頂上から見る瀬戸内海。まさに絶景です。
2月23日(日)家族で、玉野市の王子が岳に行って見ることにしました。朝から青空が広がり王子が岳から望む瀬戸内海はとても絵になると思ったからです。まだ子どもが小さい頃、初めて王子が岳を訪ねた時のことです。国民宿舎前の海岸縁に駐車場があり、国民宿舎の横に「登山道」と書かれた案内板を見つけました。気軽にちっと登ってみようかと思ったわけです。しかしこの登山道がなかなかの急こう配で、休み休み、息も絶え絶えでやっと頂上に着くと、何とそこには広い駐車場があるではありませんか。クルマで来れるんだと、ショックを受けたことを思いだします。記憶に残っているのが、広い芝生があって、その眼下に広がる瀬戸内海でした。このような素晴らしいところがあるんだと、感動したことをよく覚えています。
あの感動を再びということで、この日はしっかり車道を走りました。途中にも何か所か駐車場がありましたが、目的地はひとつ。パークセンターの駐車場です。駐車場に着くと、周辺で猫の姿を何匹も見つけました。餌をやる人がいるのでしょう。さて、ここから10分ほど歩くと頂上です。芝はまだ新芽が出ていなくてグリーンとはいきませんが、あいかわらず素晴らしい眺望です。空は青く、遠くに瀬戸大橋も見えました。風が吹くと、少し膚寒い感じがしましたが、もう少し暖かくなるころ、ここで食べるお弁当は最高でしょう。
ここで一匹の柴犬に遭いました。口にゴム製のボールを咥え、ゆっくり上ってきます。何とかわいいことか、柴犬でも人間と同じようにいろんな顔があるものですね。とにかくかわいいのです。かなりの肥満気味で歩くのも大変なようです。駐車場付近に降りたところに、再びあったのでご主人に話を伺ってみました。
「柴犬ですよね?何歳ですか?」
「そうです!雄の7歳です」
「名前は何というのですか?」
「どん松五郎といいます。(笑) 長い名前ですね」
「室内犬ですか?」
「そうなんです。まったく吠えないので番犬にもなりません」
「こんなかわいい柴犬見たことありませんよ」
というと、ご主人(中年の女性)とてもうれしそうに、背中を撫でていました。
どんちゃん、話を聞きながらお腹がつかえるのか、横座りで、おとなしくしていました。
この日は、他にもとてもきれいなゴールデンレトリバーも見かけましたが、散歩にはもってこいの場所だと思います。
この王子が岳、標高、たったの235mですが、巨岩と春には、コバノミツバツツジが咲くそうですので、その頃、お弁当持参でまた来て見たいと思いました。(つづく)
芝のどんちゃん。とても愛らしいワンちゃんです。