ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

ミモロの2020年。祭りが中止になった京都。日帰りの旅で、海の京都などへお出かけ

2020-12-31 | 京都

さて、2020年も大晦日を迎えました。「なんか実感ないなぁ~」というミモロです。では、今日は、2020年の下半期のミモロの日々を振り返りましょう。

6月、新緑を求め、ミモロは、叡山電車に乗って鞍馬へと向かいました。

鞍馬寺から、山を越え、貴船神社へ。この山越えコースも、昨年の台風の被害で不通となっていたところ、ミモロが訪れた時期にやっと開通したのでした。

それから間もなく、梅雨前線の影響で大雨になり、鴨川の水位は上昇、濁流となりました。

この大雨の影響で、叡山電車は、市原から鞍馬の間が運行できなくなり、その状態は、なんと現在も続いています。コロナの影響だけなく、自然災害も容赦なく日本を襲ったのでした。

どんな状況でも歴史的な神事や祭事を守ろうとするのが、京都の人の心意気。
7月、なんと「祇園祭」の山鉾巡行および神輿の姿は見れないことになりましたが、ミモロが粽の授与のご奉仕を毎年している「大船鉾」では、今年、お目見えするはずの黄色の龍頭が完成し、会所の窓からその姿を見ることができました。
 
「来年、みんな見てもらおうね~」と、特別に近くで会うことができたミモロです。

京都において、「葵祭」「祇園祭」「時代祭」の三大祭りがすべて中止(神事は施行)になったのは、歴史的に初めて。それと共に、京都各所の神社仏閣の行事も次々に中止になりました。


8月、ご先祖さまを迎える「六道参り」に出かけたミモロ。

アルコール消毒をしてから、迎え鐘を撞きました。

すでにこのころには、多くの神社で本殿の前の鈴を鳴らすための綱が外され、さらに手水から柄杓が姿を消しました。お詣りのスタイルに、コロナは変化をもたらしました。

そして「五山の送り火」は、縮小して開催。
「わ~大文字が大になってない~」と山に灯る光を見上げるミモロ。

それでも京都の人たちにとっては、大切な送り火です。「今年初めて、浴衣着たの~」というミモロです。

今年は、夏祭りおよびいろいろなイベントの中止などで、ミモロは浴衣を着る機会がほとんどありませんでした。また、お茶会なども自粛され、和服を着る機会もほとんどありませんでした。町からは、観光客のレンタル着物姿も激減。なんとか紅葉の時期に日本人観光客の和服姿がチラホラと…。

いつもミモロが楽しみにしている「粟田神社」の大祭も規模を大幅に縮小。神輿に代り唐櫃が町を巡行しました。
 
京都から祭りがなくなることが、こんなに寂しいこととは…。1年の暮らしにメリハリが欠けた感じです。人と人とを結びつける祭り。コロナがそれを切ってしまったよう…

秋、「東京に行きたいね~」というミモロですが、残念ながら、今年は戻ることができませんでした。でも、日帰りで出かけたのは、奈良や舞鶴など行きたかったところに…。
 
「舞鶴で大きなお船たくさん見たよ」と、海上自衛隊の艦艇に感激するミモロです。
 

コロナ感染を注意して、ミモロが今年出かけたのは、密になりそうもない郊外。特に左京区の最北部に位置する久多には、初夏と秋に訪れて、「友禅菊」の見学や稲刈り、栗拾いと、山里の楽しさを満喫しました。
 
「栗ってこうやって、イガから出すんだよ」と、農家の方に教えていただき、即マスター。

コロナの影響で、洛北のキャンプ場は大人気の今年。改めて山里の魅力を感じた人も多かったのでは…

さて、11月からは、GOTOトラベルキャンペーンを活用して、行きたかった日本海の町へ。
 
ミモロは、日帰りのバスツアーを利用しました。
向かったのは、舟屋で有名な伊根。久美浜の「和久傳の森」など、運転するにはちょっと大変という場所へ。
 
さらに、宮津へは、カニツアーで。「今年は、カニたくさん食べれる~」と大喜びのミモロでした。

京都駅を朝出発し、夕方に戻るバスツアー。道中、寝られるのがバスツアーの魅力。コロナ予防対策で、2席にひとりというゆったり感も…「これに馴れると、普通のバスツアーが嫌になっちゃうかも…」と案じられる状況です。

GOTOトラベルでは、金沢にも行ったミモロ。そのリポートは、また近々させていただきます。
 

コロナ感染拡大で始まった2020年。いつもの暮らしのリズムが大きく変わった1年となりました。その中で、ミモロは、マスクを着用、毛並みが乱れるアルコール消毒を頻繁に行い、人が少ない場所や時間を選び取材に回りました。この1年で、一番寂しいのは、お友達や知り合いとなかなか会えないこと。「みんなどうしているかなぁ~」と、お友達を思います。こんな状況でも、ミモロが訪れると、喜んでくださる方が多く、さらにブログをご覧の方々から「ミモロちゃんに癒されます」というお声を頂戴し、「うれしいね~」とミモロ。変わらぬミモロの姿に、私自身も1年励まされました。どうぞ、2021年が、皆さまにとって、穏やかな1年になりますように…また、来年もよろしくお願い申し上げます。「また、よろしくね~」byミモロ


ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング


ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
「2021ミモロカレンダー」発売。数量限定発売で~す。お早めに~



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミモロの2020年。コロナの感染が拡大する中、ミモロなりに、一所懸命過ごします。

2020-12-30 | かわいい

2020年もあとわずか…。30日、31日は、ミモロの1年を振り返り、みなさんとさまざまな思いを共有したいと思います。

2020年のお正月。ミモロは、ドイツに住むクマのハンス君といっしょに京都のお正月を過ごしました。

毎年のように日本に遊びに来るハンス君。ミモロと出会って以来、いっそう日本文化に興味を抱き、日本好きになっています。
「ミモロちゃんが、いろんなところ案内してくれて、日本のいろんな人と出会って、すごく楽しい…」とハンス君。
観光だけではなく、日本の暮らしに触れる体験こそ、海外からの人には、より心惹かれる体験なのだと…。

ミモロとハンス君は、前年にも訪れた「六波羅蜜寺」へ初詣に…「大福茶」や「福徳稲穂」を頂きました。


帰りには、ふたりで近くのレストランでランチ。

「分け分けして食べようね~」と、仲良く一緒のプレートから頂きました。
このころは、まだコロナウィルスのニュースは、日本から遠いもののように感じていました。だからお話しながら、楽しくランチを…。

1月は、新年らしい体験も。「書き初め」も頑張りました。


そして、東京から京都に来たお友達を案内して、近江八幡や鞍馬山などにも出かけました。
 
「京都のお正月って、楽しいね~。ミモロちゃんの案内いつも感激…」と、ミモロがかつて取材したところなどガイドブックに載っていないような場所に、興味津々でした。

「ホント、京都って、外国人観光客多いよね~」と東京からのお友達。町中は、海外からの観光客も多いので、ミモロは、町中を避けて、郊外を案内しました。

1月は、京都各所でゑびす大祭が行われます。「京都って、えびす様のお祭り盛んなんだ~」。東山の「粟田神社」の「出世ゑびす大祭」では、通常非公開のえびすさまに参拝したり、境内では、氏子の方々から甘酒の接待を…「この甘酒大好き~」と生姜をいっぱいいれた甘酒で体もポカポカ。
 

2月は、節分…「これも京都では、すごく盛ん…。お正月みたいに、たくさんの人が集まって、豆まきするんだよね~」
 
「平安神宮」での節分会に参拝したミモロ。人にもみくちゃにされながら、豆をキャッチ。

また、「吉田神社」では、破魔矢を頂いたり、お蕎麦なども頂きました。

たくさんの屋台が境内の参道に並び、大勢の人が、列を作って、お好み焼きや焼きそば、ベビーカステラなどを買って、その場で食べていました。「やっぱりできたてが美味しいよね~」とミモロ。

京都では、いろいろな祭事の折に、甘酒などのおふるまい(無料接待)が行われ、参拝者をもてなします。
でもコロナ感染の拡大で、そのような接待は、一切中止になりました。接待が行われたのは、2月上旬まで…「つまんないの~」とおふるまいが大好きだったミモロは、がっくり。さらに、コロナの感染拡大につれて、祭事は次々に中止に…もちろん屋台の営業もできなくなりました。「ベビーカステラのお兄さん、どうしてるかなか~」と。


3月は、ミモロは「千両が辻の雛祭り」にハンス君と共に、お雛さまになって参加することに。そのため、ポスターやパンフレットをいろいろなところに配っていました。

でも、節分以降、市内のイベントなどは、中止になります。もちろんその雛祭りイベントも中止に。ミモロの雛人形姿を多くの方に見ていただくことができなくなりました。中国人観光客の姿も京都の町から消えたのは、春節前から…京都の町の様子が激変します。ドイツから来ていたクマのハンス君は、急遽予定を切り上げて、ドイツに帰国。その後、ヨーロッパはさらに厳しい状況となり、今もロックダウン状態に…以来、ミモロは、ハンス君とLINEでお話して、それぞれの状況を伝えあうことに…「会えないの寂しいね~」とミモロ。

なんとか開催されたのが「京都マラソン」。応援は、ソーシャルディスタンスを保って声を出さずに…。


「あれ?誰も乗ってない…貸し切り~」と市バスに乗ったミモロは、ビックリ。

市内を運行する市バスなどにも観光客だけでなく、京都市民の姿も激減。春の緊急事態宣言でミモロの行動にも変化が訪れます。

「わ~桜きれ~い!」と、京都各所の桜の名所を巡るミモロ。

「こんなにキレイな桜なのに、お友達といっしょに見れないのが、淋しい~」と。
東京のお友達は、他府県への移動の規制がかかり、この美しい桜を愛でることができない状況です。


「マスクして、外出しなくちゃいけないんだよね~」と、

いままでマスクをしていなかったミモロですが、桜の花の開花以降、撮影の時を覗き、外出には、マスクを着用することに


「今年は、いろんな体験プログラム、中止になっちゃって、すごく残念…」というミモロ。でも、屋外など、密にならない状況での体験はいろいろやりました。「大根抜き」や「茶摘み」など、自然の中で過ごします。
 

5月「だれもいない~」と訪れた下鴨神社。「みたらし団子美味しい~」
 
さまざまな祭事やイベントが中止となる京都。ついに京都三大祭りの「葵祭」の斎王代行列も中止に…。

まだ5月では、「祇園祭」「時代祭」の開催へ期待を抱いていたのですが、緊急事態宣言が解除されても、コロナの感染は収まらず、ついにすべての祭事が中止になってゆきます。また観光客がいなくなった京都では、いつも賑わうお店もガラガラ…。ミモロは、お客様が激減したお店へ応援も兼ねて、時間をずらして訪れました。


そんな中、足を延ばしたのは、大河ドラマの舞台となった亀岡です。明智光秀のことを学びました。
 

「はい、検温とアルコール消毒してください~」と、入口では必ずチェックを…。「なんか手が荒れちゃった~」というミモロ。夏のマスク着用など、いままで経験したことがない状況に、対処を求められることに…。

コロナの感染が収束しない中、「京都に来てね~」と言えなくなったミモロ。
このころから、お店の紹介からお取り寄せの紹介にブログの内容も変化します。



GOTOトラベルキャンペーンが、スタートし、京都の暮らしにも、また変化が訪れました。
明日は、2020年の後半を振り返ります。
「みなさんの暮らしは、どんなでしたか?」

ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
「2021ミモロカレンダー」発売。数量限定発売で~す。お早めに~



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「上賀茂神社」に先詣り。正月準備の品々も並ぶ「手作り市」。密を避けて人出も少なめ

2020-12-29 | イベント

12月27日の日曜日。ミモロは「初詣、混雑すから先詣りしよう~」と「上賀茂神社」に出かけました。

この日は、穏やかな天気に恵まれ、例年なら大勢の人が訪れる手作り市も行われました。
「でも、人が少ない~!」そう、コロナの感染者が拡大する今、みんな充分に注意しながら出かけます。

神社にも、参拝の注意が呼びかけられていました。


境内を進むと、「あ、白馬ちゃんがいる~戻ってきたんだ~」とミモロ。

しばらくお休みしていた馬との再会を喜びます。
そばには、馬の形のおみくじなども並んでいました。

「おみくじやお守りは、あれこれ触っちゃいけないんだよね~。欲しいのを狙いをつけて…」と、あれこれ迷って触るのは、今は厳禁です。
2021年の干支の丑の絵馬も飾られた境内。

新年のお迎えは、すでに始まっています。

「お詣りしよう~」と社殿に向かいます。

見ると、すでに参拝者の列ができていました。

間隔を開けながら待つ参拝者、みんな静かに順番を待ちます。ミモロは、社殿の前にはいかず、その脇から参拝しました。

「ちょっと離れてたけど、神様は、ミモロのことを見てくれたと思うよ~」と満足そうな表情。

「さぁ、手作り市に行ってみよう~」と歩き始めると、「あれ?こんな看板がある~犬はダメなの?」

犬の散歩禁止の看板。大丈夫、ミモロは、ネコだから…

さて、手作り市も人の姿は、まばらです。

「いつもは、もっとたくさん人がいるのにね~」とキョロキョロ。

「あ、ミモロちゃん…久しぶり~」と声を掛けてくださったのは、以前、里山体験でご一緒だったご家族。

「わ~元気ですか?」と挨拶。ちょこっとお話して、「どうぞよいお年を…」といいってお別れを…。

「この時期のいいお年を…っていう挨拶いいね~」とミモロ。日本らしい挨拶です。

お正月を控え、手作り市で人気だったのは、「ずいき漬け」などの漬物のお店。

近くの農家で作られた品々だそう。

また正月飾りに使うのか、クリスマスの残りか…松ぼっくりなども


「あ、あのお店ここにも出てる~」とミモロが足を止めたのは…お人形の洋服を作っているお店。

いつもサイズが合わないミモロですが、やっぱりそれでも「もしかして合うのがあるかも…」と並ぶ可愛い洋服を見てゆきます。

「こういうの素敵~」とミモロが気に入ったのは、アニマル柄のコートです。

「これ似合うと思うけど…」と、まぁ、ネコですから…でも、やっぱりバービーちゃんサイズの細身のコート。
「あ、あなた、また来たのね~う~ごめんね~大きいサイズがなくて…でも、また覗いてね、いつか作るかもしれないから~」とお店の方。
「はい、よろしくお願いします~」

来年も楽しみな「手作り市」です。

ちなみに、1月2,3日は、平安神宮前の岡崎公園で、「平安楽市」が開催される予定です。


ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
「2021ミモロカレンダー」発売中。数量限定発売。もうすぐ売り切れです!



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都生まれのヒノキの精油を使った製品づくり「KYO no HINOKI]プロジェクト。ミモロの製作現場リポート

2020-12-28 | ものづくり

ある日、ミモロは、京都の北、洛北の杉やヒノキが茂る森に出かけました。

「わ~なんかいい香りがする~クンクン」ミモロは、鼻をピクピク動かしながら、そして深呼吸…。
「これぞ、まさに森林浴…体にいいんだよね~」と言いながら、山の中を歩き回ります。

この山に植わるのは、植林されて、まだ10年ほどの若木です。りっぱな丸太になるには、まだまだ時間が掛かります。
「あ、小さな芽が出てる~」と、大きな木のしたには、小さな命が芽吹いていました。

「山って生きてるんだ~」と、生命の息吹を実感するミモロです。

「でも…杉やヒノキが、立派な丸太になるには、人の手で、木を間引いたり、枝をはらったり、たくさんのお世話が必要なんですよ」と案内してくださった林業を営む林さん。「そう、ただ自然のままじゃ、丸太として使えないんだ~」とミモロ。
「実は、今、京都の山は危機的状況なんです」と。「え?どうして?」と目を丸くするミモロ。
「国内の木材は、海外からの安価な木材に市場を奪われ、買う人が少なくなり、そのため林業の後継者が育たたず、山が荒れているんです」と。

そう、このままでは、山の手入れが充分にできず、京都の山は荒れ果てて、林業自体が廃れてしまうのだそう。

そもそも林業は、木材を販売することで利益を得ます。その販売する木材は、おじいさんの代に植えられ、孫の代でやっと木材になるといわれるほど長い時間が掛かるもの。
だから、山を守るというのは、本当に大変なことなのです。「でも、林業は、未来を結ぶ仕事なんですよ」と林さん。

山のそばにある製材所。そこには大きな丸太が積まれています。

「こんなに大きくなるのって、大変なんだね~」とミモロ。

「あの~ミモロが山のためにお手伝いできることありませんか?」と…。
「まずは、山に関心を持つことからかな?今、私たちができることからやりましょう」と林さん。
「はい」と元気にお返事するミモロです。

林さんが連れっていってくれたのは、山の近くにある林さんの仕事場のファクトリーです。
そこには、ヒノキの板がいっぱい積まれて、爽やかなヒノキの香りが漂っていました。

「あの~この板で何するんですか?」と興味津々のミモロ。
「はい、ヒノキのオイルを抽出するんですよ」と。

厳選されたヒノキ材から、プロの目でオイルを抽出するのに最適な部分を選び、それ以外は、木工品などに加工されます。
「無駄がないんだ~」とミモロ。「そう、大切な木ですからね~」と林さん。

オイルを抽出する木材を、まず細かいチップにします。

「わ~いい香り~」と思わずチップの上に横になるミモロ。

「わ~ヒノキのベッド…気持ちいいね~ヒノキの香りってリラックス効果があるって聞いたことある」とミモロ。
わ~このままでは、本当に眠ってしまいそう…そこで寝ちゃダメ~!

「はい、次の作業に移りますよ~」と林さん。「は、はい…」と慌てて起きるミモロです。

次は、たくさんのチップをオイルを抽出する機械に注ぎます。

「え~そんなに入れるの?すごくたくさんのオイルができるのかな?」と、チップをセットした機械の前でオイルができるのを待つミモロ。

セットしたヒノキチップには、水蒸気が送られ、それを冷却すると精油ができるのだそう。
「あの~できるのに、まだかなり時間かかりますよ。こっちで休んでください~」と林さん。「でも~できるところ見たいし…」と。
じっと待つこと約1時間…「そろそろですね~」
ミモロは、ヒノキチップを通り、冷やされた水蒸気が水となって溜まり始めました。

「わ~これ全部ヒノキオイルなの?」とミモロ。「いいえ、上の方に見える黄色のところがオイルですよ」
「え~これだけ?」と、期待した量とは程遠いわずかな量。
そう、100%のヒノキオイルを抽出するのは、本当に手間がかかり、それゆえに天然素材で精油を抽出する工房は世界的に少なくなって、京都産のヒノキを丸太から仕入れて精油を作るのは、ここしかないのだそう。

「すごい貴重なオイルなんだね~」と。その京都産のヒノキオイルを使ういろいろな製品を作ることで、多くの方に京都のヒノキに興味を抱いていただき、それが京都の山を守ることにつながれば…そういう思いから生まれたのが、「KYO no HINOKI]プロジェクトというものだそう。

「あの~このヒノキオイル、これからどうなるの?」とミモロ。
「はい、みんなに使っていただけるように、いろいろな製品を作っていこうというプロジェクトがあるんですよ」と林さん。

そこで今度は、その「KYO no HINOKI」プロジェクトを具体的に形にするファクトリーを訪れることに。
ここで製品のデザインおよび製作などを率いる大橋さんにお話を伺いました。
「今回は、Woodアロマディフューザーを作ります」
パソコンで、デザインの設計図を作り、それに沿って、レーザーカッターで、精油を入れるヒノキのケースを作るのだそう。


そのケースは、もちろんヒノキの板。なんと厚さ2ミリほどで、このようにキレイに薄く切り出すのは、なかなか技術がいるのだとか。

「この木材も吟味されたものなんだ~」

そのヒノキの板をレーザーカッターの機械にセット。「わ~すごい~細かい部分もキレイにカットされてる」と中を覗き込み感激の声。

次々にカットされるヒノキの板です。


これを組み立ててケースにします。


細かい部分も丁寧に組み合わせ、ついに完成!

「すごい~カッコいい~」とミモロ。
これは、車のエアコン部分にセットできるカーアロマディフューザーです。

ミモロの車にもセットしてみました。


「車に乗るのに、ドアを開けると、フワ~って、ヒノキのいい香りが漂ってくるの。運転してても、すごく気持ちいいんだって…。ヒノキの香りってリラックスさせる働きがあるって言われているから、運転中の気持ちにもゆとりができて、安全運転になるんだって~」と。

確かに、合成香料が多いカーアロマディフューザーとは、全然香りが違い、まさにヒノキの山にいる心地。
カーアロマが苦手という人にもおすすめの香りです。

「ね!まるでヒノキの山にいるみたいでしょ」とミモロ。


京都のヒノキの山から生まれた製品…これからも、どんな製品が登場するか楽しみです。

*「KYO no HINOKI]の製品づくりは、クラウドファンディングで行われます。28日午後19時以降に公開される予定です。詳しくは、「Woodアロマディフューザー」をご覧ください。みなさまのご協力よろしくお願いいたします



ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング


ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
「2021ミモロカレンダー」発売。数量限定発売で~す。お早めに~



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月らしいおめでたいデザインが素敵!風呂敷専門店「むす美」。

2020-12-27 | お気に入りの品

「もうすぐお正月~」と、ミモロは、師走のある日、町にご用事があって出かけました。
その時、久しぶりに立ち寄ったのが、三条通にある風呂敷専門店「むす美」です。
 
「ちょっと寄ってこう~」とお店の中へ。


店内には、いろいろな種類のオリジナル風呂敷がいっぱい並んでいます。


以前、ここに伺った時、風呂敷の使い方をいろいろ教えていただきました。

「風呂敷って、なんでも包めちゃって、エコバックになったり、すごく便利なんだよね~。小さく畳めて、持ち運びも簡単だしね~」と、風呂敷の魅力を知る尽くしたような口調のミモロです。

人気の定番のデザインのほかに、この時期、お正月向きのおめでたいデザインのものも目立ちます。

「なんか包み方でいろんな表情がだせるんだ~。すごいね~」と感心しきりのミモロ。


特に、驚くのは、白と赤の風呂敷。シンプルなデザインですが、畳み方でいろんな表情になるのです。
 
「こういう風呂敷になんか包んで、お正月のご挨拶に行きたいね~」とミモロ。「でも…」そう、今度のお正月は、外出自粛。お友達のおうちにお邪魔するのも控えましょう。「次の次のお正月ね!」とミモロ。

「ねぇ、これ招き猫でしょ、おめでたいね~こういうのいいね~」とミモロ。


そう、楽しいデザインの風呂敷が、気分を明るく、楽しいものにしてくれます。

「オンラインショップでも、買えるんでしょ?おうちから注文できるね~」と。

素敵な風呂敷をもって、お友達のところに遊びに行ける日を楽しみにするミモロです。
「早く、その日が来るといいのになぁ~」と…



*「むす美」の詳しい情報はホームページで


ブログを見たら 金魚をクリックしてね ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
「2021ミモロカレンダー」発売。数量限定発売で~す。お早めに~



ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする