「今年は、たくさんキノコ採るんだ~」と、11月のある日、ミモロは、張り切って出かけます。
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向かったのは、京都の町から車で1時間ほどの左京区最北端の山里久多です。
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あいにくこの日は、朝から雨…「雨でもキノコ狩りするって…」と、雨具の準備をして向かいました。
主催は、「久多里山協会」。参加人数は30名。参加料は、3000円です。
「なめこ汁やキノコの炊き込みご飯、アマゴの塩焼きや唐揚げ、ケーキやコーヒー付きなんだよ」と、ミモロは、山でのキノコ狩りと共に、里の皆さんが用意してくださるお昼ご飯が楽しみなのでした。
9時に里の集会場である自活センターに集合して、そこからさらに車でアマゴ養殖所の奥の山に入ります。
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数人ごとにグループに分かれ、いよいよキノコ狩りのスタートです。
「ひとりになっちゃいけないんだって~」と、地元の方の後ろを進むミモロ。
そう、山には一人ではいってはいけません。足を滑らせたり、ケガをしたとき、ひとりでは山を下りられない危険性があるのです。
雨が降りやまぬ中…ミモロ達は、苔で足を滑らせないように注意しながら、キノコを求めて山へ。
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「あ、あったよ~」古い木の株に生えているキノコです。
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「ミモロちゃん、待って!」と周囲から声が…
「え?これナメコじゃないの?」とミモロ。
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「う~どうかな?」とキノコに詳しい地元の方。
キノコ狩りは、実は、とても難しいもの。種類豊富なキノコ類は、毒性をもつものも多いのです。
「このキノコは食べられませんね~」と。「え?毒キノコなんだ~」とがっかりするミモロです。
「なかなかキノコないね~」とキョロキョロしながら、山を進むミモロ達です。
「あ、これは?」足を止めたミモロ。
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「どれどれ??」と地元の方に確認をお願いします。「残念、それも食べられません~」と。
「はい、それはナメコですね~とっていいですよ」と。「きゃ~うれしい!大きな袋持って来たんだ~」と小さなキノコを大きなビニール袋に入れます。「この袋いっぱいにするんだもんね~」と張り切るミモロです。
やっと見つけたナメコ…その後もなかなか食べられるキノコに出会わないミモロでした。
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山に入って見つけたキノコのほとんどは毒キノコかも…と注意する必要があるのだそう。
「あの~どうやって見分けるんですか?」とミモロは、地元の方に尋ねます。
「まぁ、経験ですかねぇ~」と一言。子供の頃から、山に入って、大人の人たちにいろいろなキノコを見せてもらって学ぶのだとか。「きっと昔の人は、何人も毒キノコ食べて大変なことになったんだろうなぁ~」と、想像できます。
よくキャンプを楽しむ人たちが、キノコ汁をやろう!と企画するのは、本当に危険なことなので、やめるようにとのこと。
今回も、参加した人たちが採ったキノコは、一度、全部センターで毒性がないものか、ベテランの方に確認をしてもらってから、自宅にもって帰ります。
さて、もっとキノコ探しましょう。
「これ漢方薬になるサルノコシカケでしょ!」
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大きなサイズで、ミモロノコシカケになりました。さすがにこれは収穫しませんでしたけど…。
「なかなかないね~」とあちこち歩くミモロたち…
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すると「一の岩屋」という看板が…
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この辺りは、洞窟が多い地層で、山にはいくつもの岩屋があるのだそう。
その一つ「一の岩屋」には、石仏が祀られています。
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その前には、丸い小石が積まれています。
「これは、お賽銭の代わり…」と地元の方。
なんでも昔、この岩屋に住み着いて修行をする僧侶がいらして、ここで亡くなったため、近くには小さなお墓が…
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地元の人は、山に入るたびに、お詣りをしたのだそう。
「キノコ食べたのかな?」とミモロ。手を合わせお詣りするミモロでした。
さぁ、そろそろ引き上げましょう。山に入って、あっという間に2時間が経過…。
「待って~」と、急いで山を下りるミモロです。
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お楽しみなランチタイムが始まります。
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