京都から、ちょこっと箱根へお出かけしているミモロ。宿泊するのは、芦ノ湖畔のホテル「山のホテル」です。以前もここに宿泊し、エステマッサージをしてもらったり、温泉に入ったり、心身がよみがえる休日を過ごしたミモロです。
落ち着いた雰囲気のホテルは、1948年に誕生。かつて、ここは岩崎男爵の別邸があったところ。今も、湖畔沿いの広大なお庭などにその面影を残します。
「じゃ、また明日ね…朝、8時ごろに1階のフレンチのレストランで、一緒に朝ごはん食べようね…」と、ミモロは、ハンス君と約束。それぞれのお部屋に入ります。
なかなか旅慣れているミモロ。仲良しのお友達でも、ゆっくり休養するためには、それぞれのお部屋を別にするのがポイント。
湖に面したお部屋は、何度滞在しても気持ちの良い開放感に包まれます。ミモロは、その後、大浴場で温泉に浸り、日頃の疲れを解消。明日に向かって、エネルギーを養います。
「明日、早く起きて、すぐそばの『箱根神社』にお詣りするんだ~。晴れるといいなぁ~おやすみなさい…」と、天候の回復を願いつつ、早々にベッドへ。
翌朝、6時に目覚めたミモロ。カーテンを開き、湖を眺めます。「う~まだ雨降ってる…」
雨降りにもめげず、ミモロは、「箱根神社」へ向かいます。神社は、ホテルから歩いて5分ほど。あれ、ハンス君はいいの?
「うん、いいの~。きっとドイツからの長旅で、まだ疲れてると思うから…それにパワースポットは、ひとりでお詣りした方がいいんだよ~」と。なにか本当にお願いごとがある場合、パワースポットへは、ひとりで行くのがいいそう。連れがあると、どうしても、気を使うし、また、その人の波動も受けてしまいます。
まずは、お清め…そして、大きな杉の木が聳える参道の階段を上ります。
雨に煙る参道は、普段よりいっそう清らかな不思議な力が漂うよう。一段、一段、階段をのぼりながら、心を鎮めてゆきます。
「箱根神社」は、開運のご利益があるいわれる神社です。お正月は、関東各地から、大勢の参拝者が訪れ、周囲は、車の渋滞が。
「うわ~結構、雨降ってる…」境内の石畳に、ピチピチと雨粒が…。それでもミモロは、雨にぬれながら本殿へ…。
二礼二拍手一礼と、きちんと参拝の流儀を守って…。
パワースポットを参拝するときは、心を十分に鎮め、それから、礼は、ミモロのように90度まで、しっかりと…。軽く会釈では、神様に失礼です。そして、ひとつひとつの動作をゆっくりと…。参拝者が多いと、十分に心を込めて、お祈りができなかったりするもの。できるかぎり、人が少ない早朝の参拝がおすすめです。「箱根神社」も日中は、大勢の人たちが参拝に…。とても落ち着いた参拝はできません。
ミモロが、参拝を終えるころ、雨は小降りになりました。
「箱根神社」の脇には、若い女性たちに大評判の縁結びの「九頭竜神社」の新宮があります。
龍が並ぶ、手水で、またお清め…。「こんなにたくさん龍が並んでるとこ見たことない…」それほど、たくさんの参拝者が訪れるのです。
「九頭竜神社」の本宮は、湖の中に付きだしたところに。毎月13日に、そこへ参拝者は、船で渡ります。朝7:30に遊覧船乗り場で受付後、船で…。詳しくは、「箱根神社」のホームページで。
参拝を無事に終えたミモロは、箱根のシンボルでもある湖に立つ「平和の鳥居」へ。ここの扁額は、昭和39年の東京オリンピック開催を祝い、吉田茂元首相の直筆によるものだそう。
ここからの眺めは、ミモロのお気に入り「だって、湖の中に浮かんでるみたいなんだもの…」
グ~と、突然、あたりの静寂を破るように響く、ミモロのお腹の音…。
「あ、ハンス君と待ち合わせした時間だ~」と、正確なミモロの腹時計のアラームで、慌ててホテルへと戻ります。
「ごめんね~」と、すでにテーブルについていたハンス君に謝るミモロ。やっとハンス君も朝ごはんがたべられます。
朝食を済ませた二人は、しばらくして、チェックアウトへ。
まだ雨が残る中、仙石原のススキの群生地のそばを通り、箱根の秋を楽しみました。
さて、次はどこへ…。
*旅のポイント
一緒の旅でも、それぞれ別々の自由時間をもつ!
家族、お友達との一緒の旅は、とても楽しいもの。でも、その中で、1時間でも、それぞれが一人になる時間を持つことをお勧めします。ちょこっと一人旅…そんな気分に浸ると、いっそう旅が印象的なものに…。日常から離れた場所で、ひとりになると、今まで見えなかったものに気づかされたり…。いつも一緒が当たり前の人の魅力などを再確認できるのです。いっしょの人を自由にする…それは自分自身を自由にすることなのです。
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