京都の食事処は、遅くまで営業しているところが少ない・・・なんて、声を観光客から聞いたことが…。
お昼に大きな懐石料理などを頂いて、9時過ぎに遅めの夕ご飯を食べようとすると、「あれ、どこももうおしまい?」なんてことも…。「京都で、予約なしで、美味しい料理を9時以降にも食べられるとこ、ない?」と聞かれたミモロ。
「そうだ、一度行ってみたかったとこがある…」と、祇園へと向かいました。
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「あ、ここだー」。訪れたのは、四条通と花見小路の交差点を北側(八坂神社に向かって左側)へと進み、2筋目を西(進行方向左)へと入ったところにある「菜処 やすかわ」です。
外から、中の様子が見えない京都の飲食店は、知らないと、なかなか入りにくいもの。ミモロもいつも初めて行くお店は、ドキドキものです。
カウンターと、小上り(店内で畳が敷かれているスペース)とお座敷があるお店。
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「いらっしゃいませー」と、笑顔で迎えてくださったのは、女将の安川裕貴子さん。「あれ?もしかして写真展やった子?」とミモロを見て…。
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「ミモロを知っていてくれる人って、やさしい人なんだよー」と、初めての場所ながら、一機にリラックス。
確かに、ミモロと遊んでくれる人に、コワイ人はいない…と、経験上、よく知っているミモロでした。
安川さんが、お店を始めて27年。祇園という町で、多くの地元の人たちに愛され続けています。
訪れるお客さんのお目当ては、おでん。カウンターには、おでんがいっぱい入った鍋が。
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「美味しそう…どれ食べようかな?」とおでんを前に悩むミモロです。
大根、厚揚げ、がんも、おじゃが、玉子、こんにゃくなど常時14種類のおでんダネが。牛のすじ肉400円を除き、ほかは全部1個200円。本格的なおでんとしては、かなりリーズナブルな値段です。
お出汁が、お鍋の縁ギリギリまで満ちています。常に…減ったらつぎ足してゆくそう。おでんのタネは、昔からおつきあいがある祇園のお店で作られたもの。大根やじゃがいもなどは、ここで下ごしらえがなされます。
「えーと、お大根に玉子に、ゴボ天と、それから…」次々に注文するミモロ。
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この店で人気ナンバー1の大根は、下煮をしてから、またさらに透き通る感じになるまで、出汁で煮てから、おでん鍋へ。人気ナンバー2の牛すじ肉も、十分に下ごしらえされた、いずれも手間をかけた品です。
「わーとろけるよう…」と大根を一口食べて、目を細めるミモロ。
「お好みでからしをつけてどうぞ…。すごくきくから、気を付けてくださいねー」と女将に注意されていたにもかかわらず、いつものように付けたミモロ、「ウウー」と口を押えると、目に涙がにじんでいます…。かなり辛かったようです。気を付けて…。
「東京のおでんより、お出汁がやさしいお味…」とお皿に残った出汁を飲みほします。そう、お出汁がとても美味しいのです。東京のおでんは、お汁が飲みきれないことも…。
「美味しいねー。もっと頼んじゃおうー、えーと次は…」次々に注文するミモロ。
本格的なおでん屋さんで、1個200円というのは、うれしい価格。おでんって、専門店で食べると、ひとり5000円くらいすぐいってしまう、高級料理。もちろん京都でも、ひとり8000円は必要というおでん屋さんもあります。
かたや、今、おでんは、コンビニの定番。すでにおでんのコーナーも、8月下旬には、各コンビニに登場。それだけ一般的になっている人気の品。コンビニは、1個100円くらい。それと比べては、失礼かもしれませんが、倍の値段をしても、絶対に食べたいおでんです。
「コンビニのおでんもいいけど、やっぱり全然味が違う…味に奥行があって、やさしい円やかなお味だよねー」と。
ここでは、ぐじ、サバ、鯛など京都らしい食材を使った料理も、種類豊富に揃っています。
ミモロは、その中から「生湯葉のうすくず煮」800円を注文。
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「体が温まる…暑いときでも、こういうもの食べなくちゃ・・・湯葉がツルリとお口に入ってくるー」お出汁の美味しさが、湯葉を包み込んで、それはそれは美味しい品。
さらに「お揚げと菜っ葉煮」600円も。
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お店の壁には、祇園の舞妓さんや芸姑さんの名前を書いた団扇がいっぱい。
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おでんは、持ち帰りも可能。ホテルの部屋で、寛ぎながら頂くのもいいかも…。
深夜1時まで営業。おでんなどを含む全8品のおかませコース4000円もおすすめです。
観光客にもおすすめの祇園の美味しいお店。ぜひ、お気軽に…
*「菜処 やすかわ」東山区末吉町93 電話075-561-1812 18:00~01:00 日曜・祝日休み カード不可 予約可能
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ブログを見たら、金魚をクリックしてねー。ありがと!キャーミモロより