ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

秋の味覚を求めて、京都の山里 久多で、キノコ狩り。たくさん採れるといいなぁ~

2022-11-30 | 体験

「今年は、たくさんキノコ採るんだ~」と、11月のある日、ミモロは、張り切って出かけます。


向かったのは、京都の町から車で1時間ほどの左京区最北端の山里久多です。

あいにくこの日は、朝から雨…「雨でもキノコ狩りするって…」と、雨具の準備をして向かいました。

主催は、「久多里山協会」。参加人数は30名。参加料は、3000円です。
「なめこ汁やキノコの炊き込みご飯、アマゴの塩焼きや唐揚げ、ケーキやコーヒー付きなんだよ」と、ミモロは、山でのキノコ狩りと共に、里の皆さんが用意してくださるお昼ご飯が楽しみなのでした。

9時に里の集会場である自活センターに集合して、そこからさらに車でアマゴ養殖所の奥の山に入ります。

数人ごとにグループに分かれ、いよいよキノコ狩りのスタートです。
「ひとりになっちゃいけないんだって~」と、地元の方の後ろを進むミモロ。
そう、山には一人ではいってはいけません。足を滑らせたり、ケガをしたとき、ひとりでは山を下りられない危険性があるのです。

雨が降りやまぬ中…ミモロ達は、苔で足を滑らせないように注意しながら、キノコを求めて山へ。


「あ、あったよ~」古い木の株に生えているキノコです。


「ミモロちゃん、待って!」と周囲から声が…
「え?これナメコじゃないの?」とミモロ。


「う~どうかな?」とキノコに詳しい地元の方。
キノコ狩りは、実は、とても難しいもの。種類豊富なキノコ類は、毒性をもつものも多いのです。
「このキノコは食べられませんね~」と。「え?毒キノコなんだ~」とがっかりするミモロです。

「なかなかキノコないね~」とキョロキョロしながら、山を進むミモロ達です。

「あ、これは?」足を止めたミモロ。

「どれどれ??」と地元の方に確認をお願いします。「残念、それも食べられません~」と。

「はい、それはナメコですね~とっていいですよ」と。「きゃ~うれしい!大きな袋持って来たんだ~」と小さなキノコを大きなビニール袋に入れます。「この袋いっぱいにするんだもんね~」と張り切るミモロです。

やっと見つけたナメコ…その後もなかなか食べられるキノコに出会わないミモロでした。


山に入って見つけたキノコのほとんどは毒キノコかも…と注意する必要があるのだそう。
「あの~どうやって見分けるんですか?」とミモロは、地元の方に尋ねます。
「まぁ、経験ですかねぇ~」と一言。子供の頃から、山に入って、大人の人たちにいろいろなキノコを見せてもらって学ぶのだとか。「きっと昔の人は、何人も毒キノコ食べて大変なことになったんだろうなぁ~」と、想像できます。

よくキャンプを楽しむ人たちが、キノコ汁をやろう!と企画するのは、本当に危険なことなので、やめるようにとのこと。
今回も、参加した人たちが採ったキノコは、一度、全部センターで毒性がないものか、ベテランの方に確認をしてもらってから、自宅にもって帰ります。

さて、もっとキノコ探しましょう。
「これ漢方薬になるサルノコシカケでしょ!」

大きなサイズで、ミモロノコシカケになりました。さすがにこれは収穫しませんでしたけど…。

「なかなかないね~」とあちこち歩くミモロたち…


すると「一の岩屋」という看板が…

この辺りは、洞窟が多い地層で、山にはいくつもの岩屋があるのだそう。

その一つ「一の岩屋」には、石仏が祀られています。

その前には、丸い小石が積まれています。
「これは、お賽銭の代わり…」と地元の方。
なんでも昔、この岩屋に住み着いて修行をする僧侶がいらして、ここで亡くなったため、近くには小さなお墓が…

地元の人は、山に入るたびに、お詣りをしたのだそう。
「キノコ食べたのかな?」とミモロ。手を合わせお詣りするミモロでした。

さぁ、そろそろ引き上げましょう。山に入って、あっという間に2時間が経過…。
「待って~」と、急いで山を下りるミモロです。


お楽しみなランチタイムが始まります。

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京都情緒あふれる宮川町で見つけた素敵なカウンターカフェ「プラスショコラ」。選りすぐりのチョコレートで味わうドリンクなど

2022-11-29 | グルメ

「今日はここをご紹介します~」とミモロが最近気に入っている素敵なカウンターカフェ「プラスショコラ」です。


ある秋の日、ミモロは、トコトコと京都の花街宮川町を歩いていました。

石畳の道の両側には、お茶屋さんやバー、レストランなどが並び、夕暮れから夜になると芸妓さんや舞妓さんが、お座敷に向かう姿も見られる花街です。

その通りに、白い暖簾のかかるお店が…

店先の黒板には、カカオフード&ドリンク、板チョコ約100種食べ比べ…などの表示。

一見さんお断りのお茶屋さんも多い花街…なかなか入るのは敷居が高いところも…。
「でも、ここ飲食店って書いているし…」と、白木の扉を開けて、中を覗きます。


「あの~ここで飲み物いただけますか?」と恐る恐る声を掛けるミモロです。


「はい、いらっしゃいませ~どうぞ、上がってください~」と中から女性の優しい声。
そこで、ミモロは、靴を脱いで中へ。ちゃんときちんと靴を揃えて…

「失礼します~わ~バーみたい~」


お店は、以前何度か行ったことがあるお茶屋さんのバーのよう。大きな白木のカウンターがあり、壁面には、グラスなども並んでいます。

カウンターでまずは、飲み物を選ぶことに…
 
ここは、チョコレートを使ったドリンクなどがいろいろ。
ノンアルコールのものから、アルコールのカクテルなどが味わえるのです。


さて、このお店は、今年で4年目に。お店をなさっている宮原さんは、大のチョコレート好きで、世界のいろいろなチョコレートを自ら味わい、それを使ったドリンクやデザートのお店を開くという夢をかなえたのだそう。


カウンターに面した壁面には、ずらりと並ぶチョコレート

ヨーロッパやアメリカなど、カカオの豊かな味わいが楽しめるものが揃っています。

「ミモロ、チョコレート大好きなんです~」と、目の前に並ぶ板チョコに憧れの眼差しを向けるミモロです。
「カカオは、体にいいんですよ~」と宮原さん。「うん、そうだよね~」とミモロ。

この日、ミモロはホットチョコレート(1200円)を注文しました。

「いい香り~クンクン」香ばしく芳醇なカカオの香りが、ミモロの鼻をくすぐります。


カウンターの向こうには、常連さんの姿…。「ここに通いたくなるのわかる~」と、美味しいホットチョコレートを味わいながら、すっかりここが気に入ったミモロです。


ここでは、チョコレートケーキなど、スイーツも…

「チョコバナナホットサンドだって~」と興味津々。「絶対、次に来たら食べるんだ~」と心に密かに決めたよう。

「あの~夜もやってるんですよね~」
「はい、深夜0時まで営業してます」と、チョコレート風味のカクテルは、女性にも大人気。


ミモロは、特別にチョコレートを2かけ試食させていただきました。
 
どのチョコレートも宮原さんが選んだカカオの美味しさが際立つものばかり。
「大人の本格的なショコラだね~」と。

あまりの居心地の良さにすっかり長居をしたミモロ。お店を出ることには、夕暮れが迫ります。


「今度、お友達にも教えてあげよう~。きっと喜ぶね~」とミモロ。
ぜひ、京都に来たら、ふらりと一人でも行ってみてください~「ミモロのブログ見ました~」と言ってね!

*「プラスショコラ」京都市東山区宮川筋5丁目327-7 営業時間13:00~24:00 (18:00頃、一時閉店することも)水曜休み(他不定休)

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京都の紅葉を存分に楽しむなら…「京都府立植物園」。ピクニック気分で過ごす休日

2022-11-28 | 紅葉の名所

京都各所で見られる見事な紅葉。その中で、毎年、ミモロが必ず訪れるのは、「京都府立植物園」です。


観光客は、京都に来たら神社仏閣など、日本情緒あふれる場所で紅葉を楽しみたいと思うので、ここ植物園には、ほとんどその姿はなく、もっぱら地元の人たちばかり。だから、のんびりゆっくりと紅葉が楽しめるのです。

すでに植物園の正門である南側のケヤキ並木は、落葉していますが、そこはいろいろな樹木がある植物園、まだまだ十分、秋の景色がそこに…


「今年は、イチョウの紅葉が遅い感じ…」というミモロ。

黄金色の葉を青空に…輝くように映し出します。
「なんかウクライナカラーだ~」とそれを見て、ウクライナの平和を願うミモロです。

大好きなくすのき並木…「ここは紅葉ないね~」


そこを通り過ぎて、林の中へと入ります。

落葉樹の落ち葉の上をサクサクと音を立てて歩くのが、秋の楽しみ。
「秋を音でも楽しんでるんだ~」と、耳をピクピクさせながら楽しそう…。

大きな樹木の紅葉は、メタセコイヤ。

「外国の秋って、こういう感じなのかも…」と。

そして植物園の紅葉スポットといえば、池の周辺です。


水鳥も遊ぶ池の周りには、楓の木々が多く、水の表に映りこむ紅葉の美しさは、まさに2倍。

現在、12月4日まで「紅葉ライトアップ」を夕暮れから夜20時まで行っています。
この期間は、観覧温室への無料入室も。
「夜もすごくキレイなんだよね~」と以前、何度か訪れたことがあるミモロです。

京都各所で行わる「紅葉ライトアップ」。観光客の人には、大人気。でも、地元の人は、「一度見たら…」とあまり関心がない様子。というのは、最近のライトアップは、LED電球などの照明で、みんな同じように見えるのです。
一時期は、プロジェクションマッピングのようなイベントも盛んでしたが、その驚きより、静かに自然のまま見物したい…という声も多く聞こえるようになりました。

「それに今年、夜サッカーのワールドカップやってるから、地元の人、夜お出かけ少ないみたい…」と、ミモロも連日テレビの前に…。

なので、今年は、紅葉ライトアップは、滋賀県の「石山寺」で終わりそう。

さて、紅葉以外にも、山茶花が満開に…


「コスモスもキレイだよ~」


植物園にやってくると、あっという間に1時間ほど経ってしまいます。

「え?もう帰るの?」

まだまだ、ここで過ごしていたいミモロ。
ランチまだじゃない?いいの??

「あ、そうだ~」すでにお昼を過ぎています。ミモロを動かすには、食べ物で釣るのが一番です。

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東山「金戒光明寺」塔頭「栄摂院」のお庭公開。12月4日まで。紅葉が彩る庭でひとやすみ

2022-11-27 | 紅葉の名所

紅葉の盛りを迎えている京都。この日もミモロは、東山エリアをお散歩に…

「わ~やっぱりここ、キレイだ~」と訪れたのは、「金戒光明寺」の塔頭のひとつ「栄摂院」です。

徳川家康の家臣で、彦根藩の家老であった木俣守勝ゆかりの寺院で、通常は門が閉ざされていますが、秋、紅葉の時期だけ、お庭が公開されます。

今年の公開は、12月4日までです。

南側のお庭には、立派な楓の木があり、それが秋には、見事に色づき、知る人ぞ知る紅葉の穴場になっています。

目の前を埋め尽くすように広がる錦秋の景色。

「空まで紅葉に覆われてる感じ~」と、ミモロは、その景色に圧倒されている感じ。

「少し奥まで行ってみよう~」と本堂の縁側沿いに進みます。


「金戒光明寺」の山の中腹に位置するため、山の木々も景色の中に…。


「秋だね~」と今更ながらいうミモロ。

他に言葉が見つからないのかも…。

ここは、拝観料は入口のご志納箱に、自分の意志で納めるスタイル。
「絶対、ただで見られてラッキーなんて思っちゃいけないんだからね~」とミモロ。
ミモロもお小遣いから、500円納めました。

時間帯で混雑することもありますが、絶対的に訪れる人が少ないので、落ち着いて紅葉を楽しめます。


このお寺の前から、「真如堂」は、歩いてすぐ。
東山エリアで紅葉のコースとして、「金戒光明寺」「栄摂院」「真如堂」、そして山を下りて、「永観堂」、「南禅寺」へと紅葉巡りができます。


今年は、紅葉の時期が幾分長いように思われます。
「この分だと、12月の初めまで、散紅葉なんか楽しめるね~」
京都各所の紅葉のライトアップも12月4日ごろまで。

*「栄摂院」京都市左京区黒谷町33 10時頃から日没まで

「もっと東山エリア歩こう~」とミモロは、岡崎公園や美術館の方向に足を延ばす超すことに…


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「木島櫻谷の扇展」12月7日まで、京都の町中「宮脇賣扇庵」で開催。愛らしい動物たちの扇子なども

2022-11-26 | アート

観光客が増えている秋の京都。町中の六角通と富小路通の交差点のそばにある扇子の老舗「宮脇賣扇庵」では、今、日本画の巨匠、木島櫻谷の扇展が2階の展示会場で行われています。


この企画展は、ミモロがめぐっているアート連携チケット「櫻谷三昧」という近代京都日本画の巨匠・木島櫻谷をめぐる秋の旅の一環。「泉屋博古館」南禅寺塔頭「南陽院」と「木島櫻谷旧邸」の拝観料が割引になっているチケットです。


さて、今回訪れたのは…

創業文政6年の「宮脇賣扇庵」。今も、昔ながらの佇まい…ここは、チケットがなくても無料で拝見できます。

ここで「木島櫻谷の扇展」を開催するのは、天井画制作120周年の特別展。
明治35年に店の天井画を京都画壇の48名の画家に依頼。

その一人が木島櫻谷です。さまざまな扇子のデザインも担った木島櫻谷。今回、「櫻谷文庫」の協力のもと、扇面の絵など、さまざまな貴重な資料が展示されることに。

店の入口に展示された扇子…「いろいろあるんだね~」


ミモロは、さっそく2階へ進みます。


落ち着いた雰囲気の展示スペースに並ぶ扇子。
ミモロは、ひとつひとつガラスケースに額をくっつけるように熱心に鑑賞。


山水画をはじめ、幅広い作品を手掛ける木島櫻谷。でも、ミモロが好きなのは、動物などを描いたもの。

「あ、ネコだ~」まずは、気になるのがやはりネコ。「ネコの扇子ってあんまり見ないよね~ネコ好きにはおすすめ…」


「大きなウサギさん~」扇子からはみ出しそうなウサギの絵。


他にも、亀やネズミ、鳥などの扇子も…。

いずれも、鋭い写生から生まれたものながら、そこに不思議と見る人に語り掛けてくるような感じが漂います。

扇子のほかには、団扇も…

興味津々のミモロです。

さて、冬は、扇子はあまり使わない…と思われがち…でも、「わ~こんな扇子もあるんだ~」と、木島櫻谷には関係ありませんが、ミモロが見つめたのは、クリスマスの扇子です。

京都では、12月になると、いろいろな場所で、クリスマス茶会なども開催。「こういう扇子持ってくと、かっこいいね~」と。

12月もすぐそこに…ミモロも走る、師走の京都も間もなく…

*「宮脇賣扇庵」の詳しい情報はホームページで

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