会社のビルの玄関先に並べているプランター4つ。そのうちの一つに幼虫が数匹、いつのまにか茎を這いながら、花弁を食べている様子が見られるようになりました。
この花は、ガーデニングがご趣味の、Oさんの奥様のご厚意により、車除けとして置かせていただいているものです。
この幼虫、色が全体的に黒く、丸の斑点が胴にずらりとあります。最大の特徴はお尻の部分に、まるでアンテナのようにピンと上を向いて立っている触角のようなもの。
この幼虫は、いったい何の幼虫か、事務所で想像するわけですが、以前、Hさんが「クロアゲハが卵を産んでいるような様子が見られた」といい、私もそういえば見たような気がしたので、一同、クロアゲハの幼虫と思い込んでいました。
昨年も同じ幼虫が花弁を食べており、もうそろそろ羽化するかなと思っていたところ、こつ然と姿を消したのでした。今年こそはと、期待も膨らむわけです。
この幼虫、最初は2匹だったのですが、いつのまにか5匹に増え、またその食欲がすさまじく、あっという間に10センチはあろうかという大きさに育ちました。蝶の幼虫ということを意識しなければ、その気持ちの悪さに「ぞくっ!」と、くるものがあります。
花弁は、あらよ、あらよと食い尽くされ、もう半分ほど丸坊主になってしまっています。せっかくご厚意で置いていただいているOさんの奥さんに申し訳ないと思いながらも、もう少し、もう少し、もう少しで羽化が見られるはずだからと一同、日々我慢、そして観察に余念がありません。
でも蝶にもいろいろ種類があり、この幼虫はいったいどの蝶の幼虫かなと興味もあるわけで、とりあえずネットで調べることにしました。まずアゲハ蝶のものと比較すると体型がまったく異なることに気が付きます。
アゲハでなければと、次々とみていきますが、なかなか似ているものに行き当たりません。このころから、ひょっとして蛾の幼虫かも??と頭の隅に暗雲が。
結局、蝶の幼虫のリストにこの幼虫は見られず、しかたなく蛾の幼虫を調べてみました。
ありました。この幼虫は、スズメ蛾(セスジスズメ)の幼虫でした、これには相当、がっかりしました。
次の日から、この幼虫の話がほとんど出なくなったのは、いうまでもありません。
ペンタスを食い荒らすセスジスズメの幼虫
以下、調べましたのでご参考にどうぞ
「イモムシ」
イモムシは、チョウやガの幼虫のうち、ケムシ以外のものをいいます。
さらにイモムシとは、芋虫の意で、元来はサトイモの葉につくセスジスズメやキイロスズメ、サツマイモの葉につくエビガラスズメなどの芋類の葉を食べるスズメ蛾の幼虫を指す言葉です。
「スズメガ」
スズメガ科 に属する昆虫の総称で世界中に1,200種ほどが知られています。成虫・幼虫共に比較的大型になります。成虫の4枚の翅は体に対して小さく、まさに戦闘機のような三角形になっていて、高速で飛行します。幼虫は「尾角」と呼ばれる突起を持っています。
幼虫は、毒針毛などは無く、触っても無害です。
多くの場合、スズメガの幼虫は成熟すると食草から地上へと降下し、そのまま穴を掘って地中に蛹室をつくるか、地表の落ち葉などを糸で綴った荒い繭をつくってその中で蛹となります。
地中で羽化した成虫は地上に出て活発に活動し始めます。スズメガの成虫は鋭角を持つ比較的ほっそりとした三角形の翅をもち、これをすばやく羽ばたかせて、種類によっては時速50km以上の高速で移動します。また翅を素早く羽ばたかせる事で空中に静止(ホバリング)することもでき、その状態で樹液や花の蜜を吸引している姿が頻繁に観察できます。あまりに高速で移動する為、ハチや海外ではハチドリと誤認される事もよくあります。
また、欧米ではその大きさと繁殖力の強さから、タバコスズメやトマトスズメの幼虫が実験用として大量に飼育されています。日本でも人工飼料を用いたエビガラスズメの養殖が行われており、遺伝などの実験に利用されています。
また、エビガラスズメの幼虫は非常に栄養価に富み、将来の食糧として注目される他、実際に家畜の飼料としても利用されています。海外には伝統的に、スズメガをはじめとする鱗翅目の幼虫を重要な蛋白源とする地域が多く存在します。
(参考:ウィキペディア)
この花は、ガーデニングがご趣味の、Oさんの奥様のご厚意により、車除けとして置かせていただいているものです。
この幼虫、色が全体的に黒く、丸の斑点が胴にずらりとあります。最大の特徴はお尻の部分に、まるでアンテナのようにピンと上を向いて立っている触角のようなもの。
この幼虫は、いったい何の幼虫か、事務所で想像するわけですが、以前、Hさんが「クロアゲハが卵を産んでいるような様子が見られた」といい、私もそういえば見たような気がしたので、一同、クロアゲハの幼虫と思い込んでいました。
昨年も同じ幼虫が花弁を食べており、もうそろそろ羽化するかなと思っていたところ、こつ然と姿を消したのでした。今年こそはと、期待も膨らむわけです。
この幼虫、最初は2匹だったのですが、いつのまにか5匹に増え、またその食欲がすさまじく、あっという間に10センチはあろうかという大きさに育ちました。蝶の幼虫ということを意識しなければ、その気持ちの悪さに「ぞくっ!」と、くるものがあります。
花弁は、あらよ、あらよと食い尽くされ、もう半分ほど丸坊主になってしまっています。せっかくご厚意で置いていただいているOさんの奥さんに申し訳ないと思いながらも、もう少し、もう少し、もう少しで羽化が見られるはずだからと一同、日々我慢、そして観察に余念がありません。
でも蝶にもいろいろ種類があり、この幼虫はいったいどの蝶の幼虫かなと興味もあるわけで、とりあえずネットで調べることにしました。まずアゲハ蝶のものと比較すると体型がまったく異なることに気が付きます。
アゲハでなければと、次々とみていきますが、なかなか似ているものに行き当たりません。このころから、ひょっとして蛾の幼虫かも??と頭の隅に暗雲が。
結局、蝶の幼虫のリストにこの幼虫は見られず、しかたなく蛾の幼虫を調べてみました。
ありました。この幼虫は、スズメ蛾(セスジスズメ)の幼虫でした、これには相当、がっかりしました。
次の日から、この幼虫の話がほとんど出なくなったのは、いうまでもありません。
ペンタスを食い荒らすセスジスズメの幼虫
以下、調べましたのでご参考にどうぞ
「イモムシ」
イモムシは、チョウやガの幼虫のうち、ケムシ以外のものをいいます。
さらにイモムシとは、芋虫の意で、元来はサトイモの葉につくセスジスズメやキイロスズメ、サツマイモの葉につくエビガラスズメなどの芋類の葉を食べるスズメ蛾の幼虫を指す言葉です。
「スズメガ」
スズメガ科 に属する昆虫の総称で世界中に1,200種ほどが知られています。成虫・幼虫共に比較的大型になります。成虫の4枚の翅は体に対して小さく、まさに戦闘機のような三角形になっていて、高速で飛行します。幼虫は「尾角」と呼ばれる突起を持っています。
幼虫は、毒針毛などは無く、触っても無害です。
多くの場合、スズメガの幼虫は成熟すると食草から地上へと降下し、そのまま穴を掘って地中に蛹室をつくるか、地表の落ち葉などを糸で綴った荒い繭をつくってその中で蛹となります。
地中で羽化した成虫は地上に出て活発に活動し始めます。スズメガの成虫は鋭角を持つ比較的ほっそりとした三角形の翅をもち、これをすばやく羽ばたかせて、種類によっては時速50km以上の高速で移動します。また翅を素早く羽ばたかせる事で空中に静止(ホバリング)することもでき、その状態で樹液や花の蜜を吸引している姿が頻繁に観察できます。あまりに高速で移動する為、ハチや海外ではハチドリと誤認される事もよくあります。
また、欧米ではその大きさと繁殖力の強さから、タバコスズメやトマトスズメの幼虫が実験用として大量に飼育されています。日本でも人工飼料を用いたエビガラスズメの養殖が行われており、遺伝などの実験に利用されています。
また、エビガラスズメの幼虫は非常に栄養価に富み、将来の食糧として注目される他、実際に家畜の飼料としても利用されています。海外には伝統的に、スズメガをはじめとする鱗翅目の幼虫を重要な蛋白源とする地域が多く存在します。
(参考:ウィキペディア)