未熟なカメラマン さてものひとりごと

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平成27年(2015) 高校女子駅伝優勝校を予想するその1 昨年との比較

2015-11-27 23:38:37 | 駅伝

京都嵯峨野 あだし野念仏寺の紅葉 本文とは関係ありません。

各都道府県の予選会も終わりデータが出揃いました。昨年の予選会と全国大会の記録を比較し、さらにその差を今年のデータにあてはめて、どの高校に勢いがあるか分析してみたいと思います。
(例によって敬称略、過去の記事は、カテゴリーから「駅伝」をお選びください。)

まず、有力校の昨年の予選会の記録と全国大会でのタイム差を検証してみたいと思います。
(昨年の順位、高校名、昨年の予選会記録、昨年の全国大会記録)

1位  大阪薫英女学院高校 1.10.02 1.07.26 (-2.36)
2位  立命館宇治高校   1.10.45 1.07.34 (-3.11)
3位  常磐高校      1.07.54 1.08.11 (+0.17)
4位  山梨学院大附属高校 1.10.15 1.08.21 (-1.54)
5位  青森山田高校    1.09.44 1.08.28 (-1.16)
6位  豊川高校      1.08.29 1.08.56 (+0.27)
7位  西京高校      1.10.30 1.09.07 (-1.23)     
8位  神村学園      1.08.58 1.09.12 (+0.14)   
9位  長野東高校     1.10.26 1.09.20 (-1.06)
10位 世羅高校      1.11.39 1.09.35 (-2.04)
15位 興譲館高校     1.10.19 1.10.33 (+0.14)
17位 西脇工業高校    1.09.43 1.10.40 (+0.57)

次にこの差を、今年の出場校の予選会記録に当てはめて全国大会の記録を予想してみます。
すると以下のような結果になりました。
1位 世羅高校      1.08.57 (-2.04) 1.06.53
2位 山梨学院大附属高校 1.09.25 (-1.54) 1.07.31
3位 大阪薫英女学院高校 1.10.25 (-2.36) 1.07.49
4位 立命館宇治高校   1.11.02 (-3.11) 1.07.51
5位 常磐高校      1.08.27 (+0.17) 1.08.44
6位 西京高校      1.10.08 (-1.23) 1.08.45
7位 青森山田高校    1.10.11 (-1.16) 1.08.55
8位 興譲館高校     1.08.52 (+0.14) 1.09.06
9位 西脇工業高校    1.08.31 (+0.57) 1.09.27
10位 豊川高校      1.09.08 (+0.27) 1.09.35
11位 長野東高校     1.11.38 (-1.06) 1.10.32

今回、注目すべきは、大阪薫英女学院高校と立命館宇治高校です。両校とも予選会の記録では、ベスト20位にもランクインしていません。おそらくタイムの出にくいコースなのでしょう。
また、大阪の薫英女学院高校では、2位とのタイム差が、昨年は6分7秒、本年は4分17秒とまさに独壇場でした。競合校がいない、このことも要因なのかもしれません。
(つづく)   



天龍寺塔頭 宝厳院の紅葉 本文とは関係ありません。
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備中神楽の真髄を見た! 平成27年11月14日(土)

2015-11-20 23:50:30 | 町おこし

勇壮な猿田彦の舞い

地区の産土荒神社(うぶすなこうじんしゃ)の七年神楽があり、私たちの組が当番組に当たっていました。実に3ヶ月前から、打ち合わせ、準備にかかり当日を迎えたのでした。

式年祭・大神楽は昼の1時から、終了は夜の10時の予定でした。お昼の12時から神楽太夫の皆さんに食事を摂ってもらいましたが、とにかくお酒の強い方が多く、びっくりしました。
そんなに飲んで神楽が舞えるのかと心配もしましたが、そこはさすがにプロです。
赤い顔をしていてもその舞は実に見事なものでした。皆さん、普段は柔和なお顔をされていても衣装を羽織るときりりとしまり、顔つきも随分変わって見えます。猿田彦命の勇壮華麗な舞には思わず拍手してしまいました。30代前半の方が多く、子ども神楽からずっと経験をつんでこられ、その舞を習得されたのでしょう。
それでも、その運動量は相当なものです。うらはらに楽屋ではほんと疲れ果てた様子でした。  

今回始めてじっくり見たのが白蓋(びゃっかい)です。天井からつるされ、紐を引っ張って、揚げたり降ろしたりするのですが、その動きは実に華麗です。東西南北はもちろん自身でも回転します。これは綱の引き手が手元でくるくるとよじっているからです。まるで海中を泳ぐクラゲのようです。クライマックスには、仕込まれた紙吹雪がボタン雪のように舞い、実に優雅で見事なものでした。

さて神楽には、方言丸出しの掛け合いもあって、笑いを誘います。
大黒様が登場すると、まもなくお待ちかねの福の種です。お餅やみかん、菓子類ですがこの時間になると観客席もぐっと混雑します。



クライマックス オロチの登場

そしてオロチ(大蛇)が登場し、神楽はクライマックスを迎えます。「ピーピー」と鳴くオロチとの決闘シーン。最後にオロチの首が飛んでついに退治されるのでした。

そして最後は、組内で苦労して作った蛇が登場です。もちあげたりひっぱったりとその過激な動きに大丈夫かと心配もしますが、無事に終了してほっとしました。
終了はぴたり予定の午後10時。最中には、はげしい雨もたびたび降っていましたが、今回は公民館の中に設営した神楽殿だったので、まったく影響はありませんでした。

神楽の終了後は神楽殿の片付けです。無事終了したのは深夜の11時ごろでした。疲労困憊でしたが、無事行事を終え、充実感と達成感に似たものを感じました。



地区が手塩にかけて作成した蛇、その強さが試される
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岡山県の限界集落を訪ねて 平成27年11月1日(日)

2015-11-06 00:02:21 | ふるさと

山ノ上公会堂 探索の起点です。

毎年、季節の風物詩として新聞などで紹介されている干し柿の里、矢掛町小田の山ノ上地区を初めて訪ねました。地区は井原市の美星町と野上町とに接しています。

ナビをセットし最初に目指したのは山ノ上公会堂です。20分ほどで到着しました。毎年12月にはこちらで干し柿祭りが開催され盛大に賑わうそうです。

到着時、他に駐車している車はありませんでした。シーズンには少し早いことはわかっていましたが、ちょっと拍子抜けした感じです。
とりあえず車を停めて付近を散策してみることにしました。



ウオーキングマップ

坂道の道路の両側にぽつんぽつんと家があるものの、想像したあのオレンジ色の吊るし柿はまったく目にすることができません。それでも浪形岩で作られた常夜灯や煙草の乾燥小屋など、そこには懐かしい風景が広がっています。日によっては、眼下に雲海が広がり、また晴れた日には遠く瀬戸内海を望むこともできるそうです。

この山ノ上地区、ホームページによると、平成26年現在、23世帯49人が住んでいますが、そのうち65歳以上が61%を占めているそうです。
山ノ上公会堂の一角に、土曜日曜のみ地元の特産品を販売する山ノ上農産物直売所がありました。プレートには、「過疎集落等自立再生緊急対策事業(国庫)」とありました。

ホームページには“高齢化率では日本はもとより世界の最先端をひた走っています”と自虐的な説明もありました。伝統的な産業がない限り、不便な山の中にあるこの集落、消滅するのも時間の問題と思われますが、どっこい、江戸時代から続く、干し柿作りがあるのでした。
何でも徳川将軍家にも献上した歴史もあるとか。



剥きたての吊るし柿 オレンジ色が美しい

やはり早かったかと、駐車場に戻り、車でもう少し下ってみることにしました。するとすぐに道路下にビニールハウスが見えました。念のため道路脇の空きスペースに駐車しカメラを片手に降りてみるとハウス内の一角に、剥かれたばかりの柿が吊るされていました。車を停めている間、道の上の番犬にずっと吼えられ、少しうっとうしい感じがしましたがここは我慢です。そしてビニール越しではありましたが、何とか数枚の撮影に成功。

剥きたての柿は、オレンジ色に赤みが差し、瑞々しくてとても美しく見えました。吊るし方も、いわゆる“玉すだれ”ではなく、横に張られた紐に柿がびっしりと並んでいます。本格的な作業はこれからなのでしょう。ともかく撮影ができたので、よかったよかったと思いながら山ノ上をあとにしました。近いこともあるので今月中にもう一度訪ねてみたいとも思いました。  



紐に吊るされた横並びの柿
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