未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

山ノ上の干し柿 平成28年11月13日(日)岡山県矢掛町山ノ上地区

2016-11-22 00:20:28 | 町おこし

山ノ上農産物直売所 

毎年、11月の第2日曜日に開催される矢掛町の大名行列を、数年ぶりに見に行こうと思いました。スタートが12時半だったので、その前に、数日前に新聞で紹介されていた、干し柿で有名な限界集落・矢掛町山ノ上地区を訪ねることにしました。

 目指すは、山ノ上公会堂ですが、ナビにヒットせず、感を頼りに車を進めました。実は初めてではないのですが、途中で完全に道に迷ってしまいました。こういうところで迷うと実に大変です。細い道を下ったところで対向車に出会ってしまい泣きそうになりました。絶対に脱輪しないようにとそればかり注意しながら何とか元に戻るとナビ画面の片隅に山ノ上公会堂が現れました。



最近では多くがこのようにビニールテント内に吊るされています。

 やれやれと公会堂に車を停め、農産物直売所で果物の皮を干していたお年寄りに、「これは何ですか?」と尋ねると、「柿の皮です。栄養があるんですよ!」とのこと。粉末にして販売するそうです。
 近くに、ビニールテント内ではなく、じかに干し柿を見れるところがあるか尋ねると、道を上がったところに昨日、皮をむいて干した家があると聞きました。「家の敷地内なので、声をかけ、了解を得てから撮るようにしてください。不審者と間違われるといけませんから」と丁寧な助言もいただきました。



2000個の干し柿


甘さが伝わってくるようです。

さてお目当てのお宅は、立派な門構えで、中の玄関先に、ご老人(女性)が椅子に座っているのが見えました。「こんにちは!写真撮らせてもらってもいいですか?」と尋ねると、どうぞと笑顔で了承をいただきました。聞くと、何人もカメラマンが訪ねてきたとか。金属パイプで作られた2階建て構造の干し場は、昨日剥かれたという柿がびっしり吊り下げられています。その数、2千個。2台の扇風機がフル回転していました。

聞くところによると、柿は手で剥き、家を出て暮らしている息子たちが帰ってきて手伝ったそうです。これだけ剥くとなると相当な労力で大変ですね。と尋ねると、いや段取りだけです。との回答。畑にゆずがあるので、よかったらどうぞ、と暖かい言葉をいただきましたが、大名行列の時間が近づいていたので、丁寧に辞退し、山ノ上をあとにしました。
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深山公園のヤマガラ 平成28年10月28日(日)

2016-11-08 00:32:44 | 公園
天気が良かったので玉野市の深山公園に行ってみることにしました。園内の赤松池にやってきているはずのカモたち渡り鳥のために、食パン数枚を用意しての出発です。
山陽自動車道経由、水島ICを降りて、いつも最初に立ち寄るのが、道沿いにある岡山市サウスヴィレッジの生鮮食品市場・ロードサイドマーケットです。
新鮮な食材を求める人で、午前中のこの時間、駐車場はいつも満車となります。場内は空きを待つ車で渋滞気味でしたが、何とか駐車することができました。
以前梅林があったところが、オリーブ園になって、雰囲気が随分変わりました。当日の空は、快晴だったので、シンボルの白い塔と青い空とのコントラストはとても美しく感じました。食材を購入し、改めて深山公園に向かいます。


岡山市サウスヴィレッジ 白とブルーのコントラストが美しい。

公園に着き、やはり最初に向かったのが赤松池です。いました、いました。カモたち渡り鳥です。岸辺に近づくと、察したのか池の鳥たちが一斉に集まってきて怖いほどです。早速、家から持ってきた食パンを、まさにちぎっては投げ、ちぎっては投げしあっというまに無くなってしまいました。


赤松池のカモ あっという間に集まってきます。


このあと、本日の一番の目的、ウオーキングの開始です。この公園、広さは東京ドームの実に40倍もあります。遊歩道がしっかり整備され、特に春の桜の頃から秋の紅葉の頃まで多くのハイカーで賑わいます。遊歩道を少し歩くと、芝生の空き地で、両手を差し出しじっとしている男性の姿がありました。するとなにやら小鳥たちが次々にやってきては、手に停まりすぐ飛び立ちます。
すごい、この人は、野鳥を自由に操れる超能力者かと思いました。感心しながら、もう少し先に進むと、女性の人が、手を少し高くして同じようにじっとしています。餌をやっているようでした。このように野鳥とじかに触れ合えるというのがとても信じられません。この様子を写していた老夫婦のカメラマンに、「何という鳥ですか?」と尋ねると、「ヤマガラですよ」とのこと。おまけに、餌として持参されていたヒマワリの種をたくさんいただきました。









それではと、ヒマワリの種を手に乗せ、同じようなポーズでしばらくじっとしていると、ついにヤマガラがやってきてくれたではありませんか。何と人懐こい鳥なのでしょう。このあとコース内の2,3箇所で同じように行いましたがいずれもやってきてくれました。初めての体験に、とても感動し、また得をした気分にもなりました。


英国庭園を散策しました。


軽い汗をかいた後、ベンチに座って広い池を眺めながら軽いランチを摂っての休憩です。このあと、園内の英国庭園と、お目当ての道の駅の名物「焼き穴子」を買って深山公園をあとにしました。疲労感は多少残りますが、とても清々しい実りのある素晴らしい一日でした。


帰りに下津井に寄りました。漁港と瀬戸大橋です。 -->
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頭島でティータイム

2016-11-02 00:59:06 | 風景
先日、岡山県内外を紹介する情報誌に掲載されていた、頭島のカフェを訪ねました。頭島は岡山県備前市日生町の瀬戸内海に浮かぶ小島ですが、昨年4月に、鹿久居島を結ぶ、備前♡日生大橋が開通し直接、車で行けるようになりました。目指す頭島は、この鹿久居島のさらに向こうにある島です。



眼下にカキ筏が見え、いかにも日生という景観が広がっています。


真新しいは橋はとても爽快です。

真新しい橋を渡ると、眼下に牡蠣の筏がいくつも浮かび、いかにもカキオコで有名な日生らしい景観が広がっています。橋をもうひとつ渡ると頭島ですが、その店が島のどのあたりにあるのかさっぱりわかりません。
情報誌では島の真ん中あたりに印がありましたが、いろいろ探しても看板はみつからず、おまけに人に聞いてもわかりません。といってもほとんど人の姿を目にすることはないのです。道を進むと、途中で急に細くなったり、急勾配の道もあったりで、進んでいいのかどうか心配することも度々でした。




最後の最後に訪ねた郵便局で尋ねてやっとわかりました。この郵便局から細い道を進むこと、わずか4、50メートル。小さな2階建ての真新しいシンプルな建物です。1階がパン工房、喫茶室は狭い階段を上った2階にあります。この2階からは眼下に島らしい佇まいの民家が広がり、その向こうに瀬戸内海が望むことができます。
当日は、雨が降り出しそうな今ひとつの天気でしたが、よく見ると小豆島の白い観音様をも見ることができました。
お店の人によると、晴れた日よりも雨上がりなどの曇った日の方が視界が効くとの話でした。
お店の名前は、カフェ・マルベリー。今年の4月にオープンしたとのことでした。看板は製作中で間もなく設置できるとのことでした。いただいたのはベーグルランチ。食後の紅茶の何とも甘い香り。マルコポーロでした。室内にはテーブルが3つ、せいぜい12~13人ほどでいっぱいになりますが、意外にゆったりした空間です。









このあと、島を散策。狭い路地の傾斜地の両側の狭い土地に民家が立ち並んでいました。島民はわずか400人ほど。橋ができてからは暮らしも随分変わったことでしょう。どこか懐かしい風景が、そこにはありました。


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