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8月も終わる頃、「ワー大変!もうすぐハンブルク浮世絵コレクション展が終わっちゃう!」とミモロ。
前期は、開催間もなく出かけたのに、後記は、まだまだ時間があるとのんびり構えていたミモロです。
行こうと思っていた展覧会が、気が付くと終わってたってことありませんか?
ミモロもそうなる一歩手前の状態に。
京都 相国寺承天閣美術館で開催されている『ハンブルク浮世絵展コレクション展』は、
9月11日(日曜日)が最終日。
春信、歌麿、写楽、北斎、広重、国芳など、浮世絵の人気絵師たちの作品を含む200点が、里帰りし、京都でも話題の展覧会です。まだ見てない方は、どうぞお急ぎくださいね。
「うー間に合ってよかった・・・・」
ミモロは、足早に美術館へ向かいます。
というのは、ミモロが、承天閣美術館に到着したのは、4時過ぎ。美術館は5時までで、最終入場は4時30分です。まさにギリギリの時間。
汗を拭き拭き、会場に入ると、思ったより入場者は、少なめ。
受付の方に伺うと、
「4時を過ぎると、人出は少なくなりますよ」とのこと。
のんびり時間をかけて見ることはできませんが、人が少なく、作品を十分見ることができ、
4時以降は、ちょっとした穴場時間かも・・・・。
「よかったー。ひとつひとつよく見えるね」ミモロは音声ガイドを借りて、見て回ります。
やがて、閉館を告げる蛍の光の曲が流れ始めました。出口に急ぎ、売店で、急いでお気に入りの浮世絵の絵葉書を購入します。
今回、ミモロが興味をもったのは、
葛飾北斎の「百物語(さらやしき)」。
「オバケはちょっと怖いけど・・・でも、なんかユーモラスな感じ・・・」
北斎らしい洒脱な表現が秀逸です。背景のブルーのグラデーションには吸い込まれるよう。
そして首の部分は皿になっていて、藍色で描かれた柄は、洋風な気がします。
もうひとつは、
東洲斎写楽の役者絵です。「キレイな人だね。色がすごく素敵!」
デフォルメされた表現は写楽ならでは。背景の銀が、白い役者の顔を際立たせます。
でも、本当は一番感激したのは、
歌川国芳の下絵です。デッサンというのでしょうか、サラサラと描いた下絵は、躍動感があり、まるで洋画のデッザンをも思わせます。普段見ることができない下絵。現存するものも、非常に稀だそう。残念ながら絵葉書にはなっていませんでした。
「閉館ギリギリだったけど、見られてよかった・・・」と、ホッとするミモロです。
美術館の玄関脇には、大きな灯籠が。
不思議な動物が、支えているみたい。ミモロもマネてみることに。
境内には、いろいろな灯籠がオブジェのように点在しています。
広い境内は、散歩にぴったりの場所。
松の木が多い境内ですが、秋、楓の紅葉が、松の緑の間に鮮やかな景色を作ります。
「ちょっと境内をお散歩しよう」と、ミモロは、トコトコ歩き出しました。