蕎麦の刈り取り作業
11月23日(水)私が加入している蕎麦オーナーの「いでたに」で蕎麦の収穫作業があり参加しました。天気予報は、午前中曇り、午後から一時雨の予報で、午後からの降水確率は50%でした。作業は午前中に終了の予定でした。“雨が降る前に終わればいいな”、と思った矢先、そろそろ着こうかというところで、無情にもフロントガラスにぽつぽつと雨が落ちてきました。“これでは中止かも”、と思いましたが、取りあえず現地に行ってみることにしました。
現地に到着したのが予定の10時ごろ、なんと代表のあいさつが終わり、小雨もなんのその、もう刈取り作業が始まっていました。私もマイ鎌で挑戦です。蕎麦の背丈はせいぜい30センチから40センチ。小さい頃、稲刈りを手伝ったときのことを思えば、“どうってことはない!”という感じですが、少し傾斜しているのと、先日来の雨で土が湿り、運動靴にべったり赤土が付いたりして、少し作業に手間取りました。
刈った蕎麦は、イネわらでくくり、竿にかけて干します。時間内に予定の刈取りは終了し、「向こうの畑も刈りましょうか!」と、余裕の会員たちでしたが、「いやいや、あとは自分でやりますから」と代表も遠慮気味。「会員の方には、農業体験を味わっていただき、収穫の喜びを感じとっていただければ、それだけで結構」というのが代表の思いなのでしょう。そういえば、種まきのときも、前日の大雨で作業ができず、焼き肉パーティだけで帰ったのでした。
さて、このあと全員でお昼の準備にとりかかりました。といってもほとんど用意はできており、軽トラから荷物を運ぶ程度です。本日は、代表も含めて13人。ぐるりと炉を取り囲んで鍋をいただきます。自家製のキノコをはじめ、いろんな材料を入れてあるので味は抜群。おにぎりやワインもあったりしてすぐにお腹も膨らみました。このあとは、大きな松の木の焚き木を囲んでワイワイガヤガヤ。10人以上集まれば、おもしろい話や情報交換、武勇伝も飛び交います。あっという間に1時間以上が経過し、このたび新しく蕎麦工房を立ち上げられた、先生の「お知らせのしるし」の打ち立てのそばをおみやげにいただいて、「いでたに」をあとにしました。次回はいよいよ蕎麦打ちの体験、上達に期待したいところです。
糸崎八幡神社の見事な紅葉
帰りに、三原地区・糸崎八幡神社の見事な紅葉が目に留まりました。この神社は渡り拍子で有名ですが、気にはなるものの一度も行ったことがありませんでした。道路から橋を渡りますが、その先、神社への道がありません。本当は参道があるのでしょうが、近道をしてしまいました。カエデは数本あり、そのうちの何本かが、紅く色づいていました。今年の紅葉は、今一つと撮影に出かける気力もなかったのですが、予定外の収穫に随分、得をした気分です。聞くところによると、この神社、その昔、広島県三原市からの落ち武者が住みつき、地名も三原に変えてしまったとか、三原には糸崎神社があり、この糸崎八幡神社も何か関係があるのかもしれません。
天神峡の紅葉
このあと、芳井の天神峡にも、帰り道なので寄ってみました。橋のたもとの、例年、紅く染まる二本のカエデですが、今年はさすがに発色がよくないようです。それでもせっかくだからと、車の往来を気にしながら道路側から覗きこむと、たった1本だけ紅いカエデがありました。これもうれしい予想外の収穫でした。このところ連日、夜の番組「ニュースステーション」でも京都の紅葉を放送していますが、どうも今一つのようです。今年の紅葉はこれで打ち止めにし、来年に期待することにしました。