でまずいただくことにしました。



新鮮な食材で調理されたメニューは最高です。

ご飯の何とおいしいこと。ナスの煮付けや、豆腐とトマトのカルパッチョ、豚ロースの冷しゃぶもなかなかの味です。完食したあと、もう少しだけいけそうだったので、好きなカレーを少しだけ追加でいただきました。このお店、野菜ソムリエ協会が認定した全国初の道の駅の認定レストランで「道の駅メルヘンの里新庄 お食事処夢ひめ」といい、6~11月の土日限定での開催で、時間は11時から14時までとなっています。
情報によりますと、店主はジュニア野菜ソムリエの篠原奈緒さんという方だそうです。

一番の売りは、何といっても、地元農家が朝に収穫した旬の新鮮な野菜をふんだんに使用した地産地消の野菜のメニューです。
となりのカウンター席に座っていたご夫婦がすごい。ご主人は何度も追加をしていました。
野菜の天ぷらは、あっという間に無くなっていました。
次から次へとお客さんがやってきます。これだけおいしいとリピーターが多いのもうなづけます。近くなら毎週でも来たいところです。

食事を堪能した頃、外はあいにくの小雨となりました。このあとの予定は特に決めていませんでしたが、せっかくここまできたので、がいせん桜の通りを見たあと、蒜山にまわり、ジャージー牛に癒されて帰ることにしました。(不動滝につづく)



11時過ぎの食事処内の様子。窓際のメニューに並ぶ人々
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本場の明石焼が食べたい!その2 兵庫県明石市 平成26年5月17日(土)

2014-05-22 00:38:29 | 食事

地元の人が玉子焼とよぶ明石焼 

明石駅前を南下し、商店街に入ると、まるで市場のような雰囲気のお店が両側に並んでいます。この商店街は、魚の棚商店街という名前ですが、アーケードの上部にあるローマ字表記には、UONTANAとあって、Nの次にOが無く、一瞬ロゴ表示のミスだと思いましたが、この看板がいくつもあるのでどういうことだろうと帰ってネットで確認してみると、魚の棚をウオンタナと読むのが正式だそうです。普通では決して読めないですよね。

この商店街には、きっとおいしい明石焼のお店があるはずと確信していたので、まずはお店を探しました。すぐに一組が待つ、お店を発見。ここにしようと即決で迷うことなく先客に続いて並びました。それにしても店の広さはそうでもないのに、店員の多さに驚きます。店の外で一生懸命焼く男性店員がひとり、店の調理場の中に女性が2人、接客係に女性が3人といった感じです。お店の看板には、「玉子焼」とあり、お店の名前は「たこ磯」とありました。地元で明石焼は、玉子焼と呼ばれています。5分ほど待つと先客が案内され、次の順番となりました。

店から男性が出てきて、お腹をさすりながら発した言葉が「あ~おいしかった!」これは期待できそうです。それからすぐに順番がきて案内されました。注文したのは、もちろん玉子焼です。まな板状の木皿は、不思議なことに手前が低く奥が高くなっています。その板にふわふわのたまご焼が15個並んでいます。ちょっとこの量に圧倒されますが、これでお値段は700円。中の具はもちろんぷりぷりの明石蛸、他にもアナゴをミミックスしたミックス焼もありました。出し汁が付いており、お好みに合わせ薬味として三つ葉のみじん切りもありました。熱々の玉子焼を汁につけて早速いただくことに。最初はあまりの暑さに反射的に出してしまいましたが、慣れると絶品。あっというまに完食してしまいました。客の回転率をあげるためでしょうか、板が空くとすぐに係の人が回収にきます。

壁には、有名人の色紙がずらり張られていました。かなり以前のものもあるようですが、サインなので誰なのかさっぱりわかりません。明石の玉子焼のことをネットで調べてみると次のように書いてありました。
柔らかく、直径5㎝程度の球形が自重で押しつぶされたような形をしており、見た目はたこ焼きに似ています。江戸時代の終わりごろから食べられており、たこ焼きの元になった食べ物といわれています。材料に鶏卵を使う点、生地が非常にやわらかい点、小麦粉以外に沈粉と呼ばれる小麦でんぷんの粉を使う点、具が基本的にタコのみである点などが、いわゆる大阪のたこ焼きとは異なります。店によっては、タコ以外にこれも明石名産の穴子を具として入れるところもあります。明石市でも特に明石駅南側の魚の棚などの商店街一帯にある店舗が有名で、明石を目指す観光客の目的の一つにもなっています。(参考:ウイッキペディア)

たこ磯をあとに、アーケードをゆっくり散策。玉子焼のお店が他にも何軒かありました。またこちらでは炭焼きあなごも有名なようです。3~5匹の串刺しで、明石産の天然もので大きいサイズのものは4,000円以上の値段がついていました。見て歩くだけでも楽しい商店街。あなたも一度お出かけになってはいかがですか。



明石といえば魚の棚といわれるくらい有名な商店街です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

てっぱん 村上流「尾道焼き」

2011-02-14 23:58:42 | 食事

商店街でよく目にするてっぱんのポスター

先日、NHKのBSでたまたま、テレビ小説「てっぱん」を見ていたら、番組の最後に尾道風お好み焼きの作り方が紹介されていました。なかなかおいしそうだったので、食べに行ってみようかと思いました。お好み焼き専門のお店に行くのは、実に数十年ぶり、かすかな記憶しかありませんが、確か私が小学校低学年の頃、ただ一度だけ、両親に連れていってもらったことがありました。場所はやはり尾道。確か菊人形を見た帰りだったと思います。味もなにも覚えていませんが、幼いころの唯一と云っていいくらいの懐かしい思い出です。

さて話はもどり、それでは、どこのお店に行こうかといっても、知ったお店があるわけでもなく、直前にNETで検索です。「尾道 お好み焼き」と入れて検索したところ、「村上」というお店が一番上にきていたので、これも何かの縁、他をあたることもなく、そのページを印刷し出発しました。

2号線バイパスを一直線に進み、しまなみ方面と書かれた方に左折。これがまずかったのか尾道大橋を渡ってしまいました。片道150円をとられ、U-ターンしてまた150円とられ、計300円も損をしてしまいました。実は、ここでこのように入口を間違ったのは、情けないことに何度もあります。同じようにUターンする車を何台も見ました。地元の人もうっかり間違うこともあるといいますから、標識をもっと考えてもらいたいですね。


さて、いつもの市営駐車場に車を止めて、お店に向かいます。事前の調査では歩いて5分ほどのはずです。商店街に入って東に向かい、少し歩いた角のところでお店を発見。ちょうど中から二人のお客さんが出てきました。のれんを潜って戸を開けると、あまりの狭さにびっくり。思わず「え!!」と声を出してしまいました。てっぱん、をぐるりと囲むイス席は5席ほど。補助イスを出してもなんとか7席がやっとというところです。その後ろにこれまた4.5名がやっと座れるほどのスペースがありました。こちらは待合席でしょうか!入口のところで立ってビールを飲んでいる若いおにいさんが、「どうぞ座ってください」というので遠慮なく座らせてもらいました。
 女主人と思われる70代ぐらいの人と同じ年代の女性の計、二人がお店の人。




お客は、社長と呼ばれる男性とその奥さん、「くらちゃん」と呼ばれた中年の常連客の女性。同じく常連客のさきほどのお兄さんと、後から入ってきた男性ひとり。そして観光客と思われる、親子連れの3人と、若い女性客2名、に加えて私たち夫婦です。地元の常連客が半分、観光客が半分というところでしょうか。
「何にしましょうか?」、と尋ねられたので、壁に貼られたメニューから「村上流・尾道風お好み焼き=850円」を注文しました。「てっぱん」の空いたスペースで待合の客の注文を作るわけです。先日、テレビで見たつくり方と同じでしたが、イカ天を入れるところが違っていました。これが村上流なのでしょうか。尾道風の一番の特徴である砂ずりはもちろん入っていました。親子連れと社長夫妻が帰ったあと、やっとカウンターに座ることができました。こちらでは、常連客もお手伝いをします。近くにいた人がお水を出してくれます。そういえば、先ほどの社長さんも、食べたあと自分の前のてっぱんをきれいにへらでこすっていました。なにせ、こちらの主人が高齢なので自然とお手伝いをするのでしょうね。
会話を聞いていてもおもしろいです。
お兄さん、「待っている間に、パチンコで17,000円も負けたとか」「おばあちゃん、亡くなったら、葬儀委員長をしてあげるけ」くらちゃん、「木曜日ごろになったら、ここのお好み焼きが食べたくなるんや」といった調子。
 私は、まったくお好み焼きには素人ですが、常連客が表面の色が変わるくらい七味やコショーをかけるのを見てびっくりしました。
 味はもちろん、この女主人の人情味の良さがこのお店を繁盛させているのでしょうね。
駐車場に、尾道観光市街地てっぱんマップというのがありましたが、それによりますと尾道市街では、実に32軒のお好み焼きのお店があるそうです。
 


砂ずりとイカ天が尾道焼きの特徴


帰りに、色紙があったので、「誰の色紙ですか」と尋ねると、「安田成美」さんとのこと。そしてあのお兄さん「他の人のもありますよ」。「あかりちゃんのもあったけど孫が持って帰った」と女主人。ドラマの出演者がよく食べに来るようでした。
 ボリュームもあって味は抜群、今日はいいお店にあたったな、と満足してお店をあとにしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする