ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

「京の冬の旅」文化財特別公開で訪れた「地蔵院(椿寺)」。大きな螺髪の阿弥陀さまと十一面観音菩薩を参拝。

2025-02-08 | 寺社仏閣
「ここ、京の冬の旅の初公開なんだって~」と、ミモロが訪れたのは、「地蔵院」通称「椿寺」です。


嵐電の「北野白梅町駅」の近くにある「知恩院」の末寺で、浄土宗のお寺です。
 
「五色八重散椿」と「天野屋利兵衛の墓」があることでも知られます。

さっそく中へ進みます。


受付に行くと…「ミモロちゃん~お久しぶりです~」と係の方。

3年ほど前にやはり「京の冬の旅」で「龍安寺」でお目にかかったことがあるそう。ミモロのことを覚えていてくださいました。
「ミモロちゃん、変わらないですね~」「はい、永遠の子ネコなんで~」と笑顔で答えるミモロです。

まずは、本堂ではなく、境内の南に位置する「地蔵堂」へ


神亀3年(726)に行基が聖武天皇の勅願によって、自ら彫ったと伝えられる地蔵菩薩像を本尊として摂津国に建立したのが、このお寺のルーツ。平安時代に、衣笠山の南に移転したものの、その後の戦いに巻き込まれ、焼失。足利義満の時代になり、金閣造営の余材で、仮堂を建て、焼失を免れた本尊を祀ります。それからさらに時を経て、天正年間に現在の場所へ。

かつての本尊の地蔵菩薩は、現在、本堂ではなく、ここ「地蔵堂」に祀られています。

身の丈は6尺。約180センチで、乾漆の立像で、俗に鍬形地蔵とも言われ、以前は、お顔に鍬の切り傷があったとか。安産守護の霊験あらたかなお地蔵さま。

そのそばにあるのが、本堂から続く「観音堂」で、ここには通常秘仏である、平安時代の円仁作と伝えられる木製の「十一面観音菩薩」がいらっしゃいます。


そのお堂の前には、「びんずるさん」の像があり、体調の悪い部分を摩ると、改善されると…。

ミモロは、「たくさん食べても、お腹をこわしませんように…」とお腹を摩りました。

さぁ、本堂に行きましょう。

ここは、撮影不可なので、お話だけで…

創建当初は、八宗兼学という奈良時代から平安時代に盛んであった南都六宗と密教系二宗(天台宗・真言宗)という幅広い宗派だったのですが、江戸時代になり、「知恩院」の末寺となり浄土宗に。本尊も「五劫思惟阿弥陀如来」に。頭部に大きな螺髪を持つ髪形とふっくらとしたお顔立ちが特徴。
「なんか可愛い感じ…」と親しみを覚えるミモロです。

このご本尊は、唐から渡っていらした像で、善導大師作とのこと。

また、本堂には、天野屋利兵衛の像も。「大阪の豪商で、赤穂浪士を支援した人だよね~」とミモロ。今回、愛用のそろばんも展示されています。

「すごく説明わかりやすいね~」と真剣に聞き入るミモロ。ここで案内をしてくれるのは、「京都学生ガイド協会」のみなさん。

いろいろな研修を経て、ガイドとしての経験を積んでゆきます。京都の四年制大学の学生さんで、「京の冬の旅」の公開寺院を担当するほか、修学旅行のガイドなども担っています。「とてもよくわかりました~」と、お寺を訪れた方々の感想も多数。

その歴史は、なんと昭和37年から。学生のみで運営する団体で、バスガイドができるのは、ここだけだとか。
いろいろな大学の方がメンバーで、その交流も楽しそう。また、史跡の多い京都ならではのお仕事です。

ミモロの時は、京大のお兄さんが担当。「ちゃんと全部暗記してる~スラスラ語る口調もいい感じだね~」とミモロ。イケメンに弱いんだから…もう…。

もちろん他の方々もとても感じのいい、優秀なガイドさんでした。

本堂をあとにしたミモロは、墓地へ。

そこには、晩年、ここで剃髪して義士の冥福を祈ったという天野屋利兵衛の墓があるのです。

「立派なお墓~」

「天野屋利兵衛は、男でござる~」と言いながら参拝。赤穂浪士の吉良邸への討ち入りができたのは、彼の支援があったからこそ。
今回は「京の冬の旅」でその木像が公開されていますが、通常は、12月14日の赤穂浪士討ち入りの日のみ公開されます。

「もっと春になったら、また来よう~」とミモロが眺めるのは、境内の椿の木。

さぞやキレイなことでしょう。さらに桜もあり、併せて見ることもできるそう。

「残念…もう「京の冬の旅」は終わってるね~」

「あ、雪~」

ミモロがお寺を出た時から、雪がちらつき始めました。春までは、もう少し…。

*「京の冬の旅」は、3月18日まで。各所10:00~16:00が受付時間。拝観料は、各800円。
「地蔵院」京都市北区大将軍川端町2


<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロオリジナルグッズがいろいろあります~見てね!

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミモロのおすすめランチ。出水千本の北、千本通沿いにある「レストランぼん」。ビジネスランチ1000円が人気。

2025-02-07 | グルメ
「ワ~ハンバーグにフライ、サラダとスープもセットされて1000円だって~!」

しっかり者のミモロが目を輝かすリーズナブルなランチです。

2月3日に参拝に訪れた出水千本の「福勝寺」。「北野天満宮」の南エリアに位置します。御利益で評判の「宝珠尊融通御守」を授与していただくはずが、全く無防備で、事前に情報をゲットしてなかったミモロは、ご志納が1万円と聞き、「お小遣いたりない~」と今年は、諦めることに。がっがりしながら、トボトボと千本通を歩きます。


どんな状況でもお腹は空くもの。「どこかでランチしたい~」と、通りをキョロキョロ。


このエリアは、昭和30年代まで、チンチン電車が運行し、映画館や飲食店、服飾店などで賑わった繁華街だったエリアです。

「ここって、知れば知るほど、興味惹かれるね~」と、昨年から訪れる機会が増えた場所なのです。

「へぇ~こんなのもあるんだ~」通りにある標示には、「出水七不思議」とミモロの興味を刺激するようなイラストが。

「浮かれ猫」「日限薬師」「時雨松」「百叩きの門」「寝釈迦」「2つの潜り戸」「応挙の幽霊」で、いずれもこのエリアにあるお寺にまつわるもの。「今度、どういう所か見てみたい~」というミモロです。その内、リポートできるかも…。

さて、千本通を歩いていたミモロが足を止めたのは、ランチがあることを告げる看板の前。

「ビジネスランチ1000円だって~」と、急に目に輝きが戻ります。

その看板があったのは、「レストランぼん」の入口。


そばには、料理サンプルも…「美味しそうだよ~」と、そこにはミモロが好きなものが…


「ここ、いいんじゃない?」と、さっそく階段を上がり、お店へ。
「あの~ランチ頂きたいんですけど…」とお店の方に声を掛けます。

落ち着いたインテリア…「なんかいい感じ…」

テーブルに着くと、さっそくメニューを開きます。

「フムフム…どれにしようかな~」と迷うミモロ。

オムライスなどの洋食だけでなく、親子丼なども…幅広い品ぞろえ。
写真付きの英文のメニューもありました。

「日本のメニューを説明するの大変だもんね~」

そちらのメニューも見て…「迷っちゃう…」というミモロですが、「やっぱりビジネスランチっていうのにします!」と。
「なんか一番お得感がある…」というのが理由のよう。

「コーヒーかスープのどちらか選べますけど、どちらにしますか?」とお店の方。
「う~スープお願いします」と答えます。

しばらくして、ミモロの前に「ビジネスランチ」が運ばれました。

「わ~いっぱい…」大きなお皿には、ソースがたっぷりかかったハンバーグ、白身魚のフライ、ケチャップのスパゲッティ、そしてジャガイモのスープ、サラダ、ライスが…。
「これで1000円は、リーズナブル!」と。確かに、いろいろなものが値上げされている今…感激もひとしお。

「ごちそう様でした~美味しかった~」と笑顔に…。

しっかり完食したミモロ。リュックや帽子を置くこともなく、夢中で食べたよう。

「レストランぼん」は、開業以来、地元の人を中心に愛され続けるお店。この日も、次々にお客さまが訪れて、昼の時間が終わるまで、満席に…。ミモロは、たまたまタイミングよく入店できました。

「また、来ようね~」と。まだまだ知らないエリアです。


*「レストランぼん」京都市上京区千本通長者町上ル百万遍町88 ☎075-451-0166 営業時間:昼11:30~14:30LO 夜17:00~20:00 水曜休み 

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロオリジナルグッズがいろいろあります~見てね!

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎年2月3日の節分会に1000名限定で授与される「宝珠尊融通御守」のある出水千本の「福勝寺」へ。

2025-02-06 | 祭事・神事・風習
「初めて参拝に伺いました~」というのは、「北野天満宮」の南エリア、出水千本にある「福勝寺」。


このエリアには、寺院が多いのですが、通常非公開のため、ミモロは、あまり訪れる機会がありませんでした。

2月3日の節分会の時には、門が開き、多くの参拝者が次々に境内へ。

真言宗善通寺派の「福勝寺」は、弘法大師が大阪で開基され、それから時を経て、宝永5年(1709)に現在の地に…。
ご本尊は、京都十二薬師に数えられる薬師如来さまで、50年に1度御開帳される秘仏です。


また、豊臣秀吉が厚く信仰したという歓喜天が祀られ、出陣の折には武運長久を祈願し瓢箪を奉納。勝利した後は、その瓢箪を持ち帰り、それが旗印の「千成瓢箪」になったのだそう。

このパワー漲る歓喜天に、毎年大寒から7日間21座ご祈祷したお守りが、節分会に授与される「宝珠尊融通御守」です。
「瓢箪のお守りなんだって~すごくご利益あるらしいよ~」とミモロも家にお祀りしたいと出かけたのです。


初めてのお寺で、ミモロは、キョロキョロ。

本堂の脇に並ぶ、瓢箪と扇子のお守りを授与する場所へ。

そこの上に貼られた紙に目をやると…「あ、お守り1万円って書いてある…」と気づきます。
なんでも、大変人気のお守りで、事前予約をしないと、手に入らないことも多いそう。でも、この日は、幸い箱の中にまだお守りを入れた紙袋が並んでいました。
「まだ、大丈夫ですよ~」と、そこにいらした方。「は、はい…あの~1万円なんですね~」と口ごもるミモロ。「はい…瓢箪とお扇子、それぞれ1万円です」と。ミモロの横にいらした参拝者…もう何年もお守りをお求めになっているらしく、サッと2万円をだし、瓢箪のお守りと扇子を受け取って行かれました。

「あの~ごめんなさい~お小遣いで1万円、持って来なかったんで~」と目を伏せながらいうミモロです。
「いいんですよ~またね~」とやさしくおっしゃってくださいました。

毎年、1000名限定というお守り…遠くからお求めにいらっしゃるとか。節分以降も、余裕があれば、問い合わせれば、授与して頂けることも…もちろんなくなり次第終了です。

そのお守りの解説書だけ頂戴したミモロです。

「お守り買えなかったけど、参拝はしたい!」と本堂へ。
小さなロウソク1本(100円)を奉納します。

「このロウソク、珍しい和蝋燭だ~」と、さすが質が違います。

ミモロは、心を込めて、ロウソクに火を灯し、奉納。

「ミモロのロウソク、ご本尊様、見てくださってるよね~ご利益でミモロがお金持ちのネコになったら、お守り頂きにきます~」と、本尊に参拝しました。

節分会の日には、境内に他のお守りや散華、福豆、わらび餅などが並んでいます。


「この散華も瓢箪の形だ~」
 

福豆やわらび餅も、次々に参拝者が求めます。
 

ふと境内の一角を見ると、お休みする場所が…「お茶どうぞ~」と促され、そこへ。

「頂戴します~」と温かいお茶を頂き、冷えた体と心が温まります。
「見て~お茶碗も瓢箪の模様だよ~」とミモロ。


「これで、今年の節分も終わりかな…寒いけど春は近いね~」あっという間に過ぎた節分の3日間でした。


*「福勝寺」の詳しい情報はホームページから

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロオリジナルグッズがいろいろあります~見てね!

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月2日は、午前中から「聖護院門跡」で、甘酒の接待のお手伝いへ。ネコの手だけど、頑張りました!

2025-02-05 | 祭事・神事・風習
「温かい甘酒いかがですか?どうぞ~接待してますから、こちらへ~」と、参拝者に呼び掛けるミモロ。

2月2日の節分の日、ミモロは、毎月1回行われる「止観(坐禅)」に参加している「聖護院門跡」へ。

10時から始まる甘酒の接待。ミモロは、昨年もさせていただき、そのやり方は覚えています。

10時前から、すでに準備は整い、参拝者に甘酒が配られはじめていました。

大きな釜で作られる米麹の甘酒は、寒い中、訪れる参拝者に大人気。

紙のコップの中には、すりおろした生姜を入れ、そこに釜から甘酒を注ぎます。


ミモロは、そこに割り箸を入れてかき混ぜ、参拝者に渡します。

「よう~お詣りされました~熱いですから、気を付けて~」といいながら、次々に…
「さすがミモロちゃん、馴れてる~」と言われ、いっそう張り切るミモロでした。

「頑張ってますね~よろしくお願いします」と修験道の行者の方。

「あ?もしかして、青鬼さん…改心して行者なったの??」。そう、昨日は、青鬼さんだった執事長さんです。
「まかせて~ミモロ、頑張る!」とキッパリ。

次々に訪れる参拝者に、みんなで手際よく、次々に甘酒を渡します。
「美味しかった~」という参拝者。「冷えた体が温まってよかったね~」とニッコリするミモロです。

12時近くなり、「ミモロちゃん、お昼のお弁当どうぞ~」と言われ、甘酒接待を他の方にお任せして、お弁当のところへ向かいます。

「美味しそうなお弁当~」と、お赤飯のお弁当を頂きました。


お弁当の後、再び、甘酒の接待のお手伝いに没頭!甘酒には、門の外まで列ができています。
「お待たせしてごめんなさい~。どうぞ~」と。子供用には、生姜抜きの甘酒も…。
みんなで、一緒に手際よく進める甘酒の接待…。

それが楽しいミモロです。

そうこうしているうちに、本堂の前には、たくさんの参拝者が集まり、13時からの追儺式と豆まきを待ち構え始めました。
気づくと、本堂のそばには近寄れないほどの人…。「わ~もう中に入れない…。豆まき、諦めよう…」とミモロは、豆まきを受ける人の歓声を聞きながら、甘酒の接待を続けました。

豆まきが終わり、人の波が去った後、ミモロは、本堂のそばへ。
「あの~豆まきに参加できなかったんで、福豆ください~」と。前日、挨拶した小学生の男の子から、福豆を買いました。

「ミモロちゃん、護摩木でお願い事したら…」と言われ、「え?まだ間に合うの…」と目を輝かすミモロ。
さっそくお願い事を護摩木に…


15時になると、厄祓いの大護摩供が始まります。
「まもなくはじまりますよ~」と。

修験道の行者装束の方が、増えてゆきます。

「また、ちょっと見てきていい?」と持ち場を離れ、本堂の前へ。

そこには、次第に参拝者が集まり始めています。

法螺貝が吹かれると、修験の行者のみなさんが、本堂前に進みます。

さっきまで、一緒に甘酒の接待をなさっていた方の中にも、実は行者さんもいらっしゃいました…。

「聖護院門跡」のご住職が現れ、いよいよ大護摩供が始まります。

「見えない~」と、やっと人の隙間から拝見。


それが納まる前に、再び、甘酒の接待へ。もうその頃には、甘酒も終了。「どのくらい甘酒、配ったのかな??」
ミモロには、想像もつかない数です。

さぁ、お片付け…。

あの賑わいが噓のよう…「今年も終わっちゃった~」と、ちょっと寂しい気持ちも…。

さぁ、お家に帰りましょう。皆さんに挨拶して、ミモロは、お寺をあとにしました。

*「聖護院門跡」の詳しい情報はホームページから

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロオリジナルグッズがいろいろあります~見てね!

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「いろんなところにお詣りしたい!」大忙しのミモロ。「吉田神社」で追儺ノ矢を頂戴しました。

2025-02-04 | 祭事・神事・風習
「ミモロちゃん、ようこそ~」といつも笑顔で迎えてくださる鈴木マサホ先生。


ミモロが「聖護院門跡」エリアで豆まきなどを見た後に、自転車で急いで向かったのは、「吉田神社」です。


京都各所で行われる節分会の中でも、おそらく一番多くの参拝者が訪れるのが、ここ「吉田神社」。

2月1日~3日にかけて、夜遅くまで、さまざまな節分の神事が執り行われるのです。

神社の周辺では、交通規制も布かれ、自家用車での参拝はできず、周囲の駐車場もいっぱい。「岡﨑公園」の駐車場を利用するように促されていますが、「あそこまで結構遠いよね~そこからバスじゃないと…」と思うミモロです。

自転車も、普段なら鳥居のすぐそばに止められますが、この日は、露店が連なる参道に入ることができません。そこで、ミモロは、神社の南側にある鳥居のそばに自転車を止めて、吉田山にある「大元宮」から、参拝をすることに。


全国の神社の神様が集まっている「大元宮」は、毎月1日や神事がある時に参拝できます。
「ここなら、まだ人少ないかも~」と向かった先には、その予想を裏切るように、長蛇の列。

参拝するには、かなり時間が掛かりそう。「う~時間を変えて、また来よう~」と、そこはここに何度も参拝しているミモロは、あっさり予定を変更。本殿に坂道を下ることに…。
「あ、その前に、ここで福豆買っていこう~」と。そう、本殿付近では、福豆を求める人が多いのです。

「あの~福豆1つください~」とお願いします。

福豆を求めたミモロは、本殿に向かい、参拝者の間を縫うように坂道を下ります。両側には、いろいろな食べ物を売るお店が軒を連ね、肉を焼く臭いなどが、周囲に立ち込めています。


さて、毎年、求める福豆には、くじが付いており、自動車や食事券をはじめ、さまざまな豪華賞品が当たります。

すでに10年以上、欠かさず福豆を求めるミモロですが、過去に1度も当選したことはありません。
「自動車じゃないくてもいいから、なんか当たるといいなぁ~」と後ろ姿にも、どこか寂しささえ漂ってきました。

諦めちゃダメ!「うん~」と、さすがに声に力がありません。

さぁ、参拝しましょう…。本殿の前には、大勢の参拝者の列。いつもように、その端っこで、本殿に向かい参拝。
そして向かったのが、「御神楽・追儺ノ矢」の場所。

ここでは、追儺ノ矢という厄除けの矢が授与されます。

毎年、ここに座られていらっしゃるのは、元市議の鈴木マサホ先生。ミモロが京都に暮らし始めてすぐに、「時代祭」の時に知り合い以来、いろいろお世話になっています。
「ミモロちゃん、待っててね~」と言われ、ミモロは、神棚が見える場所へ。

「吉田神社」で、大切なお役をなさって、すでに20年以上。追儺ノ矢を毎年多くの参拝者に授与沙なっているのです。
朝から夜中まで、節分の間は、連日、ここでお務めを…。「体に気を付けてね~」と思うミモロ。

神棚の前で始まった神楽の奉納。

毎年、訪れるミモロは、お神楽をなさる方々とも顔見知りに…
追儺ノ矢を手に持ち、鈴を鳴らしながら、舞う神楽。


「はい、どうぞ~」と、ミモロに矢が渡されました。

家の入口付近や神棚に納め、家内安全、厄除けを守って頂く追儺ノ矢です。
「ありがとうございます~」とミモロはお礼を言って、境内をあとに…
途中、参道に連なる露店を見ながら…


さて、夜になると、神社には、鬼が現れ、それを追い祓う神事が行われます。
「また、来たいね~」というミモロ。夜になると、いっそう寒さが厳しくなる京都ですが、神事のために、多くの方々がそれぞれのお役を果たされます。

「日本の伝統行事って、みんなの力で続けられているんだね~」と、大変なことながら、途絶えさせないように地元の方々は支えます。伝統行事の継続にも、高齢者が多く、若い人の参加が期待されるばかり。京都は、学生が多いのですが、長期的に担う人材は不足気味。
「ミモロはネコだから、お手伝いできること限られちゃうけど、できるだけ、お手伝いしたい~」と思っています。

さぁ、まだミモロの節分リポートは続きます。つまり、それだけ、京都の節分会って、凄いってこと…。

<ブログを見たら 金魚鉢をクリックしてね 応援よろしく!ミモロより
人気ブログランキング

ミモロの通販ショップ「ミモロショップ」はこちら
ミモロオリジナルグッズがいろいろあります~見てね!

ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする