ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

[第59回 京の冬の旅」。非公開文化財特別公開。3月18日まで。京の町中のいけばな発祥の地「六角堂」へ

2025-01-30 | 歴史・史跡
「今年も始まってますよ~」とミモロが、毎年楽しみにしている冬の非公開文化財特別公開「京の冬の旅」。

京都市内15カ所の寺院で、通常、拝見できない貴重な文化財が特別公開されています。

期間は、3月18日(火曜)で、公開受付時間は、10:00~16:00 一か所800円で拝観できます。

ミモロが、この日向かったのは、京都の町の中心部、烏丸六角にある「頂法寺」通称「六角堂」で、その位置は、「京都のへそ」と言われる、町のど真ん中にあります。

飛鳥時代に 用明天皇2年(587)に、聖徳太子が創建し、遣隋使として大陸に渡った小野妹子が初代住職になったと伝えられる京都で最も歴史ある寺院のひとつと言われます。

六角形で、屋根には、金色の宝珠が輝く独特な建物である本堂は、明治10年に再建されたもので、その中には、ご本尊の如意輪観世音菩薩像が祀られています。「ご本尊は、秘仏だから拝めないけど、今回は、特別に内陣に入れるから、おそばに行けるね~」とミモロは、いそいそと出かけたのです。


まずは、本堂へ。そこで参拝…。

六角の形をしているのは、仏教の教えである「六根清浄を願う」という祈りを込めた形から…

さぁ、内陣にも行きましょう。
「いつも頑張ってるね~ご苦労様~」とミモロは、お線香を備える香炉の鬼のそばへ。いっしょに重い炉を持ち上げます。


「京の冬の旅」の受付を済ませ、ガイドの方の指示に従い、本堂へと進みます。
秘仏の如意輪観音菩薩像は、小さな金色の厨子の中で、もちろん拝見できませんが、そのお厨子の姿を拝見できるのも、貴重。
お前立の「如意輪観音坐像」を、すぐそばで拝めるだけでも感激。

「ここの場所には、比叡山から親鸞さまが、毎晩通ったんでしょ」とミモロ。そう、浄土真宗の開祖である親鸞は若き日にここへ通い続けます。「スゴイよね~比叡山からここまで毎日歩いて往復したんだよ~」と、その情熱と体力にも驚くものが…

さて、今回の「京の冬の旅」で、ここは初公開。
いけばな発祥の地と言われ、現在も華道家元の池坊の拠点です。池坊のお家元は、代々、ここのご住職も兼務されています。

本堂のそばには、モダンな建物が…。池坊の活動の拠点である「いけばな資料館」などが。

「ここの中で寺宝も特別展示、拝見できるだって~」と、ガイドさんに促され、そちらへも向かいます。


「わ~キレイな建物だね~」とミモロはキョロキョロ。さまざまな場所にいけなばがあり、その場所に華やぎをもたらしています。
「ここの3階にエレベーターで上がるんだって~」と、ミモロは、広いエントランスホールを進んでいると…
「あれなんだろ???」と突然、エレベーターとは違う方向に走り出したミモロ。

なんとそこには、木々が立ち並ぶスペースが…よく見ると、そこには、小鳥が飛び交っています。
「白い文鳥かな??」とガラスのそばに行くミモロ。キンカチョウなど数種類の小鳥が、広々した空間を飛び回っているのです。

「あ、小鳥のお家だ~」と、枝に吊り下げられた小屋には、それぞれ小鳥の家族が住んでいるよう…
「ミモロが作った巣箱には、小鳥住んでない…やっぱり大きすぎるのかな???」と山里久多の山に置いた巣箱を思います。

空調の設備も万全、外敵もいなくて、餌も豊富なこの場所は、まさに楽園かも…。

ミモロは、しばらく鳥たちの観察を…
あの~ミモロ、3階に行って、貴重な宝物を拝見しましょう…と促します。「あ、そうだった~」とすっかり小鳥に心奪われていたミモロでした。

3階の特別展示スペースには、弘法大師作と言われる本尊を収納する厨子をはじめ、池坊の貴重な花図などを見ることができます。

「町の真ん中だから、これからお買い物に行くんでしょ…」とミモロ。そう「大丸」まですぐだからデパ地下へ。

ぜひ「京の冬の旅」で…

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広大な敷地を有する「修学院離宮」。後水尾上皇の壮大な回遊式庭園の世界…「上離宮」へ

2025-01-29 | 歴史・史跡
「この景色、凄いよね~」と、眼下に広がる池と島の絶妙な配置に感激するミモロ。

ここは、「修学院離宮」の「上離宮」の景色です。

ミモロが訪れた12月下旬は、すでに紅葉は終わっていましたが、以前、まさに紅葉の時期に訪れた時は、池の中の島には、赤、黄色、オレンジ、緑の木々が本当に見事な美しさを見せてくれました。

「修学院離宮」の中で、一番高い場所にある「上離宮」。谷川を堰き止めて作った「浴龍池」を中心に展開される大規模な回遊式庭園です。「本当に後水尾上皇さまって、スケール大きいねぇ~」とミモロ。確かに、これほどの規模の回遊式庭園は、京都には他にありません。さすがです…。「龍が水浴びする池って名前だね~もしかして、ネッシーみたいな龍が池にいるのかもね~」と。

そのお庭を眺める建物の「隣雲亭」は、六畳一間と三畳二間で、床も棚もないシンプルな作り。一切の装飾を排除し自然と向き合うためにある建物なのです。「ここだけ、ミニマリストなんだ~」

「でも、ここで池の景色を眺めながら、お昼寝したら気持ちいいだろうねぇ~風も心地よいし…。きっと夕焼けもキレイだよ~」と想像するミモロ。普段暮らす「京都御所」では、このような開放的な景色は望めなかったはず。雅な装飾に囲まれた暮らしから、誰の目も気にせずゴロンと横になられたこともあるでしょう。

シンプルな姿の建物ながら、その構造および使われている木材などは、目を見張るものがあります。


「ここも特徴のひとつです~」とガイドをしてくださる職員の方の周りに、参観者が集まっています。

「え?なに、なに?」とミモロもそこへ。

注目されていたのは、深い軒下のたたき。

漆喰のたたきには、小石が1つ、2つ、3つと埋め込まれていて、「ひふみ石」と呼ばれているもの。
「この小石のこと…?」ミモロの靴と比べても、その小ささがわかります。

シンプルな建物に寄り添う遊び心ではないでしょうか?

現在、池の一角にある創建当時の唯一の建物である「窮邃亭(きゅうすいてい)」は、修復工事中。

残念ながら拝見できません。

そのそばにある「楓橋」は、その名の通り、紅葉のビューポイント。

橋の下に、楓の落ち葉が、秋の名残りを留めていました。

「うわ~なんかモダンな感じがする景色…」と、「西浜」の静かな景色に見惚れます。

木々のシルエットが映る池の面…季節により、枝に繁る葉の形が変わり、そこに現れる景色も異なる趣向です。

「ここで舟浮かべて遊んだんだって…いいなぁ~」とミモロ。親しい人たちと共に過ごす舟遊び…

山の麓にある池で、高所にあるため、そこからの景色は、開放的。谷川を堰き止めた人工池は、西側の開ける場所には、視線を遮らないよう、高い木は植えられていないのです。

視線を遮らないと共に、石垣を隠すように植えられた数十種類の常緑樹は、丁寧に刈り込まれ、周囲との調和を醸し出しています。

「すごい幅広い刈り込み…カットするの大変そう…凄いね~」と、変なところに感心するミモロ。


雄大な自然を感じながらも、それが緻密に計算されたお庭であるところが「修学院離宮」の魅力。


皇室用財産(国有財産)として宮内庁が管理する「離宮」は、まさに歴史を物語るもの。でも、仏像や建物とは異なり、さまざまな木々という変化する生き物も管理する大変さは、想像を超えるものがあります。「どの季節に来ても、本当に美しい…」と。

歩きながら、その管理の見事さにも感激してしまいます。

秋を鮮やかさをかろうじて、わずかに感じることができた12月下旬


「前ね、雪の日にも、ここに来たことあるの…それは、本当に美しい白銀の世界だったよ~。すごく寒かったけどね~」とミモロ。

どの季節に訪れても、きっと感激する「修学院離宮」です。

*参観に関しては、昨日のブログに詳しく説明しています。ぜひそちらをご覧ください…。

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当日受付で拝観した「修学院離宮」。広大な敷地の中に点在する離宮の見どころを巡ります。

2025-01-28 | 歴史・史跡
「ここの畑で作られたお米や野菜食べたいなぁ~」と、ミモロがいうのは、「修学院離宮」の畑です。

昨日のブログでお伝えした野菜ができた場所。この日は、その1か月前のことになります。

昨年の12月の末、用事があって「禅華院」に伺った時です。「修学院離宮」のそばにあるお寺で、そこに伺う前に離宮への受付場所を通った時…「あ、当日受付やってる~1時間後だって~せっかくだから拝観しようよ~」と言い出しました。

宮内庁管轄の「京都仙洞御所」「桂離宮」「修学院離宮」は、拝観するには、「宮内庁ホームページ」から事前予約が必要。でも、いずれの場所も申し込みに余裕がある場合は、当日受付が行われるのです。(当日受付には、身分証明をするものの提示が必要)

「修学院離宮」の場合は、1日、5回の参観時間があり、それぞれ定員50名。参観は無料。所要時間は、約1時間半です。
比較的、他の場所に比べ、当日受付で拝観しやすいと言えるかも…。でも、他の場所より、歩く距離が長く、高低差もあるので、足に自信がある人におすすめ。

ミモロは、13時半の部に申し込むことができました。「さぁ、出発だよ~」と、参観受付を済ませ、参観者休所で、「修学院離宮」の見どころや歴史などの解説ビデオを見た後、いよいよスタート。


参観者は、団体行動。ガイド担当者の先導で、敷地内を巡り、最後部にも職員が付きそい、はぐれないように進みます。


「さすがに紅葉終わっちゃってる~」。紅葉が遅かった京都でしたが、さすが12月下旬は、冬の景色になっていました。


「修学院離宮」は、そもそも10世紀の後半にあった「修学院」というお寺があった場所の一帯を、江戸時代の明暦年間に後水尾上皇が造営を始めた離宮。雄大な自然の中に、3カ所の離宮があり、山、池、松並木、田畑などから構成される総面積54万5千㎡を越える広大なもので、明治時代に宮内省の所轄になるまで、垣根もない開放された場所だったそう。昭和39年に、敷地内の8万㎡の農耕地を買い上げ、景観保持を行い、現在の姿になっています。そこの農地は、昔から農作物を作っていた農家に貸し出され、現在は、しっかり柵やネットが張り巡らされた中で、野菜やお米を栽培しているのです。
「だから、畑を勝手に見に行っちゃいけないんだよね」とミモロ。

さぁ、拝観を続けましょう。
ミモロたちが、最初に向かったのは、「下離宮」。離宮の中で、一番、低い場所です。

「寿月観」という柿葺入母屋数寄屋風造りの建物が…。
一見簡素な姿ながら、そこは文化人の後水尾上皇の好みらしく随所に趣向が凝らされているのです。
「菱形模様がお好きだったんだって~」と、よく見ると、いろいろなところにそれが施されています。


木戸にも美しい絵が見られます。


他の離宮への拠点で、ここでもおもてなしが行われたそう。


さぁ、次へ移動しますよ~
山を眺めながら、畑の中の道を進み「中離宮」へ。

「もう稲刈り終わっちゃる~稲穂があるときにも来てみたいね~」とミモロ。


「いけない~もっと早く歩かなくちゃ~」小さなミモロは、参観者の最後尾付近になりがち…

後ろには、警備の人がすぐそばに…

「あ、紅葉残ってる~」と、途中つい足を止めて眺めるミモロです。


最後部は、中国からの観光客の3人グループ。いろいろな場所で、さまざまなポーズで写真を撮影。団体から外れないように、立ち入り禁止エリアに入らないように警備の人の目が光ります。

「中離宮」に到着。ここには、「楽只軒」と「客殿」という2つが繋がった建物があります。


「客殿」は、後水尾上皇の皇后である東福門院が亡くなられた後に、御所にあった建物を移築。そこには、上皇崩御の後に、得度した第8皇女の光子さまが住まわれました。

「東福門院さまって、徳川秀忠のお嬢様でしょ。ここに暮らしていた時期があるんだ~」と、同じく東京生まれのミモロはポツリ。「江戸が恋しくなかったかなぁ~」

この建物で、ミモロが好きなのが、祇園祭の鉾を描いた杉戸。
狩野敦信作と言われます。
「京都に暮らして、祇園祭見たのかなぁ~。きっと祇園囃子は、聞こえたかもね~」と想像するミモロです。
他には、円山応挙が網を描いたという鯉の絵なども。

「逃げるんだ~すごく元気な鯉だね~」と。

2つの建物を階段で繋いだ複雑な構造。


離宮の建物は、宮大工など熟練した職人の技が随所に見られるのも魅力。
 

では、最後の「上離宮」に向かいましょう。

再び、畑の横の道を進みます。

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京都府長岡京市の有形文化財の「旧石田家住宅」で頂くうどんやそば、甘味など。「美味しかった~!」とミモロ

2024-09-16 | 歴史・史跡
「どれにしようかな?」と広々したお座敷でランチのお品書きを真剣に見つめるミモロ。


ここはJR長岡京駅から徒歩5分。「西国街道」沿いにある国の登録有形文化財の町家「旧石田家住宅」です。


お友達とここでランチをすることにしたミモロは、一足先に到着。「う~みんな美味しそう…」

「長岡京市立神足ふれあい町家」でもあり、人々が集い、文化を発信する場所としても活用されているのです。

食事のメニューには、うどんやそばをメインに、甘味の種類の豊富です。


ミモロが注文したのは、「町家特製そば」で、かき揚げ、わかめ、たけのこ、かまぼこなどがトッピングされたもの。

館内の厨房から運ばれ、一口お汁を飲んで…「美味しい~!」と。なんともやさしいお味です。
「エビ天ぷらうどん」を注文したお友達も、「うん、美味しい!」と。正直、あまり期待していなかったのですが、その予想を裏切る美味しさ。
具の中に、丸い形のものが…「お麩かな?」と思い口に入れると、「う?!歯ごたえがある・・」とミモロ。そう、それは筍です。長岡京市は、筍の産地としても有名。ここの具の筍も地元産のもの。
「さすが長岡京市…」と一切れの筍に感激した二人です。

「ミモロちゃん、ごめんね~用事があるから、これで~」と忙しいお友達は、先に帰ってしまいました。残ったミモロは…
「やっぱりデザートも食べよう~」と、そばの美味しさから、期待が膨らむ甘味です。

ミモロが注文したのは、今川焼アイスとコーヒーのセット600円です。

今川焼の中身は小倉餡かカスタードクリームのいずれかが選べます。「う~両方食べたいけど…今日は小倉餡にします」と答えます。
「今川焼温かいんだ~美味しいね~」と、こちらもなかなか美味。
甘味を味わいながら、庭を眺める素敵なひととき…「いいね~ここ…」とミモロ。

「次に来るときは、冷たいおうどん食べようかな?」とすでに次を楽しみにします。

「ごちそうさまでした~」「どうぞゆっくりしていってくださいね~」とお店のスタッフの方々。

みんなさん、すごくやさしくて、とても丁寧に接客してくださいました。

館内には、お座敷のほか、テーブル席もあります。


また、一角には、展示コーナーがあり、市民の方々の作品などが展示されています。


土間では、地元の産品なども販売。

「これで、筍ご飯作れるね~」と筍の煮物など…また、地元の菓子処「喜久春」の「竹の子最中」も


さらに、発掘調査が行われた乙訓最大の古墳「恵解山古墳」に因んだグッズも…
 
「なかなか面白い…」と興味津々。

でも、やはり最後まで気になっていたのは、駄菓子のよう…

「これなんだろ?」「あれは、なに?」と次々に見て、動こうとしません。

もう行きますよ~「うん…」と後ろ髪を引かれる思いで、外へ。

「ぜひ、またいらしてくださいね~」とお店の方に見送られ、「バイバイ…」と何度も言いながらお別れしたミモロです。


歴史を刻んだ町家…「旧石田家住宅」(長岡京市立神足ふれあい町家)でした。


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京都の長岡京市「西国街道」沿いにある有形文化財の町家「旧石田家住宅」へ。

2024-09-15 | 歴史・史跡
「ここ西国街道っていうんだよ~」とミモロは、江戸時代の街道にやってきました。


ミモロが訪れているのは、JR長岡京駅のそば。
山科駅から東海道本線の普通電車に乗って…京都駅を過ぎて、4つ目、11分で到着です。


「大きな駅だね~」周辺には駅ビルやスーパーマーケットなどが…。


交差点を渡る長い陸橋の上からは、西方向に、阪急「長岡天神駅」があり、西山の景色も望めます。

「暑いから、昼間、歩いている人少ないね~」とミモロ。さすがの猛暑…外出を控える人が多い京都なのです。

ほとんど通行人がいない西国街道を南へ。「前に行った勝竜寺城方向に進もう~」と。

さて「西国街道」は、京都の「東寺口」を起点に、向日町、神足、山﨑、高槻などをへて、兵庫県の西宮市へ。そこで「中国街道」と繋がります。まさに江戸時代の西日本の幹線道路です。「ここいろんな武将が通ったんだよね~」とミモロ。
そう、秀吉をはじめ、西国の大名たちも都へ、そして江戸へと向かった道です。

今も、江戸時代の面影を留める町家が沿道沿いに…そして長岡京エリアは、整備され、とても歩きやすくなっています。

「ここじゃない?」とミモロが足を止めたのは、整備された道の南の端近く。

以前、「勝竜寺城」に来た時、時間がなくて行けなかった場所です。



江戸時代の町家の風情を今に残す店舗兼住宅の「旧石田家住宅」です。
平成12年に国登録有形文化財になり、今は、「長岡京市立神足ふれあい町家」として、人々の文化発信、交流の場をして活用されています。


さっそくミモロは、中へ「こんにちは~」

玄関を入ると、奥の庭に続く土間が…脇の和室は、店だったところ。そもそもここは、江戸時代、神足村の旧家岡本一族の商家で、和紙などを商っていたそう。明治以降に町医者が住まい、その後、石田家が購入し、平成15年に市の所有になりました。
つまり百数十年に、「紙屋」「医院」「茶屋」と主と使用目的を変えながらも、建物は守られてきたことに…。

見上げた天井は、大きな梁が…


「あ、駄菓子がいっぱいある~」と板の間に並んだ品々に駆け寄るミモロ。

ここは、だれでも気軽に入れる場所…他にもいろいろありますよ…でも、まずは、中に進みましょう。


「立派なお座敷がある~」

京都の町中の町家と異なり、間口が広く座敷も田の字型の間取りで、農家風の構造です。
美しく整えらえた床の間…お掃除が行き届いた室内…ここをお世話する方々の心を感じます。


「お座敷にどうぞ~」と言われ、ミモロはそこの机へ
廊下の向こうには、緑が茂る庭が…


「なんかこの景色懐かしい~」とミモロ。
「さぁ、ゆっくり過ごさせてもらおう~」と、見るのは、お品書き。

ここでは、うどんやそば、お菓子やかき氷などが味わえるのです。

「う~どれにしよかな~」とお品書きを見つめながら、迷うミモロです。

*「旧石田家住宅」(神足ふれあい町家)京都府長岡京市神足2-13-10 ☎075-951-5175 開館時間9:00~18:00 休館日/年末年始 入館無料

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