未熟なカメラマン さてものひとりごと

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雨の湯村温泉 上質の宿に癒される 兵庫県美方郡新温泉町湯

2024-06-11 20:53:58 | 温泉
訪問日:令和6(2024)年5月27日・28日

昨年はいろいろ事情があって、大好きな温泉地を訪ねることはできませんでした。それも何とか一段落し、そろそろどこかにと思っていた矢先、定宿にしている湯村温泉の老舗旅館から「春の味覚会席」の案内が届きました。紹介する写真に惹かれ、これだとすぐに予約してしまいました。もちろん、ベストレート保証の旅館の公式サイトからの申し込みです。

しかし、予約日が近づくにつれ何と両日は、線状降水帯発生とテレビでは盛んに注意を呼び掛けていました。キャンセルしようかと迷いましたが、どうしても食べたいという思いが強く強引にも決行することにしました。
午前中、福山で人間ドッグの健診があり、午後からの出発でした。天気が良くないことがわかっていましたが、幸いにもまだ雨は降っていませんでした。当初、NHK「小さな旅」で紹介されていた余部橋梁真下にある「道の駅あまるべ」でお買い物を楽しむ予定にしていましたが、何と途中で道路が通行止めになっており、迂回路を進まざるを得なくなってしまいました。こうなるとナビは機能しません。とうとう道に迷いわけもわからず山道に入ってしまいました。眼下には風光明媚な岩肌や小島がつづく絶好の景観が続きますが、眺める余裕もありません。
時間も過ぎ、途中で余部を断念、ナビをセットし直し、直接9号線沿いの旅館を訪ねることにしました。



到着後すぐに撮影した温泉街。まだ雨は降っていません。

ほぼ予定時刻に到着。平日とあってか駐車場はいつになく空いていました。受付を済ませ、いつものように庭園が見えるロビーで、抹茶とお菓子をいただいて小休憩をしたのち、6階の部屋に案内されました。今回は、外国人とみられる実習生?が案内係で、指導係の着物姿の女性スタッフが付き添っていました。人件費節約のために方針転換に踏み切ったということでしょうか。部屋に通された後、先にお風呂と思いましたが、雨が降る前に荒湯付近を散策しておこうとすぐに出かけました。

(荒湯付近を散策)


今にも雨が降りそうな気配です。


川の両岸に温泉町らしい風情があります。


慈覚大師像でしょうか


湯気に煙る荒湯 湯温は98度の熱泉 通路(地面)も相当に暑い


湯壺の向こうは温泉玉子作り専用の井戸


係りの人でしょうか、定期的に温度を測っていました。


出来上がるのを待っている人たち


慈覚大師像


手形の散歩道 夕刻なので照明が入っています


向こうに足湯が見えます


川の上流


夢千代像 台座は被爆地広島から送られたもの


小さな吉永小百合さんの手形


少し歩くとご覧のような路地


歩道に設置されたプレート「夢千代の里」


ランドマーク 夢 夜には照明が入ります


杜氏館


印象的な赤い橋 ついに雨が降ってきました

楽しみな夕食

もちろん一番のお目当ては、荒湯での温泉玉子作り。湯温98度と国内でも屈指の熱泉が湧き上がっています。茹で上がるまでに、周辺を散策。足湯や、有名人の手形、夢千代像から温泉街を眺めるのもよし、いつものことです。
宿に戻って1回目のお風呂の後は、お楽しみの夕食です。個室に通されました。料理長・井上明彦氏が但馬の新鮮食材にこだわって作り上げた料理の数々。実に見事というしかありません。若い女性スタッフの方が、専任で対応していただきあっという間の1時間半でした。



伊万里焼でしょうか。廊下突き当りの調度品


夕食、個室の窓


見た目も美しい 料理の一部をご紹介


浜坂地えび食べ比べ


五種炙り寿司食べ比べ


のどぐろ木の芽焼きとサザエのつぼ焼き

酔いも回って、すぐに部屋に戻り2時間ほど仮眠をとった後、本日2回目の入湯、最高でした。なにせ広い湯舟には客は数人のみの貸切状態、打たせ湯、あわ風呂と愉しみ、最後に雨音を聞きながらの露天風呂、幸せを感じながらゆっくり時を過ごしました。


ラウンジ 人工滝がライトアップ


素晴らしい焼き物が並ぶ

翌朝、目を覚ますと予報通り雨は降り続き止む気配もありません。実はこちらに来たら早朝の散歩を楽しみにしていたのですが、残念ながら今日はあきらめるしかありません。
男女入替の3回目のお風呂を楽しんだあと、そのまま屋上の展望桧風呂で4回目の入湯。
そして朝食ですが、こんなに食べられるのかと思うほどの品数です。しかし温泉では不思議と食べることができるんですね。朝食のあとお土産を購入。部屋に戻って荷物の整理をし、チェックアウトの手続きを完了。スタッフの方に見送られながら旅館をあとにしました。



朝食、品数が多いですね


出発前のロビー


雨の温泉街

この頃、雨足はさらに強くなっていました。自宅に着くまでの3時間半、雨は止むことはありませんでした。高速道路走行中でもワイパーはフル回転、視界も悪くとても緊張しましたが、何とか無事に帰着。天気が良ければ、伊根や、出石も訪ねることができたのですが今回は温泉のみということになりました。

上質の宿とは?
同じ温泉宿を何度も訪ねるより、他の知らない未体験の温泉地の宿を訪ねた方がおもしろいのでは!と、言われるかもしれません。
それでは、上質の宿の条件とは何でしょう。自分なりに考えてみました。

① 癒されるお風呂 (湯はもちろん、脱衣場も含め常にきれいに維持管理されている)
② 美味な食事 (一番の楽しみ、量よりも質、見た目も美しい)
③ 清潔な館内 (隅々まで掃除が行き届き、あらゆるところに気が配られている)
④ 真心のこもった接客サービス

当たり前の条件ですが、これらが保証されるからこそ、何度も同じ温泉宿に安心して出かけられるのではないでしょうか。



ついに21万キロオーバー もう10万キロはいけそうです
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昼時の三朝温泉をミニ散歩 お目当ての旅館は休業日でした(泣)鳥取県三朝町

2022-07-27 23:34:04 | 温泉
訪問日:令和4年7月7日

岡山県の名瀑・岩井滝につづく

岡山県県北の岩井滝を訪ねた後、せっかくなので隣接する鳥取県の三朝温泉で日帰り入浴を楽しみたいと思いました。
岩井滝を出てすぐのところに茅葺きの建物が数棟立ち並ぶ一角に遭遇。いっぷく亭というのぼりが立っていました。のどかな田舎のたたずまい、まるでその昔に戻ったような懐かしい感覚を覚えます。スタッフの方が遠くから「こんにちは!」とあいさつをしてくれました。
地元の家庭料理が味わえるお店のようですが、お昼には少々早かったので、次回に持ち越すことにしました



うたたねの里 いっぷく亭 恩原高原の近くにある木地民家を移築した農村レストラン。たんご汁や山菜の天ぷらなどが味わえます。地元のお母さんたちの手による”おふくろの味”です。

山陰の名湯 三朝(みささ)温泉

さて、30分ほどで県境を越え鳥取県三朝温泉に到着です。天気は真夏のいわゆるカンカン照り状態でした。お目当ては、「三朝館」という旅館で、前回と同じく、河川敷の駐車場に車を入れました。お風呂に入る前に温泉街を散策することにしました。まず、三徳川にかかるかじか橋を渡ります。橋の中央に、足湯が設置されていましたが、当然のこと観光客は誰もいません。


橋の中央に足湯がある 当然、誰もいない


熱すぎたら手動で調整できる


リアルなカジカのオブジェ。 三朝川に生息するカジカガエルは三朝のシンボル


対岸の山側に来ると、遊歩道が整備されており、脇の斜面には、アジサイの花が彩を添えていました。100mほど歩くと、橋のたもとに、名物河原風呂がありました。
以前は、橋の上から入浴する人が丸見えでびっくりしたことがありますが、さすがに現在では、橋側を目隠しの塀で囲ってあります。
この時間の入浴者は誰もいませんでした。利用者向けのマナーが掲示されていました。


振り返ると大きな旅館が見える




山側の遊歩道


3体の石仏様 それぞれいわれがあるようです


三朝川(三徳川)のせせらぎに癒される


山すそのアジサイ


旧温泉街のメインストリート 昭和レトロの面影を残しています


三朝温泉の三朝橋のたもとに、昭和4年に制作された映画「三朝小唄」の主人公、男女の二人の寄り添う姿のブロンズ像があります。「三朝小唄」は野口雨情が三朝温泉を昭和2年8月20日に訪れた際につくった唄です。


開放的な河原風呂


入浴についての注意書き

橋を渡り大通りに出ると、大きな旅館が立ち並んでいます。さすがに山陰では有名な温泉地。
お昼のこの時間では情緒は感じられませんが、歴史のある木造の温泉旅館もあり歴史を感じることができます。
さらに進むと、ちょうど、お客さんを見送る男性スタッフ2名を見かけました。車が見えなくなるまで大きく手を振る温泉地ならではの光景です。



三朝橋を渡ると見えてくる大きな旅館


旅館大橋は国登録有形文化財に指定された建築物を含む非常に希少価値の高い旅館。

そうこうするうちに、お目当ての三朝館に到着です。入り口横の駐車場には作業車が数台止まっていました。なにやら嫌な予感がしました。
入口前に立つと、張り紙があり、「本日は館内メンテナンスのため、休業させていただきます。」とありました。これにはショックでした。せっかくここまで来たのにと、意気消沈しました。事前に確認すればよかったと思っても、どうにもなりません。空いた時間を利用して、倉吉の古い町並み「白壁土蔵群」を久しぶりに訪ねることにしました。

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山陰の名湯・湯村温泉で、のんびり、まったりしませんか! 兵庫県美方郡新温泉町湯

2020-12-13 23:22:09 | 温泉
訪問日:令和2年(2020)10月5日


GOTOトラベルキャンペーンを利用して、山陰の名湯・湯村温泉を訪ねました。宿に向かう途中、立ち寄ったのが、但馬の小京都といわれる出石、そして城崎温泉でした。
いつも到着時間が遅いので、今回はゆっくりしようとあまり欲張らないプランを立てていました。宿に着いたのは、午後4時ごろ、私にとっては随分早い時間です。しかし他のお客さんはすでに大勢ご到着のようで、1階の駐車場は早や満車状態になっており、地下の駐車場に誘導されました。

チェックインの手続きをし、部屋で一息入れたあと、早速、町中散策に出かけました。中心部に通じる地下2階の出口から坂道を下ると町のシンボル‘荒湯’に出ます。ここは湯村温泉の源泉で98度の熱湯が噴出しており、湯壺の中に卵を入れて温泉玉子を味わうことができます。卵は、お隣の土産物店で購入、ゆであがる時間は15分ほどです。できあがるまで、夢千代の銅像付近や春来川沿いの足湯でゆっくりすると、ちょうどいい時間になります。



本日の宿、いつもながら素晴らしい廊下の大壺 伊万里焼でしょうか


ガーデンラウンジ

(湯村温泉の源泉 荒湯)

848年に発見された春来川のほとりに沸く高温で豊富な湯量の湯村温泉は昔から人々に愛され生活に活かされてきました。


荒湯 98度の熱湯が毎分470リットルも噴き出ている湯村温泉の源泉


ふれあいの湯 荒湯のすぐそば 春来川沿いに整備された開放感あふれる足湯です


春来川と川沿いの住宅


温泉玉子 15分ほどで茹で上がります。番号が振られているので安心です。


夢千代像と温泉街


吉永小百合さんにそっくり


上の広場にあった銅像、慈覚大師でしょうか


外灯に灯が灯り始めました

(夢千代館)



温泉玉子をいただいた後、向かったのが夢千代館です。かなり以前にNHKで放送されていた、吉永小百合主演の夢千代日記の世界を再現しています。いつまでもおきれいな吉永小百合さんですが、特にこの頃は際立っていたと思います。館内はまさに昭和レトロ、物語の置屋の芸者がいた部屋も、うまく再現されています。物語の初めは、国鉄山陰本線の汽笛を鳴らしながら蒸気機関車が余部の鉄橋を渡るシーンです。主人公は原爆2世で、病に侵され余命数年という物語の暗さですが、そんな中、温泉町特有の人情味や笑いもあり視聴者を引き付けて放しません。

湯村温泉は、この‘夢千代日記’のロケ地となったことで全国に知られるようになり、現在でも、夢千代の里として一番の観光の目玉にしているのです。しかし当時のTVドラマを見ていて懐かしむ人は随分少なくなってきたはずです。何か新しい‘目玉となるものを見つけ、起爆剤にしてほしいと思うのですが、かといってあまりにぎやかになっても困ります。わがままな言い方ですが、私的にはこのくらいがちょうどいいのです。



夢千代館 夢千代日記の物語を展開しながら、懐かしい昭和の時代を再現しています。NHKドラマ夢千代日記に使用した舞台セットや小道具の展示もあります


どこか懐かしい


昭和20~30年代の町並みを再現


館内に流れていたDVDより 


置屋の女将 吉永小百合さんおきれいですね


女将といえども人数が足りないときは芸者姿になることも


芸者の控室を再現


次に向かったのが共同湯・薬師湯は石鹸の泡立ちもよく、刺激が少ないのが特徴。入浴後も肌がすべすべでさっぱりします。

さて、夜の帳が降りる頃、山の中腹に浮かびあがるのが、「夢」のネオンサイン。このネオンサインを見るたび、湯村に来た実感がわきます。有馬温泉や城崎温泉の賑わいには比較のしようもありませんが、のんびり、まったりするには最高の温泉地だと思います。

散策から帰るとすぐにお風呂に入りました。いいお湯です。私は、温泉旅館では3回の入浴を常としています。この最初の1回は、軽くお湯を流す程度で、さっとあがります。
風呂から上がると、お待ちかねの夕食(部屋食)です。今回はGOTOで割引が大きいので少し贅沢をしました。
食前酒に前菜やお造里など最初にセットされたものは、すぐに食べてしまいました。とにかく、お腹がすいていたのです。係の若い男性スタッフの方が、次の料理を運んできたとき、そのさまを目にし、「素晴らしいスタートダッシュで、目が点になってしまいました」とコメントする始末。しかし、スタートダッシュはここまでで、次から次へと出る料理に最後はギブアップ状態になってしまいました。



夜の温泉街


食前酒に前菜やお造里など


松茸の土瓶蒸し


ランドマーク夢 夕暮れとともに、山腹に夢文字が浮かび上がる。季節ごとの色合いを表すグラデーションが美しい


酔い覚ましにもう一度、荒湯を散策 誰もいません


湯気がもうもうとあがっています


ひっそりとした温泉街です


ふれあい手形散歩道 春来川沿いに著名人の手形が展示された「ふれあい手形散歩道」が整備されています


冷えて来たので宿に戻ります

こうなると、アルコールも入っていることもあって、強烈な睡魔に襲われます。
ひと眠りして、深夜に近いころ、今度はゆっくり、心ゆくまで湯に浸かり温泉気分を十分に味わいました。
翌日の朝の三度目の入浴。6時過ぎでしたが、このころが一番混雑していました。風呂からあがると、早朝の散歩、早くから通学する高校生たちを見かけました。そこには温泉町の日常があります。温泉施設で働いている人の割合はどのくらいだろう、とそんなことも考えていました。


朝の散歩から


正福寺山門


観音堂


山門を内側から見たところ


春来川のコイ どこか幸せそうに見えます


夢千代の里のレリーフ


中心部の町並み


懐かしい温泉劇場の看板


かつて宿泊したこともある三好屋グランドホテル 現在は愉快リゾート

このあとの朝食が何とおいしいこと、コロナ禍ということもあって、いつもの豪華なビュッフェ形式ではなく、銘々に用意されている和定食になっていました。しかし食が進むことこの上なし。この食欲どこから出るのでしょう、いつもながら不思議でなりません。
プレミアムクーポンを利用し、お土産をいつも以上に買い求めたあと、9時ごろ旅館を出発し鳥取砂丘に向かいました。所要時間は30分ほどです。天気もいいし気分も最高、久しぶりに命の洗濯ができた気がしました。



今日の天気はよさそうです はっきり見渡せる山並み
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11月11日(日)~12日(月) 錦秋!滝の上温泉と黒川温泉を訪ねて

2018-11-23 21:57:21 | 温泉
福岡県大牟田市に住む娘のところに所要があり、久しぶりに九州方面に出かけることにしました。自宅を早朝、7時に出発、途中3度ほど休憩し目的地には、13時半頃に到着しました。
久しぶりに顔を合わせ、話も弾みましたが、滞在時間はわずか1時間でした。実は、この日の宿泊先まで車で2時間もかかるのです。この季節、日が暮れるのが早いので、まだ明るい16時頃までに現地に到着したいと思ったのです。

今回の宿泊先は、熊本県南小国町の滝の上温泉です。実は黒川温泉に宿泊したかったのですが、予定が決まったのがつい最近のことで、どこも予約がとれなかったのです。
仕方なく、いろいろ探して見つけたのが滝の上温泉でした。黒川温泉から距離にして3キロほど、このあたりは、小田温泉などあちこちに温泉があり、特にこだわらなければかならず泊まることができます。



阿蘇市 西湯浦園地展望所、中央にあるのが北山展望所


巨大なカルデラに阿蘇五岳 なるほどお釈迦様が寝ているような姿に見えますね。

ナビにしたがって、進む途中、紅葉の名所として知られる菊地渓谷を通過しました。シーズンとあって大勢の観光客で混雑していました。沿道から見る紅葉もほんとに素晴らしく、ため息の連続でした。
しばらくして見えてきたのが、阿蘇の雄大な景色です。カルデラの向こうに阿蘇五岳をくっきり望むことができます。ススキの野原も風に揺れて、とても印象的でした。春には目も覚めるような緑の大地。季節が変わるとこうも違うのかと思いました。
しばらく進むと、南小国町に到着です。そばの名所とあって、沿道にはたくさんの蕎麦の看板が揚がっていました。
目的の滝の上温泉は、国道から山道に入り、登ったり下ったりと3kmほど、やっと到着です。滝の上温泉の旅館は、「お宿花風月(かふうげつ)」この1軒だけ。山間の小さな旅館です。


【滝の上温泉】

黒川温泉バス停からの山道も美しい


滝の上温泉「花風月」に到着 趣きのある門


玄関に続く道も秋色


大露天風呂 滝見の湯


部屋を開けるとご覧のような景色


露天風呂から見る川沿いの景色も美しい



雨に濡れるカエデの紅色も美しい



食事処です

この滝の上温泉、客室がすべて離れ形式になっていて、それぞれが完全に独立し、それぞれに、内風呂、外風呂(露天)がぜいたくに完備され、そのどれもが本格的です。もちろん風呂はいつでも入ることができます。滝が見える絶景の滝見の湯、家族風呂なども別にありますが、わざわざ出かける必要もありません。
食事は、お食事処で、希望の時間にゆっくりといただけます。窓を開けると、木々は色づき、すべてが秋色です。喧騒をはなれ、ゆっくりお湯に浸かりたいと思う人にはぜひお勧めの宿です。まさに大人の隠れ宿ですね。


【黒川温泉】

駐車場から道路を歩くと落ち葉がご覧のように降り積もっています。


風情のある坂道


正面が地蔵湯


川沿いに建つ旅館、あちこちに湯気が立ち上っています。


川沿いの風情ある道、車が通ることもあるので注意


黒川温泉を代表する錦秋の景観です。


川べりの縁にあるのが穴湯


川中の石にも落ち葉が降り積もる

次の朝、せっかくなので黒川温泉街に寄って帰ることにしました。各旅館では玄関先の落葉を掃き清め、とても忙しそうです。ちょうどこの頃から雨が降ってきました。傘をさして散策しましたが、川沿いの温泉旅館は、カエデの紅葉とも合って、素晴らしい景観を作り上げていました。まさに錦秋、絶好の被写体でした。温泉街のお店は、早くから空いています。蜂蜜を売るお店で、一品を購入し、黒川をあとにしました。ここから自宅まで6時間。気の抜けない長時間のドライブでしたが無事に我が家に到着。想像以上に満喫できた今回の旅でした。


(ご参考)
滝の上温泉
黒川温泉公式サイト
旅行会社が選んだ日本の温泉地ランキング
当ブログ・未熟なカメラマンのHP

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和倉温泉の上質の宿  北陸金沢と能登一周のたび その6 平成30年4月17日

2018-04-28 22:26:23 | 温泉
(前回:禄鋼埼灯台と見附島につづく)

2日目、当日の宿は七尾市の和倉温泉です。当初、到着予定を18時頃としていましたが、温泉街を散策したいということもあって調整し、2時間早い16時に到着しました。宿泊する旅館は、日本一の温泉旅館として知られる加賀屋の姉妹館「あえの風」でした。
旅館に到着すると、仲居さんたちがずらりと並んで出迎えてくれました。温泉旅館はいろいろ訪ねていますが、あまりこのような待遇を受けたことがないので、とても恐縮しました。でも気分はいいですね。
やはり旅館到着は、早い時間に限るということがよくわかりました。混む時間帯だとどうしてもサービスが手薄になってしまいます。
ウエルカムドリンクをいただいたあと、担当の仲居さんから館内の説明を受けながら部屋へ案内されました。



あえの風外観


あえの風、ロビー


和倉温泉、温泉街


七福神福々めぐり 弁財天、芸の神様


和倉温泉 総湯


タマゴ


正面が温泉たまごの作り場

部屋は、七尾湾に面した、8階の部屋。特別豪華というわけではないのですが、とても清潔感のある無駄のない和室でした。仲居さんから説明を受けたあと、いったん外に出て温泉街を散策することにしました。
当日のこの時間は、寒くておまけに風もあり条件としてはいまひとつでしたが、総湯や海に面してずらりと建つ近代的な温泉旅館やホテルは、壮観でした。
部屋に戻り、話しのタネにと加賀屋のお風呂に入ってくることにしました。フロントにお願いするとすぐに車で送ってくれました。
「あえの風」とは姉妹館なので、互いに無料で利用できるのです。日本一といわれる温泉旅館のお風呂にはとても興味がありました。到着すると「お風呂ですか?」と係りの方が、近くのエスカレータまで案内してくれます。



加賀屋外観


加賀屋入り口付近


加賀屋館内


加賀屋ロビー

お風呂は3フロアあり、エレベータもあってびっくりしました。体を温めたあと、帰りは加賀屋のスタッフが送り届けてくれます。夕食は午後7時から予約していました。ここではショーを見ながら食事をいただくことができます。創作舞踊から始まって、民俗文化財となっている「七尾まだら」、そして一番の目玉、石川県の無形文化財、御陣乗太鼓の饗宴です。ステージを囲むように食事処(個室、一階はフロア)が並んでいます。

なんという迫力でしょう。入れ替わり立ち代り太鼓は打ち鳴らされます。食事は厳選された上質の味、量もちょうどよく、アルコールも入ったこともあって部屋に戻るといきなり睡魔に襲われました。しばし仮眠をとり、はたと目覚めると、23時を過ぎていました。この旅館の1回目のお風呂です。前面ガラス張りの大浴場の向こうは七尾湾、といっても何も見えるわけはないのですが、何といってもこの時間、ほかに入浴客はほとんどなく、温泉を独り占め状態でした。



御陣乗太鼓の饗宴


先付


早朝の七尾湾 右の橋は能登島大橋


翌朝、6時前にもう一度、湯に浸かると疲れたからだに、力がみなぎるようでした。
朝食はバイキングでしたが、種類も豊富でした。チェックアウトの後、スタッフさんの見送りを受けホテルをあとにしました。

年に一度の贅沢でしたが、とても素晴らしい旅となりました。今回、有名な観光地をピックアップして急ぎまわりましたが、もう一度訪ねることがあれば、もう少し味わいながらゆっくり周ってみたいと思いました。自宅まで7時間、途中、休憩を兼ねて丸岡城に寄ってみるつもりです。(北陸金沢・能登半島一周のたび、おわり)


旅の記録
1日目 
回転寿司「寿司食いねえ」 → 長町武家屋敷跡野村家 → 兼六園・金沢城公園 →ひがし茶屋街 → ホテルから金沢駅

2日目 
なぎさドライブウエイ → 輪島朝市 → 白米千枚田 → ゴジラ岩 → 椿展望台 → 道の駅「狼煙」・禄鋼埼灯台 → スカイバード → 見附島 → 和倉温泉
    
3日目 =帰途途中= 丸岡城

その1 長町武家屋敷跡野村家 
その2 兼六園と金沢城公園  
その3 ひがし茶屋街と金沢駅 
その4 輪島朝市と白米千枚田 
その5 禄剛埼灯台と見附島  

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