訪問日:令和6(2024)年6月6日(木)
華鴒大塚美術館友の会主催の美術展鑑賞旅行に参加させてもらいました。参加者はちょうど30名でした。訪問先は、大竹市の下瀬美術館と東広島市の東広島市立美術館です。
天気予報では、曇り一時晴れとなっていましたが、出発時はいまにも雨が降り出しそうな完全なる曇天で、今日一日撮影には期待が持てない感じがしました。
福山東ICから、大竹ICまで、広島県を東から西へ横断する形で移動し、行きの所要時間は、トイレ休憩を含めて2時間半でした。
下瀬美術館は、建築資材の総合メーカーで年商600億円の丸井産業が企業メセナの一環として一般財団法人を設立し創設したものです。社長は、下瀬ゆみ子氏で、苗字が館名であり、社長が館長ということでした。
想像以上のスケールに圧倒された感じがしました。海に面する細長い敷地のいたるところに樹々が植栽され、とても落ち着いた印象でした。
今回の旅行参加者でこの地を良く知る人曰く、「大竹市というと工場のイメージが強いが、そのこの地で広い敷地を確保し、よくもこのような異質な文化的施設を創設したものだ」と意外に感じたそうです。
下瀬美術館 広島県大竹市晴海2丁目10-50
館内に入ると目につくのが、集成材を使用して一本の木に見立てた柱と、天井を覆う枝です。世界的な日本人建築家・坂茂(ばんしげる)氏の設計だそうですが、フラットなフロアに受付カウンターと、コーヒーショップ、目立たないようにトイレが設置されていて、いたってシンプルな作りです。入館料は1800円と高額ですが、これだけの構築物を維持するためには、相当な費用がかかることが予想され、これならと納得してしまいました。
到着後、係りの方から館の概要を聞きました
ロゴも素敵です
早速、集合写真を撮る
屋外展示 陶板の絵が見事に水面に映りこんでいます
フレンチレストランも併設しています
明るい通路
天気は曇天のままで回復の見込はなさそうでした。海のすぐ近くで絶好のロケーションにも関わらず、撮影が一番の目的の私としては、残念に思うことしきりでした。
当日は、開館一周年記念「加山又造」展が開催され多くの入館者で賑わっていました。美術館だけではなくフレンチレストランや、一棟貸しの宿泊施設が数棟あり、宿泊を兼ねてゆっくり満喫できるという、いわばリゾート的感覚の複合施設といっても過言ではないでしょう。
建物の外観はガラス面を多く採用しているため、景色が見る角度によって映り込み、変化が感じられてとても面白いと思いました。
館内の写真撮影は、作品も含めてOKでしたが、SNSへの投稿はご遠慮くださいとのことでした。
紹介パネルも大きく、わかりやすい展示だったと思います。加山又造の代表作は展示されていたネコの絵ですが、私的には京都嵯峨嵐山天龍寺法堂の「雲龍図」のイメージが一番印象に残っています。描く被写体が幅広く、とても才能のある人だと再認識しました。
海に浮かぶ連結した8個の可動式の展示室は彩色された倉庫のイメージが強かったのですが、夜には照明が入るようで、どのように見えるのか非常に興味のあるところです。とにかくユニークで映えるスポットに違いありません。
エミール・ガレの庭
私が一番楽しみにしていたのが、エミール・ガレの庭でした。開館したのが昨年の春ですから、当時のパンフレットを見ると、まだまだ寂しい感じの庭園でしたが、それから1年以上が経過し、想定通りにボリュームアップして、素晴らしい景観となっていました。
庭園の中心に池を配置し、回遊式になっています。規模的にはそれほどでもありませんが、ちょうど高知県北川村のマルモッタン・モネの庭に似ていると思いました。
海と一体化している庭園です
季節の花々が配色を考えてうまく植栽されています
ロゴも素敵です
匂うようなバラ
木道も整備されていて歩きやすい
広い庭園内で語らう人たち
何だかウキウキした気分になります
スイレン
トケイソウ
こうしてみると広いですね
ユリが甘い香りを放っていました
これはシモツケでしょうか
野バラでしょうか、小輪ですが色合いが素敵です
花ショウブ
庭園から見る可動展示室
望洋テラスへ
道の両側にも植物が植えられ見る人を飽きさせません
エントランスのガラスの平面に映り込む景色
さらに上から見るとその概要がよくわかります
木々の青葉が絵になります
エミール・ガレが愛したという様々な花が咲き乱れ、鑑賞には一番いい季節だったと思います。池にはスイレンや花しょうぶが咲き、弦から花をつけたトケイソウや、バラやユリもいい香りを放っています。
ただ、背後の建物や海とのコンビネーションを考えてのことでしょうか、フラットな設計となっていました。もう少し起伏があれば、変化がでるのではとも思いました。でも素直に美しいと感じました。
ランチはオリエンタル広島のNEW YORK CAFEで
デザートブッフェ付きランチ 2024 Summer
オードブルと選べるメイン、デザート10種、ドリンクバーがセットになったお得ランチ
このあと、オリエンタルホテル広島でランタイムでした。デザートが食べ放題で女性陣にはすごく好評でした。
なぜか忙しい?参加者
お食事始めのオードブル
デザートは食べ放題、そんなに食べて大丈夫??
メインの国産豚ロース肉のグリエor 瀬戸内産真鯛のアクアパッツァのあとのスペシャルデザート「フルーツかき氷」
道の駅 西条のん太の酒蔵 東広島市西条町寺家
この頃になって晴れてきました。広い駐車場です。
酒好きにはたまりませんね。
東広島市立美術館 広島県東広島市西条栄町9-1
公園の中にある3階建ての新しい建物
ヨハネ・パウロ2世美術館展が開催されていました。
そして東広島市では、新しい道の駅で買い物、最後に東広島市美術館訪問と充実した一日となりました。お世話になった事務局や友の会役員の皆さまには、感謝しかありません。
華鴒大塚美術館友の会主催の美術展鑑賞旅行に参加させてもらいました。参加者はちょうど30名でした。訪問先は、大竹市の下瀬美術館と東広島市の東広島市立美術館です。
天気予報では、曇り一時晴れとなっていましたが、出発時はいまにも雨が降り出しそうな完全なる曇天で、今日一日撮影には期待が持てない感じがしました。
福山東ICから、大竹ICまで、広島県を東から西へ横断する形で移動し、行きの所要時間は、トイレ休憩を含めて2時間半でした。
下瀬美術館は、建築資材の総合メーカーで年商600億円の丸井産業が企業メセナの一環として一般財団法人を設立し創設したものです。社長は、下瀬ゆみ子氏で、苗字が館名であり、社長が館長ということでした。
想像以上のスケールに圧倒された感じがしました。海に面する細長い敷地のいたるところに樹々が植栽され、とても落ち着いた印象でした。
今回の旅行参加者でこの地を良く知る人曰く、「大竹市というと工場のイメージが強いが、そのこの地で広い敷地を確保し、よくもこのような異質な文化的施設を創設したものだ」と意外に感じたそうです。
下瀬美術館 広島県大竹市晴海2丁目10-50
館内に入ると目につくのが、集成材を使用して一本の木に見立てた柱と、天井を覆う枝です。世界的な日本人建築家・坂茂(ばんしげる)氏の設計だそうですが、フラットなフロアに受付カウンターと、コーヒーショップ、目立たないようにトイレが設置されていて、いたってシンプルな作りです。入館料は1800円と高額ですが、これだけの構築物を維持するためには、相当な費用がかかることが予想され、これならと納得してしまいました。
到着後、係りの方から館の概要を聞きました
ロゴも素敵です
早速、集合写真を撮る
屋外展示 陶板の絵が見事に水面に映りこんでいます
フレンチレストランも併設しています
明るい通路
天気は曇天のままで回復の見込はなさそうでした。海のすぐ近くで絶好のロケーションにも関わらず、撮影が一番の目的の私としては、残念に思うことしきりでした。
当日は、開館一周年記念「加山又造」展が開催され多くの入館者で賑わっていました。美術館だけではなくフレンチレストランや、一棟貸しの宿泊施設が数棟あり、宿泊を兼ねてゆっくり満喫できるという、いわばリゾート的感覚の複合施設といっても過言ではないでしょう。
建物の外観はガラス面を多く採用しているため、景色が見る角度によって映り込み、変化が感じられてとても面白いと思いました。
館内の写真撮影は、作品も含めてOKでしたが、SNSへの投稿はご遠慮くださいとのことでした。
紹介パネルも大きく、わかりやすい展示だったと思います。加山又造の代表作は展示されていたネコの絵ですが、私的には京都嵯峨嵐山天龍寺法堂の「雲龍図」のイメージが一番印象に残っています。描く被写体が幅広く、とても才能のある人だと再認識しました。
海に浮かぶ連結した8個の可動式の展示室は彩色された倉庫のイメージが強かったのですが、夜には照明が入るようで、どのように見えるのか非常に興味のあるところです。とにかくユニークで映えるスポットに違いありません。
エミール・ガレの庭
私が一番楽しみにしていたのが、エミール・ガレの庭でした。開館したのが昨年の春ですから、当時のパンフレットを見ると、まだまだ寂しい感じの庭園でしたが、それから1年以上が経過し、想定通りにボリュームアップして、素晴らしい景観となっていました。
庭園の中心に池を配置し、回遊式になっています。規模的にはそれほどでもありませんが、ちょうど高知県北川村のマルモッタン・モネの庭に似ていると思いました。
海と一体化している庭園です
季節の花々が配色を考えてうまく植栽されています
ロゴも素敵です
匂うようなバラ
木道も整備されていて歩きやすい
広い庭園内で語らう人たち
何だかウキウキした気分になります
スイレン
トケイソウ
こうしてみると広いですね
ユリが甘い香りを放っていました
これはシモツケでしょうか
野バラでしょうか、小輪ですが色合いが素敵です
花ショウブ
庭園から見る可動展示室
望洋テラスへ
道の両側にも植物が植えられ見る人を飽きさせません
エントランスのガラスの平面に映り込む景色
さらに上から見るとその概要がよくわかります
木々の青葉が絵になります
エミール・ガレが愛したという様々な花が咲き乱れ、鑑賞には一番いい季節だったと思います。池にはスイレンや花しょうぶが咲き、弦から花をつけたトケイソウや、バラやユリもいい香りを放っています。
ただ、背後の建物や海とのコンビネーションを考えてのことでしょうか、フラットな設計となっていました。もう少し起伏があれば、変化がでるのではとも思いました。でも素直に美しいと感じました。
ランチはオリエンタル広島のNEW YORK CAFEで
デザートブッフェ付きランチ 2024 Summer
オードブルと選べるメイン、デザート10種、ドリンクバーがセットになったお得ランチ
このあと、オリエンタルホテル広島でランタイムでした。デザートが食べ放題で女性陣にはすごく好評でした。
なぜか忙しい?参加者
お食事始めのオードブル
デザートは食べ放題、そんなに食べて大丈夫??
メインの国産豚ロース肉のグリエor 瀬戸内産真鯛のアクアパッツァのあとのスペシャルデザート「フルーツかき氷」
道の駅 西条のん太の酒蔵 東広島市西条町寺家
この頃になって晴れてきました。広い駐車場です。
酒好きにはたまりませんね。
東広島市立美術館 広島県東広島市西条栄町9-1
公園の中にある3階建ての新しい建物
ヨハネ・パウロ2世美術館展が開催されていました。
そして東広島市では、新しい道の駅で買い物、最後に東広島市美術館訪問と充実した一日となりました。お世話になった事務局や友の会役員の皆さまには、感謝しかありません。
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