未熟なカメラマン さてものひとりごと

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まとまりのないバラ園

2010-05-26 23:02:12 | 植物


やっと私のバラ園のバラも咲き始めました。当初は、ハイブリットティーローズ、フロリダパンダのみでしたが、それでは物足りないので一昨年からつるバラも何本か追加しました。
フェンスにからむ小型のピンクのつるばらは道路に面しているため特に評判がよいようです。
それにしてもバラは管理が大変です。この時期になりますと、毎週の消毒はかかせません。黒点病、うどんこ病などの病原菌対応のもの(ダコニール、トップジン、サプロールなど)と、アブラムシやハダニなど害虫対応のもの(スミチオン、マラソン、オルトランなど)を1000倍から2000倍に薄め、数種類を混ぜて散布します。
バラの本数は全部で20本程度ですが、黒点病にはその3分の1がかかっていますし、つぼみの先にはどれもアブラムシがひっついています。
散布の仕方が悪いのか、開花した花はどこか痛んでいますので、撮影のアップには耐えられません。また白のバラには不思議とコガネムシ類が好んで花びらを食害し、糞を撒き散らしています。
そして6月に入って一番恐ろしいのは、ゴマダラカマキリです。根元に下りてきて卵を産みつけ、その幼虫が茎を食害すると、数日のうちに枯れてしまいます。この対策としては茎の根元をみかんネットで覆い、その進入を阻止するしかありません。
苗の注文は大苗をNET(京成ばら園芸)で毎年2・3本注文していますが、咲いてみればどれもピンクばっかりだったりして、わかっているのに毎年、反省しています。まったく同じ品種を注文したこともあります。
また、花が一斉に咲き始めると花がら切りも大変です。
でも一番の大敵は、なにを言っても、雑草でしょう。見た目にも良くありません。でもなにせ時間がないので、なかなかはかどりません。
こういうことをもう7年も繰り返しています。この先リタイヤして時間が取れるようになれば、素晴らしいバラ園も夢ではないのですが、どうなることでしょう!

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長谷寺のボタン -おわりー

2010-05-22 01:22:49 | 神社・仏閣

外舞台からは境内が一望でき、その美しさに息をのむ。

登廊(のぼりろう)は一方通行を原則としているようです。少し勾配のある石段を進むと、両側にボタンが植えられていて、眺めながら登るとさして苦にもなりません。このような景色は、吉備津神社の回廊にも似ているとおもいました。ボタンだけでは決して趣がありませんが、背後にこのような回廊などの塔堂が入ると実に絵になりますね。でも残念なことにボタンはほとんど終わっていました。かろうじて残っているものも中にはありましたが、もうほとんど勢いはありません。
ボタン祭りは、5月9日までとなっていたので、ボタンを求めてやってくる入山者に気を遣ったのでしょうか!鉢ごと埋め込まれているものもありました。
さて、境内が余りにも広いのでどう進んでよいのか方角がわかりません。小脇に日よけで覆われているボタン園を見つけ、そちらにそのまま進むと、五重塔に通じる坂道がありました。降りて来る人とすれ違います。五重塔あたりは新緑の若葉で覆われとても清清しいところ、多くの人がベンチで休憩したり写真を撮ったりしていました。この五重塔、さほど古いものではないようですが、塗られた朱色がとても若葉に映えます。続いて向かったのが、国宝の本堂です。中は薄暗くとても重厚な感じがします。ご本尊は十一面観音菩薩立像、金色に塗られた巨大な仏が優しく参拝者を見下ろしています。この本堂には舞台もあって、そこに立つと、何と素晴らしいこと。境内が一望に見渡せます。
 このあと、反対側の東参道をおりて帰ることにしました。こちらにもところどころにボタンが植えられています。仁王門を出たところで、入山者のご夫婦の写真撮影に応えている若いお坊さんを見つけました。このお寺ではこのように入山者に便宜を図っているお坊さんの姿をよく見かけました。他では見られない光景ですね。
帰りに、家族へのおみやげに、白酒屋の草もちと奈良漬を買って長谷寺をあとにしました。春はボタン、夏はアジサイ、秋は紅葉とまさに花の御寺と称される長谷寺、機会があれば、また違う季節に来てみたいと思いました。(おわり)


詳細はこちらです。→HP
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長谷寺のボタンも終わっていました。

2010-05-19 22:46:43 | 神社・仏閣

賑う参道、長谷寺はまだまだ先のようです。

室生寺を後にして室生口大野駅まで戻った私は、少しの時間の合間を利用して大野寺(おおのじ)を訪ねてみることにしました。駅から歩くこと5分、室生川の対岸に巨大な摩崖仏が見えてきました。それにしても穏やかなお顔、多くの人々の心を慰めてきたことでしょう!
しかし鎌倉の時代、岩壁によくこのように大きな仏を彫ることができたものだと感心することしきり。さて、そろそろ駅に帰って長谷寺に向かわなくてはなりません。
 長谷寺駅は準急しか停まらないので少し不便です。駅を降りると、早速下り急勾配の石段が待ち構えています。それも半端ではありません。道順は標識だけが頼りでしたが、左に曲がったり、右に曲がったりとなかなか目的地は遠いようです。
 しかし、参道には、吉野葛、地酒、草もちなど特産品を売るたくさんのお店や、お休み処が並んでおり見ているだけでも楽しいものでした。それにしても何と人通りの多いこと。特にリュックを背負った中高年の男女のグループが目に付きました。ほどよい運動でウオーキングには最適かもしれませんね。
 駅から15分ほどと聞いていましたが、20分ほど掛かって、やっと長谷寺に到着です。
それにしてもなんと大きな寺院でしょう!山の斜面を利用して建てられたいくつもの堂塔が目に飛び込んできます。入山料だけなら500円ですが、今、特別公開もおこなわれていてセットで1,700円、との案内もいただきましたが、時間もないので入山料だけにしました。
まず、大きな仁王門が迎えてくれます。そしてその向こうに龍が昇るように登廊(のぼりろう)が見えます。柱や天井には千社札がいっぱい貼られ、それがまたほどよい景色となって見えます。この登廊の脇には150種、7000株ともいわれるボタンが植えられています。
・・が殆んど終わっているようでした。わずかに残っている花ももはや勢いがありません。(つづく)





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シャクナゲはもう終わっていました。室生寺

2010-05-17 23:44:52 | 神社・仏閣

金堂に続く鎧坂。なかなか歩きにくい石段です。

川沿いに、バス停留所から歩くこと数分。参道と思われる、さほど道幅の広くない通りがあり、草もちや一刀彫りのお店が並んでいます。しかしそれほど賑やかなものではなく、時おり、「できたてのおもちいかがですか!」と声がかかり、なんとなく郷愁を感じさせてくれる、そんな趣がありました。その通りから左手に折れると室生寺に通じる赤い太鼓橋がかかっています。その一番高いところから周囲に目を遣ると、周りを高い山々が取り囲み、木々の若葉の緑もまぶしいばかりに鮮やかです。その橋を降りたところにある石標には女人高野室生寺とありました。女人禁制の高野山に対して、女人も入山してよいという意味だそうです。表門の前では、虚無僧姿の人物が尺八を吹いていました。実に絵になる光景です。尺八がこんなに長いものだったとはと、感心もしました。ここから順路は右に折れ、巨樹が立ち並ぶ向こうに高い仁王門が見えます。
 このあたりから境内にシャクナゲが目立つようになりますが、残念ながらほとんど終わっているようです。下に落ちている花弁が、やけに目立ちます。そして金堂へと続く鎧坂、石段のひとつひとつの形や磨耗度、向きによって、見る分にはとても絵になる風景ですが、実際に歩くと、とても歩きにくいものでした。平安期、鎌倉期の国宝の建物が続く伽藍、桧皮葺やこけら葺の屋根と青葉、人さえいなければまるで、その昔にタイムスリップしたような錯覚を覚えます。鎧坂と金堂、そしてその石段の脇に咲く満開のシャクナゲを一枚に収めることができたならば、このうえない喜びです!
そして私が一番撮りたかったシャクナゲと五重塔との組み合わせ、なんとか無理やり1本のシャクナゲを前景に入れて一枚撮ることができました。時間を気にしながら急な奥の院に通じる石段を登るとひざはもうがくがく。
ひと通り撮影を終えて、その余韻に浸る間もなく、寺をあとにしバス乗り場に向かいました。

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あこがれの室生寺に行ってきました

2010-05-13 23:07:04 | 観光名所

室生口大野駅の静かな佇まい。電車が着くとそのときだけ賑やかになります。

5月8日、高速バスを利用してシャクナゲで有名な奈良の室生寺とボタンで有名な長谷寺に行ってきました。近鉄大阪上本町から大阪線で最寄りの「室生口大野駅」まで行きます。ここから、室生寺まで奈良交通バスで15分程ですが、このバスの本数がととても少ないのです。ほぼ1時間に1本ですね。帰りの時間もしっかり見ておかなければ大変なことになります。最悪の場合、タクシーを利用すればいいのですが、いかに安く行って帰るかをポリシーとしている私としては、そう安易に考えたくないのです。ということで当日のスケジュールはこのバスの時間が最優先となりました。
室生口大野駅は、位置的に高いところにあって、駅前のバス発着所は一段下がったところにありました。駅から降りた乗降客がそのバスを一斉に目指すものですから、乗れなくては大変と皆さん小走りに進みます。案の定、バスはすぐいっぱいになりました。すると乗務員の方がもう一台だしますからと声を掛けると、座れなかった人がどっとそちらに流れます。室生口までの道のりは、まさに渓谷の中を進んでいるようでした。山々の緑がとても新鮮に感じられます。途中、民家はほとんどありませんでした。
やがて前方にお店やら民家やらと少しにぎやかなところが見えてきました。ここが終点のようです。バスからはここで降ろされ、室生寺は歩いてもう少し先のところにあるようです。なにせ、帰りのバスの時刻まで1時間ほどしかありませんので、すべてがせわしなく感じられます。(つづく)

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