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「わーすごすぎる!」と、ただただ美しさに見惚れるミモロ。
京都「仙洞御所」の紅葉は、そのスケールといい、
楓の木の大きさ、枝振りの趣、鮮やかな発色の見事さ。
そして池を鏡のように映し出す姿、
そして巧妙な築山の配置など、
すべてが、ほかの場所では見られない、品格とダイナミックさを備えた紅葉の景色です。
ミモロの姿も赤く染まってしまいそうな紅葉です。
「仙洞御所」は、建物ではなく、回遊式のお庭を拝見するところ。
度重なる火災で焼失した御所の建物は、再建されず、現在、広大の敷地の中には、2つの茶室が残るのみになっています。
そのひとつ、「醒花亭(せいかてい)」は、南の池を望む絶好の場所に。
廂(ひさし)が突き出た玄関、腰高障子が入った茶亭は、しっとりとした趣が漂います。
「あの縁側で、ブータン国王ご夫妻が、庭を鑑賞なさったんだよね。」とミモロ。
ここの素晴らしい眺めに、きっと喜ばれたに違いありません。
広いお庭を、トコトコあるくミモロ。見学者が、紅葉の枝を見上げる中、小さなミモロは、足元のみずみずしく茂る緑の苔と、その上に散る赤の落ち葉のコントラストの美しさに目を奪われているよう。と、突然…
「あ、落ち葉の上に。セミの抜け殻が乗ってるー珍しいねぇ」と。
夏に、蝉になって飛び立った名残りの抜け殻です。きっと葉っぱにしがみついていたのでしょう、緑の葉が、紅色に変わっても、そのままに。秋になり、葉と一緒に苔の上に舞い落ちたよう。
楓の紅葉だけでなく、黄金色の銀杏も見事です。
すくっと立つ銀杏には、まるで、そこだけスポットライトが当たっているように、ひときわ輝いて見えます。
近づくと、地面には、小さな銀杏の葉っぱが、苔の上に模様のように散っています。
「さすが、御所…落ち葉の散り具合にも趣があるねー。それに楓にしても、銀杏にしても、葉っぱの大きさが小さくて、風情がある」とミモロ。
楓や銀杏にも種類があるのでしょう、葉の大きさはいろいろありますが、京都で好まれるのは、小さなめなもの。その方が風雅が漂うというもの。
「この景色、まるで屏風絵や襖絵みたい…」と目の前に広がる景色に見惚れます。
築山のバランスと紅葉の木々の配置は、本当に絵を見るような美しさ。
「わーこのリボンみたいなの可愛いー」とミモロが、思わず近寄ります。木の幹に、幾重にも藁を巻きつけ、その上に縄をリボンのように結び、先端は、帽子のような飾り。冬の寒さに備えた準備も、とても洒落ていて、素敵!縄の結び方も凝っています。
全体は、こんな感じ。「なんか親子のオバケみたい・・・カワイイ!」
ニョキッとした感じが、今にも動き出しそうです。
ともかく、本当に、見事な紅葉でした。
「桜の時期もきれいなんだって・・・また、来たいねー」と、「仙洞御所」がすっかり気に入ったミモロです。
みなさんも、ぜひ、一度、圧巻の紅葉見学に「仙洞御所」へ。