未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

未熟なカメラマンのホタル撮影日記 岡山県井原市芳井町 中村川砂防公園

2024-06-26 21:10:03 | ホタルの撮影
訪問日:令和6(2024)1日目6月19日、2日目・21日

このような近場にホタルの名所があるとは知りませんでした。今まで、県内一といわれる県北・真庭市北房の備中川沿いのホタルの撮影には数回訪ねたことがありました。しかしまだまだ勉強不足、準備不足ということもあって、結果は一目瞭然、満足のいく写真は1枚も撮れた記憶がありません。それに目的地までの所要時間は1時間以上を要し、そう度々行けません。

ホタルが乱舞する季節を迎え、久しぶりにホタルの撮影に行きたいとの衝動にかられました。ネットで名所を検索すると、井原市内にもホタルの名所があるということがわかりました。中村川砂防公園です。岡山県の特別名勝に指定されている天神狭の一角にあり、キャンプ場としても有名だとか。自宅からの所要時間はわずか15分ほどでした。

当日は何人かのキャンパーを目にしました。今流行のひとりキャンプなのでしょう。
ハンモックを用意している人もいました。薪で火をおこしバーベキューをする人の姿もありました。暗闇の中で、薪を割る音、赤い炎が見え、自分の時間を謳歌する人たちです。おまけに目の前にはホタルが乱舞、一人で楽しむのは最高の環境です。



公園の最深部にある砂防ダム。石で積み上げて作られています。福山市神辺町の堂々川の砂留に似ていると思いました。特に土石流による土砂災害被害の軽減や河床の過度な洗堀を防止することを目的として設置されます。先日の雨で排水口から多量も水が吐き出され怖い感じがしました。

【1日目】6月19日(水)


橋の中ほどから眼下に渓流に飛ぶホタルを狙って構図を決めました

1. まだ明るいうちに行って、どのあたりを撮影するか構図を決めます。あとは、ホタルがレンズの向こうに来てくれるのを祈るばかりです。
今回は、無駄な光が入らないところを優先し、一番奥に近い橋の上にしました。
当然暗くなると、聞こえるのは、カエルの鳴き声と流れる水の音だけ。
公園内の近くに街灯があり、少しの安心感もあるのですが、暗闇に一人いるのは勇気がいります。

2. 三脚をセットし、いったんオートでピントを合わせ、動かさないように注意しながらマニュアルに切り替えます。
絞りは開放、シャッタースピードは15秒、ISOは1000にしたつもりでしたが、設定できたかどうか。記録はREWです。
こうして1時間ほど粘り、帰ってから確認すると、街灯の光が、予想以上に入り、暗部とのコントラストが強くなり過ぎました。


トリミングしています


トリミングしています

【2日目】6月21日(金)


橋から降りて、石畳の上に三脚をセットしました

この地を、小学生の頃からよく知っている同僚から、「マムシが出るので注意してください。」との警告をもらっていました。キャンパーの人たちは知っているのだろうかと思いながら、2日目は当然ながら長靴を用意しました。

前回、街灯の光が予想以上に強かったので、街灯を避ける意味で少し右に寄せ、少しアップにしてみました。シャッタースピードは30秒に、ISOは1500に設定しました。
前回の橋の上からは止め、下に降りての撮影です。足場は、左側にも細い水路があり、水に挟まれる感じで、石畳の上に三脚をセットしました。
簡易的な椅子を持参し、座ってホタルが飛んでくるのを待つだけです。カメラを向けた範囲にどうかうまく飛んできてくれますように。








時おり、ゴトゴトと水中で石がぶつかり合うような音がします。水流が強いので石が流されてぶつかっているのでしょう。「甌穴」のできる過程を連想しました。
こうして、1時間半ほど掛けて40枚以上撮影し,9時ごろ引き上げることにしました。
ホタルの写真に、比較明合成はかかせませんが、私の使用している編集ソフトでは対応していないこともわかりました。フリーソフトもあるようですが、思案のしどころ、次回の課題にしたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やはり北房のホタルはすごかった! 岡山県真庭市下呰部 平成30年6月17日(日)

2018-06-23 22:47:58 | ホタルの撮影
昨年の撮影がまったくの失敗に終わったので、リベンジをしようと、またまた北房のホタルの撮影に出かけました。
到着したのは、午後7時半ごろでした。明るいうちにと、すぐにカメラをセットしました。三脚を立て、オートフォーカスで目的物を決めてピントを合わし、動かないようにガムテープを貼って固定。マニュアルモードに変えて、シャッタースピードをバルブモードに、絞りはなるべく明るく設定し、ISOは、様子を見ながら変えていくことにしました。

この備中川とその支流には、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルの3種類のホタルがいます。人工飼育ではなくすべて自然発生のホタルで、これだけの数を観れる場所は全国でもほとんどないそうです。子どもたちによる用水路のカワニナを本流に戻す活動や、子どもや若者による川沿いの清掃活動など、行政と地元住民が、協力して環境整備にあたってきました。
数キロにわたって、ホタルの乱舞がどこでも見れるというのはすごいことだと思います。



遊歩道の外灯 「ホホほの字のほたるコイ!」と書かれています。


木陰のホタルが光り始める

さて、カメラをセットしたあと暗くなるまで、のんびり待ちます。当日の天気は、雨も降らず風もありませんでしたが、気温が少し低かったのでどうかなという一抹の不安もありました。
午後8時ごろになって、見物客があっという間に増えてきました。木陰の葉の下で、いよいよホタルの点滅が始まります。
時間が経つにつれて、その数と明るさがみるみるうちに増してきます。クリスマスツリーをみるような、満天の星空を見るような不思議な感覚を覚えます。
午後8時半を過ぎるころ、ホタルが飛び始めました。そして停まっているホタルは、同時明滅を始めます。

撮影はというと、車のヘッドライトの光が突然入ったり、散策する子どもたちの懐中電灯の光が入ったりと、気が気ではありません。本当は最低でも30秒以上の長時間露光で撮りたいのですが、なかなかそうもいきません。
それにしてもホタルの数には圧倒されます。おそらく数千匹はいたでしょう。「日本一のホタルの里」といわれるだけのことはあります。

こうして午後9時過ぎまで粘って北房をあとにしました。
撮影の結果ですが、ピントが合っている分、昨年よりはましだと思うのですが、距離が遠すぎて、なんだかわかりにくい出来となってしまいました。意地でも合成だけはしたくない
ということで懲りずに来年もチャレンジしてみたいと思っています。



遠すぎてわかりにくいと思いますが、たくさん飛んでいます


川面を飛ぶホタル


こちらも小さくてわかりにくいと思いますが、たくさん飛んでいます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

撮影日記 北房のホタルは、ほんとにスゴイ!!  平成29年6月23日(金)

2017-06-30 00:42:47 | ホタルの撮影
3年ぶりに、ホタルの撮影をしようと北房に行ってきました。夜の8時半から9時半ごろが見頃と聞いていましたので、自宅を午後7時前に出発。あろうことかナビをセットしているのに、目的地付近で道に迷ってしまいました。
新しい道路が出来ていたので、直進したのが間違いでした。今回も事前に撮影の仕方をネット調べ、頭に入れて出かけました。
さすがに、到着時間の午後8時過ぎにもなると随分暗くなっていました。
以前は、備中川の向こう岸の人が少ないところに陣取っていましたが、パンフレットを良く見ると、「蛇やマムシがいるので入らないでください」と危険区域になっているのではありませんか。
ということで、さすがに今回は遠慮することにしました。

振興局の駐車場に車を停め、三脚にカメラをセットして備中川沿いの遊歩道を目指して歩きます。遊歩道には、道案内用のほのかな灯りがともっています。歩くにつれてホタルが目に付くようになりました。そして備中川対岸の山裾に、まるでイルミネーションのように点々とホタルの灯りが見えてきます。
とりあえず、ここで撮影と、三脚をセットしカメラを構えます。モードはマニュアル、絞りはF2.8、ISOは1600、シャッタースピードはもちろんバルブです。すべてレリーズを使用し、一枚5分程度で撮影をしました。こうして撮影場所を何箇所か変えて同じように撮影をしましたが、1点心配だったことがありました。
レンズが望遠なので、どこにピントを合わせてよいかわかりません。
調べたところによりますと、明るいうちに撮影ポイントに近いところでピントを合わせておき、しっかり固定する、とあったことができていなかったのです。



備中川 まだ明かりが残っています。


さて、ホタルの数はさらに目立つようになり、まるでツリー状態になってきました。「スゴイ」、これには感動しました。一番の見頃は、6月の中旬ときいていましたので、もう遅いかもと危惧していましたが、予想に反しての数の多さには、来てよかったと思いました。
ホタルは、乱舞しますが、あまり移動はしません。ときおり川の真ん中をスーとスピードを出して飛ぶものもいますが、わずかです。
そのうち、エリアごとに集団発光・同時明滅するようになりました。ほんとに神秘的な現象ですね。
北房のホタルは人工飼育ではなく、真庭市の天然記念物です。自然発生したもので何キロにも渡って続くゲンジボタルの乱舞は日本一とか。


わかりにくいと思いますがこれが唯一の一枚です。

遊歩道にはだんだんと、人が増えてきましたが、暗いのでうっかりするとぶつかりそうです。風呂上りの人でしょうか、石鹸のにおいにとても夏らしさを感じました。こうして撮影を続けること一時間、午後9時半を過ぎたところで引き上げることにしました。

さて、肝心の出来上がりですが、残念なことに、ほとんどがぼけていました。
やはりピントは重要ですね。レンズは、単焦点に限りますがあとのまつりでした。ISOも400くらいがよかったのかも。
今日の反省を生かし、来年もう一度チャレンジしようと思いました。



夜の9時半過ぎ 北房振興局のおもてなしテント

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

難しいホタルの撮影

2008-06-13 01:05:37 | ホタルの撮影
 

 先週の土曜日、地元山陽新聞に矢掛町宇内地区のホタルが乱舞しているとの記事が載っていました。早く行かなくてはと思いつつ機をうかがっていましたが、平日の今日、思い切って出かけてみることにしました。時刻は夜の7時半頃。まだ薄明るい感じでしたが公園の駐車場は早くも多くの車でいっぱいでした。しばらく待っていると、8時ごろからホタルが1匹、2匹と飛び始めました。よしとカメラを三脚に取り付け、マニュアルモード、シャッタースピード20秒にセットして撮影を開始しました。うまく撮れるかどうかはカメラまかせ。ただ困るのが駐車場めがけてやってくる車のライトです。中には上向きにしているものもいます。これでは、撮影もかないませんし情緒も何もあったものではありません。
 この時期だけでも駐車場を離れた所に設けるなどの措置は取れないものなのでしょうかね。(ホタル祭り期間中は車の規制があるそうです)
 飛んでいたホタルをさっとつかみ、撮影しようと体にはわしていると、これを見ていた若いカップルが「あの人すごい!」とささやいていました。
 帰って撮った画像をみると、やはりほとんど全滅でした。こういうこともあろうかと念のため撮っておいたのが次の画像です。これはホタルの形をした外灯ですが、なかなか良くできていると思いませんか!


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホタルの撮影

2007-06-13 22:01:29 | ホタルの撮影

昨日の夜8時半頃、岡山県のホタルの名所=矢掛町の宇内へ行ってきました。(我が家から車で10分ほどです。)
ホタルの撮影は、まったくの初めてでした。
さすがに、ホタルの乱舞は想像どおりで幻想的でもありましたが、ホタル祭りの期間を過ぎていたため、車の規制がなく、上向きのライトで、どんどん近くまでやってきます。
そんな中での撮影でしたが、マニュアル撮影のため、すべての設定が必要でまったくの手探りの状態でした。、帰ってから出来栄えを見ることにし、いろいろな条件での撮影を試みました。

暗闇の中、座り込んで静かに鑑賞する人もあれば、カップルでひそひそ話をする人もいます。
そんな中、水を差すように若いグループの団体ががやがやとやってきたりもします。
先週の金曜日、新聞でこの宇内のホタル、今が見ごろと紹介されたため特に人が多かったのでしょうか。
うまく撮影できていないときのため、ホタルの姿をかたどった照明を撮って帰りました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする