開催日:令和5(2023)年1月22日
立春を前に、寒さの中にも春の気配を感じさせる、令和5年1月22日、井原市高屋町の華鴒大塚美術館別館緑樹園で、合同初釜が、10時、11時の二席に分かれて開催されました。総勢二十名の参加でした。
一席目はいばら文化教室、社中の皆さんが客に、井原遠鐘クラブが水屋を。二席目は主客交代でいたしました。まず、美術館の原点となる華鴒の間(洋室)で、白湯が出されて喉を潤しながら、華やいだ気分で互いに新年の挨拶を交わしたあと、レトロなガラス戸越しに日本庭園を眺めながら織部床の茶室に移動しました。
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竹一重切花入に結び柳と桃太郎椿
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遠鐘クラブの席
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大福茶 中に梅干しと山椒の粉を付けた栗豆が入っている
お点前は、遠鐘クラブと文化教室の両方に席を置いている私が、遠鐘クラブの側で先生から命じられ、未熟ながら一所懸命努めさせていただきました。お茶会が初めてという方も数名おられ緊張した面持ちで臨んでおられました。主菓子はいつも変わらぬ富久味庵製の「千代の糸」です。
織部床には、藤井誡堂筆「青松多寿色」の書が掛かり、竹一重切花入には前日から準備された先生渾身の結び柳と桃太郎椿が見事に調和し、席の雰囲気はピリッとしつつも次第に和やかなものに変わっていきました。亭主は二席とも先生がお勤めになりました。
水指は人間国宝・金重陶陽の備前焼で、扱いにとても緊張しました。皆さん、梅干しと山椒の粉を付けた黒豆でいただく大福茶を楽しくいただいておられました。大福茶のあとは、点て出しで薄茶が振る舞われました。
干菓子は、鶴亀の杉の羽子板風銘々皿で出され、めでたさに話しが盛り上がります。
11時からの二席目は、主客交代で遠鐘クラブの席でした。実に三年ぶりの初釜となりました。世話人代表、顧問をはじめ遠く岡山市内在住のご夫妻も駆け付けられ、久しぶりの再会に話しがはずみました。今年も無病息災で茶の湯が楽しめますようにと念じ、一同晴れやかな気分で会場をあとにしました。
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立春を前に、寒さの中にも春の気配を感じさせる、令和5年1月22日、井原市高屋町の華鴒大塚美術館別館緑樹園で、合同初釜が、10時、11時の二席に分かれて開催されました。総勢二十名の参加でした。
一席目はいばら文化教室、社中の皆さんが客に、井原遠鐘クラブが水屋を。二席目は主客交代でいたしました。まず、美術館の原点となる華鴒の間(洋室)で、白湯が出されて喉を潤しながら、華やいだ気分で互いに新年の挨拶を交わしたあと、レトロなガラス戸越しに日本庭園を眺めながら織部床の茶室に移動しました。
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竹一重切花入に結び柳と桃太郎椿
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遠鐘クラブの席
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大福茶 中に梅干しと山椒の粉を付けた栗豆が入っている
お点前は、遠鐘クラブと文化教室の両方に席を置いている私が、遠鐘クラブの側で先生から命じられ、未熟ながら一所懸命努めさせていただきました。お茶会が初めてという方も数名おられ緊張した面持ちで臨んでおられました。主菓子はいつも変わらぬ富久味庵製の「千代の糸」です。
織部床には、藤井誡堂筆「青松多寿色」の書が掛かり、竹一重切花入には前日から準備された先生渾身の結び柳と桃太郎椿が見事に調和し、席の雰囲気はピリッとしつつも次第に和やかなものに変わっていきました。亭主は二席とも先生がお勤めになりました。
水指は人間国宝・金重陶陽の備前焼で、扱いにとても緊張しました。皆さん、梅干しと山椒の粉を付けた黒豆でいただく大福茶を楽しくいただいておられました。大福茶のあとは、点て出しで薄茶が振る舞われました。
干菓子は、鶴亀の杉の羽子板風銘々皿で出され、めでたさに話しが盛り上がります。
11時からの二席目は、主客交代で遠鐘クラブの席でした。実に三年ぶりの初釜となりました。世話人代表、顧問をはじめ遠く岡山市内在住のご夫妻も駆け付けられ、久しぶりの再会に話しがはずみました。今年も無病息災で茶の湯が楽しめますようにと念じ、一同晴れやかな気分で会場をあとにしました。
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