未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

宿場町やかげの流しびな行列 3月23日

2014-03-25 21:54:52 | 行事

カメラマンの数がすごい

矢掛の流しびな行列が気になっていました。3年前に行って以来で、時間が取れれば是非と思っていましたが、スケジュールの調整ができたので、10時45分、いざ自宅を出発。11時過ぎに矢掛の国道側から入って観光駐車場になんとか停めることができました。

通りに出ると町並みの西方面に人だかりを発見。1回目の踊りの指定場所なのでしょう。行列は通りの西から進み、最終、脇本陣前まで歩きます。途中3回の踊りを披露します。町筋にスピーカーから流れる、お馴染みの「ひなまつり」のメロディーなのですが、聴きながら下向きに静かに歩く行列を見ていると、とてもその曲が哀愁を帯びているように感じられ、感傷的な気分になるから不思議です。

最初の踊りの場所は本陣前でした。その行列ですが、まず人力車に乗って姫様の登場です。そして流しびな行列。前回のときと比べ、メンバーが随分若返っているのがわかります。パンフレットを見ると、高校生や中学生の有志も多く参加しているようです。それにしてもカメラマンのなんと多いことか。他人のことはいえませんがほとんどが中高年です。それもカメラを首から2台下げている人や、高倍率の立派な望遠レンズをつけている人も多くいました。この行事は絶好の被写体なのですね。メインキャストである「お使い姫」3年前と同じ方でしたが、とてもきれいな女性になっているので驚きました。

アップで撮ろうと思うと300㎜~500㎜のレンズは欲しいところですが私はせいぜい200mm。撮影場所を変えようと移動を試みますが、人の多さで通り抜けるのも困難なほどです。踊りの中心部でカメラを構えるのがベストなのですが、当然、それだと事前に場所取りをする必要があります。あとから中心部で撮ろうと思うと、人をかき分けかき分けて前列に出るしかありませんが、それでも2列目ぐらいがやっと。限られた空間からレンズを向けても、障害物がいろいろ映り込んでまずいい写真は撮れません。またカメラ教室の方たちでしょうか。グループの人が多くいるようでした。

古い建物が建ち並ぶ矢掛の町並みですが、和服姿の行列は実に絵になります。どうせなら電線を地下に格納してもらうと最高なのですが、そういう予定はないのでしょうか。
さて最後の踊りの場所、脇本陣前で歩いて場所を確保し、最後のチャンスに臨みました。今度こそは思いましたが、結果的に中心からややずれてしまいました。しかし、なんとか写真に収めることができました。最後にもう一度町並みを散策し、家族のおみやげに馴染みの店で「いちご大福とみたらし団子」を買って矢掛をあとにしました。

今日はかつてないほどのいい天気で申し分ありませんでしたが、家に帰って画像を整理していると、TVのニュースで、矢掛町のイベントでテントが飛ばされ重軽傷者が出たと放送していました。午後から会場を河原に移して流しびなが行われていたはずでした。今日のような穏やかな日に、突風が吹くとは誰が想像したでしょう。被害に遭われた方の傷が早く癒えることを祈念して止みません。(当日の画像はHPをご覧ください。)
 


姫と記念撮影のつもりでしたが、多くのカメラマンの被写体となってしまいました。
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上下ひなまつり

2011-03-17 21:58:07 | 行事


先日、広島県府中市上下町のユキワリイチゲを見た帰り、上下の古い町並みを訪ねました。こちらでは、2月19日から3月21日まで第6回上下ひなまつりが開催されています。特に3月5日(土)6日(日)の2日間はメインイベント「でこ市」が開催され、当日の5日は、天気も良く大勢の人で賑わっていました。幸いなことに、町並みから一番近い、駅の駐車場に何とか車を停めことができました。さあ、町並み散策スタートです。

この上下(じょうげ)という町の名前の由来ですが、町の中心部が、芦田川水系と江の川水系の分水嶺になっていることから付いたそうです。上下はかつて幕府の天領として、また石見銀山からの銀を運ぶ中継地点として栄えました。今でもメインストリートを歩くと、白壁やなまこ壁、格子戸といった懐かしい町並みが続いています。


昔のこの町並みを写した写真を見ると、UFO型のオレンジ色の街灯でしたが、最近、重要伝統的建造物群保存地区でよく見るレトロ調の街灯に変わり、いかにも商店街というイメージから古い町並みへと、随分イメージも変わりました。ただ気になるのが、白壁がきれいすぎること。でもこれも年月とともに馴染んでくるでしょう。

さて、このひなまつり、通りに面した店舗や民家約80軒にひな人形が並び、随所に餅花が飾られます。春の訪れを告げる行事として、この山間の町も一年で一番の賑わいを見せます。
ちなみに「でこ市」というのは、明治~昭和初期にかけて、毎年2月末に出産祝いなどに贈る土人形(でこ)を売る市のことで、当時は各地からの買い物客でごった返していたそうです。この「でこ市」の再現として上下ひなまつりが始まったと聞きました。
そうそう、この町の出身者で有名なのが、俳優の平幹二朗さんで、最近はアンガールズの田中君(髪の短い方)がいます。

 今回は入館しませんでしたが、通りの奥には翁座という大正時代に建てられた木造建築物(劇場・芝居小屋)があります。かつては、高田浩吉さんや、鶴田浩二さん、大友柳太郎さんも出演したそうですが、近いうちに閉館するそうです。これも時代の流れなのでしょうが、かえすがえす残念です。
さて、この町並み一番のシンボル的建造物といえば、やはり上下キリスト教会でしょう。明治の時代、当時の財閥角倉家の蔵として建築されたものでしたが、戦後、キリスト教会に買い取られ、屋根の上に独特の塔が立っています。町並みの紹介の写真には、ほとんどこの建物がどこかに入っていますので、他で見ても、上下だとすぐにわかるわけです。



さて、今日のでこ市、約70店の露店が並んでいました。焼きそばや手打ちそば、焼き鳥や、つきたての草餅もあります。また、豚汁、ぜんざい、お茶席もありました。通りは大勢の人でいっぱい。観光バスも繰り出しています。着物姿で歩く若い女性連れ、また着物を着て販売する人も多く、白壁の町には情緒が漂っていました。
 どこか往時の賑やかさを見たような気がしました。静かな町並み散策をと思っていましたが、これはこれでまた活気ある別の姿を見ることができて、よかったと思います。手打ちそばのお店のテントで温かいそばをいただき、焼き立ての焼き鳥を食べながらそぞろ歩きました。また店先の赤い毛氈の敷かれた縁台に座り甘酒をいただきながら通りを眺める。小春日和のほっとする、いい感じのする午後のひとときでした。

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たまの港フェスティバルで日本丸を見た!その2

2010-06-08 22:50:07 | 行事


なにか、子ども会の旅行のようなバスの中の雰囲気でした。臨時駐車場の田井みなと公園から10分ほどで会場のJR宇野駅前に到着しました。バスの中から港の船を探したところ帆船の4本のマストが見えました。「あれ、帆が張られていない。そんな、ばかな!?」、これには相当がっかりしました。でも、そのうち張られるのかも、と一方で期待もしながら会場へ向かいました。会場内にはたくさんの出店やステージも2つほどあって、相当に賑やかでした。おいしそうなイカ焼きや、ホルモンうどんなど今はやりのB級グルメなどのお店もずらりと並んで食をそそられますが、とりあえず、日本丸を見て、あと、ゆっくり会場を巡りたいと思いました。
日本丸前には、乗船を待つ幾筋もの行列ができていました。これは相当待たされるな!と思いながら、最後尾と書かれたプラカードのところに並びました。幾重もの行列、既定の柵だけでは足りなかったのでしょうか!スタッフの人が両側にロープを引っ張り頑張っています。ごくろうさまです。ということで待つ人は多かったのですが、流れはゆっくりですが動いています。結局、こちらも30~40分ほど待ってやっと乗船することができました。
日本丸は、ほんとにきれいな船です。帆船らしくロープが縦横無尽に張り巡らされています。正直、このロープ群、よくもつれないなと感心します。そして実習生でしょうか、若い青年の男女。質問に答えたり、写真を撮ってあげたり、撮られたり、また実習風景を再現したりと初々しく働いていました。
見学が、最後尾のあたりに来たとき、一機のヘリコプターが大きなプロペラの音を出しながら近寄ってきました、巡視船も見えます。何が始まるのかと思っていると、どうやら救助訓練のようでした。埠頭をみるとたくさんの見物人。この角度から見ることができて、とてもラッキーでした。先日のNHK竜馬伝の海援隊の訓練シーンで、竜馬が高いマストから呼びかけている場面がありましたが、日本丸か海王丸でロケをしたようでしたね。実はそこのシーンだけ、私は少し違和感を感じました。
今の時代にこのような帆船、実用的ではありませんが、とても頼もしくも、誇らしくも思えます。次の世代に伝えていってほしいと思いました。

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たまの・港フェスティバルで帆船「日本丸」を見た!その1

2010-06-02 22:44:21 | 行事

田井みなと公園 会場への無料シャトルバスを待つ長い列

宇野港で開催されている第14回たまの・港フェスティバルに、あの帆船「日本丸」が来ているというので、見に行ってきました。今回のフェスティバル、ホームページには詳細なイベント情報が掲載されていましたが、詳しくみることも、印刷することもなく、ナビを宇野港に設定して、とりあえず自宅を出発しました。水島インターを降り、ファーマーズマーケットの前を通って宇野方面に進むと、たまの港フェスティバル臨時Pの看板が目に留まりました。あとはその看板にしたがって右に行ったり左にいったりで、やっと、臨時Pの田井みなと公園に到着しました。車はすでに満車に近い状態。ここから会場への無料シャトルバスに乗るわけですが、なかなかそのバスがやってきません。かなり長い行列ができましたが、皆さん行儀よく待っています。子ども連れのファミリーが中心ですが、なかには中高年の夫婦、若いカップルもいたりします。小さな男の子3人を連れたお母さんもいて動き回る子どもに右往左往。そのお母さんの奮闘ぶりには脱帽です。それにしても待っている間、目に付くのは前に並んでいる人たち。観察しているとそれはそれで結構、おもしろいものです。
話は余談になりますが、先日テレビを見ていると、今度「RAILWAYS」で主演の中井貴一さんが、そのインタビューの中で語っていました。聞き手が「中井さんの趣味は何ですか?」と訪ねると、「はい、人間観察です。」との返事。それも半端なものではなく、相当なもののようです。その一例として話していたのが、次のような内容でした。
中井夫妻が、レストラン(何のお店だったか忘れました)にいった際、中井さんが、あまりに周りの人を見つめるので、奥さんから「いいかげんにしなさい」とたしなめられたそうです。席を立ち帰る段になって、少し太った女性がたった1人で食事にやってきたそうです。そこで中井さん、「悪いけど、もう少し待ってくれ!」と頼み込んだそうです。なんでも、その女性が、何のメニューを注文するのか気になってしょうがなかったとか!
分かる気もしますけどね。
そうこう30分ぐらいしているうちにバスが、1台、2台とやってきました。(つづく)



49歳で電車の運転手になった男の物語
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2009-12-31 00:32:26 | 行事


今年もあと一日となりました。皆様にはつたないブログ、ご覧いただきありがとうございました。
来年も引き続きよろしくお願いいたします。
また、HPの方も是非ご覧ください。

さて、我が家ではお正月用のもちを今でも石臼でついています。
さすがに町内でもめずらしくなってきました。
これでもかというぐらいつきますので、できたおもちのおいしさは、また格別です。
もちつきで一番の楽しみは、つきたてのもちをすぐに、ダイコンのおろしでいただくことです。
このおいしさは、筆舌に尽くし難し、これをいただくためにもちつきをしているようなものです。

画像は、この酷使に永年耐えてきた杵です。
ご覧のように先がぼろぼろになってきました。
ついている途中で、欠けた木くずが混入することもしばしばです。
しかたなく、けずることになりますが、だんだん短くなってバランスが随分悪くなってきました。

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