未熟なカメラマン さてものひとりごと

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一万株のサギソウに圧倒されました 岡山県総社市福井 ヒイゴ池湿地

2024-09-09 18:39:10 | 自然
訪問日:2024(R6)8月19日(月)

地元・山陽新聞に、ヒイゴ池湿地のサギソウが見ごろとの記事が掲載されていました。岡山県でサギソウというと、新見市哲西町の西の尾瀬と言われる鯉が窪湿原しかイメージが湧きませんでしたが、その鯉が窪湿原でも、サギソウはミニ湿地にほんのわずかしか自生していません。
絶滅危惧種でもあるそのサギソウが、何と1万株とは、ほんとかな?というのが素直な感想でした。場所は総社市、目的地までには45分ほどしかかかりません。山野草に興味のある私は、午前中に観察を終えようと早い時間に自宅を出発しました。
ナビの設定には苦労しました。それでも近くに着いたら案内表示があるはずと目的地付近までやってきてうろうろ、高速道路・岡山道が目印で何とか目的地に到着しました。
平日ともあって、駐車場には2台の車のみ。目の前には高速道と小山に囲まれた草原・湿地が広がっていました。
木道も整備されており、歩くのにまったく問題はありません。すぐにサギソウを見つけました。アップで撮影したあと、周辺を改めてみると、一面に白い点々とありそれらがすべてサギソウだということがわかりました。

あちこちに、小学生の作成でしょうか「取るな!」と書かれた看板が目立ちます。世界最小と言われるハッチョウトンボを撮りたかったのですが、残念ながら見つけることはできませんでした。こうしてぐるりと周遊し、じっくり観察したのち、ヒイゴ池湿地をあとにしました。



ヒイゴ池湿地案内図


木道の傍らに咲いていたサギソウ


白い点々はすべてサギソウでした


子どもたち制作の看板 あちこちにありました


サギの編隊飛行?


目につく山野草はほとんどサギソウ


サワギキョウ キキョウ科ミゾカクシ属の多年草。美しい山野草ですが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物としても知られています


まさにサギ 岡山県自然保護条例の指定植物でその採集は禁止されています


ここは、ヒイゴ谷と呼ばれる

ヒイゴ池湿地は、日当りの良いやせた山間の湿原で、この自然環境を好む、モウセンゴケ、トキソウ、サギソウ、スイランなどの貴重な植物と世界一小さいハッチョウトンボ、サラサヤンマ、少なくなってきたハラビロトンボなどを観察できます。


トンボ池にかかる木道 ハッチョウトンボを探しましたが見つかりませんでした


オモダカ


ヌマトラノオ サクラソウ科オカトラノオ属の多年草


サワヒヨドリ 湿原の周辺や山間の湿田周辺、やや湿った草原などに生息する。朝夕肌寒くなる10月ごろまで見頃が続く。 


湿地部分には木道が整備されています


キキョウ


微妙な加減で水が流れています


ノアザミ


シオカラトンボ?


前から


何という花でしょう?


持ち込んではいけない植物(一例)


見渡す限りサギソウ


マムシ注意の看板がありました


十分堪能しました


高速道路(岡山道)を走るトラック 音も聞こえてきます

ヒイゴ池を麓にするヒイゴ谷は、高速道路建設にともなって、消滅する計画でした。1993年に「高梁川流域の水と緑をまもる会」が中心になって調査した結果、ヒイゴ谷に湿原があり、絶滅に瀕している貴重な湿原植物・昆虫が数多く存在していることが分かりました。
「まもる会」の熱心な働きかけが地元自治体、道路公団を動かし、1994年に高速道路の工事変更、盛り土される部分の湿原植物の移植、遊歩道を備えた恒久的保存湿原としての整備工事が行われました。また、2001年に高速道路を2車線から4車線に拡幅工事がおこなわれた時も、日照の確保など種々の工夫がおこなわれました。
(総社市HPより)


タカサゴユリ


タイワンクズ


高速道路に沿った遊歩道


サラサヤンマ 小さな黄色い斑紋が特徴的な日本特産種のヤンマ。ヤンマ科としては小型。和名のサラサとは更紗文様に由来しています。


ハンノキ


中国自然歩道案内図 ヒイゴ池湿地を訪ねるみち


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写真日記 岡山県の鍾乳洞を訪ねる 満奇洞(新見市)と備中鐘乳穴(真庭市)

2020-09-24 23:28:35 | 自然
訪問日 令和2年(2020)8月29日

(満奇洞)岡山県新見市豊永
昨年の秋にNHK・BSプレミアムで放送された「八つ墓村」の重要な鍾乳洞のシーンのロケ地となった、新見市の満奇洞(まきどう)を訪ねました。かなり以前に一度だけ訪ねたことがありますが、殆ど記憶に残っていませんでした。
井原から高梁市を経由し国道313線を北上、途中から県道に入り細い道を進みますが、あとはナビ任せ。近くまで来ると第3駐車場の看板がありましたが駐車している車が一台もないため、案内板に従い鍾乳洞直下の第1駐車場へ、余裕で停めることができました。まず駐車場脇のトイレを利用させてもらいましたが、きれいに管理されおり感心しました。これで準備万端、しかし、ここで気になっていたことが1つ。それは三脚の持ち込みです。ダメもとで持参し入洞口に向かいます。急な坂道の途中に、自動販売機のチケット売り場がありました。
そして、入洞口受付へ、あえて尋ねませんでしたが、三脚の持込は指摘されませんでした。



駐車場から坂道を上る


鍾乳洞入り口 意外と小さい

満奇洞の名称は、ここを訪れた与謝野晶子の歌によるものとか。近年ではLED照明を利用して幻想的な雰囲気を演出し、入洞者数を増やしているようです。パンフレットではコスプレ大会も開催しているとのことでした。さて肝心の三脚での撮影ですが、メインとなる赤い橋付近で数枚撮影したのみで、かえって邪魔になりました。
通路で、天井が低いところも何箇所かあり、注意が必要です。昨秋NHKで放映された「八つ墓村」のロケシーンはどこか探しましたが、簡単にはわかりません。再度録画を見て確認したいと思いました。



入り口を入ったところにある洞内休憩所


低い通路


両側に壁が迫りいかにも鍾乳洞というイメージ


千枚田


LED照明で幻想的な’泉水’


象の足


LED照明で彩られた洞内


赤い橋


奥の院


赤い橋と大きな空間


恋人の聖地に選定された’恋人の泉’


LED照明で彩られた洞内


乙姫の寝殿


ケルンの寺院


鍾乳石の岩肌


外に出て駐車場の脇に咲いていたコスモス

ゆっくり散策したあと出口に向かいますが、ここで、お年寄りの団体さんと遭遇しました。
他のお客さんも随分増えてきているようです。もう少し遅かったら、撮影どころではありませんでしたが、いいタイミングでした。外に出ると、カメラのレンズがあっという間に曇ります。外の高い湿度のためでしょう。またまた猛暑の夏に帰還です。


(満奇洞 説明)
満奇洞(まきどう)は、江戸時代末期、猟師が狸を追っているとき発見したといわれ、古くから知られていました。昭和4年に情熱の歌人与謝野鉄幹・晶子夫婦はこの地を訪れ、槇(まき)という地名から「槇の穴」と呼ばれていた名称を地名にちなんで、奇に満ちた洞くつーー満奇洞ーーと命名しました。
満奇の洞 千畳敷(せんじょうじき)の蝋(ろう)の火のあかりに見たる顔を忘れじ ー晶子ー
洞くつは迷路に富む閉塞型の平面に発達した横穴で、総延長は約450m、最大幅は約25mあります。入口のホールをくぐり、鍾乳石の発達した狭いあたりを抜けると、日本屈指のリムストーン「千枚田」が広がり、巨大なホール「龍宮」には無数のストロー(鐘乳管)や、つらら石・流れ石・石筍・石柱がよく発達しています。「夢の宮殿」は断層が2本交錯した場所であり、断層の鏡肌や断層角礫(だんそうかくれき)をはっきりと確認することができます。
満奇洞は昭和52年渥美 清、平成8年豊川悦司、平成16年稲垣吾郎、2019年吉岡秀隆が金田一耕助役をした「八つ墓村」のロケ地にもなったところです。
2014年3月にはLED照明を設置したため、より一層、幻想的な雰囲気になっています!
2019年10月には、満奇洞「恋人の泉」が恋人の聖地に選定されました!
(新見市公式観光サイト えーとこ新見より)

(備中鐘乳穴)真庭市上水田
こうして、この日一番の目的を終え、次の目的地、真庭市「備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)」に向かいました、車での所要時間は30分ほどです。鐘乳穴は、山陽道北房ICに近いためアクセス抜群ですが、駐車場からの急な坂道を歩かなければなりません。行きはよいのですが、帰りは息が切れそうになります。巨大な石の割れ目が入り口となっています。こちらでは、三脚は持参しませんでした。ご他聞にもれず、天井からぽつり、ぽつりと雫が落ちて地面が濡れています。洞内は、満奇洞以上に天井が高く、金属製の階段も設置していて、高いところから俯瞰できるようになっています。
古い歴史資料にも早くから登場し、地域では有名であったようです。またこのあたりには、7月10日前後に、5000匹の金ボタルが乱舞するとか。一度訪ねてみたいですね。



駐車場から坂道を下る


巨大な入り口が見えてきた


アップで見る


いよいよ探索


巨大な空間 手前の石筍は洞内富士


22階層の鍾乳石


満奇洞を上回る大空間


石筍


大黒柱

(備中鐘乳穴 説明)
平安時代に書かれた『日本三大実録』に記された、文献に残る日本最古の鍾乳洞として知られる鍾乳洞です。駐車場から杉林の谷間を100m下ると高さ20m、幅3mの入り口があります。全長約800mのうち、現在は約300mが観光洞として公開されています。日本一とも言われる22階層の鍾乳石からなる「五重の塔」や、高さ3m、直径5mの大石筍「洞内富士」などのダイナミックな景観に圧倒されます。洞内は一年を通して気温が9度と夏は涼しく冬は暖かいスポットです。6月下旬~7月上旬頃には神秘的なヒメボタル(金ボタル)が乱舞する風景が楽しめます。(岡山観光WEBより)
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涼を求めて上帝釈を歩く! 日本一の天然橋・雄橋(おんばし)と山野草 広島県庄原市東城町帝釈未渡

2020-09-08 20:41:19 | 自然
訪問日:令和2年(2020)8月23日(日)

猛暑日がつづく8月下旬、涼を求め帝釈峡の渓流沿いの遊歩道を歩いてみたいと思いました。帝釈峡は、中国山地に位置する広島県北東部の庄原市東城町及び神石郡神石高原町にまたがる、全長18キロメートルの峡谷です。国の名勝に指定されており、比婆道後帝釈国定公園の主要景勝地となっています。今回歩くのは、見所の多い上帝釈峡エリアです。
井原市の自宅からの距離は68km、時間にしてちょうど1時間半です。福山市に入り国道182号線を北上しますが、延々と続く坂道。ゆっくり走ると後ろに長い行列ができるので神経を使います。そして上帝釈峡、車を停めたのは、弥生食堂前の第2駐車場です。



弥生食堂 第2駐車場の前にある


散策スタート


早速出迎えてくれたのは、キツネノカミソリ 道沿いの斜面に生えていました


これは、ダイコンソウですね


しっかり身を固めたハイカー、全行程を走破するのでしょうか


渓流のところどころに巨岩

(鬼の唐門)

古い時代の鍾乳洞が崩落し入口だけが天然橋として残っています。高さおよそ8メートルの門はくぐり抜けることが出来ます。さらに門の上には4mの穴「鬼の窓」があります。

(鬼の供養塔)

10mにも及ぶ石柱は、帝釈天に命じられて雄橋・雌橋を造った 陰陽二鬼神の供養塔と言われています。


美しい清流


樹齢数百年?の巨木


何と下の方から新しい若木が成長していました


ここから、とりあえず、天然記念物の雄橋(おんばし)を目指すことにしました。ハイカーの方でしょうか、しっかり山歩きの服装で身を固めた人も多く見かけます。それにしても渓流の何と美しいことでしょう。大きな巨岩も目に付きます。渓流沿いの木陰の道、県南の井原と違って気温は低く感じられました。歩き始めてすぐに見えてきたのが、白雲洞でした。こちらはまだ訪ねたことはありませんでしたが、「入洞はお帰りの方が涼しくてお勧め」との趣旨の看板の文字が目に入ったので。なるほどと、そうすることにしました。

遊歩道周辺には、たくさんの山野草を見ることができます。熱心に撮影している人も何人か目にしました。愛好家にとっては宝の山でも、興味ない人にはただの雑草にしか見えないでしょう。私は詳しくないので花の名前はよくわかりません。でもシュウカイドウや露草もここで見ると、どこか立派で違って見えるから不思議です。球状の花の上にちょこんと止まっている小さなチョウをみつけました。おそらくセセリチョウだと思いますが、体の割に大きな目がとてもかわいく思えました。


(雄橋 おんばし)
全長90m、幅18m、高さ40mの日本を代表する巨大な天然橋。名勝帝釈峡の谷にかかる石灰岩の橋で、その雄大さから「神橋(こうのはし)」とも呼ばれています。

コロナ禍の当日、ここでマスクをしている人いない人は半々のようでした。そして、しばらくして雄橋(おんばし)に到着です。日本一の天然橋、いつみても巨大な姿に圧倒されそうです。ここはまさに撮影スポット。前方から、後方から、そして川に降りてなど何枚も撮影しました。橋の下の湿った暗い場所に小さな石が積み上げられていました。まるで賽の河原のようです。


雄橋に到着。何度見ても圧倒されます。初めて見た人はその巨大さに絶句するとか。


橋のたもとに小石が積み上げられていました


真下からみるとこんな感じ


反対側から


川で遊んでいる人を見ると橋の大きさがわかります


ミズヒキ


ゲンノショウコ


アカツメグサに停まるヒメキマダラセセリ


ヒメジョオン


フシグロセンノウ


ヤブラン



今回はもう少し先まで歩いてみることにしました。帝釈一の急流、断魚渓を目指します。
それでも距離にして500mほど。あっというまです。魚が遡上するのを拒むほど急流ということでしょうか。こうして引き返し、白雲洞を訪ねました。


(断魚渓)

帝釈峡で最も急流を成すところです。これ以上魚が遡上できない、という意味で断魚渓と呼ばれています。太古の時代に海底火山の噴火で堆積した地層で、サンゴやウミユリなどの化石が多数発見される、帝釈台地で最も古い地層です


ピンクの花に停まるモンシロチョウ


お馴染みのツユクサ


ヤマゼリ


美しい渓流


垂れさがる自然の緑のカーテン、地衣類で空気中の水蒸気を吸って単独で育つそうです


名前がわかりません。どなたか教えてください?


大きな木ですが足がタコのように伸びています


こんな軽装でも大丈夫、平坦な遊歩道ですから


美しい清流、癒されます


安全を願う石の観音様、手に持っているのはハスでしょうか

(白雲堂)

マスクをして洞内へ。立派な鍾乳洞です。うまく撮れたかどうかはわかりませんが、こういう場所の撮影、アップで撮影するとなにがなんだかわからない構図になります。なかなか難しいですね。見学して外に出ると、カメラのレンズがあっという間に曇ります。


入り口を入ったところです。今はやりのLED照明でしょうか


瑞穂の滝


天狗岩


石筍 1センチ育つのに200年かかるそうです


蛇イチゴ?


シュウカイドウ

本日の行程、約2時間ほどでしたが随分リラックスできた気がします。
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写真日記 新緑の蒜山・奥大山を訪ねて 令和元年5月13日

2019-06-28 23:36:03 | 自然
随分、間が空いてしまいました。
5月分から順次アップしていきますのでよろしくお願いいたします。
今回は、岡山県の蒜山高原、鳥取県江府町(奥大山)です。

【岡山県蒜山高原】


ジャージーランドです。いつもはジャージー牛がいる場所に、なぜか2頭の白馬がいました。
悠然と草を食んでいます。


草原のずいぶん向こうにいました。望遠での撮影です。


蒜山ジャージーランドの全景です。高原らしい景色が広がっています。


空がとてもきれいでした。


お馴染み、蒜山のモニュメントです。


わずかですが、白樺林があります。


【奥大山】



お馴染み茅葺小屋と大山南壁です。


田んぼに水が張られもうすぐ田植えが始まります。


早春譜の歌碑がありました。


木谷沢渓流です。水の流れに癒されます。
奥大山には、サントリーを初め多くの天然水工場があります。


時間を忘れます。


鍵掛峠は、絶好のビューポイントです。



日本で最大級のブナ林が広がります。



大山まきばみるくの里


眼下に美保湾 絶好のロケーションです。


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浦富海岸遊覧船 おすすめですよ!

2016-08-22 11:38:33 | 自然
日本海の美しい海を見たくて、鳥取県の浦富海岸に行ってきました。遊覧船に乗ろうと網代港までやってきましたが、肝心の遊覧船乗り場が見当たりません。漁港で見つけた若い女性に道順を尋ねると、道を戻り最初の信号を右折、しばらく進むとコンビニがあるのでさらに右折すると遊覧船乗り場があるとのことでした。
教えてもらったとおりに進むと、だいぶ引き返す感じになりましたが、やっと遊覧船乗り場に到着です。


遠心分離機の要領でしょうか。それにしても高速回転です。

想像したよりもずいぶん大きな施設でした。入り口付近で、一夜干し用のイカを器械にセットしている係りの人がいました。あまりにも高速回転なので、思わず笑ってしまいましたが、尋ねると、これが普通だとか。「随分早く乾きますよ!」とのことでした。なるほどこれだとハエもたかりようがありませんね。この機械、ネットで調べると「イカ干し名人」というのだそうですが、値段は確認できませんでした。



河口に設置された遊覧船の発着場です。

さて、遊覧船は、通常の大型の遊覧船と、一回りも小さい小型船の2種類がありました。小型船は、岩場の近くや洞窟の中まで進むのでスリルが味わえるのだとか。せっかくなので、少々料金は高め(おとな一人2100円)でしたが、小型船に決めました。本数ですが1時間ごとに出ているようで、タイミングよく乗ることができました。受付でカモメにやるカッパエビセン(一袋50円)が販売されていたので、ためしに購入し、乗り場まで移動し救命胴衣をつけて出発です。
大きなエンジン音と振動、さらに波の水しぶきが飛んできます。とにかくカメラに海水がかからないよう気を使いました。すぐに船長が、カモメに餌をやるなら今がいいですよ。とアドバイスしてくれました。発着場を出たばかりでしたが、そうかとすぐに餌を高く投げると、一斉にカモメたちがやってきました。数年前、京都府伊根の遊覧船に乗ったときには、展望フロアから手渡しでやったことがありました。こちらではそれほど慣れていないようでした。



さすがに山陰の松島といわれるだけのことはあります。


岩にしっかり生える松。


このような大きな洞窟もあります。


小型船の定員は12名です。

船は、さらに港から海に出て、柱状節理で侵食された海岸線を巡ります。洞門や洞窟のすぐ近くまで接近し、洞窟には前進で入っていきます。このあとバックして出たりと、なかなかスリルがあります。それにしても海面は何という美しさなのでしょう。透明度もかなりのものです。カヤックを楽しむ人の姿もあり、隠れた砂浜もありました。この小型船の売りの一つが、箱めがねです。箱を海面につけると、海中の様子が手に取るようにわかります。この小型船、所要時間は約50分ですが、今回は洞窟にカヤック体験者がいて、帰りに再度チャレンジしたため5分ほど余計にかかりました。乗り場につくと次の客が待機していました。

このあと、せっかくなので鳥取砂丘に食事を兼ねて寄り、鳥取をあとにしました。砂丘では炎天下の中、馬の背(一番高い砂の丘)まで行きましたが、息が切れそうでした。元気なのはラクダだけだったようです。



炎天下でしたが、やはり馬の背(正面の砂の山)まで行ってみることにしました。


しっぽを振りながら歩くラクダ
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