今年の春、ミモロは、東京から来たお友達に連絡をもらいました。「今へ、なんかすごい山の中にある『地球研』っていう立派な施設に宿泊してるの。ミモロちゃん知ってる?」と。「え?どこのこと?」とミモロは、頭をひねります。
そのお友達は、自然環境問題を市民レベルで取り組んでいる人で、今回、なにかミーティングのために来たのだそう。
以来、ミモロは、その施設が気になってしかたありません。「なんだろ?」。京都のいろいろなお友達に聞いても、みんな知りません。
でも、春に大文字山に登るイベントの時、そこに参加している方が、「地球研」の研究員をなさっていることを知り、「あの~そこに行ってみたいんですけど~」と相談します。すると毎年夏に1度、その研究所を一般に公開するオープンハウスが行われることを教えてもらいました。それが、7月26日のこと。さっそく深泥池の外来種生物駆除などをしているお友達といっしょに、気になる「地球研」へと向かいました。
この日は、国際会館駅からシャトルバスが運行されています。いつもは京都バスの「地球研前」というバス停が、唯一の公共交通です。
「あそこだ~」
東京のお友達が、すごい山の中・・・と言っていたのは、「上賀茂神社」の北側の山付近だとわかりました。
「確かにまわりになんにもお店ない…」近くの施設と言えば、「京都精華大学」や「京都産業大学」というところです。
山の中へとつづく道をトコトコ登っていきます。
途中には、イノシシ注意の表示が…。
メインの建物は、まだ先のよう。
「ここかな?」
ミモロの前に立派な建物が見えてきました。
この日のオープンハウスは、「京都市認定エコイベント」です。
入口の受付へ
いろいろな資料をいただきました。
さて「地球研」は、大学共同利用法人 人間文化研究機構「総合地球環境学研究所」というのが正式名称。地球環境問題を自然科学、人文科学、社会科学など総合的な観点から研究する国立研究所です。1995年にその構想が作られ、この場所には、2006年新施設完成で移転したもの。
もちろん建物は、周囲の環境を考慮し、省エネ対策されたもの。「なんかリゾートホテルみたい~」と、ミモロ。
国内外の地球環境学の研究者が、それぞれの研究をおこなっているのです。
京都にこのような施設が作られたのは、1997年「京都議定書」などの国際会議が開催されたことも反映されています。さらに環境問題に高い関心を示す京都市も積極的に活動を支援しています。
「あ、ミモロちゃんいらっしゃいませ~。ようこそ~」と迎えてくださったのは、研究員の真貝さん。
「今日は、いろいろなプログラムがあるから、楽しんでくださいね~」と。このオープンハウスでは、地球環境の実態、そして未来への提言などされる展示や体験プログラムが用意されています。
夏休みなので、会場には、子どもたちもいっぱい。楽しみながら、地球環境を守る暮らし方などを学んでゆきます。
もし、このまま地球環境が破壊されたら・・・地下農場や屋内での農作物の栽培が進むそう。また輸入食料がなくなって、国内だけでなんとか生きてゆくと、「え~これくらいしか食べられないの~」と、食いしん坊のミモロは、心配に
クイズ形式で、環境のことを学ぶイベントもありました。
「どっちかな~?」
さらにミモロが強い関心を抱いたのは、研究者によるレクチャーです。
安成所長のレクチャーに参加。
テーマは、「地球温暖化はなぜ(産業革命以降の上昇を)1.5℃に抑えなくてはならないか?」というもの。
地球温暖化が進行している現状。世界各地で、今までにない激しい気候の変化が生じています。「絶対、日本の夏、暑くなってるもの~」と。毎年、猛暑日に苦しむミモロです。
その対策として、すべきことは・・・
自然との共生。「もったいない精神」によるライフスタイルの転換。省エネの実践など、いろいろありますが、「できることから始めればいいよね~」とミモロ。まずは、心掛けることが大事。
「ミモロちゃん、他のプログラムにも参加しましょう」とお友達。「うん!」と、ミモロは、広い館内をあちこち歩き回ります。
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