未熟なカメラマン さてものひとりごと

ようこそ、おいでくださいました。

蕎麦の刈り取り作業と芳井地区の紅葉

2011-11-24 21:53:24 | 撮影

蕎麦の刈り取り作業

11月23日(水)私が加入している蕎麦オーナーの「いでたに」で蕎麦の収穫作業があり参加しました。天気予報は、午前中曇り、午後から一時雨の予報で、午後からの降水確率は50%でした。作業は午前中に終了の予定でした。“雨が降る前に終わればいいな”、と思った矢先、そろそろ着こうかというところで、無情にもフロントガラスにぽつぽつと雨が落ちてきました。“これでは中止かも”、と思いましたが、取りあえず現地に行ってみることにしました。
現地に到着したのが予定の10時ごろ、なんと代表のあいさつが終わり、小雨もなんのその、もう刈取り作業が始まっていました。私もマイ鎌で挑戦です。蕎麦の背丈はせいぜい30センチから40センチ。小さい頃、稲刈りを手伝ったときのことを思えば、“どうってことはない!”という感じですが、少し傾斜しているのと、先日来の雨で土が湿り、運動靴にべったり赤土が付いたりして、少し作業に手間取りました。
刈った蕎麦は、イネわらでくくり、竿にかけて干します。時間内に予定の刈取りは終了し、「向こうの畑も刈りましょうか!」と、余裕の会員たちでしたが、「いやいや、あとは自分でやりますから」と代表も遠慮気味。「会員の方には、農業体験を味わっていただき、収穫の喜びを感じとっていただければ、それだけで結構」というのが代表の思いなのでしょう。そういえば、種まきのときも、前日の大雨で作業ができず、焼き肉パーティだけで帰ったのでした。
さて、このあと全員でお昼の準備にとりかかりました。といってもほとんど用意はできており、軽トラから荷物を運ぶ程度です。本日は、代表も含めて13人。ぐるりと炉を取り囲んで鍋をいただきます。自家製のキノコをはじめ、いろんな材料を入れてあるので味は抜群。おにぎりやワインもあったりしてすぐにお腹も膨らみました。このあとは、大きな松の木の焚き木を囲んでワイワイガヤガヤ。10人以上集まれば、おもしろい話や情報交換、武勇伝も飛び交います。あっという間に1時間以上が経過し、このたび新しく蕎麦工房を立ち上げられた、先生の「お知らせのしるし」の打ち立てのそばをおみやげにいただいて、「いでたに」をあとにしました。次回はいよいよ蕎麦打ちの体験、上達に期待したいところです。



糸崎八幡神社の見事な紅葉

帰りに、三原地区・糸崎八幡神社の見事な紅葉が目に留まりました。この神社は渡り拍子で有名ですが、気にはなるものの一度も行ったことがありませんでした。道路から橋を渡りますが、その先、神社への道がありません。本当は参道があるのでしょうが、近道をしてしまいました。カエデは数本あり、そのうちの何本かが、紅く色づいていました。今年の紅葉は、今一つと撮影に出かける気力もなかったのですが、予定外の収穫に随分、得をした気分です。聞くところによると、この神社、その昔、広島県三原市からの落ち武者が住みつき、地名も三原に変えてしまったとか、三原には糸崎神社があり、この糸崎八幡神社も何か関係があるのかもしれません。


天神峡の紅葉

このあと、芳井の天神峡にも、帰り道なので寄ってみました。橋のたもとの、例年、紅く染まる二本のカエデですが、今年はさすがに発色がよくないようです。それでもせっかくだからと、車の往来を気にしながら道路側から覗きこむと、たった1本だけ紅いカエデがありました。これもうれしい予想外の収穫でした。このところ連日、夜の番組「ニュースステーション」でも京都の紅葉を放送していますが、どうも今一つのようです。今年の紅葉はこれで打ち止めにし、来年に期待することにしました。
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おすすめ、しまなみ海道ウオークと海峡急流体験の旅

2011-11-16 23:27:05 | 旅行

歩きやすいしまなみ海道、自転車・歩行者専用道路 ほとんどが自転車を利用しています。

11月12日(土)毎年、参加している社会保険の健康ウオークに今年も参加しました。今回は、しまなみ海道の来島海峡大橋6キロを歩くコースです。起点でもある、道の駅「よしうみいきいき館」前でバスを降りると、突然、とてもいい匂いが・・・? 何とこちらの名物「七輪でのバーベキュー」で、テント下に専用コーナーがありました。この時間からバーベキューとは、何ともうらやましい限りです。(時刻は、9時半ごろ、道の駅HPの案内では、「七輪バベキュー」となっていました。)
さて、下から見上げるしまなみ海道、ループ状の自転車道がとても幾何学的で美しく見えます。
この勾配のある橋への道を、ワイワイガヤガヤと進むこと10分ほどで、しまなみ海道の来島第一大橋の上に出ました。今日は11月の中旬だというのに、とても温かく、しかもまったくの無風状態。青空が広がり、願ってもないウオーキング日和となりました。本四連絡橋でも、自転車・歩行者専用道路があるのは、このしまなみ海道だけです。終点のサンライズ糸山まで、約1時間半かけて歩きます。今回の参加者は、女性が29名、男性が10名でした。平均年齢は、それなりに高いのですが、さすが常連の皆さん、楽々と歩きます。

車では何度も通っている、この海道、このように眺めながら歩くのは、実に気持ちいいですね。空のブルーと、海のブルーの境目がわからないくらい清々しい青一色。橋の下を通過する、いろんな種類の船、そして島々、いったい何枚、写真を撮ったことでしょう。
しかし、注意しないといけないのは、自転車の往来、前から後ろからと景色に見とれていると、ついついぶつかりそうになります。
そして、全員が、なんなく完歩。サンライズ糸山で、全員が揃うのを待って、昼食場所のタオル美術館に向かいます。(円卓を囲む中華料理で、なかなかの味でしたよ。)
昼食が済むと、ふたたび、よしうみいきいき館のある下田水港に帰ってきました。ここから急流観潮船に乗り換え、全員黄色いライフジャケットを装着し、いざ出発です。ところで、ここでののぼりに「日本三大急潮」と書いてありました。一番有名なのが、鳴門海峡、二に、この来島海峡、三は諸説あるようですが、関門海峡のようです。ネットで調べると、日本三大急潮流というのもあってややこしいですね。
見学ポイントは、何か所かありますが、その場所に向かうときの船のなんとも早いこと。船には屋根は付いているものの、周囲には何もありません。時には波しぶきも飛んできます。当然、風も強いわけで、髪は相当に乱れ、覚悟?が必要です。巨大な橋桁や下から見上げる、海峡大橋はまさに、壮大というほかありません。
そして船は、お目当ての潮流が見られる場所にやってきました。アナウンスによると波の速さは最大10ノット(時速18キロ)にもなるそうですが、この日のこの時間(15時過ぎ)は5ノットから8ノットのようでした。さすがに鳴門の渦潮ほどとはいきませんが、小さな渦がいくつも確認できました。大潮には、直径10メートルの渦(八幡渦という)が見られるそうです。波がとても荒く、海が盛り上げって見える様は、本当に怖い感じです。船は、どんどん潮に流され、その速さが実感できます。
急潮を堪能したあとの次のポイントは、造船所です。波止浜湾には今治造船をはじめとする造船所がいくつもありました。左右に巨大な建造中の船や、修理中の船が壁のようにそびえたって見えます。ここまで入ってきてよいのだろうかと心配するほどでしたが、造船所の作業員の方が、二本の腕を上にあげてゆっくり交差させ、歓迎のあいさつ。
所要時間は、40分ほどでしたが、めったに経験できない、急潮体験に、皆さん、満足のご様子でした。(料金1000円、団体10名以上は10%引き)


急流観潮船は迫力満点
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大和ミュージアムで思うこと

2011-11-13 17:58:42 | 美術館・博物館


先日、華鴒大塚美術館の秋の美術展鑑賞旅行で呉市を訪ねました。当日の最終の訪問先が大和ミュージアムでした。天候は雨でしたが、相変わらず多くの入館者で賑わっていました。となりの敷地には、てつのくじら館もできて、ますます集客力がアップしているようです。この呉には、一方ならぬ思い入れがあります。といいますのも私の父が若い頃、呉の海軍工廠に勤めていて、戦争で焼け出されるまで、家族で呉に住んでいた、と聞いているからです。
大和ミュージアムの資料展示室には、あのゼロ戦もありました。型式には六二型とあり、この飛行機そのものは、琵琶湖に不時着し、湖底に沈んでいたものが引き上げられ復元されて、嵐山美術館に展示されていたものです。このゼロ戦で思い起こすのが、私の叔父(父の一番下の弟)のことです。神風特攻隊に志願し、二十歳そこそこで、アメリカの輸送船に体当たりし、亡くなりました。(亡くなったあと、少尉に昇格)
私がまだ中学生だったころ、母が手文庫を開けてなにやら読んでいました。そっと横から覗きこむと、それは亡くなった叔父の遺書でした。飛び立つ前に書いたものでしょう。文面は、「お父さん、お母さん、先立つ不孝をお許しください。・・・・」で始まるあの文章でした。大粒の涙を流しながら、読む母のその時の様子は、今も鮮明に覚えています。
そういった時代に生まれてしまったばかりに、必然的に特攻隊に志願せざるを得なかったのでしょう、本当は怖い、でも口に出して言えない、そんなことを考えると本当に胸が痛みます。
わたしの父母は、もうとっくに亡くなっていますが、あの時の遺書はどこにも見当たりません。あるのは、仏壇の奥に立てかけてある、叔父の飛行服姿の写真一枚だけです。この写真を見るたびに、母のあの涙を思い出すのです。

茶道・裏千家の前の宗匠、千玄室さんも特攻隊に所属し、一度は死を覚悟したというのは、有名な話です。同じ特攻隊に所属していたのが、2代目水戸黄門の西村晃さん、その西村さんの話として、特攻作戦が近づいたある日、飛行訓練後に自分たちが乗る飛行機の機体の傍らで、手持ちの道具と配給の羊羹で茶会を催したことは、広く知られているところです。
そして西村さんは、出撃したものの、機体の故障で引き返し、玄室さんは出撃することがなかったため、隊で生き残ったのはこの二人だけだったそうです。まさに戦友ですね。

そのような時代があり、そのような若者がいたことを、私たちは決して忘れてはならないと思うのです。
海軍航空特攻隊員の戦死者数 2,531名(叔父はその中の一名)

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いつもご覧いただき、ありがとうございます。-未熟なカメラマン・さても-

2011-11-09 20:04:31 | ほのぼの
NHKテレビより、真ん中が私の画像です。

ホームページ(以下HP)を開設してから、早いものでもう7年半経ちました。そのHPを立ち上げる以前の話ですが、当時はデジカメがブームになっていたころで、撮った写真を実力以上に評価いただいくことも何度かありました。それに気を良くしてHPを立ち上げ、気に入った画像をコンテンツごとに掲載して、自己満足の世界にいるわけですが、今もって未熟なことに変わりはありません。その後、何年か経過し、いろいろなところで「そのHPなら見ていますよ!」とか「楽しみしています!」という有難いお言葉をいただくようになりました。

また、中国新聞のHPを紹介するページで、わざわざ自宅までお越しになり取材を受け掲載をいただいたこと、地方公共団体関連団体からのリンクの依頼、個人の方から掲載されている画像が欲しいので送って欲しい、などの依頼も数多くいただきました。
また、NHKBSプレミアムの番組制作会社から、「画像を拝借したい」との依頼を受け、こちらは先日、放映されたところです。たった一枚の掲載で、約1秒間ぐらいだったでしょうか。でも、ありがたく実に名誉なことでした。

仕事から帰って、夕食を済ませたあと、睡魔と格闘しながら、また愛犬の相手をしながらの更新。思えばなんと膨大な時間を費やしてきたことでしょう。また、更新するため、各地に出かけることも必要になってきます。(これは、楽しみでもあるわけですが) 今後とも、皆様のおことばを励みに、ますます頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。さても。
(未熟なカメラマンHPは→こちらです。)

(コンテンツのご紹介)
□ 私の写真館  岡山県井原市以外の画像を主体としたおでかけ情報です。ボリュームはさほどでもありません。

□ Photo gallery ジャンル別の気に入ったお気に入り画像集ですが、ほとんど更新できていません。

□ 日帰り旅日記 ボリュームのある日帰り旅行記です。参考になると、一番好評をいただいているようです。作成に時間がかかるので、掲載に時間がかかります。

□ 古い町並み  中四国・近畿圏の古い町並みを歩き、感じたことを書いています。

□ ローカル写真日記 井原市内の情報を画像でお伝えしています。

□ 華鴒大塚美術館 勤務地・高屋町にある美術館です。公式サイト以上に詳しいサイトを目指しています。私的応援ページです。

□ 茶道上田宗箇流 私が所属する上田宗箇流文化教室・井原遠鐘クラブを中心に活動を紹介しています。特に力をいれているのが、茶花です。

□ 風の駅いでたに 蕎麦オーナー制度で会員になっているいでたにの農業体験です。
          昨年から始めました。

□ ブログ     このページです。週、1~2回、更新しています。

□ リンク     相互リンクをいただいている方のHPやお気に入りのHPです。

□ 新掲示板    以前の掲示板がいたずらの書き込みが多くて、新しい無料レンタル掲示板に変えました。栃木県、奈良県、京都府、大阪府など、ありがたいことに遠方の方々からも投稿をいただいています。

□ ミルとムック  愛犬の紹介です。最近、ほとんど更新できていません。ミルは亡く    なりましたが名前だけは残しています。

□ 洋ランのページ 最近、手を抜いているページです。毎年、同じものが咲きますので新鮮味がありません。消滅の運命かも。自慢はコチョウランです。今年の春は10鉢が見事な花を咲かせました。

□ ばらのページ  私のバラ園です。こちらも春・秋と同じ顔触れ。今ひとつ新鮮味がありませんが、今後は充実させたいと思っています。

□ Gardening 洋ラン、バラ以外の我が家の花の紹介です。不定期更新です。

□ Profile      簡単な自己紹介です。

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美星の秋を探る

2011-11-02 22:42:07 | 自然


今年の紅葉の様子はどうかと、市内美星町方面に下見に出かけました。例年、特に美しい国の名勝「鬼ヶ嶽」ですが、本格的な紅葉はまだまだ先のようでした。とにかく気温が高く、10月も末になるというのに、日中、半袖でも過ごせそうな異常気象です。なんとなく今年の紅葉は期待できそうにない、そんな気がしました。「鬼ヶ嶽」、国の許可が降りて昨年あたりからかなり整備が進められているようですが、完了にはまだまだ時間がかかりそうです。ただ、駐車場のスペースは十分確保されているようですので、安心しました。お店らしい建物もできていますので、紅葉を見ながら一服、というのもいいかもしれません。来年に期待したいと思います。

行きは、矢掛から入りましたが、帰りは、星の郷「青空市場」へ出て、野上町を通って帰ることにしました。この時期、いつも素晴らしいと思うのが、ススキの丘です。別にそのような名前が付いているのではなく、私が勝手にそう呼んでいるだけのことですが、道路の高度が最高点に達し、眼下に山並みが幾重にも見渡せるそこに、ススキの丘はあります。道路により、南北に分断されていますが、それはまるで県北のススキの名所、鬼面台にも似ています。(少々、オーバーかも)、ここを通るたび、降りて写真を撮ろうかどうしようか思いながら、結局、通過してしまう場所でした。側道があり、駐車スペースは十分です。ただひとつ、残念なことは、間に電柱が立っていることでしょうか。

そして、道路の北側の山道を歩いて登っていくと、広大な農地が開け、赤土色の畑に植えられているのはキャベツでしょうか。(たぶん、そうだと思いますが、違うかも)。そして畑の向こうに絵になる背の高い柿の木が2本立っています。青い空には秋雲が広がり、キャベツのグリーンとそれらが一体感となって、「何と美しい!」と感嘆の声をあげてしまいます。このような偶然の発見は、カメラを趣味としているものにとって、とてもうれしい瞬間です。
ただ、ここから奥は私有地のようですので、先には進めません。写真を数枚撮り、すぐに、この場所をあとにしました。季節が変わるとどのような野菜が植えられるのか、被写体と成り得るのか、とても楽しみです。



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